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クトゥルフ神話TRPG【ウロボロスの失聲】2021/1/17感想

全体公開 感想 37468文字
2021-01-24 12:15:00

KPあつむちん PLミタランさん で、PLとして参加したセッションの感想文

Posted by @35kayaku

クトゥルフ神話TRPG『ウロボロスの失聲』感想

『ウロボロスの失聲』のシナリオの根幹に関わるネタバレがあります。また今回、回して戴いたセッションには、継続探索者に合わせて所々にシナリオの流れに改変があります。具体的には本来のシナリオには無いアイテムが出てきます。



初めに、シナリオ作者の雨音おうち様、KPあつむちん、PLミタランさんありがとうございました!セッション楽しかったです!面白かったです!
ただ、メンタルずったぼろ傷付けられた場面は大いにありました……クトゥルフ神話だから仕方ないですね。






































































































【自分の探索者について】
三度御傘 サンドミカサ 女性 19歳 大学生
STR14 CON13 POW10 DEX12 APP17 INT15 EDU18 SAN45

回避44 応急手当40 聞き耳65 図書館55 目星65 機械修理50 電気修理50 医学50 化学51 コンピューター41
 生物学51 薬学56 電子工学41 人類学21


薬学部学生。
一際目を惹く容姿と、人よりも早い頭の回転と知識を持っており、人よりも優れた能力を持っているにもかかわらず一切それを鼻に掛けない人柄から「天は二物も三物も与えた」「本当に優れた人は欠けている部分がない」「聖女」などとどこからか言われている。
薬学部であるものの、その探求心は人並み外れている。まるで何かに憑りつかれたように時間を切り詰めて必要単位以上の講義を受けており、医学、電子工学、化学など幅広く深い知識を収めている。何故そんなに必死で勉強しているのか、と問われたときに彼女は『色々知っておけば助けられるかも、って』と返していた。

彼女自身にも分からないが、生まれたときから心の中には『助けられなかった、すくえなかった』という自責の念があり、何事にも失敗することを恐れている。そして『今度は間違えない、失敗しない』と駆り立てられるように知識を追い求めていった。それはどこまでいっても彼女の『自分には本当に価値があるのだろうか』という不安を拭えることはない。周りから完璧な人間と思われても肯定出来ないのは遠慮ではなく自己肯定感が異常なまでに低いからである。少しでも自分が価値のある存在になれるように誰かのために尽くす傾向がある。自分の価値を他人の評価によって決めようとしている。
そんな重圧に押し潰されそうなときには何故か心の中に残っている『バッドじゃなかったらいいのね、ベターやグッドでもいいのね』という言葉が心を踏み止まらせてくれる。



とあるシナリオの継続探索者です。
そのため業が人よりも大きく背負っています。アイデンティティが確立しきれていない、失敗を極端に恐れる、自己肯定が低い子という感じです。

今回のシナリオではHO1担当でした。
そしてここから下記が秘匿HO内容になります。
貴方は廃墟で目を覚ます。貴方は過ごしていた日常の一部分と、ここ1ヶ月ほどの記憶がない。しかし、大事な何かが切り取られているような感覚だけがある。自分はなぜ廃墟にいるのだろうか。何かを思い出さなければいけない気がする。

・貴方は精神が不安定な状態だった。精神科、診療内科にかかっていたことがある。またはそのような症状が出ていた状態だった。(現在SAN値から20%減少した数値でセッションを開始する。)
・家族のことは覚えていて構わない。それ以外の人間関係等の記憶は曖昧である。

というわけで、ただでさえSAN値45なのにそこから-20%なので36からスタートしてました。全員が(SAN値ひっく!やっば!!)と思ってました。
という経緯もあって、推奨技能の目星図書館回避を持っていて、なおかつメンタルが弱い。あとは相方のPLさんに縁のある探索者にしよう!と思って、彼女に白羽の矢が立ちました。縁がある探索者にしようと思ったのは、『その方が心にぶっ刺せるな』と特攻狙いです。何故、ここの人たちはどれだけKPやPLに刺さるかということを重視してTRPGしてんだ……???

でも本当にセッションを終えて、この子で良かったと思う話でしたね。














【一方のPLの探索者について】
実多来 団子くん、ねぇ……とある警察特殊課に所属する班長さん。自分はこの探索者に会うのは二度目ですね。なのでどういった過去があるのか、どんな性格なのかおおよそ知ってました。
しかし、このセッションに連れてくることは直前まで知らなかったのでこっち側は阿鼻叫喚でした。なんでこの人が来るんだよお!!!!!という悲鳴が飛ぶ。別に苦手とか嫌いとかそういうことではない、むしろキャラクターは好き。でも前回、中の人の情緒を木っ端微塵に粉砕してきたので、警戒しているだけです。

個人的にこの人はメンタルお化けで、自分が人よりも精神的にタフなことを自覚していない故にキツイ部分はあれども。割と面倒見の良い人という印象。ただし仕事に一切の妥協なし、という怖さが付いて回りますが。











【本編開始】
【HO1である自探索者の導入編】

御傘が目を覚ますとそこは牢屋のような場所だった。四方八方が檻に囲まれて、しかもその外も廃墟だろうか、崩れかけていてボロボロだった。
どうしてこんな場所に居たのか、理由が見当たらない。最後に居た場所の記憶を思い出そうとすれば、自分の中で一カ月ほどの記憶がすっぽりと抜け落ちていたことに気が付く。そのことに愕然としていると、自分の足元に何かの紙片が落ちていたことに気付く。

そこには目覚めたら振り返らずに外に出て家に帰ること、危ない化け物は見つかっても走って逃げること、それは死なないから戦ってはダメといった内容が書かれていた。

しかしそう書かれているのに何故か「帰りたくない」と強く思ってしまう。そう思ってしまう理由は分からない。

急にこの場が怖くなって、この周囲が安全かどうか気になった御傘は辺りを見渡せばここは見る限り廃墟で安全ではないと感じる。KPより<目星>の指示で、65>54で成功。今居る牢屋の中に2つの瓶がある事に気が付く。透明な瓶と褐色の瓶、それら両方には中身がある。恐る恐る匂いを嗅げば、無臭であった。

鉄格子を見やると、鍵が付いてあった箇所には壊れており、押せば簡単に開くことが分かる。周囲の危険がないかを確認するため<聞き耳>を振ると、65>59で成功。特に人気などはないが、廃墟のためパラパラ音を立てて粉が落ちる。

御傘は「帰りたいにしろ、帰りたくないにしろここに留まるのは得策ではない」と思いながら、鉄格子に手を掛ける。するとKPから<POW*5>の指示、50>28で成功。少し外に出るのが恐ろしく感じるものの、何に怯えているのかは分からない。しかしそれでも鉄格子を潜って外へと出る。


というところで、シーン終了。







【HO2相手探索者の導入編】
団子くんは、仕事仲間を探しに失踪した現場と思われる樹海へと訪れていた。先を進んでいくと、腐ったような匂いが鼻につく。その方を見れば大きなシカの死骸が落ちていた。<目星>を振るも80<82で失敗で特に気付くものはなかった。

ミタ『団子くんヤル気モードまだ入ってない』
自分『こんな状況なのに?!』

「ったく、誰か連れてくれば良かったな……」というぼやきも空しく響く。再度<目星>を振るも80<82で失敗。同値か。ヤル気戻ってきて。

更に奥へと進んでいくと寂れた屋敷が目に入る。「怪しいねぇ……まさかあんなとこに迷子になってねぇよな」と言いながら入っていこうとすると、鞄が落ちていた。それに見覚えがあった。仕事仲間の端が持っていたものだ。「一カ月も何してんだ……警察手帳は置いてってねぇよな」と中身を確認する。<幸運>を振ると70>28で成功。KPより『応急セットか警棒が手に入ります』とのこと。これには『応急セット』を選択する。

ミタ『警棒杖技能だよね、警棒だなあ。ああでも警棒は持参してそうだなあ』
KP『持ってていいですよ』
ミタ『流石に警棒2本も要らないだろ』
自分『二刀流……?』
ミタ『1本は投げる用とか?』
自分『なんなら投げるための道具すらも持ってきてません?』
ミタ『投擲用の串があるねぇ』
自分『要らないでしょ?!』

というやり取りも挟みつつ、鞄をチェックする。

「応急セットか……まあ一応持っていくか。中で怪我して動けなくなってるかもしんねぇし」

どうやら多少埃被っているものの、長いこと放置されていたわけではなさそうだ。

「まあ長い間放置されてるわけでもなさそうだし、とりあえず入っていくか」

そして更に進んで屋敷の中へと入っていくと、その目の前にあった牢屋から出てきた人物と団子くんの目が合う。それはもう一人の探索者である御傘であった。

というところで、探索者たちが合流する。






【探索者たちの合流、屋敷内の探索へ】
団子「ん?誰だお前」
御傘「え、と……誰と言われましても……ここに何故か居ただけなので、その……
団子「ふぅん、なんでこんなとこにいる?」
御傘「わかんない……です。一カ月ぐらい、記憶なくって……気が付いたらこんなとこにいて……
団子「記憶喪失ってやつか……名前は?」
御傘「名前……三度御傘といいます」
団子「ふぅん、そうか」
御傘「あの……その、貴方が私を連れ去ったとか……そういう人じゃ、ないです……よね?」
団子「あ?違ぇよ。俺も来たばかりだ」
御傘「ご、ごめんなさい……
団子「ああ、気にすんな。一応俺はこういうモンだ」

怯える御傘に対して団子くんが警察手帳を見せて、己の所属を証明する。

御傘「警察の……方なんです?」
団子「ああ、そうだ」
御傘「でも……その様子だと、私の調査というか、捜索という訳じゃ……ないですよね」
団子「うん、そうだな。たぶん、捜索願いとか行方不明とかは出てなかったと思うぞ」
御傘「出て、ない……?」
団子「たぶんな。若干俺のいる部署と管轄が違うからな、なんとも言えないけどたぶんそうだと思うぞ」
御傘「あの、私……大学生なので、一応学校にも通ってるので、いなくなったら……たぶん気が付く人がいると思うんですけど……
団子「ふぅん、なるほど」

ここでKPに『三度御傘の捜索願は出されているか?』という疑問について、『1週間前にチラッと話題に上がったかな?ぐらい』とのこと。

団子「あ?ちょっと待てよ……どっかの大学生……

本庁への連絡が取れるのかについて、持っている携帯を見れば圏外と表示される。樹海だから仕方がない。

団子「残念、問い合わせてみようと思ったが圏外だ。三度御傘ね……なんとなく聞いたことがあるような気がするなあ。いかんせん管轄が違ってて覚えてねぇや」
御傘「……そうですか」

ここで団子くんが<アイデア>を振るも、50<87で失敗して覚えていなかった。

団子「うん、やっぱり覚えてねぇ」
御傘「そうですか……いや、良いんです。分かりました」
団子「で、一つ聞きたいんだが、ここで他に人は見なかったか?」
御傘「人……私もさっき、あの牢屋みたいなとこで目が覚めたので……他に人は見なかったです」
団子「ああ、そうか」
御傘「ごめんなさい……
団子「いや別に謝らなくていいよ。さて、こっからどうするか……まあ中調べるか。お前も何で連れて来られたか知りたいだろ」
御傘「そ、そうですね……一人は、怖いので……一緒でもいいですか……?」
団子「おお、別にいいよ」
御傘「すみません」
団子「最低限、身は守ってやるよ。まあどこまで余裕あるかわかんねぇけど」
御傘「す、すいません……
団子「よし、じゃあ行くか」
御傘「は、はい」
団子「とりあえず、ここどうなってんだ?」

そういって団子くんが屋敷内を見渡す。といったところで屋敷内について情報が入る。

ロビーは吹き抜けになっていて下から二階が見通すことが出来る。いくつも部屋があるものの、老朽化して崩れ落ちた瓦礫があって入れない部屋が複数ある。一階は三つ扉があり、二階は階段が瓦礫に埋もれていて上がることは出来ない。

団子「ふぅん、上に上がれなさそうだね」
御傘「ううん……思っていたよりも、随分荒れてるんですね、ここ……
団子「そうだな。というか一カ月も失踪していて、飯とかどうしてたんだ?」
御傘「あの……正確に言うと起きたのがさっきで……思い返したら一カ月ぐらい、記憶が抜けてて……その、なので、記憶がないだけで……連れて来られたのは、最近……かもしれないです」
団子「なるほどね。OK、わかった。ちなみに檻の中に何かあったりしたのか?」
御傘「いや……たぶん、ない、と思います」
団子「ふうん、そうか。まあじゃあ進んでいくか。二階には上れそうにないな。とりあえず手前の部屋から行くか」
御傘「は、い……




【厨房と思わしき部屋へ】

2人は入り口に一番近い部屋へ入る。この部屋は厨房だったのか、調理台と食料を保存するためなのか大きな扉付きの棚がある。しかし長らく使われていないのかいずれもボロボロになっていた。

団子くんが調理台に近付く。御傘は現在の知らない場所に拉致されたという状況が怖いので、団子くんからなるべく離れないように傍に居る。

調理台はしばらく掃除されていなかったのか、何かの血の跡がべっとりと付いている。またそこには肉きり包丁やメスといった医療道具も散乱していた。

団子「ふうん、メスねぇ……もしかして実験とかされてねぇよな、流石に」
御傘「じ、実験……
団子「そうそう、人体実験とかな」
御傘「そ、そんな怖いところだったんです……?」
団子「まあ山奥に……ああちなみに、ここ山奥だぞ。山奥の屋敷に、」
御傘「山奥っ……!?」
団子「そうか、それも知らなかったのか」
御傘「随分ボロボロな場所だな、とは思いましたけど……そんなところにいるんです!?」
団子「うん、そうだぞ。山奥の廃墟だ」
御傘「なんでそんなところに……
団子「さあ?俺が聞きたいぐらいだ」
御傘「は、はい……
団子「まあ俺が来たのは……ちょっとな、身内が調査してて行方不明になったから来たって感じだ」
御傘「行方不明……!?じゃあ、ここに来たのは捜査というか、調査なんですか……?」
団子「まあ言ってしまえばそうだな」
御傘「そ、そうなんですね……
団子「…………
御傘「あ、あの……あんまり包丁とか、そんな、見たくないので……あっちの棚を見て来てもいいですか……?」
団子「ああ、行っとけ行っとけ」
御傘「はい……
団子「ああ、一応俺も見に行こうか?」
御傘「あ、お願いします……
団子「ん、わかった」



大きな棚は扉が付いてますが鍵などは掛かっていない、そのまま開けることが出来そうだ。
団子くんが「まあちょっと後ろにいろ」と御傘に声を掛けて棚の扉を開ける。

するとガラガラと音を立てて何かが溢れ落ちていき、足元へと転がる。見ればそれは幾つもの骨であった。動物の骨かと思ったが、その中に見覚えのある形状をした骨を見つけてしまう。それは人間の頭蓋骨であった。
これを見たことによるSAN値チェック。御傘が36<58で失敗して1d2の2、団子くんが80>55で成功して1喪失。

団子「ふうん、やっぱりね」
御傘「や、やっぱりねって……!どういうことですか、あれ人の骨ですよね!?」
団子「そうだよ。だから言ったじゃないか、人体実験でもしてんのかって」
御傘「人体……実験……でも、そんなことって……
団子「ない、とは言い切れねぇだろ。ぶっちゃけな」
御傘「そんな……

ここでKPに落ちてきた骨に<生物学>は振れるか?または<医学>は?と提案をする。すると<生物学>なら良いよと許可が出たので振る。51>35で成功。
落ちてきた骨の中でも特に綺麗なものを観察すると、骨が折れたり、欠損したり、外傷といった類で傷付けられた痕跡がないことに気が付く。

御傘「あの、あの骨なんですけど……
団子「ほう、なんか分かったのか」
御傘「あの、大学の方で一応専攻しているんですけど……あの骨、動物の骨も混じってますけど、骨が折れたり怪我を負ったり、そういうのが見当たりません」
団子「ふむ、ますます怪しいね」
御傘「なんでそんな風に残してあったのでしょうか……
団子「捨てるとこでもなかったんじゃねぇのか」
御傘「でも、こんな棚の中に……無理矢理隠しましたみたいなって片付けの仕方って……
団子「まあ言われてみれば確かに。もうちょっと片付け方はあるわな」
御傘「残しておく……?いやでもそんな意味はないか」
団子「ないとは思うが……残しておく意味か。その骨から何か作ってる、とかか?」
御傘「何かに使うために取っておくとか……でもその保管がぞんざいな気がしますけど」
団子「まあそうだな。それはお前さんの言う通りだな」
御傘「えっと……他には、何かあるんでしょかね……?」

しかし戸棚を詳しく見ても、そこには床に落ちたものと動揺に骨以外はない。

団子「骨しかねぇな」
御傘「そうみたいですね……わざわざ骨……?」
団子「お前さんの言う通り、何か意味あるかもなあ。骨から何か化け物を作る、とかさ」
御傘「薬とかならいいんですけど……
団子「なんか思い当たるものでもあるのか?」
御傘「いえ、薬なら……その、何か、人の役に立ちますけど……人体実験とかは……流石に」
団子「薬と言っても良いものばっかじゃねぇけどな」
御傘「そりゃ……毒にも薬にもなりますけど……
団子「そういうこった。麻薬だって一種の薬だ」
御傘「それはそうですけど……
団子「そっち系に使うであれば有り得るけども。あとは緊急で何かのために隠したか」
御傘「緊急って……なにかに見つからないようにってことですか……
団子「例えば警察官に、とかな。言ったろ、同僚がこの辺で失踪したってな」
御傘「それは……最初に聞きましたけど」
団子「ちなみにその同僚の鞄がここの入り口に落ちていた。ってことはたぶんここに来ていた筈なんだ」
御傘「待ってください、鞄が落ちてたって……じゃあその人は……
団子「ん?」
御傘「その、鞄だけ落ちてたって……まるで何かに巻き込まれたみたいな……
団子「巻き込まれたかもな。もしかしたら生きてないかもな」
御傘「生きてないって、そんな……
団子「まあ最悪の場合だ。十分あり得ると思うが。実験の材料にされた、とか」
御傘「じ、実験……
団子「全然あり得ると思うぞ、俺は。ちなみにそいつもしばらく帰ってねぇからな。ああ、お前の記憶を失ったのと同じ、一カ月前な」
御傘「……もしかして、私のこの事も関係しているのでしょうか」
団子「さあな、そこまでは分からねぇ。ただ可能性としてはあるんじゃねぇのか。十分あり得る可能性だとは思うが」
御傘「そう、ですよね……
団子「まあ、ぱっと言えるのはそのぐらいかな。まあ言っとくと、御傘ちゃん。君が思っているより世の中理不尽なものだよ」
御傘「は、い……それ、は……それは、思います……
団子「それだけは伝えとくよ」
御傘「わかりました……じゃあ、他みませんか……?ここは怖いのであまり長居はしたくないんですけど」
団子「わかった、じゃあ次行こうか」

そして部屋を出る。
といったところでKPから<聞き耳>の指示が出る。御傘は65>19で成功。団子くんが60>40で成功。遠くの方で何かがずるずると引き摺る音が聞こえる。

団子「何の音だろうねぇ」
御傘「い、今の音……なんですか、引き摺るような、音って……
団子「なんかどっかに居るかもねぇ」
御傘「どうしますか……?」
団子「まあ調べるしかねぇだろ」
御傘「そ、そうですか……わかりました」

御傘は現状に怯えながらも、同行者が居座って調べる以上は逆らえないと思って同意する。そして団子くんがこれから調べようとしている部屋のドアへ<聞き耳>を振る。60>44で成功。
この部屋に対して物音はしないか警戒するも、先程のような音は聞こえない。







【二つ目の部屋の探索】
団子くんが安全そうだと判断して御傘に伝えて探索を促す。そして2人がこの部屋に入ると、そこはダイニングで使用していたと思われる場所だった。
テーブルとイスが並べられており、テーブルには花瓶が置かれている。しかしそこにはいつ枯れたかも分からない、ドロドロの植物が首をたれていた。

「なんだろ、これ。怪しいなあ」と言いながら団子くんが部屋を見渡す。御傘はびくびく震えて警戒する。
KPから促されて<目星>の指示。団子くんが80>10でスペシャル成功。御傘は65=65で1足りて成功。

床の隅に黒い染みがあり、それは乾いていることから時間が経過していることが分かる。スペシャルを出した団子くんがその傍に有った紙切れに気が付く。
その紙きれは、誰かが書いた走り書きだった。見たこともない化け物に傷を付けられた、帰りたいのに森から抜け出せない、ここで死ぬのか、まだ諦めては駄目だ、助けが来る筈だ……といった内容であった。
それを読んだミタランさんが筆跡に見覚えがあるか、と間髪入れずに尋ねる。その筆跡に見覚えはあるとの回答が返ってくる。

御傘がそのメモに書かれている化け物は、さっき聞いた引き摺る音の正体ではないかと推測し、団子君がそうかもしれないと肯定する。それを受けて、不安な御傘がどうしますか?と尋ねるものの、団子くんは先程同様調べるしかないんじゃねぇかと返答が来る。

その対応に御傘が他に応援を呼ぶことが出来ないのかと聞く。すると、この件は打ち切られているため本部からの増援を呼ぶことは不可能、この場に居る自分達で調べるしかないと団子くんが返す。


PLがこの部屋で他に調べられる箇所はないかと尋ねると、他にはないが黒い染みについて<医学>が振れるとのKPより返答が。御傘が振るも50<65で失敗。

ゆにし『持ってたのに、持ってなかった……
ミタラン『じゃあ初期値で振ってみるか』
ゆにし『www初期値ってwww』
ミタラン『5あるよ、クリティカル出せば良いんでしょ』
ゆにし『ないよ!ないwww』
>>>3決定的成功<<<
ミタラン『成功したwwww』
KP『えーと(ハウスルールで)初期値成功ただちに成長させるんで、今から医学振ってもろて……
ミタラン『まさか成功すると思わなかった。初期値出せばいいんでしょでまさかなあ』
KP『クリティカルかあ~~~1d10……+3で』
>>12上昇<<
ミタラン『誰かに頼ってるからね、たまには自分でやらなきゃねっていう、気分で覚えました』

成功情報として、黒い染みは血痕でないことが判明する。恐らく現場で散々見てきた団子くんはそれが分かったのでしょうなあ。



ここでKPに、牢屋から持ってきた二つの瓶について、黒い染みと比べて成分に違いがあるのか、<薬学>で触れるか確認する。すると許可が下りる。56>24で成功する。黒い染みと瓶の中身は違うこと、そして瓶の方は劇薬であると判明する。

どこから持ってきたのか、瓶の中身についてを団子くんに説明する。「持ってるのが怖いなら預かっとくよ」と言われたため、そのまま2つの瓶を預けることに。


団子「なかなか面倒臭いことに巻き込まれちゃったねぇ」
御傘「なんで、こんなことに、巻き込まれたのでしょうか……
団子「さあ?あんたでなきゃダメであったか、理由ですら分からないからねぇ」
御傘「運が悪かっただけかも……
団子「もしかしたら、あんたでなければダメであった理由があったかもしれない」
御傘「どうなんでしょう……運が悪かっただけかもしれないです」
団子「まあその可能性もあるだろう。まあ今はそれを議論してる場合じゃないし、とりあえず先に進もうか」

というわけでこの部屋を後にする。
そして部屋を出てすぐに御傘が先程の音がすぐ近くに聞こえないか、確認のため<聞き耳>を振る。65>27で成功。音は聞こえて来ない。
そのことに胸を撫で下ろしながら、団子くんにそのことを伝えて化け物が来る前に早く調べるのなら調べてしまおうと話す。それを受けて2人が最後の部屋へと入る。









【リビングと思わしき部屋へ】
リビングだったのか、ボロボロになったテーブルとソファが置かれていて、壁には絵画が複数掛けられている。しかしそれらも劣化によって床に堕ちたり剥げたりしている。豪華なシャンデリアも割れて床に落ちてしまい、より哀れさを感じさせる。放置されたままなのか、誰かが荒らしたのか、は分からないもののその部屋は酷い有様であった。

まずは2人一緒にテーブルを調べに行く。
テーブルはボロボロで埃が積もっていた。その上に古い紙が散乱していて、風にでも飛ばされたのか床にまで落ちていた。団子くんが<目星>80>73で成功。御傘が<図書館>の55<71で失敗。
団子くんが研究の概要資料について発見する。そこには研究が始まったのが1910年頃。世界各地から集めた神話生物と称される生物のDNAや細胞を使って、再生能力に着目した生物兵器を生成することが目的である内容が記載されていた。

「大正解、だね」と資料を御傘に渡す。「まあ人体実験してたな、やっぱ」と自分の予想が当たっていたことを確信する。受け取った資料を見て、その内容に絶句する御傘。「兵器とかじゃなくて……もっと、人のためになるようなものだったら良いのに……」とその内容について納得できないと言えば、団子くんより「まあ確かにその通りだな。でも、世の中はお前が思っている以上に理不尽だってことだよ」と改めて世の中理想だけではないという正論を言われる。それについて「綺麗事ばかりじゃないのは分かってますけど……」と現実はそうではないが、それでも心情として納得できないと苦しさを滲ませる御傘であった。


次いで飾っている絵画に目を向ける。<アイデア>で団子くんが50<91で失敗、御傘が75>48で成功する。
成功した御傘は気付いてしまった。様々な動物の絵が描かれているが、そのうちの一枚がどこにも存在しないような生物が描かれていた。それはドロドロとした身体で、獣のような顔をしているが体格は人のようだ。どれもが禍々しく悍ましい。その絵画に恐怖を覚えてSAN値チェック、35>2で成功。本来SAN値にクリティカルは存在しないが、KPからの温情でクリティカルチケット(いわゆる遁甲符、もう一回任意のタイミングで振り直せる、ハウスルール)が一枚発行される。
絵画を見て動揺する御傘とは反面、団子くんは落ち着いて淡々と見たものを処理する。








【部屋を出ると……
2人が扉の外へ出ようとすると、耳に大きな音が聞こえる。どうやら外で、ロビーから何か大きな物が崩れたらしい。地面が揺れるほどの衝撃と物音がしたが、直にそれも止んでまた静かになる。

この物音を聞いた御傘は警戒と恐怖を強めて、どこからこの部屋を出て行くかと団子さんに相談する。団子さんが冷静に出てきた扉が開くか確かめようと、扉に手を掛けて部屋から出る。御傘はその後ろを付いていく。

これ、PLとして瓦礫が崩れて部屋の外が封鎖されて出れないかも+大きな物音を立てた何かと遭遇する可能性があるのに扉から出るのか、ということを悩んでました。


そして団子さんが扉を開けて外を確認すれば、そこには黒い、大きな生き物がその巨体を引き摺りながらそこにいた。どうやら先程の轟音はこれが二階から降りてきたせいで、そこにあった瓦礫を下へと落としたためと判明する。
その生き物は、どろどろと滴る黒い体皮を、いや鱗で覆われていた。重たそうな尻尾を引き摺りながら、緩慢な動きで歩く。こちら側に気付いたのか、それが私たちを見つめる。その双眸は青く光っていた。どの生物ともかけ離れたそれは、どうみても化け物であった。
それを認識した私たちはSAN値チェック。御傘が35>22で成功、1喪失。団子さんが79<83で失敗して1d6で4喪失。なんとか踏み止まる。
反射的に逃げないと、と思った御傘に対してあの化け物は踵を返すように玄関へと向かって立ち去った。
何故、見逃されたのか。それとも自分達よりも優先する何かがあったのか。その理由に引っ掛かりを覚えながら御傘は「アイツがいない間に中調べちゃおうか」と団子さんに促されるまま、ロビーへと向かう。
すると2階への階段を塞いでいた瓦礫が崩れ落ちていて、2階へと上がることが出来るようだ。それを見て今度は2階へと探索を進めようとする団子さん。しかしそれに対して、化け物が実際いる事を目の当たりにした御傘は消極的な姿勢である。
「まあここでビビッても仕方ないさ。逆に今外に出るとアイツに見つかる可能性があるよ。それでも出たいなら出ればいいけど」と団子さんに言われて、今ここで団子さんと離れるのは危険と思った御傘は彼の提案に沿って二階へと一緒に付いていくことになる。


中の人の声。
えええええええ、いや調べないと何一つ分からないのも、脱出する手掛かりがないのも分かるけど、こんな化け物が徘徊しているような状況に置かれること自体怖いでしょ!!!!と御傘がくがく震えてました。本心は早くここから出たい、でも何故か帰れないと思っている。だから化け物が過ぎ去るまで身を潜めていたい。
しかし、そもそもここへ同僚の身元を調査するために来た団子くんが良しとしない。出来る限りそっちは情報を掴んでおきたいから、早く調べていきたいんだろうなあ……でも一般人怖いですよ、そんな割り切れないんですよ!と思いながら、頼れる人がそこしかないので付いてくしかないというムーブ。



そしてここで休憩タイムが挟まる。
中の人が、『こちとら一般人なのにどうしてそんなこと言うんですか!!!!!』と反論すると『世の中理不尽ばかりだよ』と正論で突き返される。
更に『一般人って……こっちも一般人だよ、神話生物に遭遇していない(過去の通過シナリオを振り返る)』と返されて、相方の探索者の通過シナリオを把握している自分は(……確かにそうだけどさあ)と納得したけど腑に落ちないという微妙な心境であった。そうなんだけどねえ。









【二階にて、更に真実へと迫っていくことに】
【生体保管室へ】
生物を飼育していたゲージや標本などが多く置かれており、その中でも目に付くのは直径3mほどはありそうな円柱のガラス水槽であった。それ以外には実験道具や資料がたくさん置かれており、その中には誰かの日記と古い本が混ざっていた。

率先して調べに行く団子さんと、それに付いていく御傘はその日記に目が行った。その日記について読み進めていくことにした。
それは劣化しているものの、研究者と思われる人物が書き綴った日記であった。研究について記載されているが、ある日を境に内容が書き乱れている。どうやら研究が中止になり、それに納得出来なかった筆者が一人、その内容などを持ち出して樹海にある洋館を拠点にして研究を続けていったこと。その研究によって生み出された存在に執着していたこと、そしてそれを“ウロボロス”と名付けて研究者は望んでウロボロスの一部になった。そんな狂気染みた内容であった。

狂気に陥った研究者の事が理解に及ばず、顔面蒼白となる御傘は思わず呻く。


御傘「な、に……言ってるですか、これ。意味は分かりますよ……でも、理解が及ばないというか……この人、何を言ってるんですか……
団子「ふむ、何を言っているか。難しいこと聞くなあ」
御傘「難しいこと、ですか……?だって、こんなの、おかしいじゃ、ないですか……
団子「どのへんが?」
御傘「狂っているって……思いませんか?」
団子「別に」
御傘「な、んで」
団子「何故……何故、か……難しいこと聞くなあ。そうだなあ、敢えて言うならそういう人を見たことがあるから、かな」
御傘「見たことがある、ですか……
団子「ああ。……言っただろ、この世はお前が思ってるよりも理不尽だって。なんだって救えるわけじゃないし、なんなら救えないことが多いし」

自分の常識を超えた科学者の狂気におかしいと御傘は訴えるものの、それに対して淡々と答える団子さん。
その態度に自分が率直に感じた疑問を彼にぶつける。

御傘「なんで……そうやって、諦められるんですか」
団子「諦めるかどうかで言われると難しいとこだが……敢えて言うなら、諦めざる得なかったところはあるかな。何でも思い通りになるわけじゃない、仕方ないことだってある」
御傘「そうやって割り切れるものなんですか……!」
団子「割り切れなきゃこんな職業やってられないよ」
御傘「じゃあだって、目の前で助けを求めてる人だって居たじゃないですか……それでも、駄目だったって……諦められるんですか……!」
団子「ふむ……割り切るしかないな。人間、実際そうやって割り切れなきゃいけないときだってあるし」
御傘「そうやって何でも言えるんですか、もっと力があればとか、もっとどうにかなったんじゃないか、とか……思ったりしないんですか……!」
団子「うん、思う所はあるさ。でもそれと出来る出来ないは別さ」
御傘「自分を責めたりしないんですか」
団子「それは自分を責める時だってあるよ。それは勿論あるさ」
御傘「その……実多来さんは、どうしても、自分が……赦せなくて、もっといい方法があるんじゃないかって、もっと自分が優秀だったら……どうにかなるんじゃないかって。どうしようもなくなったとき、どうするんですか……?」
団子「俺一人でどうしようもねぇときは誰かの力を借りるさ。それでも無理なときはそれでも来るよ……そのときは腹を括るしかないんだよ」
御傘「それは……それが、どうしても、失いたくないもの、でも、ですか……?」
団子「ああ、そうだよ。絶対に手放したくない大切な物ものでも、覚悟を決めるしかないときがあるんだよ」

自分がどうしても頭から離れずに思い悩んでいた事を団子さんへ言いつのるように訴える。
淡々と言い聞かせるように団子さんはそれに答えていく。

御傘「どうやって、その覚悟を、決めたんですか……?」
団子「ああ、どうやってね…………心を殺したかな」
御傘「心を……
団子「こう見えて一応、俺とある課の班長でね。部下たちに弱いところ、見せられないし。俺がやるしかなかったしね」
御傘「そうやって今までずっと割り切って来たんですか」
団子「うん、そうだよ。ああそうだな、一つ言うとすれば俺は警察官だ。罪には罰だ。例えばその罪に大切な人が巻き込まれた場合、必ずそれには罰を与える。それが俺のやり方だ」
御傘「そうやって今までやってきたんですか」
団子「ああ、そうだよ」
御傘「私も、どうやったら……そんな風に割り切れますかね……
団子「どうやったら、ねぇ……割り切れない人間もいていいんじゃないか、別に。むしろ君はまだ若いだろ、まだまだ悩めばいいさ。自分に合った方法を探せばいい」
御傘「自分にあった、方法……ですか」
団子「ああ、そうだ。後悔は別にしてもいいと思うぞ」

団子さんは今までの立場上、心を殺して割り切っていくしかなかったと答える。ただし割り切れずに悩んで自分に合った方法を模索すればいいとも助言をする。
それを聞いて、御傘は今まで自分がずっと抱えていた自身の根底にある疑問を恐る恐る彼に尋ねた。

御傘「そしたら、自分も、間違わずに、済みますかね……?」
団子「間違わない人間なんていないんじゃないか?俺だって全てが正しいわけじゃない、間違ったことだってある。捜査が間違って回り道したことだってある。そんなことは一度ぐらいあるさ。ようは間違った後でどう修正していくか、じゃないのか?」
御傘「もし、その……間違いが取り戻せないものだったらどうするんですか」
団子「それこそ俺は、これは俺の答えだが、割り切るしかないんじゃないのか?俺はそうしたよ」
御傘「それは、どんなに理不尽だったとしても、ですか?」
団子「理不尽に大切な人を奪われたとしても、理不尽に自分の命が危険に晒されても、だ。認めるしかないだよ、それを。そして次、同じことを起こさないようにするしかないんだよ。なら逆に聞くが、お前が間違って誰かを失った。お前がそれをひたすら嘆いていて、それは返ってくるのか」
御傘「……いえ、失ったものは……返って、こない、です」
団子「だろ、だからこそだ。そうやってそこで立ち止まってんか。まあ仮にそれが人だとして。そいつはあんたが立ち止まるのが望みか?」
御傘「う、ううん……たぶん、そうじゃなかったと……思います」
団子「だろ、じゃあどうすればいいのか自ずと出てくるんじゃないのか」
御傘「はい……
団子「あとは、自分がどうあるかだけ、それだけだ」
御傘「自分、ですか……
団子「ああ、自分がどうするか、だ」
御傘「…………

団子さんが彼女の疑問に自身が思っていた持論を返して、じゃあそうするばかりで良いのかと彼女に問いかける。
それに対して彼女が答えを出して、自分がどうするのかという結論に至るものの、それに対して答えられず沈黙する。


団子「まあ、そんなこんなで、俺は今ここでこうやって捜査しているわけなんだがな。さっきもちらっと言ったろ?捜査を打ち切られたって。それで俺が納得出来ねぇからこうやって脚を運んでるわけだ」
御傘「受け入れられなかったからですか」
団子「うーん……ちょっと、違うかな、受け入れるには材料が足らなかったから、だ。あまりにも捜査の打ち切りに不審な点が多すぎたからな」
御傘「だからわざわざここまで、山奥まで来たんですか?」
団子「そういうこと。極秘裏に動きたいからって班員置いてきて、一人で来たわけだ」
御傘「相当、危ないことしてますね」
団子「ああ。だから言っただろ、納得出来るまでやるんだ。それでも出来なかったら、諦めるしかないんだよ。まあその失踪したヤツを俺は高く買っててね、うちの班に入れようか悩んでたとこなんだけどな。まあその矢先、失踪が起きて、捜査が打ち切られたから、なんか腑に落ちなくてね」
御傘「そうなんですね」
団子「まああんたはいったんは何も考えずにやってみるこったね」
御傘「考えずに、ですか」
団子「ああ。失敗したらどうしよう、うじうじ考えたらただ縮こまるだけだろ。それだったら行動してから考えたらいいんじゃねぇ。そしたらあのときこうしたら良かったんじゃないか、きっと出てくるよ。で、次はそれをしなければ良いだけの話。そうだろそうやって人は成長していくもんだよ」
御傘「そういうものなんですかね…………わかりました」
団子「さあて、さて。アイツが返ってくる前に調べたいし、そろそろ次調べるか。まあ聞きたいことあったら、いつでも聞きな」
御傘「ありがとうございます……その、お手間を、取らせてしまって、その、ごめんなさい」
団子「ああ、いい、いい。気にすんな、ただの与太話だ」
御傘「そうですね……
団子「まあ俺の場合ちょっと特殊なこともあるし、あんま参考になるかわからねぇが、心の隅にでも置いときな」
御傘「はい……


そして御傘の心情と、それを聞いた上で自分としての対処法と今までの経験を話した団子さん。話は一段落着いたところで、他に調べられる箇所があるか確認する。

日記は確認したが、それと一緒にあった古い本はまだ見ていないことを思い出して団子さんが手に取る。それは保存状態が悪く、そのままでは内容を読み解くのは難しいだろう。<知識1/2>で45>44で成功
。『1足りてる』『知識高ぇ』『知識90あるんでね』『EDUが高い!』とPL達が言いながら内容を確認する。

それはあらゆる言語で書かれたもので、何かの写しとも取れる。世界各国の神話における生物についてまとめてあった。いろいろと見慣れない名前も出てきている。

それらの内容から、御傘はこれらの内容に出てくる生物を元にあの化け物が生み出されたのではないかと推測する。団子さんがそれに生体兵器で、不老不死の属性があることを付け加える。厄介だなと独り言ちる団子さんに対して、あんな状態で不老不死って幸せなのだろうか。いやそれを自分達が言っても分からないだろうと、思う所がある御傘。それに対して、本人たちは幸せかもしれないしと言う団子さんに、自分達の価値観とはまた違うから可能性はあると同意する御傘。

そして水槽がこの部屋にあったことを思い出して、2人は直径3m程ある水槽へと近付く。KPから<目星>が振れるよと言われ、御傘が65>62で成功、団子さんが80>10でスペシャルを出す。御傘が水槽が割れていることに気が付き、団子さんが更にその近くに先程みた黒い染みと同様のものが落ちていることにも気が付く。
もしかしてここから先程の化け物は……と御傘が推測したところで、この部屋で目ぼしいものは目を通したことに気が付いて後にする。







【資料室】
資料室だったのか、沢山の本が並べられた本棚と机がある。どれも見たことのない言語で書かれており、更に雨風に晒されていたのか保存状態も悪く、劣化が著しい。
ひとまず2人は本棚に目がいき、そこから手掛かりを調べることとした。<図書館>で団子さんが25<73で失敗、御傘が55>27で成功する。

KP『図書館初期値なんだ……
自分『そうだよ、この人』
ミタラン『なんですか?調べものは部下に任せますよ』
自分『うわああああああ』
ミタラン『捜査資料見ない子です』
自分『あーあ、部下が苦労するわけだよ』
ミタラン『団子くん現場で稼ぐタイプだから。まとめて渡してっていうから』
自分『絶対自分でまとめて下さいよというものの、あ。この人資料まとめらねぇなって諦めるやつだ』

御傘がみつけた資料を2人で見ていく。
そこには、ウロボロスの特性について記載されていた。ウロボロスは、再生能力によって軽度の怪我なら全て再生されるし、片方が死んでも対の方が再び復活をする。具体的には、残された対が、他の生物に傷を付けて自身が持つウイルスを侵食させて、対象をウロボロスへと変異させることによって復活させる。また対がいない状態で残された側が死んだとしても、翌日には一体は必ず復活している。つまりいずれにせよどちらかが必ず残り、最終的には再び対を成して二体が生き続けるように出来ている。

一方の御傘は、その資料とは別に他のものを見つける。
それは別の資料、そして破られた写真であった。資料の方は、ウロボロスの経過についてである。他の生物が変異したウロボロス、つまり変体したウロボロスは元となった生物の精神状態の影響を受ける可能性がある。気性が荒い、錯乱している生物なら変体したあとも攻撃性が高くなる。子育て中といった庇護対象がいる生物が変体した場合は、何かを守ろうとする行動を取っていた。そういった特性について記載されていた。
そして破られた写真は、半分のところで破かれていて、残った側には笑顔の男性が写っていた。それを見た御傘は何故だが頭が痛くなる。大事なことを思い出さなければ、と。

御傘は資料を見ていた団子さんにそれらを渡す。一方の団子さんはその写真の人物に見覚えがない。「元々二人で写ってたのかもな」という団子さんに、「どうして破られてそこだけここに残されているんでしょう」と疑問に思う御傘。「大事なものかもしれないから、持っておこうか」という団子さんに、同意する御傘。



そして机の方へと向かう2人。
資料が置かれているものの、劣化していて読むことは難しいだろう。そんな中で何かないかと<目星>を振るも、団子さんが80<91で失敗、御傘も65<75で失敗する。6~8割2人いて失敗するとかあるですか???

何も気付けない、2人はそのままこの部屋を後にすることにした。










【研究室にて】
部屋に入るとそこは研究室なのか、いくつもの器具があった。しかしそれらのほとんどは仕舞われて片付けられており、最終的にはこれらが使われることもなったのだろうと推測が立つ。
そんな中で机が置かれているものの、物はほとんどなく、唯一気付くのは以前使っていたのか、古びたラジカセだけであった。

他に物がないかと<目星>を振る。御傘が65>40で成功。一方の団子さんが80>4でクリティカルを叩き出す。

この出目さっき出してよ……と呻いていたところで、クリチケ、またの名を遁甲符があったことを思い出す。そして【資料室の机】にもう一度目星を振ることになる。

自分『やっべ!!!こいつの存在忘れてた!』
ミタラン『使わないなーと思ってた』
自分『普段没収されるから使うことなくて!』

という訳で、もう一度資料室へと向かい<目星>を振る。御傘が65>57で成功、団子さんも80>75で成功する。


劣化して気が付かなかったものの、その机には棚が付いていたのが分かった。そしてそこには4桁のナンバーが入力できる鍵が掛かっている事にも気が付く。

自分『ええ……数字、鍵かあ……またそれっぽい数字見つけたらまた来ますわ』
KP『じゃあお二人アイデアを振って……
ミタラン『1910じゃないの、数字それぐらいじゃない』
自分『まさかあ~~1910年頃ですよお、そんなあ』
KP『ではですね、貴方方が数字を入れるとですね……鍵開きます』
自分『頃っていってんのに!頃って曖昧なこと言ってるのに!!!』

そして中からは一冊の資料が置かれていた。その資料を手に取って内容をみてみる。

そこには不老不死と言われていたウロボロスの弱点に付いて書かれていた。
再生能力が高いものの、身体の奥深くにコアがあり、これを損傷されると生体活動が維持できなくなる。一体だけなら倒されたところで直に復活するも、もしもこれが二体同時にコアを破壊された場合はどのような結果になるか予測不可能である。しかしこれは常人には難しいことである。

まるで生体兵器と戦うことを前提としている話のようだと感じる御傘。常人では難しいと書いてある以上、やっぱり倒すのは厳しいのでどうにかやり過ごすしかないのではと言う彼女。それに対して、なんとか方法はないものかと思案する団子さんは自分がやって、同時に御傘がやるか。「アイツが生きてれば一番楽なんだが」と行方不明の同僚がいないことをぼやく。

それに対して、探している同僚が見付かって早く合流できればいいと希望的観測を述べる御傘。一方、団子さんがもう死んじまってる可能性があるけどなと返す。

そして二人は資料室を後にした。









【もう一度資料室へと向かう】
既にこの場所に置かれていたカセットテープについては見つけている。そしてその傍には先程のように破られた写真が置かれていた。それを手に取ってみると、三度御傘が笑って写っていた。

さっきの写真の対ではないか、と思う2人の予想通り写真はくっ付く。どうしてなのか、この写真を撮った覚えがない御傘は何故写真があるのか、そもそもどうしてここにあったのか、その事に困惑する。

一向に写真のことを思い出せない、記憶が抜けている事に戸惑っている御傘に、団子さんが「覚悟だけはしておいた方がいい」と告げる。

団子「言うなれば、何があっても揺るがない覚悟、だよ」
御傘「動揺しないってことですか」
団子「ああ」
御傘「それって今みたいに、動揺するかもしれない何かがあるってことですか」
団子「ああ、そうだね。何があるか分からないからこそ覚悟しておく。いざという時のために」
御傘「その覚悟が持てるか分かりませんけど、努力はしてみようと、思います……
団子「ああ、それでいい。まあ考える限り、そいつが恋人だったとか、兄弟だったとか、て可能性はあるんじゃないの。まあ恋人という線が濃厚かな。一カ月以上前の記憶はあるみたいだし」
御傘「……そうですね、相手に覚えがないので、知人か友人か、もしかしたら……恋人だったのかもしれませんね」


そしてカセットテープがあるため、近くにあるラジカセもあることなので、そこに差し込んで聞くことにする。

ラジカセから音声が流れる。音質が悪いものの、なんとか聞き取ることは出来そうだ。それは男性の声だった。
ウロボロスに傷付けられた人物で、しかも御傘に近しい者のようだ。彼は自分の末路を知った上で、最後まで彼女の身を案じ続けていた。その中には彼女の美しい手によって終わらせてほしい、忘れないでいて欲しいという彼自身の望みも混じりながらも、それを否定して御傘自身に自分の人生を生きて欲しいと願っていた。そして別れの言葉で締め括られた。

カセットは一度再生した以降は壊れてしまったのか、音声は流れない。しかし聞いたその内容は理解出来た。


その声を聞いたとき、御傘からある記憶が浮かび上がる。それは自分が何度も死にたいと思った記憶だった。精神が蝕まれていき、心が疲弊する感覚に限界だったのだろうか、幾度となく自殺しようとしていた。そんな自分を止めてくれていたのが、赤尾凪斗であった。
ある日、御傘は死にたいと言い残して出て行った。そうして行きついたのは樹海で、迷い込んだ先に洋館があった。そこで自分はウロボロスと遭遇する。逃げても追い掛けてくる化け物に諦めかけたそのとき、助けに来た彼が庇って怪我を負った。
次第にウロボロスへと蝕まれていく彼を、せめて最後まで一緒にいようと思っていたのに。自分はウロボロスへと成り果てた彼を見た途端に、精神が崩れた。「また、間違えた」という絶望が襲い掛かる。堪えられなかった己は、記憶を失うことでなんとか保とうとした。
しかし、今それをはっきりと理解した。自分を保てなくなるほどの記憶を思い出したことによってSAN値チェック。34>8で成功し、1喪失。


「だってさ、御傘ちゃん」聞き終えた団子さんが声を掛けるも、それに応じる余裕が彼女にはなかった。「なんで、どうして、なんで」とうわ言のように繰り返す。
「いったろ、覚悟しておいた方がいいって」と言う団子さんに「もしかして、知ってたんですか……」と呆然とする御傘。しかしそれに「いや、全く知らないよ。ただ可能性を言っただけだよ」と返す団子さん。

「あの……あの、自分、その、」とたどたどしい口調で思い出した記憶について団子さんに話し始める御傘。彼は死にたくなった自分を止めてくれた人であったこと、最後までいなきゃと思っていたのに、いざ彼が化け物に成れ果てたところでまた自分は間違えたのだと自我を保てなかったこと、そしてそれを思い出したことを伝える。

御傘「なんで……こんな大事な事、覚えていなきゃいけなかったこと、忘れてたんでしょう」
団子「ショックだったからじゃない?人間の記憶なんて曖昧なものだから」
御傘「だとしたら、私、とても薄情じゃないですか……助けてくれた人の事も忘れてた、なんて」
団子「ただ、彼の希望は、君に無事に帰ってほしかったんじゃないのか?さっきの内容、そう聞こえるよ」
御傘「でもそれで彼は……犠牲になったんですよ」
団子「そう、君のために犠牲になったんだよ。君に生きて欲しいから、生き続けて欲しいから、自分の身を挺して君を庇ったんだよ。その意味分かるかい?託されたんだよ、命を」
御傘「なんで、私なんかに託したんですか!」
団子「大切だったからじゃないかな」
御傘「だって……私、生きたいなんて、一言も言ってないのに……!」
団子「それでも、そらあ、大切な人には生きていて欲しいもんだよ」
御傘「……なんで、見放してくれなかったの……
団子「さあ、それは彼本人にしか分かんないよ」
御傘「…………

自分を犠牲にして助けた存在がいたことに動揺を隠せず、行き場のない感情をぶつける御傘。
それに対して冷静に諭すように彼の行動理念について代弁する団子さん。そして彼はそれを聞いて尚更、一つの事を決意する。

団子「ただ、これを聞いちまった限りは、俺も君を死なせるわけにはいかないよ」
御傘「それは……警察としての、義務、ですか……?」
団子「まあ市民を守るのが警察の義務だよ。ただそれを聞いて、彼は君を誰かに託そうとしたんじゃないのかな。だからこんな音声を残したんじゃないのかなだからこそ、俺はやらなきゃならないんじゃないか。託されちゃったんだよね、きっと彼に、君をね」
御傘「でも、貴方の最初の目的は違うじゃないですか……関係ないじゃないですか」
団子「うんそうだね。けど、ここで関係が生まれちまった。じゃあ託された以上は、やることは一つだよ。死してなお、守りたかったという気持ちは無下にできない」
御傘「それで彼みたいに犠牲になったら、元も子もないのですよ……!?」
団子「ああ。まあ、犠牲になるつもりはないよ」
御傘「あんな化け物が相手なのに……?」
団子「ああ、つっても俺は足が遅いから。最悪お前だけでも逃げてくれよ」
御傘「逃げて……って貴方はどうするんですか」
団子「まあ俺も、流石に命を捨てるつもりはないから。逃げようとするし、上手く倒せるなら倒すつもりだよ。けどね……まあ今話すのは最悪のつもりだ」
御傘「…………
団子「んで、警察署に行って、そうだな。零課の実多来がいるって、伝えてくれ」
御傘「零課……
団子「そしたら零課の面々が何とかしに来るだろ。あれでもうちの課の連中は優秀だからね」
御傘「わかり、ました……
団子「一番は一緒に逃げれることさ」
御傘「一緒に、逃げてくれるんですか……?」
団子「ああ。ただ俺は足が遅いから、最悪の場合は置いてけってことさ」
御傘「わかり、ました」
団子「さて、どうしようかなあ、ここから。まあ逃げるしかないんだけど」



他に調べられる箇所が無ければ、同僚が見付かっていない事を気に留めつつ、これで手掛かりがなければいよいよ逃げるしかないと団子さんが話す。それに踏ん切りがつかないものの、促されるまま御傘も付いていく形で部屋を後にすることとする。















【化け物との遭遇】
2人が部屋を出ると、待ち構えたかのように先程みた化け物が口から涎のように黒い液体を垂れ流し、赤い眼差しが睨み付けるように凝視している。先程と違うのは、明確な敵意を向けていることだ。

KPより行動が無ければこのまま先頭に移行するというアナウンスが流れる。

その前に待って!とPL相談タイムへと移行する。


現状の位置関係をまとめると、屋敷の外へ出るには最初に団子さんが入った出入り口しかないが、そこを塞ぐように化け物がいる。

自分『一個いいですか。手に入れた劇薬使ってもいいと思います??』
ミタラン『ワンチャンあると思ってる、がもう一体がどこにいるかなんだよなあ』
自分『あれ、御傘を引き留めてくれた赤尾か……?ウロボロスと化したはずだけども……?ただ、それならワンチャン御傘に対して情が入んないかなあ。だって変体したウロボロスはその影響を受けるんでしょ、あれだけ入れ込んでるなら影響したりしないのかな~~~』

そこまで言ったところでKPから御傘へ<アイデア>を振るように言われる、75>39で成功する。
KPから一階で最初見た化け物は目が青かったことを思い出す。

自分『ああ~~~!!だから見逃されたのか!え、じゃあこれ全く……
KP『貴方が相対しているのは赤い目ですね』
自分『関係ないじゃん!これ殺意振り撒くじゃん!』
ミタラン『波多じゃない?』
自分『……はあああ~~~~~~……
ミタラン『じゃあ声を掛けてみるか』


団子さんが目の前に現れた化け物に声を掛ける。
「おい、波多。もし波多なんだったら、そこ退け。お前も警察官だろ。市民を守るのが俺らの使命だ」

その言葉に御傘が息を呑む。それにかかわらず、団子さんが目の前の化け物に伝える。
「この子は一般市民だ。守る対象だろ。早く退けよ」
しかしそう声を掛けても、低く唸るばかりで化け物は応じない。そしてそのまま飛び掛かろうと体勢を低く取る。



【化け物との戦闘】
DEX順で化け物が一番早い、攻撃対象を御傘に定めて<噛み付き>60>18で成功するも、これを<回避>44>23で成功して躱す。
御傘のターンになり、何をしようか思案中。瓦礫の山なので<幸運>で成功したら手ごろな鉄筋ぐらいはあるかもね、と言われるも『杖技能は持ってない、初期値25%に賭けるの……?』と困惑する。ところがKPより『化け物に回避はないため、自動成功で当たる』と提言される。それを踏まえて隣にいる団子さんに渡した劇薬を返して貰えるように伝える。そして受け取った劇薬を化け物にぶつける。

KP『まあ自動成功なので、とりあえず振って貰って』
自分『自動成功なのに?』
KP『振っといたら楽しいですよ、ほら成長出来るんでね(ハウスルール:初期値成功は成長ボーナスが得られる)』
自分『なるほどね』

>>>>投擲98致命的失敗<<<<

KP『おもろ』
自分『待てよ、待てよ!今の悪魔の囁きじゃなかった?!』
ミタラン『いや、今のはゆにしが悪い』
自分『オチ担当ちゃうぞ!!』
ミタラン『流石にファンブルは聞いてないですね』
KP『自動成功だったんですけどねぇ……劇薬が相手にちょっとだけ掛かることにします、でちょっと待ってね……
<シークレットダイス>
KP『ふはっ……(思わず笑いが零れる)』
自分『おいちょっと待てや!!!』

御傘が投げた劇薬は狙いが外れて、化け物にわずかに掛かる。ドロドロとした体皮の勢いが若干和らいだように感じる。

KP『で、どっちの瓶使いました?』
自分『あー……そうか、薬学で振ったとき、どっちの違いか分かりました?』
KP『どっちも劇薬ですね、その差異は分かりませんね。通常成功なので』
自分『待ってよ、これ1/2だよ!助けて、助けて!ええ、褐色の方にしちゃう、しちゃう、はい』
KP『では貴方がぶちまけた方の褐色の瓶が空になります、以上です』
自分『なるほど』


そして団子さんのターン。
劇薬をぶちまけたい気持ちはあるが、日本刀でぶった切ってもいいのかと悩むPL。
自分はウロボロスが傷口からウイルスが侵入して感染するとして、それが粘膜感染なのかどうなのか気にしている。一方、ミタランさんの方は一応対の方が生きている筈なので、ここで接触したとしても感染はしない筈だと踏む。とはいうものの、このまま劇薬ぶっかけるでいいかと決断する。

ミタラン『まあ<投擲>持ってるんで。初期値じゃないんで、自動成功で』
自分『ねえねえねえねえ??それはあの惨状を見たから??あのファンブルを見たから??ねえねえねえねえ??』
ミタラン『今やったら、引き摺られる、そっちに』
自分『まるで私が不幸を撒き散らすような、ブラックホールみたいに言わんといて下さいよ!!』
ミタラン『いや違うよ、ただ地獄を振り撒いてるだけだから』
自分『地獄を振り撒くダイスって、なに???』
ミタラン『いやこれ絶対引き摺られるから』
自分『やだよお……そんなん神話生物やん』
ミタラン『ダイスは、死んでも、振らねぇ』

団子さんが目の前の化け物に劇薬を投げつける。劇薬を全身に浴びた化け物はドロドロの外皮がひび割れるように剥がれていく。そこには骨としての役割を果たしていない、人間の骨格があった。そしてその心臓部分に尖った臓器が見える、あれがコアだろうか。そしてKPにミタランさんだけが<目星>を振るように指示。

>>>>>目星97致命的失敗<<<<<

自分『嘘でしょ!?!!?引き摺られる言ったから?!!??』
ミタラン『ほら、引き摺られてるよお~~~~』
自分『あのさあ、5/100だよ?!?!?』
KP『おもろ』
自分『おもろ、ちゃうわ!!!』

そして1d10を振るように言われ、10点を出す。



そして2R目。
化け物のターンとなる。攻撃対象は団子さん。攻撃方法は圧し掛かり。化け物が標的を定めて圧し掛かろうとするが……

>>>>>のしかかり98致命的失敗<<<<<

自分『待って?????????私が神話生物だったの????』
KP『ダメージ負わせとくかあ……w』
1d6で4点算出。

化け物が圧し掛かろうとするが目測を見誤って団子さんの付近へと落ちてくる。その衝撃で若干よろめいたようだ。

そして御傘のターン。
先程の目星をこちらで振れないかと提案。<目星>振り、65>42で成功して、コアの突起にキーホルダーのようなものが引っ掛かっていることに気が付く。そのキーホルダーに御傘は見覚えはない。とりあえずそのことを団子さんに伝える。
そしてそれを聞いたことを踏まえて、KPが団子さんに+15%の補正を付けて<目星>を再度振るように伝える。『引き摺られるからなあ~~~』と言いながらも成功。
それに見覚えがあるかと聞くと、KPから個チャが送られる。それにため息を吐きながら化け物を見据える。

団子さんのターン。
「はあ……しゃーねぇなあ。またこの役割か。ほんと呪われてるのか、何なのか」と言って突如拳銃をも持ち出して心臓部に狙いを定めようとする。

ミタラン『あ、ここで撃ち抜くとマズイのか。同時に討たないと駄目か』
自分『んー……一方を倒した後で、復活するまでにラグがあるからそれまでに倒すではダメなのかな』
ミタラン『いや、一方を倒すともう一方が襲い掛かってくるからそれじゃダメかな、やっぱ』
自分『どうしようかな』
ミタラン『ん~~説得したいけど、言いくるめしかないなあ』

KPから<聞き耳>の指示が出るも60<75で失敗。何も聞こえず。

自分『希望的観測、御傘ちゃんのピンチにアレが黙っているわけ無い気がするんだよねぇ』
KP『なにもしないという手もありますが』
ミタラン『ここで何もしないが正解な気がするけどなあ。ここで倒してもう一方が凶暴化した方がまずい』
KP『何もしないなら回避+補正をつけましょう』
ミタラン『おっけ、何もしません』

というわけで、団子さんが敢えて攻撃せずに静観して様子を窺うことを選ぶ。


それに対して3R。化け物が動く。
攻撃対象が自動決定で攻撃方法が出される、鉤爪70>25で成功。一方の御傘の回避は44<47で失敗。それを受けて団子さんが動こうとする。

ミタラン『KP、さっき動き観察してましたよね。突き飛ばすとかできませんか』
自分『まってまってまってまって』
KP『まあまあ待って下さい』


化け物の鉤爪が確実に御傘を捉える……と思った瞬間、頭上から何かが大きな音を立てて落ちてくる。それはその勢いのまま化け物へとぶつかった。それを目視すれば、落ちてきたのは青い目をしたもう一体のウロボロスであった。それは今まで襲い掛かってきたウロボロスへと立ち向かい、もつれあうように暴れている。どうやらそれはもう一方のウロボロスへ攻撃してコアを確実に露出させようとしているようだった。更に言えば落ちてきたウロボロスも既に外皮に穴が開いており、コアが見えている。

ここでどのような行動を取るのか、KPに問われる。


御傘はウロボロスたちを見据える。
御傘「同時に……叩くしか、ないですよね」
団子「ああそうだな」
御傘「そうしなきゃ……駄目ですよね」
団子「ああそうだ」
御傘「私……あの、青い目の方をやります」
団子「そうか。じゃあ俺はあの赤い方、だな。覚悟は決まったか?」
御傘「納得はしてませんけど、決めました」
団子「それでいい……それで充分だ」
御傘「一回でやります、同時に」
団子「そうだな」
御傘「合わせますからお願いします」
団子「ああ、というより俺が拳銃で撃つから。お前が合わせてくれ」
御傘「わかりました」

御傘はウロボロスに近付いて、傍に有った瓦礫を掴んでそれで青い方のコアを打ち付けるように。団子さんは持っていた拳銃を構えて赤い方のコアを撃ち抜く。

すると、再生を続けていた二体のウロボロスの外皮が泥のように崩れていく。そしてそれぞれがまるで一つになるかのように融けて、遂に永劫続くかと思われた命が終わった。そこには人間だった骨であろうものが二人分転がっていた。

団子「またこの役目だねぇ……ほんと、何回やっても慣れないよ」
御傘「ごめんなさい……ごめん、ね」

二つの亡骸を前に思う所がある団子さん。その亡骸に寄り添うように膝をついて俯く御傘。そんな御傘に団子さんが声を掛ける。

団子「大丈夫かい、御傘ちゃん」
御傘「正直あんまり大丈夫じゃないですけど、今度は間違えないって決めましたから……
団子「……間違っちゃいねぇよ。むしろ、アイツわざとコアを露出させてるように見えたぜ。あんな姿になってもお前を守りたかったんだろうよ。ちゃんと応えてやれたな」

そういって団子さんが御傘の頭を労わるように撫でる。それでも御傘の表情は浮かない。

御傘「なんで自分なんかに、なんで、自分に、」
団子「言っただろ、あいつにとってお前は自分の命を掛けれるぐらい大切な人だったんだって。だからあんな姿になってもお前を守ったんだ」
御傘「……っ」
団子「だから……うんそうだな。忘れてやるなよ、あいつのこと。苦しいかもしんねぇけど、ちゃんと覚えてやってくれ。いつまでも忘れずに」
御傘「っもう……忘れない、です。もう絶対に、じゃなきゃ……あの人を……また殺してしちゃいますから」
団子「お前が忘れない限りあいつはお前の中で生き続ける……で、お前はこれからどうするんだ?また死のうとするのか」
御傘「……もうちょっとだけ、なんとかならないかなって……頑張ってみることにします」

自分のために命を懸けた人の事を忘れないように、そして自分がその命を手放さないようにと誓う御傘の態度に溜息を吐く団子さん。



団子「……はあ、不安だねぇあんた。ふわふわして」
御傘「不安ですか……?」
団子「ああ、なんかふわふわしすぎ」
御傘「……自分も、その実多来さんみたいに、しっかりした、自分?みたいなものがあったら良いでしょうか」
団子「ああ、それもあるんじゃねぇか。てか、失敗しないって周りの目を気にし過ぎ、だろ。それにお前は人に頼ることをもっと覚えるべきだ」
御傘「そんなに……頼ってないように見えました?」
団子「ああ、自分が間違っちゃいけない、なんとかしなきゃって見えたぞ」
御傘「そう、ですか」
団子「さっき、薬掛けるのに失敗してた時も死にそうな顔してたじゃねぇか」
御傘「見てたんです、か?」
団子「おう、見てたよ」
御傘「また、間違えたって……取り返しのつかないこと……
団子「取り返し付いたじゃねぇか、なんとかなっただろ?」
御傘「はい……

失敗に対して強烈な強迫観念に囚われている御傘について、指摘して助言をしてきた団子さんが息を吐きながら彼女に尋ねる。

団子「あーあ。で、お前大学生だっけ?」
御傘「そ、そうですけど……
団子「あと何年で卒業?」
御傘「え、えと……大学は薬学部なので……4,5年掛かると思います……
団子「そんな掛かるのか……まあ支えてくれる誰かが見つかりゃいいが……まあ、もしあんたが……いや。ちなみにお前から見て俺はどうだった?どんな存在だ?」
御傘「私から見て、ですか……?強くて、迷いが無くて、それと……自分と違って、しっかりと自分の意思があるように見えました」
団子「ほーん……そう見えてたのなら良かったけど」

唐突な団子さんからの質問に戸惑いながらも率直な感想を述べる御傘。それを受けて団子さんが彼女に提案をする。

団子「じゃあ一つだけ道を出してやろう」
御傘「道……?」
団子「ああ、お前がそうやってふらふらと、どうしようどうしようって自分で悩み続けるのもいいと思うよ。ただ目標とか、目指すべきものが近くにあった方がいいと思うなら、うちの課に来いよ。なんとか捻じ込んでやる」
御傘「警察……ですか?」
団子「ああ、その特殊班だ」
御傘「さっき優秀な部下って、いってましたよね」
団子「ああ。ただなんつーか……皆一芸特化なヤツばっかなんだよな」
御傘「そんなすごい人たちがいる中に……私なんかが務まるのかしら……

団子さんからの勧誘に、自分を卑下して困惑している御傘。それに対して、この道中で色々と助けられたことを指摘する団子さん。

団子「さあ?ただなんだかんだ、困ってる俺を助けてくれたりしてたんだぜ。その事、気付いてるか?」
御傘「え、そんなことありましたか……?」
団子「例えば本棚の中から書類見つけるのとか?俺、書類まとめるとか苦手なんだよね。で、あんたがいい感じにこれ見ればいいって書類出してくれてただろ?覚えてない?」
御傘「あれはその……大学で資料を見たりまとめたり……それからだったから……そんな人並み優れて、というわけじゃないし……
団子「随分役立ってると思うけど?それに、バランス取れた補佐ってのも一人欲しいんだよねぇ……毎回毎回聞く奴変えなきゃなんねぇの、正直面倒臭いんだよ。で、あんたなんだかんだで薬の内容知ってたし、色々あの後調べようとしてたし、色々知ってんでしょ。薬学部なら色々と知ってるんじゃない?頭良さそうだし」
御傘「少しだけなら分かりますけど……
団子「なら充分だ。もしあんたが来たいなら来ればいいさ」
御傘「自分が何が出来て何が得意なのか……正直、わかりませんけど」
団子「じゃあうちでも見つけるか?得意な事。色々やってくうちに、色々に身に付くかもしれねぇぜ。ある程度のことが色々出来るってのも、一つの特技だとは思うけど、言っただろ、うちのやつは一芸特化だって」

その言葉を聞いて、自分の将来について思い悩み、どっちを選択するか悩む御傘。

御傘「……私、大学卒業までに5年ぐらい掛かるんですけど……
団子「あ?辞めちゃえ辞めちゃえ」
御傘「でも、大卒ぐらい……取っとかないと」
団子「要らねぇ要らねぇ、俺だって大学出てねぇよ」
御傘「でも班長って……
団子「そんな俺でも班長になってんだから良いんじゃね?」
御傘「その、すぐには結論が出ないので……
団子「ああ、それで良いよ。考えろ、考えろ」
御傘「は、はい」
団子「それで来る決断が出来たら、俺に連絡するといいよ。はい、これ名刺。それから所属の連絡先、あと俺の個人的な連絡先」
御傘「これ、個人情報を……そんなに!」
団子「ん?まあ名刺ぐらいは普通に渡すしな。それに、そんぐらい俺はお前のこと気に入ってるってことだよ。それに託されちゃったしな、ちゃんとそれ見届けないとな」

そういって半ば押し付けられるように名刺を渡される御傘。それを受け取って、今度は団子さんにメモはないかと尋ねる。そしてそのメモに自分の連絡先を書いて渡す。
自分がまだ悩んでいて、どっちを選ぼうか決めかねているけども、それでも必ず返事はすると団子さんに伝える。それに対して、別に困ったこととかがあれば個人的に連絡しても構わないと返される。忙しいから迷惑なんじゃないかと心配する御傘に、休憩を取るいい口実になるからいつでも連絡してくれと気にするなと団子さんが言い、少し躊躇いながらもその好意を受け取る。

そして団子さんから街まで降りようかと言われるも、御傘はその前にウロボロスだった骨を然るべきところに持っていった方がいいのではと尋ねる。
ならここでは携帯が圏外で連絡が付かないため、街まで行って警察に連絡してきちんと骨などの証拠や現場を押さえた方がいいと判断する団子さん。
それなら、せめて彼らにこの場で手だけでも合わせたいと御傘が伝える。
御傘は目を瞑って黙とうして、手を合わせる。団子さんは波多さんが喫煙者であるため、煙草に火を点けてその傍らに置く。「……もう、一緒に吸うことはないけども。はああ、折角うちが声掛けたのに先にヘマ扱きやがって……」と煙草を銜えながら手を合わせる。

それぞれが思い思いの方法で、彼らを弔った。そして思いに踏ん切りをつけて、玄関を開ける。外は朝日が昇りかける時間であった。道に迷うことなく、樹海を進むことが出来る。ふと後ろを振り向けば、既に廃墟は見えなくなっていた。

あそこにあった研究や生み出された化け物は全て終わった。仮にあそこまで辿り着いたとしても、そこまで来るような人間は既にこの世から切り離された存在であり、関係のない事だ。

そして私たちは彼らの姿、声、顔、思い出を少しずつ忘れて進んでいく。それが生きていくことになのだろう。



といったところで、シナリオ終了。
薄明の廃墟、エンドでした。
お疲れ様です。



いやあ~~~~~~~~~~本当に楽しかった、面白かった!いやでもめっちゃ精神というか、情緒抉らえたな???正論で詰めていくPL、人のトラウマを抉っていくKP、そして人のトラウマに追い打ちを掛けるシナリオと、全方位から殴られた気がするな!!
継続探索者たちで行ったため、ちょこちょこ元のシナリオにはない改変があったのですが、本当にてめぇ、よくも傷を抉るようなことを!!と膝を突き付けてい小一時間ぐらい話し合いたいですね!でも楽しかったけど、心情がバグって立て込んでるけど本当に面白かった。よかった。




ここからシナリオの感想について述べていくのですが、今回のセッションで参加したのが継続探索者なため、彼らが通って来たシナリオに触れることになります。故にそれらのシナリオのネタバレが嫌な方はここから先は見るのを控えて頂ければ幸いです。


















『イチ/フシギ製作所様作 オーダーメイド』、『USB様作 庭師は何を口遊む』『むつー様作 壊胎』のネタバレが微妙に入ってきます。嫌な方は以降の文章はご遠慮下さい。

























































































【自探索と相手の探索者について】
三度御傘は、『オーダーメイド』の継続探索者です。このときのセッション感想はこちらになります。「https://privatter.net/p/6478592
彼女はそこの部屋で、ある少年が「しにたい」といった望みを叶えようとして、謎解きを失敗して眠り薬でも安楽死出来る薬でもなく、惨たらしく苦しみながら死んでいく毒薬を謝って飲ませてしまったことがトラウマとして根付いています。この空間で過ごしたことは覚えてはいないのですが、それでも自分が失敗したせいで取り返しのつかないことをしてしまった、ということが残っています。それゆえに今度は失敗しないと自分を追い詰めていっているわけなのですが。


なので、今回のセッションにある「死にたいと思ってしまった」というのはしっくりきます。あれだけ自分を過度に追い詰めて、彼女を支えたり、守ってくれるものがないなら、いつか壊れるだろうと。それは想像に難くない。そして彼女、自己肯定感が皆無故の自己犠牲の塊で、尚且つAPP15と高いので。恐らく傍から見る分には献身的な儚い女性として周りからの好感度は高かったのではないでしょうか。

だから、赤尾凪斗くんが死にたがって彼女を支えてくれていて、最期は身を挺して庇うほどであったと。たぶん守らないといけないという庇護欲に駆られる存在だったのではないのかな。だから彼がどう思っていたかは分からないけども、少なくとも御傘自身は彼は自分を気に掛けてくれる良い人であって、特別な感情はなかったように思います。恋愛対象としては認識していなかったのでは。

KPもその辺りに配慮して最期のカセットテープの音声について「愛しいその手で」と本来は書いてあったところを、「美しいその手で」と改変したのだと思います。
いやあ個人的にね、この御傘の性格ってメンヘラブラックホール型で正直あまりよろしくないのではと『オーダーメイド』終えた時点で思ってたんですよ。相手に「自分がこの人を支えてあげないと!」と思わせて依存させるような要素を持つのが彼女。彼女もまた恋愛や親愛と言った特別な感情ではなく「自分にとって優しい、頼る場所」という依存先としか思っていないので、これ双方がお互いに依存しあって結果共倒れになるという最悪で悪影響しか与えかねないぞ、と。無自覚で危険な人間だと思っているので。

結果として、今回のシナリオで赤尾くんが身を犠牲になってますので、本当に「うわああああああ!!いわんこっちゃない!!」と中の人は喚いてました。まじでドンピシャな所噛みあってたんですよ……


ちなみに牢屋に置かれていたのは、改変ポイントで『オーダーメイド』の金属の扉にある6つの瓶のうちの血管を切り刻む毒薬です。どちらもです。だからKPは劇薬ですとしか言わなかったんだなあ。更に言うと、この毒薬は自分が「優しい毒薬と、睡眠薬、どっちがいい?」と少年に聞いて結果どっちも血管を切り刻む毒薬だった……というシナリオの展開から拾い上げられたヤツです。二択で間違えたと思ったら、そもそもどちらも間違いでしたよ。というトラウマポイントです。
このセッションのときも「二択で間違えた……!?」と焦りましたけど、本当はどちらも同じなんですよという、ことをもう一度やらされたわけですよ!!私は!!!なんだこのKP!!!!!人の傷跡に塩塗って楽しみやがって!!!!

更に言うと、この『オーダーメイド』を回したときのKPが、今回のセッションで相方PLを務めているミタランさんです。なのでこの人は御傘ちゃんの辿った過去全部知ってます。だからウロボロスを倒した後に「劇薬間違えたときに死にそうな顔してたぞ」って追い打ち掛けるんですよ!!!!!なんだよ、ここ皆人のことナイフ持って刺してくるヤツしかいないやんけぇ!!!更に御傘ちゃんが「間違えてしまった」「今度はもう二度と間違えない」とその事を強く思っていることも知って、あんな正論で指摘してきたり、間違っても大丈夫だと団子くん側で言ってくれてた訳ですね。正論で指摘してくれたのは団子くんなりの優しさだと思ってますので、自分はそれ知ってますので……ただ、『オーダーメイド』の商人ちゃんは全肯定お母さんだったからこの正論ナイフ、めっちゃ切れ味鋭いなあ???


でも、NPCの赤尾くんねぇ……最後のカセットテープで「君の手で終わらせてほしい」「自分の事を忘れないでほしい」って本心を聞くと、これは単純に「君を守って化け物になったのは構わないけど、だからといって化け物のまま永遠に生きたくはないから殺してほしい」「自分がいたということを誰か証明してほしい、忘れられるのは辛い」という気持ちから出た言葉だったのだろうか。それとも「好きな君の手で終わりを迎えられるならどれだけ嬉しいか。君は一生自分の命を絶ったことを背負って生きていく、君に殺されたという事実が残される」「自分の存在が一生彼女の中にどんな形であれ残り続ける。君の中で自分がある意味では特別な存在として永劫残り続ける」という『好きな相手にどのような形であれ爪痕として残せることの悦び』みたいなのが彼の中にあったとしたら……ある意味これは彼にとって幸せだったのかもしれない。なんて勝手かつ酷いことを言ってるんだ、私は。
まあ、御傘ちゃんから赤尾くんに対して恋愛感情というか「愛する対象」ではなかったのは確実なんですよ。「依存先」であっても、きっと。これは彼女の心情や性格からしてもそうだし。あとセッション終わりに振り返ってみて気付いたのですが。この子『オーダーメイド』のときに一つだけ呪文を持って帰っています。それは木の扉で、最愛の人に先立たれたお爺ちゃんから渡された鉢植えに託された「愛慕の花」という魔術です。効果は自らが愛するものに関して技能を使用する場合は一度だけ自動成功となる。この愛するものの解釈はPLに委ねられる、PCはこの魔術を習得している自覚はない。といった内容です。メタ的かつシナリオ進行上、この魔術を赤尾くんに使う余地はないのですが、それでもこの魔術を持ってた上で使えなかったという事実が「御傘ちゃんは愛するものとして認識していなかった」という意味を孕んでるんですよね。だからやっぱり御傘ちゃんにとって赤尾くんは依存先であって、恋人といった愛する対象ではないんでしょうね……でも、彼女の中で彼に命を救われて託されたことはずっと残り続けますから。彼女の中で赤尾くんは助けられた存在として永劫残り続けることでしょう。彼の存在が、彼女を生者として留まらせるし、彼女が生きてる限り彼は思い出の中で生き続けてますから。





あとさあ~~~いやこれは相方PLの探索者に対してなんですけどね。
実多来団子くん!!彼は、私が『壊胎』をKPとして回したときにセッションに来た探索者でした。なので彼の事を知っているというのは、『壊胎』というシナリオ中探索者として動いているのを見ているからです。そして自分はその後別セッションですが、『庭師は何を口遊む』も通過したので彼がどんな経緯を経た探索者なのかも知ってます。

団子くんは、『庭師は何を口遊む』と『壊胎』を通過した継続探索者です。なので零課という特殊警察に属する班長という立ち位置なんですけどね。故にこの人POWがデフォで高いし、メンタル屈強。いやでも経緯を考えると、元々メンタルが強いのもあったんでしょうけども、どちらかというと様々な自分の自我が揺るぐような事態でも任務を遂行するために一線超えてしまった歪な精神性の強さという印象ですね。ほら、「頭のねじを飛ばしてないとやってられない」というヤツ。揺るがないようにしなければならない中で、常人としての感性が崩れてしまったみたいな。なのでこの人のいうこと正しいんですけど、「そう在れたらどんだけ良かったんでしょうねぇ!!」という出来たら悩まねぇんだよ!という考え方なんですよ。
でも面倒見が良いし、そこに自分の命を賭けられるし、だからといって吹けば飛ぶような軟な性分でもないので、本当に頼もしい人ではあるんですけどね。御傘ちゃんのくっそ重たい依存にも、彼は圧し掛かられても折れないメンタルだし、しかもただ依存させるような手助けもしないので本当に頼る相手としては良いと思う。

ただ、団子くんが最後「零課に来ればいい」って……それ、自分が『壊胎』KPのときに三上ちゃんに対して言われた言葉なんですよね……
三上ちゃんも可哀想で無下に扱われてて頼る存在も守ってくれる存在もいない、不安で怯えていた人間なので、そんな人間に「有能だよ」「そんだけ優秀ならうちの課に来ればいい」「大丈夫?」とか声掛けられたら頼りたくなるって。でもKPはあのとき「三上ちゃんの身を案じているからこそ、彼女が本当は何を命じられてこんなことをさせられているのか」を聞き出そうとして情緒をズッタズタにされたことを忘れないからな。そうやって君の事が心配だから、大事だからこそ本当のことを話してほしいとか、情に訴えかけて良心の呵責を呼び起こして、善意という方法で逃げ道塞ぐの宜しくないと思います。騙す側の人間の良心を揺さぶって絆されるように仕向ける手法はえげつないと思うの。そのまま騙してたんだねって罵ってくれた方がまだ良かったという。それか騙していたことに気が付かないとか。なんで知った上で、そういった心理を付くような交渉するの。こっちが騙してるんだよね???なんで騙す側が一番心苦しいのか。
まあ彼はその後日常に返る選択をしたので、このときの記憶はないし、今も零課の班長を続けているんですけどね。しかし自分としてみれば、このときの対応や自分を誘ってくれたあの言葉が色々と思い起されてつい、情緒が粉砕されるですよね。

他にはシナリオ中、彼の通って来た過去を思うときっつい場面が出てきて、別に当事者でもないのに勝手に辛くなってました。
彼、婚約を考えていた程の相手が居たんですけど、その方を黒幕の手の平で転がされた挙句に殺されてしまい、その死体まで利用されていたんですよね。最終的には、事態収拾のため利用されていた婚約者の死体の心臓部を自らの手で撃ち抜いて引導を渡してました。しかもこの件、紆余曲折があって事件の全貌が明らかになって解決するまでに相当時間が掛かりましたし、犠牲も多かったんですよ。だから波多くんを撃ち抜くことになったとき「またこの役目か」って、聞かされてつらい。事件解決のため自分が引き金を引いて終わらせるしかないということをまた繰り返す。この拳銃のくだりも、本来シナリオにはない改変ポイントなのですが、本当につらいな??KP人の心なくない???『庭師は何を口遊む』で自分もそのポジションだったでしょ??何故苦しみが分かってるのにさせた???

ただ言うて自分も、彼が間違いを犯して大切な婚約者の死んだ原因を知るまでに遠回りせざる得なかったことや、それによって犠牲が生じたこと、そもそも婚約者が死んだことも知っていた上で「間違ったらどうするんですか」「それで諦められるんですか」と追い打ち掛けるような質問したのは悪かったなあと思ってる。でもそうかあ、団子くんはそう思って生き続けているんだねぇ。班員の手前自分が折れる訳にはいかないから、歪ながらもそう有り続けているのは本当に重たいな……

でもカッコいい人だったな、やっぱり。
波多くんと対峙したときも「そこ退け」「一般市民を守るのが俺たち警察官だろ」と躊躇いなく言い切ったこの人はやっぱり警察官で、頼れる班長なんだなあと。そして託されたとはいえ、初対面で赤の他人であった御傘ちゃんの行く末を案じて望むなら自分のところで面倒みるぞと言ったこの人本当に面倒見良いよね。多少の打算はあったかもしれないけど、厄介事でも背負い込むことに躊躇しないところ本当にこの人カッコいいわ……





ちなみにここに書くべきことか分かりませんけど。
御傘ちゃんの将来について、呟いたりもしたんですが。恐らく大学は中退して、警察官への道を行くのではないかなと。もともと薬学部に進学したのも、薬剤師などの職業に就きたかったわけではなく、「人を救えて、そのための知識を得られる場所」という考えで進んだ結果だと思っているので。じゃあなんで医学部とか看護学部とか技師とかにならなかったのかと言われると、直接人に生き死にを見てしまう領域では自分の精神が持たないと思ったからでしょうね、無意識に。でもここから警官だと嫌が応にも生死にかかわってくるが……その辺は当初より成長したし、あの班長なら気を付けてくれるとも思うので。

ただ、団子くんが所属するところが警視庁なので……警視庁の1種募集要項だと『35歳未満で大卒又は見込み。もしくは21歳以上35歳未満で大卒程度の学力を有する』と記載されているので、御傘ちゃんだと年齢が引っ掛かるんですよね。高卒相当である3種だとまた話が違うのですが。

そうなると今後の展開に2つパターンがありまして、
①失聲の時20歳(3年生)→9/25誕生日で21歳→翌年4月に受験→これが最短。
②失聲の時19歳(2年生)→誕生日が来て20歳→翌年4月からは3年生として1年間在学→翌々年の4年生進学前に中退して21歳で受験する。
それでいうと、後者の方がしっくりくるような気がします。そして大卒相当の1種なら警察学校も半年という期間なので、その年の秋ごろには現場に配属されているのではないかと。

しかし……御傘ちゃんどうなるかな(不安)『オーダーメイド』終了後。と思っていたのが、まさか警察官に、しかも零課に行くかもしれないってね、びっくりだわ。あっちの零課の班か、しかも。






【シナリオの感想】
大切な人ってさあ、重たいよ!重い!!なんでそんな重大な人物を、大事な人がNPCとして表れて、しかも庇って犠牲になってるんですか、つらい。どうして秘匿情報で心療内科とか通ってたのかなあ、SAN値ごっそり削れるんだ?と思ってたけど、納得した。そうか不定の狂気自殺癖、いや違う。自殺念慮からの大切な人NPCがウロボロス化、そしてSAN値チェック失敗、発狂、記憶の欠如か。いやほんと、死にたがってた自分じゃなくて、多分もっと生きたかったであろう彼が、そんな自分を庇って死ぬという展開がきっつい、重たいもの掛け合わせてきますね!!
そして波多くん、こっちサイドはほとんど情報が落ちて来ませんけど、彼もまた可哀想な犠牲者だなあ……ウロボロスに襲われて訳も分からないまま、独りで気が狂ってそしてウロボロスに成り果てて、自分が何なのかも分からなくなって、可哀想すぎる。警察官だったのに、その性分もうやむやになって、守るべき対象に襲い掛かることになってしまったのもつらいところだよね。まだ赤尾くんは寄り添ってくれる人も、その人のために何かしてやれたという達成感もあって、そして最後まで望み通り大切な人のために動けたのに。波多君の場合それら一切合切ないのがつらいよ。ああああ……
あとシナリオをセッション後に購入して読んだのですが、探索者がウロボロスになって共に在り続けるという選択肢もあったんですねぇ……いやでもそれは選べなかったなあ。だってまず団子さんがそれを良しとしない、いやたぶん御傘が本当に願ってそうしたいと言えば了承してくれた気もするけど。これがただの同情だったり、自分を顧みない発言から来たものだったら納得しないだろうし。あと御傘ちゃんも彼が自分に生きててほしいし、出来たら自分が彼を終わらせてあげるんだという願いを知ったわけだから、やっぱり終わらせるしか選択肢はなかったんですよねぇ。
それはそれとして、ウロボロスとして2人一緒に永遠に添い続けるのもまた、美味しいとは思いますけども。

本当にシナリオとしては、探索者の人間関係が更に補完されるし、全く関係のなかった探索者同士がこうして出会い、次へと繋がっていくというのも大変面白かったですね。



それはそうとして、最終決戦のファンブル三連続は納得しないけど。
なんだあれ、なんだあれ!!!!!!!!!出目どないなってん!?!?!?!?!?
自分だけならともかく、なんでPLやKP参加者全員出目狂った????
その前のセッションは最終決戦で6~8割を4連続失敗するという出目の荒ぶりようで、今年入ってからのセッション「一番最後のここぞという場面で出目がぶっ飛ぶ、がなんとかどうにか結末に辿り着く」ことばっかなんですけど!!!!!




ともあれ、本当に楽しかったです!
改めてお疲れ様でした!

























































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