知り合いと話しててfellにしたらどうなるのか描いてみたらアイデアぽんぽん出て来てなんか形になったので作文も嫌いで小説書けないやつが形だけを起こしたものです。ご了承ください←
@hinahiyoko_0915
Valuestaleのfell ver
Valuesfell -私の序章-
私は自分の名前をよく覚えてはいない。
誰かが大切に愛しく呼んでくれたその名前は私から抜け落ちた。私の死と共に。
私は己の短い寿命の最後に願ったのだ。
地上に帰りたい、と。
トモダチはそれを聞き入れてくれた。
いつも私にベッタリで目が悪くて怖がりで泣き虫で…でも彼の心だけは本当に強かった。
それが私の願いを叶える希望に見えたのだ。
そして私はトモダチを化け物にしてしまった。
人間は突然現れた化け物を恐れた。
厄災だ、殺せ、殺せ、殺せ、ころせ、コロセ
化け物は人間達を傷付けることなく消えた。
残された私の遺体は地上に置いていかれた。
"ごめんなさい、ごめんなさい…"
その後私の遺体の一部が納められた場所でずっと私という存在が天国にも地獄にも行けずに縛り付けられる形でそこにいた。
多分あれから長い年月が過ぎたと思う。ここを道中訪れて泣いていた子供達の顔をよく覚えている。
人間たちがまたあの恐ろしい化け物に襲われないための生け贄として決められた子供達。大人になっても役立たずだと見限られた子供達。必要が無いからと見捨てられた子供達。
みんなあの地下へ突き落とされた。
私も己の短い寿命で死んだ人間だ。
けれどあの地下世界で出会ったパパとママ、そしてトモダチはそんな私を必要としてくれた…。ああ、どうか彼等があの地下世界に落ちたとしても己は幸せだったと言える人生を送れますように…。
そして私は地上で最後に出会った見捨てられた子供と一緒に地下世界へ降りた。どうしてその子供を選んだのか。その子供がトモダチに似ていたのもあったからだと思う。
そして私はこの目で確かめたかったのだと思う。
"必要がないと地上で見捨てられた私達が地下世界ではどうか幸せで死んでいますように"と。
そして私はママに会って真実を突き付けられた。
もう…上も下も関係ない。
私の手でこの世界を壊すべきだ、と。
私の序章-終-