@game_glotso
DLサイト:
https://www.freem.ne.jp/win/game/24838
内藤弐号 様のフリーホラーゲーム『Alptraum』について感想と考察を残します。
※ネタバレですので、本編プレイ後にご覧ください。
【 感想 】
まずは作者様の作業の速さについてマジぱねぇと思います(早速の小並感)。ちょっとホラゲ作りたいなという気持ちは抱いた多くの人が諦めてしまう気持ちでもあります。それを一か月で一本のペースで出すってほんとおかしい(褒め言葉です)。Twitterを覗かせて頂いておりますがおそらく次作もすぐ完成なさることでしょう。今からとても楽しみです。
まだAlptraumしかプレイしてません(家路も早くプレイしたい…)が、作者様はさっぱりとした短編ゲームをお作りになるのがお上手と推察しております。研究所のようなところに一人置き去りにされた少女というと陰鬱で後を引くホラーに仕上がりそうですが、意外とエンドがスッとおちてきた感じでした。実況者なので動画では「えええ救われないの?」的なことを確かに言ったような気がしますが、即座にこれがこの作品の味なのかなと感じました。綺麗に晴れた夏の空のようにカラッとしてはいるんですが、EDで全てを主人公に語らせないことで考察の余地を残してくださっていることに感謝します。
双子と言っていいのか…黒髪白髪の少女たち、大好き。わたしちゃんは滅茶苦茶目力が強くてげきつよサイキックガールみたいな見た目をしておいて、死体を見る度悲鳴を上げたりテディを可哀想と言ったり、ちゃんと気持ちがあるのがなんだか救いでした。いや、基本ひとりぼっちなのにちゃんと心があるって方が彼女にとってはつらいのかもしれませんね。
フリーホラーゲーム初心者で過度な演出をされると心臓が終わるという人には特におすすめの作品だと思います。サムネのパンツが気になる人はマウスカーソルを合わせて隠してあげてくださいね。
-------------------
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38366205
考察はこちら↑の実況動画の最後に動画や画像・テキストの補足つきで分かりやすくお伝えしていますので、「文章よりそっち派だな」と思う人はそちらへどうぞ。
拙い考察なので清書はやめておきます、動画台本原文ままです。
-------------------
作者様の内藤様のツイッターを漁るとゲーム内で出てこない設定がツイートされてます。こちらを拝借して考察に入れさせて頂くか迷いましたが、開発する前の設定なのでこれはさすがにゲームの裏に隠されてるというよりは開発段階でこの設定は削ったんじゃないかなってものも含まれてるので、ほんの一部だけ考察に入れてこうと思います。
エンド全て見たところおそらくわたしちゃんはしっかり被検体でしたね。それもげきつよ被検体で、おそらくナンバリングは「A-0010」ですよね。Twitterでわたしちゃんの名前が設定されてまして、「杏樹さん」っていうんですね。「A-0010」は杏樹さんからとってそのナンバリングなんだと思うのでこれは番号に意味があるってわけではないと思います。ただ試作品の第一弾ってわけではないのは、はっきりしますね。
「我々の失敗作を処分しなくては~」的な紙は、杏樹ちゃんが彷徨うこの研究施設っぽいところにいる研究者達への通達なんでしょうね。新聞記事のような物と合わせるともしかしたら自分が殺されると気付いた杏樹ちゃんが研究所の人達を全員仏さんにしたのかもしれません。一家殺害って書いてあるんでここは家兼研究所で家族ぐるみで研究をしていたのかも。杏樹ちゃんがカードキー奥の部屋を見ておうちって言っててそこでパパとママを探してるので、少なくとも完全にここには記憶を失くす前の杏樹ちゃんとパパとママがいたのは確かですよね。
研究者たち、ビリビリ拷問ベッドの隣の仏さんは手足の骨が粉々になっていますね。このベッドが何の実験に使われたかは分かりませんが、(表現的に電気っぽいですよね?)電気を浴びる時に身体は動いてしまうと思うので実験体は手足を拘束されたんじゃないかなと思います。その手足拘束係の研究者が杏樹ちゃんの恨みで手足を重点的に痛めつけられ殺されたんじゃないかなと。部屋の隅の仏さんはなにか硬くて重いもので砕かれたような穴がありますが、これはネイルハンマーかな。ネイルハンマーで頭が勝ち割ることができるよ~っていう小さな伏線なんかも。
杏樹ちゃんが研究でたくさん傷を負っていたのは、カードキー奥の部屋で見つけた写真の描写でわかりますね。でも嬉しそうな杏樹ちゃん。もしかしたら自分が我慢して実験を耐えることで、人の未来の役に立っていると知らされていて、子供ながらそれを喜んでいたんじゃないかと思います。でも、事件後の杏樹ちゃんが好んでるのは勇者が魔王に敗れるお話ですよね。自分になぞらえてるんでしょうね。勇者は魔王を倒すまでにね、鍛錬をつむもんですからね、自分も痛い思いをして人のためになろうと思っていたのに、研究者たちに殺されそうになって悲観しちゃったんでしょうね。
(作者様はそもそも悪役がお好きな方なようなのでここらへんは作者様自身の創作スタイルであり、杏樹ちゃんがどうとかは関係ないのかもしれないけど)
杏樹ちゃんにとったら研修者は元々弱気を助けるヒーローみたいな憧れだったけど裏切られた、自分のような弱いものに手をかけようとするんだからという気持ちで童話や冒険譚も嫌いになったのかもしれません。
白髪少女(Twitterで名づけられてたの見たところ「アンジュ」ちゃんらしい。ここでは分かりやすく白髪少女とする)なんですけど、これは実験で生み出されるはずの存在だったんじゃないですかね。実験内容の一部は人格矯正でしたが、杏樹ちゃんは実験を繰り返しても人格が変わらなくて、それが失敗だから殺そうと決まった。でも、能力的にはげきつよマッチョな白髪少女の人格が杏樹ちゃんを殺そうとした夜に覚醒するんですよ。杏樹ちゃんを守るために研究所の全ての人を仏さんにした。けど、もう一つの実験の記憶操作ね、これを杏樹ちゃんがやられすぎていて常に記憶が曖昧で、白髪少女がオギャアしたことも事件も頻繁に忘れてしまう。そして目覚める度にここはどこ?パパとママを探さなくちゃとなっているのでは?
白髪少女は出てくる時姿を現わしませんし、きっと杏樹ちゃんの中にいて直接脳内に「ファミチキください」っていうてきてると思うので、壁の穴にカードキーとかねじ込まれてたりトムとジェリーぐらいしか行き来せんやろって穴に写真があったりするのは、どちらも記憶を思い出すのに必要なアイテムだから、辛い過去を思い出したくない杏樹ちゃんが未来の杏樹ちゃんが見つけてしまわないように隠してるつもりなのかもしれません。ネイルハンマーも壁にあるしね。過去の杏樹ちゃんは未来の自分が傷つかないよう、研究代表とその助手をパパとママと思いだり、そこまでしたんでしょうか。普通に元娘を使った可能性もありますし、そこははっきり分からなかったですね。
電気ベッド部屋とA-0010部屋がそれぞれ記憶実験人格実験に使われた部屋で、勇者が死ぬ話があった部屋がその経過を見る部屋だとしても、おそらく杏樹ちゃんがいた部屋以外にいくつかありますよね。考えすぎかもなんですけど、テディベアのぬいぐるみって海外では子供の死体を意味してホラゲにおいておくんですよ。杏樹ちゃん以外の実験体が杏樹ちゃんみたいに子供で少なくとも二人いたのかもしれません。もちろんその二人も仏さんになっています。一人はA-0010部屋横の部屋の実験体で、もう一人は特殊部屋の子でしょう。何故特殊部屋が(カードキー奥の部屋と似ているのに)杏樹ちゃんの部屋じゃない可能性を考えてしまうかというと杏樹ちゃんはこの部屋を見て何か思い出したりしませんし、杏樹ちゃんの嫌いは本が置いてありますし、あとテディべアがおいてあるならなぜわざわざこの女の子の人形も置いてあるの?ってちょっと思いません?テディベアが子供だとすると、使い古されたというのは何年も実験に付き合わされてきた子でボロボロというのも相当痛い実験に耐えてきた子ということなのかもしれません。なぜ研修者の死体はまんま骨で描かれてるのに子供だけテディベアで表されるのかというと杏樹ちゃんの罪の意識なのかなと思いたいです。被検体だとすると同胞で仲間だったはずですからね。特殊部屋の子は待遇がすごくよさそうに見えるけどカードキー奥の部屋は事件後に杏樹ちゃんが暴れて無茶苦茶になっただけで二人とも期待された被検体だったのかもしれません。
さすがにしとかなアカンってな補足:研究所内に実験器具が横並びに四つあるからさらに二人いたのかもしれない。動画ではもっと詳しく補足しとくこと。
それと一家惨殺事件とを合わせて考えるとテディベアも含め家族で杏樹ちゃんのきょうだいだったのかも。そして白髪少女の人格は元々同じ待遇を受けていたこの妹か姉か兄か弟かのテディベアから杏樹ちゃんの元へきたのかもしれません。
杏樹ちゃんはEDで「ひとりはいや」と言っていて、ひとりはいやっていうエンディングでは一度も白髪少女は出てきてくれてないんですよね。なんでなんやろな(分からんのかい)。
気付けば、全て妄想でした。
また何か日にちをあけて思いついたら、ここの最後に考察追加して更新ツイートしときます。
皆さんは「考察にも穴はあるんだよな…」と思いながら私の妄想にツッコミを入れてくれれば有難いです。