@mohi_53
シンジ君がさ、あまりのショックにカヲル君との記憶を忘れたい、無かったことにしたいとか、心の奥底に封印してしまうようなものではなくて良かったって思った。
人間の脳って精神的に強いショックを受けると、心が壊れてしまうことへの危機感から防衛本能が働いて
解離性健忘(一時的な記憶喪失や記憶の混濁)になってショックなこと自体が本人の中で無かったことになってたりとか
人格が分裂してしまい、自分はショックなことは受けていない。他の誰か(分裂した方の人格)がそういう目に遭っているって思い込んでしまう状態になったりすることがあって、これになると中々治らないんですけど
シンジ君の場合は失声症っていう一過性のもので良かったな、と。いやシンジ君が悲しい目に遭ってるのは良くないんだけど。
シンジ君の心が壊されてしまわないようすんでのところで押し留めてくれてたのってやっぱり、カヲル君が最後に言ってくれた「また会えるよ」って言葉だと思うんですよ。
普通、人が死ぬ時にそんなセリフ言う?って言葉じゃないですか。
大抵の人なら「生まれ変わってもまた会おうってこと??」って思いそうですけどなんかそういうわけでもなさそうだぞ?と。
カヲル君の言葉を素直に信じているシンジ君かわいいな。ちゃんと返事してるし。
もしかしてさ、第三村でトウジケンスケ黒波がシンジ君にしてくれたこと全部全部Qでカヲル君がシンジ君にやってくれたことと本質的に一緒じゃない…?
トウジがしてくれたこと→カヲル君はシンジ君に居場所を与えた
ケンスケがしてくれたこと→カヲル君は新しいことを始めるのも大切。やってごらん。とシンジ君にピアノを弾かせる+下界を見せて厳しくも現実を教える+無理に励まさないでシンジ君が1人でいる時間も尊重する
黒波の仲良くなるためのおまじない→行こうシンジ君。でカヲル君が手を差し出してくれる
シンジ君、第三村の人たちを通してカヲル君が自分のこと好きだから色んなことやってくれてたのに気づいたんだね。
カヲル君との記憶はシンジ君を元気付け、最後の言葉はシンジ君に一抹の希望を持たせた。
「君はリアリティの中ですでに立ち直っていたんだね」とカヲル君は少し寂しがるかもしれない。けどシンジ君はリアリティを通してカヲル君が自分を愛してくれていたことを理解してる。
だからカヲル君との記憶がシンジ君を苦しめるものではなく、シンジ君の心を守るものになっていたことが良かった。
だからカヲル君と過ごしたピアノを汚され、壊されてしまうかもしれないと感じた時あんな表情したんだね。
あの場所がカヲル君が与えてくれたシンジ君の安らぎの居場所、心の聖域なんだね。