第三回ダユオンアンソロジー「初夜」
寄稿予定作品
結婚後のダンデさんとユウリちゃんが初エッチをするお話
@oboro73672367
「……なんだか流されてる気がする」
布団に顔を埋めて、ユウリはぽつりと呟いた。ダンデの家のダンデのベッド。ようやく慣れた彼の匂い。
(初めて来た時は、興奮のあまり鼻血を出したっけ……って、そんなことを考えている場合じゃないね)
首を振って恥ずかしい記憶を追い出すと、ユウリは用意されていたペットボトルの封を切り、口を付けた。
「……あ、でもあんまり飲まない方がいいのかな」
「こと」の最中にトイレに行きたくなったら最悪だ。ユウリは飲みかけのペットボトルをサイドテーブルに戻した。
(…………)
することも無くぼーっとしていると、ドアの向こうからシャワーの音が微かに聞こえてくる。音の主はダンデ。
「……あぁ、やっぱり、無理だよう。どうしよう」
ユウリはぼふんとベッドに倒れ伏す。
シャワーを終え、パジャマを身に着けたユウリの顔は、完熟したカジッチュのように真っ赤になっていた。
時は一週間前に遡る。
「ユウリくん、結婚おめでとう」
その日、ユウリはロンド・ロゼのレストランで、ダンデと夕食を共にしていた。
「ふふっ。ダンデさんも、結婚、おめでとうございます」
まだ未成年のユウリは、オレンジジュースを飲みながら、にっこりとダンデに微笑みかけた。
半月前に、ダンデとユウリは結婚した。
挙式はブラッシータウンで慎ましく執り行われた。しかし、ダンデはガラルポケモンリーグ委員長、ユウリはガラルのチャンピオンだ。披露宴はガラルポケモンリーグの威信をかけて、シュートシティで盛大に開催された。その様子はガラル全土に中継され、ガラル中から祝福の声が湧き上がった。
「もう、凄い騒ぎでしたよね。楽しかったような、大変だったような……」
そう笑うユウリの首元で、シトリンのネックレスがキラリと光る。それは、ダンデから送られた婚約のプレゼントだった。
「そうだなぁ。ゆっくりと眠る暇も無いほどの騒ぎだったからな。ようやく落ち着いて良かったぜ」
ユウリも頷いて微笑む。しかしその表情はダンデの次の言葉でぴしりと固まった。
「だから、そろそろセックスをしてもいい頃合いだと思うんだが」
「セ、セ!」
「セックス」
そう、結婚はしたものの、ガラル中が盛り上がり過ぎたため、二人は方方への挨拶や取材で結婚直後から多忙を極めた。ようやく二人が落ち着いて夕食に出かけられたのが今日のこと。
そのため、ダンデとユウリはまだ二人の夜を過ごしていなかった。
「うぅ……。ダンデさん、なんてタイミングで言うんですか。折角の美味しい料理なのに、味がわかんなくなってきましたよ……」
よく見ると、ユウリの手元がぷるぷる震えている。
「別に、今すぐにとって食おうとしている訳じゃないぜ。ただ、心構えはしておいてもらおうと思ってな。いざという時にまた気絶でもされたら、おちおち口説けもしないからな」
「うぅ。心遣い、ありがとうございます……」
恋人として迫られた結果、ダンデの前で何度も気絶した前科がユウリにはある。
「結婚はしたが、キミはまだ未成年だからな。……ところで、万に一つの可能性を考えて、今日はホテルの部屋をとってあるのだが、どうだい?」
ダンデににっこりと問いかけられて、ひくりとユウリは顔を引きつらせた。下心を微塵も感じさせない爽やかな笑顔で、「スイートルームなんだけどな」とダンデはユウリにプレッシャーをかけてくる。
(ひぃ!嘘つき!今日はしないって言ったじゃないですか!)
譲歩するかのように見せかけて、笑顔でざくざくと外堀を埋めていく。それがダンデのやり方だとよくわかっているのだが、いつもユウリは流されてしまう。しかし、今日は流されるわけにはいかない。流されて、なし崩しにセックスをするのは嫌だ。ユウリは気合を入れてダンデを見返した。
「ダンデさん。素敵な気遣い、ありがとうございます。お言葉に甘えて、今日のセックスは止めておきましょうね」
「スイートルームだぜ?」
「ふかふかのお布団で、ぐっすりと眠れそうですね」
「ちょっと運動したほうが、もっとよく眠れるんじゃないか?」
「今日も忙しかったので、くたくたです。早く休みたいですね」
ふふふ。ほほほ。ダンデとユウリは笑顔で火花を飛ばし合う。
ほんの少しのにらみ合い。引いたのはダンデだった。
「仕方がない。キミの言う通り、またの機会にするとしよう」
「ありがとうございます」
勝った。ユウリは心の中でガッツポーズをして、オレンジジュースをこくりと飲飲み干した。しかし、簡単には諦めない。それがダンデだ。
「それなら、いつなら都合がいいんだい?キミの予定に合わせよう」
「へ?急がなくても……いいんじゃないですか?二人の都合が合うタイミングで」
ユウリはパタパタと手を振った。ユウリはまだ、セックスをする踏ん切りがつかない。出来れば、その話はまた今度にしたかった。しかしダンデは誤魔化されない。
「キミに任せたら、永久に予定が合わない気がするんだぜ」
「えーと、それなら、気持ちの整理もつけたいので、来月の……」
ダンデは何も言わず、ただにっこりとユウリを見つめていた。その表情の意味を悟り、ユウリの背中にじんわりと汗が流れる。
「う……。来月は駄目……ですか?じゃぁ、再来週の……」
ユウリは言い直したが、やっぱりダンデは動かない。その無言の圧力に、とうとうユウリが白旗を上げた。
「……わかりましたよぅ。来週、がんばります……」
「来週か、わかったぜ。ホテルをとった方がいいか?」
ダンデが笑みを深めて、うきうきとスマホをいじりながら段取りを始める。
「いえ、ホテルなんていいですよ。家の方が気が楽です」
(うぅ、負けた……)
ユウリは憂鬱な気持ちになりながら、大きくため息をつくのであった。
(あぁ、もう。あんなにぐいぐい来るなんて。ダンデさんのえっち。すけべ。おたんこなす!)
心の中で盛大に罵声を吐くのだが、心臓はちっとも落ち着かない。ばくばく、どきどき大暴れだ。
ユウリとて、もう18歳。それなりに大人の知識もある。だが、実感が全くわかないのだ。
(そりゃそうでしょうよ。だって!あのダンデさんが、私と、その、そーいう事をしたいだなんて)
「信じられないよ……」
ユウリはぽつりと呟く。そして、頭に浮かんだそーいう事を振り払うために、ぼすぼすと枕に頭突きを始めた。
「ユウリくん?何をしているんだ?」
「あ、ダンデさ……って、ひぅっ!」
シャワーを終えて部屋に来たダンデは、上半身に何も身につけていなかった。下はラフなハーフパンツを履いているが、その鍛えられた裸体を惜しげもなくさらしている。
「ユウリくん、なんで目を隠すんだ?」
瞼を閉じて、さらにその上に手を載せて目をふさぐユウリに、笑いを含んだ声がかかる。
ダンデの誘いからあの手この手で逃げようとしていたユウリが、とうとう観念してベッドの上で大人しくしている。ダンデはいたくご機嫌だった。
「ダンデさんが、セクシーで眩しくて……。目が潰れちゃいます」
「目はそう簡単には潰れないぜ」
ダンデは笑いながら、ユウリの手を引き離して、ベッドに押し倒した。これから始まる行為を意識したのか、ユウリが息を飲む。微かに抵抗する素振りを見せたので、ダンデは力を込めて、ユウリの腕を布団に縫い付けた。
「ダンデさん。これでは私が動けないのですが」
「大丈夫。キミは動かなくていいぜ」
そう微笑んで、ダンデはユウリの瞼にキスを落とした。
「オレに任せてくれ。大丈夫。目を閉じているうちに、全部終わるさ」
くち、くちゅ、ぴちゃ。
ダンデの口が隠秘な水音を鳴らす。そして、時折「ん」、「あ」、「ふぁ」と甘えた吐息が部屋に響いた。
「ん……ダンデさっ……あ、セックスするのに、こんな事、もっ……するん、ですか?」
耳をダンデに舐られながらユウリが問いかける。初めての筈なのだが、ユウリは思いの外敏感で、ダンデが与える刺激を受け止め、その体を震わせていた。
ダンデは、キスから始め、舌を絡め、耳を吸い、鎖骨を食んで、緋色を散らしていった。その行為は恥ずかしくも、気持ちいい。ユウリは嬌声を上げ、腰をくねらせた。
「そうだな……。ユウリくん、セックスの知識はあるのかい?」
愛撫の舌を止めて、ダンデはユウリを見下ろした。まだ前戯はこれからなのだが、パジャマを乱し荒く息をつくユウリは非常に、艶めかしく色っぽい。
「一応、スクールで習う程度には……」
つまり、教科書程度の知識しかないということだ。無垢で無知な少女に、ダンデの笑みが深まる。
「そうか。じゃぁ、オレが教えてやらないとな」
ダンデは、ユウリの手を離し、パジャマのボタンを外していく。徐々に露わになる白い肌。緊張のためか、四肢が強張る。
「セックスはオレのペニスをキミの膣に入れる。それは知っているな?」
ユウリは視線を逸らしてこくりと頷く。その顔は首元まで真っ赤だ。
そんなユウリのまだ幼さの残る下着をずらし、ダンデは彼女の膨らみに手を這わせた。
「あっ」
「だが、オレとキミの準備が出来ていないと、膣にペニスは入らないんだ。その準備の事を前戯と言う」
「あ、それが、こ、の?……ん」
「そう。互いの肌を合わせて、愛撫し合うのさ。そうやってお互いが気持ちよくなることで、キミの膣は潤い、オレのペニスは硬くなる。そうして初めて、オレたちは一つになれるんだ」
だから恥ずかしがらずに、気持ちよくなってくれよ。そう囁くと、ユウリは少し躊躇いながらも、素直に頷いた。
「よし、いい子だ」
ダンデは双丘の頂きを口に含み、柔らかく甘噛して吸ってやると、大きくユウリの腰が跳ねた。
「ん、あっ」
「言っただろ。気持ちよくなるんだぜ。声を殺しちゃ駄目だ」
そっとユウリの口を抑える手を退ける。行き場を失った手は、宙をさまよい、ベッドのシーツをぎゅっと握りしめた。
「あっ、あっ、ん……あ……」
ダンデの舌の動きに合わせて、ユウリは可憐に鳴き声を上げる。その擦り付ける腰の動きにダンデは目を細め、彼女の秘部に手を差し込んだ。始めて触れられたそこは、しとやかに潤いつつあった。
「いい子だ。濡れてきているぜ」
「や、あ……。電気、消して下さい」
下着をずらして脱がせると、ユウリは目を潤ませて懇願する。
「仕方ないな。今回だけだぜ」
照明の光度を落とすと、途端に部屋は薄暗くなった。微かな光の中に、ユウリの白い肌が浮かび上がる。
股を開かせて舌を差し込むと、仄かに甘い女の味がした。
「あっ、や、や、そんなとこ……汚い、あっ」
「でも、気持ち良いだろう?ここを濡らすにはな、舐めるのが一番効率がいいんだぜ」
「でも!あっ、あ、あ、あ、や、ん……きたな、ん」
「大丈夫。とても綺麗だぜ。とても……」
まだ誰にも触れられていない秘部は、鮮やかなピンク色でとても愛らしかった。初めて流れるさらさらの愛液を、ダンデは夢中で舐めとり、啜る。
くちゅり、と指を差し込めば、幾分かぬかるんで、柔らかくなったそこは、ひくつきながらダンデを迎え入れた。とはいえ、まだ若いそこは固い。クリトリスを弄りながら、解すために指を抜き差しする。
じっくり、焦らず、落ち着いて。ユウリが気持ちよさそうに、喘ぎ、震えるさまが愛おしい。
「あ、あ、らんれ、さっ、あ……お水、喉、がっ、あ……」
ずっと喘いでいたせいだろう。ユウリが可愛らしく水を求めてきた。
サイドテーブルの口の開いたペットボトルから、ダンデは水を口に含む。口移しで、直接水を流し込んでやると、こくこくと喉を嚥下させて、ユウリは美味しそうに水を飲み干した。
それを2度3度と繰り返す。もちろん愛撫の手は止めない。
指の本数を2本に増やすと、ユウリの嬌声がさらに高くなった。まるで鈴の音のように、ころころしゃんしゃん、ユウリは喘ぐ。
「あっ、あっ、やぁん、やぁ、あん、あ、あ」
胸の愛撫も徐々に感じるようになってきたようだ。乳首を摘んでやると、膣がきゅっと締まる。ユウリは髪を振り乱して、乱れた。
「やぁっ、やぁっ、も、むり、や、や、あっ、あっ、あ」
「ユウリくん、気持ち良いだろう?訳がわからないくらい良いだろう?それはイクってことなんだぜ。大丈夫、怖くない。安心してくれ」
「あ、あ、い、イク?ん、ん、いく、いく、あ、ん、んーーーー!」
ユウリがひときわ大きく跳ねた。そして、ピクピクと痙攣しながら、大きく息をはく。その身体はくったりと弛緩して、気だるそうな瞳が、とろんとダンデを見上げた。
「なんか……すごかった、んですけど……。まだ、目がチカチカします。ん……」
ダンデは軽くユウリの口を吸う。ユウリは大人しく、なすがままにされている。
「頑張ったな。これで、オレもキミも、準備万端だぜ」
「ダンデさんも準備出来たんですか?」
「ああ。バッチリだぜ!」
ダンデはズボンを取り払い、自分のペニスにコンドームを被せた。子供を作る予定はまだ無いのだ。長い間想いを寄せてきたユウリを前に、期待にペニスがとくりと震える。
「しかし初めてだからな。体格の差もある。痛みがあったら、ごめんな」
(痛くても、止まってやれないかもしれない)
本音を誤魔化し謝罪して、ダンデはユウリの入り口に自分のペニスを充てがった。少し力を入れてやると、つぷりと自分のものがユウリの中に入っていく。
「うっ、ぐ」
「大丈夫ですっ、か?」
身体の中に入ってくる異物感に顔を顰めながらも、ユウリはダンデを気遣った。ダンデも苦しそうに、眉間に皺を寄せているのだ。その顔に、先程までの余裕は無い。
「大丈夫、だ、ぜ」
ダンデは、顔を引きつらせながらもなんとか笑顔を浮かべた。そして、ユウリの頭を撫ぜる。
(これは……キツい、な……)
ほう、とダンデは息を吐いた。ユウリの中はぬるりと暖たかった。そして、ダンデの挿入を喜ぶかのように、きゅうきゅうと艶めかしく締め上げてくる。
正直、早く腰を振りたくて仕方が無かった。この柔らかい蜜壺を穿ち、突き、めちゃくちゃにしたい。そんな衝動に、ダンデは震えた。
しかし、ユウリは初めてだ。あまり、無体を働く訳にはいかない。鋼の理性で奥歯を噛みしめ、ダンデは艶めかしい誘惑に耐えた。
「ユウリくんこそ……っ、大丈夫か?」
「はっ、はい。大丈夫で、……ん、あっ」
余裕のありそうなユウリの表情に、堪えきれずにダンデは律動を開始した。育てた蜜壺の中に自分の剛直を擦り付ける。その刺激は、極上の快楽だった。
(っ、ヤバいな。とろける、ぜ!)
ダンデの腰の動きが、徐々に大きくなっていく。もっと、もっと。ダンデは快楽を貪った。
「あ、あ、あ、あ、あ」
ダンデの動きに肺を押し上げられ、ユウリが苦しそうに息を吐く。やはり、初めての彼女には辛いのだろう。でも、もう止まってはやれない。それに。
(苦し気な顔も、可愛いな)
そう思ってしまうのだから、仕方ない。バトルの最中ですら見せないユウリの苦悶の表情に、ダンデの興奮は最高潮に達した。
「あ、待って、あ、あ、あ、いたっ、む、り……」
歪むユウリの瞳から涙が流れた。
(痛むのか……それは、愛液の分泌が足りないな)
欲に浮かれた頭でぼんやり考え、ダンデは腰の動きはそのままに、ユウリのクリトリスを摘まんで擦った。
「ひゃうっ、ひゃ、や、あぁ」
その刺激に、ユウリの体が大きく跳ねた。同時に膣もきゅうっと閉まる。
「ぐっ。ユウリくん、締めるな、よ」
快楽がぞくぞくと、背中を這い上がる。
「ひん、あ、やっ、むっ、む、り……」
ユウリの声色に、甘い響きが混じりだした。白い頬が赤みを帯びて艶めく。
「ユウリくん。気持ちいいのか?」
「あっ、あ、あ。い……です。ん、あ、あ」
「そうか。オレも、気持ちいいぜ。ふっ、く……ぐっ」
「ひっ、あ、んーーーっ」
射精の絶頂は穏やかだった。どくりとペニスが鼓動し、ユウリの中に欲を放つ。もちろんコンドームは付けているが、ダンデはユウリの中に押し込むようにぐりぐりとペニスを押し付けた。ぴくり、ぴくりとユウリは反応を返す。しかし。
「ユウリくん?ユウリくん?」
ユウリは気を失っていた。華奢な身体を無理に突きすぎたか。それとも、緊張が極限に達したか。
「ははっ。後者かな」
ダンデは自分の都合の良いように解釈する。ユウリの表情は穏やかで、行為の最中の苦悶の表情の名残は消えていた。
ずるりとペニスを引き抜くと、ダンデは快楽の余韻に身を震わせた。そして、精を放ったばかりの自分のペニスを見下ろす。それは、まだ大きさと硬さを保っていた。
衰えぬ性欲がダンデの下半身をじくじくと疼かせる。
「……久方ぶりだったしなぁ」
ダンデは苦々しく笑った。
ユウリがチャンピオンになってから4年間。一途に操を守り、彼女の準備が整うのを待っていた。最後は待ちきれなくて強引に事を進めたが、辛抱強く耐えた方だろう。
ただ、4年分の欲はそう簡単には解消されない。
(無茶はさせられない。彼女は今日が初体験だったんだぞ)
そう思いながらも、ダンデは新しいコンドームをペニスに装着していた。いけない。しかし、あと一回くらいなら。彼女が目を覚ますまで……。
「んぐっ」
つぷりと再びユウリの中を突き刺す。その快楽と背徳感に、ダンデは恍惚の笑みを浮かべた。
「おはようございます。ダンデさん」
胸元から朝を告げる可憐な声がして、ダンデの意識は浮上した。しかし、頭は微睡んだままだった。ダンデは目を閉じたまま返事をする。
「ん、おはよう……ユウリくん」
「ダンデさん、なんかすごく股が痛いんですけれど」
「あー。初めてだったからな。……やはり、身体に負担だったな。すまない」
「あ、いえ、大丈夫です。我慢できる程度ですし、その……最後は……気持ちよかった……ですし」
恥ずかしそうなその声に、ダンデの口元が満足そうに弧を描いた。
「次は、痛みがなくなってからにしような。暫くは入浴時に滲みるかもしれないが」
「わかりました」
小声で返事が帰ってくる。「次……ですね。はい」恥ずかしそうなユウリの声。ぞくりとペニスが反応した。しかし、今は駄目だ。
「あの……ダンデさん。起きませんか?」
遠慮がちな声。辺りは既に明るかった。耳をすませばココガラの囀りが聴こえる。
「まだ、キミと寝ていたい……」
眠気に理性を溶かして甘えると、胸元でユウリがくすりと笑う気配がした。
「仕方ないですね」
ダンデの背中をユウリは優しく撫ぜる。言いようもない幸福感に包まれて、ダンデはまた夢の中へと落ちていった。