@ichigochoco_m
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こちらの、汐田医院様のリハビリに通っておりました。
休み休み通ったうえ、大遅刻で短いという、まだまだ通院の必要そうな出来ですが…。
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最初がいつであったかは、忘れようもない。それは、高校の卒業式前日に電話をかけてきた福富が言い出したことであったから。
二回目は、大学に入ってから初めてのデートだったはずだ。
三回目は、初めてのお泊りで、福富の家に泊まったとき、金城から言い出した。
それからだろう。それはどちらからともなく、習慣になったのであった。
S系統のバスに乗り込むと、だいぶ混雑していた。
週末の東京駅へ向かうこのバスは、どうしたって新幹線へ乗り込む人達と荷物でごった返してしまう。
ニット帽をかぶった金城は、冬にも関わらず暖かな日差しが降り注ぐ窓の外を眺めていた。
コートの下の秘密を思い、ひっそりと微笑む。
福富に取られたものを数えればキリがないけれど、たびたび、お詫びだと言いたげに、福富は意味のないプレゼントをよこしてくる。
このニット帽もそうだ。帽子の端には小さな蛇の刺繍が入っている。
停留所に停まると、客が乗り降りするが、乗る客の方が圧倒的に多く、体格のよい二人は、狭いバスの中で身を寄せ合う。
二人の近くに、老夫婦がやってきた。あいにく、立っている二人には席を譲ることもできず、せめてもと、さらに身体を寄せ合った。
「」
金城が目の前にある福富の耳元へそう囁くと、福富は顔を真っ赤にして、小声で、しかし出来る限りの叫び声で名前を呼び咎めた。辛辣な声を出そうとしているが、嬉しさが滲み、存外に甘えたような口調に聞こえてしまう。
次の停留所で、二人の目の前の席があき、老夫婦に声をかけて座ってもらう。
新幹線を降りた金城は、夕飯の約束をした荒北と落ちあった。
福富の家から約二時間、静岡と東京の行き来はちょっとした小旅行だ。疲れもあるため、だいたい帰りは荒北と外食している。
「まぁたやられたのかヨ……」
席に着くと、明らかに呆れの含んだ声で、荒北がそう言った。
「ちゃんと、付けとけよォ……ボタン」
金城は、そう指さされた胸元を見やり苦笑する。
それはもぅ、またと言う回数を当に超えた毎回の恒例行事なのだ。
そうして切り取られたボタンを、福富は大切に集めて保管している。
いじらしいと思う金城であったが、それは荒北には秘密にしている。言ってしまえば嫌そうな顔をするのが、目に浮かぶようだった。
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もっと膨らませられたら、支部にあげ直します…_ノ乙(、ン、)_悔しい