@i_tenmonooki
一面ボス、五面中ボス

地の底のパンクボーイ
ディッグ
Digh
能力なし
地獄生まれ地獄育ちの人間。奈落の底で生を受けたからか、地上の人間とは比べ物にならない程の身体能力と生命力を持つ。地上に遊びに行く事が好き。彼の持つ輪っかは仲良しの船頭に作ってもらったもの。レーザーを放つ事ができ、弾元となる宝石の数も自在に変えられるハイテクっぷり。彼はこの輪っかに自分の名前をとり『ディッグリング』と名付けた。
何十年も前、地上から久々に故郷へ帰った時、彼の目の前に広がっていたのは淡々とした更地のみであった。故郷である地獄は時の閻魔によって滅ぼされてしまっていた。自分の家族や地獄のみんなは冥界に移り住んでいたらしい。目の前の事実を受け入れる事ができず彼はただひたすら泣いていた。
『お帰りなさい、故郷の者よ。』
一人の者が彼に声をかけた。地獄の創設者の一人である、與々奴鬼崇坊である。
『私と共に、故郷を甦らせませんか?』
彼は崇坊の誘いに乗った。自分の故郷をめちゃくちゃにした奴への怒りと共に。そして彼は現在、故郷の復活の為出来る限りの事をしている。
二面ボス

船着場の骸骨船頭
コヴギィ
Covegie
能力なし…?
人のあまり立ち寄らない川岸に住居を構え、渡し船の船頭を仕事とする骸骨。水の通っている場所ならどこでも連れてゆく事ができる為、魔術師達の旧都や冥界の河川、はたまた海にも行ける。ただし目的地までの船旅では時の流れが相当ゆっくりに感じるのでそれに耐える事ができなければ彼の船を利用することは難しい。なぜ時の流れがゆっくりに感じるのかは不明。一説によると彼自身が怪しいのではと言われている。
地獄の人間であるディッグとは仲が良く、彼が十年前、渡し船を始めてからの仲である。ディッグは持ち前の身体能力と生命力以外に特別な能力がない為、戦闘手段である弾幕もいまいち不得意であった。その悩みを解決すべく、彼との弾幕ごっこや道具の開発などで協力した。そして主人公達が来る五ヶ月前、ついにレーザーを撃つことのできる輪っかを作ることに成功した。ディッグは早速使い方をマスターし、今では相当な強さを手に入れている。彼はディッグの成長を喜びつつも、少しばかり後ろめたい気持ちを感じたまま。なぜなら自分はこれから、大事な親友を間接的に裏切るのだから。
三面ボス

御伽の魔術賢者
リテール・パラゴタニア
Litayle=Paragotania
魔術を扱う(夢系統)
魔術師達の旧都に住む魔術師の一人。現在から約250年前、魔術師達の旧都を創ったことで周囲からは賢者と呼ばれている。現在御歳300歳。魔術師達の扱う魔術には系統があり、彼女は夢系統の魔術を扱う。夢系統とは、少年少女が夢見るような、綺麗で、幸せで、それでいて強力な魔法の系統のこと。例えば物を生成したり、衣装を変えたりなどまるで御伽噺のような魔法が使えたりするのである。彼女はその想像を超えた魔術で、都市を作ったのである。しかしその都市も時とともに風化し、今では彼女を含め元来からの魔術師が何人か残留しているだけの旧都となってしまった。そうなった原因には、人々が完全に魔術を頼らなくなったことで魔術師を志す人妖が少なくなり、人の出入りも絶え結果的に寂れてしまったという事実があるようだ。
魔術師達の旧都にはかつて多大なる功績を数々残した大魔道士様もいた。彼によってこの旧都は栄えていたと言っても過言ではない。彼がいた事により、旧都は滅びずほぼ現存のまま、彼女ら魔術師達が住める状態で存在していた。そのため彼女は心から大魔道士様を信頼し、慕っていた。しかし現在から十年前、大魔道士様の姿が旧都から忽然と消えていた。このままではここに住んでいる僅かな魔術師達が居場所を失ってしまう。彼女は最大限の力を使い旧都を守ってきたが、やはり歳には逆らえず彼女の力はだんだんと衰えていった。そしてついに彼女は大魔道士様を探す決心をした。だが事態はそう簡単に収集がつく訳でもなく、一人途方に暮れていた。そこで彼女は寂れた旧都に度々訪れる二人の人間を頼る事にした。純粋に魔術を学ぶ明美と、古代魔術を学び結界排除の魔法を扱うようになってしまったアミリオーレ。この二人ならば、自分の期待に応えてくれるに違いない。彼女は自分の願いを彼女らに託す事にしたのだ。
四面中ボス

旧都に留まる水流
ランス・クォリテ
Lans=Kuolitee
魔術を扱う(水系統)
魔術師達の旧都市に住む魔術師の一人。元は人間。水系統の魔術を扱う事ができる。それはその名の通り水をまるで生きているかのように操ったり、水質を変化させたりできる。便利。
彼女は異時空界に住む人間だった。彼女の住む土地には浅い川が流れており、比較的水害が起こりやすく、激しい雨が降れば大惨事になりかねなかった。しかし水害を抑える力など彼女は持ち合わせていない。そんな時、彼女は『魔術師達が住む都市』がある事を知った。彼女は水系統の魔術を学び、使えるようになる為、都市に足を運んだ。
ちょうどこの時、都市は全盛期であった。魔術師を志す人妖があちらこちらに見え、人が集まる場所が得意ではない彼女にとっては大変な気苦労であった。右も左も分からず途方に暮れていた彼女を助けたのはガトールだった。彼はこの都市の生まれらしく、都市の事ならなんでも知っていた。
「ねぇ、君は多分魔術師を志している人間でしょ?僕もそうなんだ。僕は生まれながらの魔術師だけど、魔術はまだ修行中。一緒に頑張ろうよ」
彼は彼女にとって同期であり、共に励む仲間だった。それは彼が本性を明かし、ありのままとなっても同じだった。三年後、彼女は無事魔術を習得した。その後一旦異時空界へ帰り、水害の発生を抑えることに尽力した。
それから五年、久しぶりに旧都へ向かいガトールに会いに行った。ガトールはあの時そのままの姿だった。魔術師は永命の魔術を使い長く生きている。自分は人間であり、そう長くは生きられない。その事に悲しみを覚えた彼女は永命の魔術を完全に習得すべく、現在まで約百年、旧都に留まり続けている。
今回彼女は大魔道士様を探すのを手伝っていた。そこに主人公達が通りかかって挙げ句の果てに吹っ飛ばされた。かなしい。
四面ボス

怒業の魔炎
ガトール・フェイム
Gatowl=Faim
魔術を扱う(炎系統)
魔術師達の旧都に住む魔術師の一人。生まれながらの魔術師で、自身の故郷は勿論旧都。炎系統の魔術を扱う事ができ、その名の通り火を使う魔法なのだが…彼…コホン、彼女の場合はちょいと特殊で、自身の怒りの度合いに応じて火力が増すのだという。そういや彼女、見た目は男性だが女性のような喋り方をする。以前にも似たような奴がいたが、そいつみたいに中身に何かが宿っているのではなく、まぁ分かりやすく言っちゃうとオネェ…?なのである。なので彼女を話題に出す時は必ず『彼女』と言うこと。いいわね?
彼女は魔術師達の都市に生まれたが、彼女が生まれた頃はまだ都市が栄えている頃だった。沢山の魔術師や魔術師を志す人妖が行き来しており、あの大魔道士様の力も再び盛んになった頃だった。彼女は大魔道士様直々に自分に合う魔術を判断して貰ったところ、自身の性格や身柄の関係で炎系統がよろしい、と。最初はなぜ自分にこの魔術が合うのか分からなかった。むしろ同期の仲間が志していたような水系統とか、なんなら単純明快な純系統とかが良かった。しかし彼女はものすごく怒りやすい性格で、怒りを感じれば感じる程火力が増したことでやっと受け入れたようだ。こうして魔術を習得し、魔術師として暮らしていくうちにいつのまにか都市は寂れ、気がつけば大魔道士様もいなくなっていた。大魔道士様を探しに行く、と賢者が言うと、彼女もそれに協力した。そして彼女は不思議な扉を見つけ、その中に入っていった。するとそこには閑散とした風景が広がっていた。
『おや、見てしまったのですね?』
一人の僧に見つかってしまった。僧は彼女を見るやいなや、『あなたはあのお方を探しに来たのですね…なら止めなければ』と言い放ち、彼女に術をかけ自分に従わせた。それから彼女は地獄への扉を頑なに守る門番となってしまい、賢者が声をかけても怒りの魔炎で追い返してしまっていた。そして現在、主人公達に倒されるまで自分としての記憶や自我が無かったのだという。
五面ボス、六面中ボス

地獄の悪僧
與々奴鬼 崇坊
Todomeki Soubou
苦役の場を生成する
異時空界の結界師の正体。以前夢と現実が混ざり合った際も夢で正体を表していたが、三時や限にはバレていなかったようだ。彼自身についての些細なことはほとんど6.5弾で語ってしまったのでちょっと省略。
生前の彼の職業は僧侶であった。しかし彼は僧侶でありながら殺生を好み、彼の法衣はいつも血に塗れていた。勿論世の中は彼の家柄の所為で無理矢理僧侶にさせられてしまったのだから仕方がないとは言わせない。悪虐な所業が暴かれ彼は斬首された。彼は喜んでそれを受け入れたのだという(享年27。あまりにも短い生涯だった為、彼は自分のことを『元から地上に居なかったもの』としている。なので彼は『地獄生まれの悪僧だ』と言っているのだ。)。
彼は死に、辿り着いた冥界では勿論懲罰が与えられた。彼はあまりにも生温い苦役に満足しなかった。こんなに生温くては自分のような罪人は死後楽な思いをするだけだ、と。彼は閻魔に厳しい苦役を求めたが、その声は瞬く間にかき消された。自身の意見など誰も聞いてくれず、およそ百年の間途方に暮れていた彼はある時一人の人影を見つけた。地上で必要とされなくなり隠居を考えていた大魔道士である。彼は大魔道士に自身の望みを打ち明け、協力を要請した。すると大魔道士は賛成し、すぐさま作業に取り掛かった。場所を見つけ、土壌を整え、基礎を創り上げた。そして大魔道士は彼に『あとはあなたの仕事だ、あなたの思う苦役の場を作りなさい』と言い、彼に力を、能力を与えた。彼は一応仏教の僧侶だったので、このような場所には『地獄』がふさわしいと考え、思う通りの苦役の場を創り上げた。血の池、針の山、灼熱や氷結…彼は自分が苦役を望んでいたのにも関わらず、実質的に地獄の支配者となっていた。そして彼はあの世でも、幾つもの罪を重ねていった。
しかし、ある時事態は急変した。時の閻魔が圧倒的な力で地獄を滅ぼしたのである。確かに彼は地獄を創ったが、天国と呼ばれる場所は無かったのである。それから彼は地獄を甦らせる為、できる限りの策を練り、実行した。怪しまれぬよう夢遊町の寺の坊さんや異時空界の結界師として仕事をするついでに地上を監視することが主であったが、そんな中で彼は一つの名案を思いつく。もし全ての策が失敗に終わった時、あの時自身の願いを叶えてくれた大魔道士に託そう、と。あの方ならば土壌だけでなく、失われた全てを取り戻してくれる。彼はそう信じていた。彼は大魔道士を探し出し、計画に協力するよう促した。すると大魔道士はあの時と同じように、快く提案を受け入れ、協力する事を誓った。あとは適切な時をはかり実行、これで全ては上手くいく。そう思っていた。最後の最後であの大魔道士に裏切られるまでは。大魔道士はあの時と同じように振る舞っただけだったのだが、彼にとってそれは裏切りに等しい行為だった…。
あれから彼はその場から動けずにいた。しかし彼の希望は完全に捨てられた訳では無かった。少なからず彼に救われた地獄の住民達 が彼のもとに寄り添い、協力を誓ったのだ。地獄の悪僧は、自分達の居場所を、仲間と共に、少しずつ、甦らせることとなったのである。
六面

古来現在の大魔道士
ベルナード・ツィーグ
Belnerd=Tsieg
魔術を扱う(古代魔術全般)
約七百何十年の間に様々な功績を残している大魔道士様。古代魔術全般を扱う事ができ、その腕は一流の魔道士が百人同時に対決を挑んでも及ばない程。本来ならば六面なんぞに収まる実力では無い。
彼は約七百何十年前、魔術師の家庭に生まれ、彼が二十代の頃に夢遊町の結界を創ったことで名を知られるようになった。その際人々の生活を魔術により支え、暮らしをより良くしていった。しかし、そんな世界にも段々と近代化の影が近づいていた。二百年後、当時の最先端である家電やら道具やらが流入して来た際、自身の必要性は無いと実感した。彼は人々に頼られなくなった。なので、彼は人知れず姿を消すことにした。人々に見つからぬように、そっと。その後五十年の年月をかけ彼がたどり着いたのは地の底の世界、本来死人が来る場所である冥界だった。ここならば地上の人に場所を特定されずにのんびり暮らせると思ったが、不運にも一人の死人に見つかってしまった。いや、明らかに目があった、誤魔化しようがない。彼は仕方なく死人の話を聞いてやった。すると死人は不思議なことに、自身は罪を犯し冥界でも懲罰を与えられているにも関わらず更なる苦役を望んでいるというのだ。おもしろく不思議なその提案を彼は快く受け入れ、早速作業にとりかかった。思えば五十年間の間魔術を使っていなかったからだろうか。作業は一瞬で終わってしまった。それだけでは物足りないので彼は死人に力を与えた。彼の思うものは彼自身に任せる事が得策だと考えたからだ。それから後は地獄での残虐な惨状を横目に、静かに隠居生活をしていた。
それから何百年。静かに生活していた彼のもとに、一人の魔術師が訪ねて来た。『魔術師達の都市を創ったので大魔道士様にも来て欲しい』とのことだった。仕方がないので見に行き、仕方がないので都市に住居を移した。この都市には魔術師を志す人妖やまだ未熟な魔術師らが沢山いたので、彼はそれらの人々に魔術を教えるようになった。勿論、仕方なく。こうしてなんとなく日々を過ごしていたが、だんだんと都市は寂れていき、魔術師の力なくして都市は存在できなくなっていた。彼は自分の生命を保つことや都市の維持の為にほとんどの魔力を使い果たしてしまっていた。しかし…そんな時にまた、あの時の死人が来てしまった。死人曰く、なんとあの地獄が時の閻魔によって滅ぼされたというのだ。内心衝撃を受けながらも、彼は自身の実力の不足を嘆いた。そして死人がその地獄を甦らせようと提案し、彼はあの時と同じように快く受け入れた。しかし彼の力はだいぶ衰えている為、最低でも十年は必要だった。それを実行させる為に彼はまた地下へと姿を消した。地上を偵察する為そして自身の魔力の温存の為に骸骨の姿になり、さらに自身の老化を防ぐ為に周囲の時を遅く進ませた。あの船頭との船旅で時が遅く感じるのはその為である。(ちなみに時を遅らせたり戻したりする術は古代魔術の教典に記されており、その魔術の先祖はグリェイなのだという。)
そしてあれから十年。魔力も十分に蓄えられ、計画を実行に移した。しかし全ては甦らず、計画は半ばで終わってしまった。でも、彼の計画は成功した。土壌を整え、主人公達との戦闘で魔力を使い果たすまでが、彼の協力だったのだ。彼はあの時と同じように、協力しただけなのだ。どうにしろ彼があんな苦役の場を作れる訳がないのだから。(彼、完成させる気は微塵もないとか言ってるけどこれは彼なりの挑発行為なだけであり與々奴鬼への激励でもあるのです。決して大魔道士が非道なわけではありません。)
EX中ボス

突然の来客
弥生 陽向
Yayoi Hinata
物事を写し出す
言わずと知れたぐるぐるメガネ野郎。魔術師達の旧都市に主人公達を呼び寄せた張本人だが、なんでこんな場所に!?実は陽向の知り合いが魔術師達の旧都市を訪れており、どうしても主人公達にその人を紹介したいという事だった。
EXボス

素性不明のマルチクリエイター
『ないじさん』
Naijisan
あらゆる技術を生み出す
『ないじさん』と名乗り、主にSNSを中心に活動するマルチクリエイター。特注の機械の製造やサイト、アプリケーション開発、動画制作や映像協力など、様々な分野で幅広く活動している。『ないじさん』や『彩破ないじ』という仮名を使っているが、本名は不明。あの陽向でさえもないじの本名を知らないのだという。仮名の由来は“世の中のレッテルを無視(ないじ)したクリエイターとしてありたい”からだという。
ないじさんが乗っているのはお掃除ロボットの“RUNちゃん”。外界の某おそうじロボットを改造したような見た目をしており、ないじはコレに乗って空を飛ぶことができる。今回乗ってきたのはソフトという名前の機体。他にもラクト、ミルク、クリームの三種類があり、名前は全てアイスに由来する。
陽向とは同い年であり、出身大学も一緒。夢遊町では異変解決者もやってる。陽向がないじを見つけ次第絡んで来るのを心底うぜぇと思っている。
好きな食べ物はパックの栄養ゼリーやエナドリ、嫌いな食べ物は手間がかかるもの(焼き魚など)らしい。それに、RUNちゃんにあの名前をつけるあたり、アイスも好きなのだろう。