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聖耳官:一周目 プロローグ&自機紹介

全体公開 1041文字
2021-10-03 06:22:21

此処は郷邑の街。

冬も過ぎ、街の景観は既に春一色となっていた。

そんなある日のことである。

街の中の一軒家。窓辺で三色団子をくわえながら、玄関前の桜をボーッと眺めている者が一人。
「全世界コッペパン協会」防衛大弾頭、朱鷺野 千鶴である。

千鶴(花見、こんなもんかぁ。)

と、団子に寄せていた意識を目の前の桜に映す。

千鶴「何あれ、タコ?」

ボーっとしていた意識が一気に疑念と警戒で覚める。

そのタコは窓越しにこっちの姿を確認したようで、そのまま玄関のチャイムを鳴らした。

ピンポーン

千鶴(え? 客なの?)

千鶴「はい、今行きまーす。」

ガチャ

?「ミミニミニニミ、ササニサハハサ、ボンジョールノ。」

千鶴「え、何々? かろうじてボンジョールノなんですけど!?」

?「おっと、翻訳機をつけ忘れていました。今の御無礼お許しくださいませ。」

千鶴「え? ええ、それで何を言おうとしたの?」

?「実は、聖耳界より聖都句蛸様が、千鶴様にお会いしたいと。」

?「それであなた様に聖耳界に来てほしいのです。」

千鶴「せいと、くたこ?」

?「ええ、聖都句蛸さまでございます。」

千鶴「な、なるほど……それで、なんでこっちから向かわないといけないわけ?」

?「句蛸様は賢者であります。とてもお忙しいので、宮殿を離れるわけにもいかないのです。」

千鶴「賢者……あんまり忙しいイメージないけどそうなんだ……。」

涼(呼んだ?)

千鶴「呼んでない!」

?「今回、お一人での訪問となります。移動には涼様の能力をお使いになられても構いませんが、聖耳界に着いたらそこで能力の使用を止めるようにお願いします。」

涼(はーい。)

こうして、謎の人物「聖都句蛸」に謁見するため、千鶴は聖耳界へと向かうのであった……


自機紹介



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自機

協会所属の防衛者

朱鷺野 千鶴
Tokino Chiduru

能力:迎撃する

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ショット:誘導と拡散の二丁拳銃

ボム:ありきたりな爆弾

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郷邑には人ならざる者が固有の進化を遂げ、
人の姿で人とコミュニケーションを取っている者が多い。
それは知っているのだが、まさかタコもとは。

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