今まで書いたヤツで一番長い(推定)
ある意味ネタバレ【暴力表現等有】
@dinec32
―……‼ついに自分自らを捨てないで下さい!!どうして……は……のお互いを捨てようとするんですか?どちらが欠けても……は……じゃなくなるんですよ……………―
「レッツ、暖取り」
(っ¬д¬)っ
(; ・ー・)「やめてくれ」
(¬д¬)「そういえば君主、何で先輩って名前2つもあるんですか?」
( ・‐・)そ
(; ・ー・)「その事情はあんまり…」
(¬д¬)「?」
( ・'∀・)「おい、従者また余計なことに首突っ込んでるのか?」
(;¬д¬)「あ、主!!違うんです、私は単に疑問が出たわけでして…」
( ・'∀・)「は?」
カクカクシカジカ
( ・'∀・)「…確かに他の連中の名前が重複してるヤツはあまり見たことがない、どっかのぼんくらの子供の名前なら変な名前になっていたが、皇の間で流行ってんのかその名付け方。」
(; ・ー・)「そんな流行り聞いたことがない」
( ・'∀・)「じゃあ、ヤツの名前はどうなってんだ、誰がつけた?」
(; ・ー・)「アイツと一緒に考えたが…」
( ・'∀・)「あの水晶女か」
(°ー°◆)「水晶女じゃなくてクレフィーナって名前があるんだけどね黄色」
(#°'∀°)「出たな?!後、黄色呼びすんな!!!!」
〜
(°‐°◆)「ネームさん?あまりうちの家庭事情に首突っ込まない方がいいわよ」
(;¬д¬)「え?何でですか?私に知られたらまずいんですか?」
(°‐°◆)「あなたは口が軽いでしょう?」
(;¬д¬)「努力はしてるんですが…」
(°‐°◆)「私たちも言いたいのは山々なんだけどそんな簡単に言えるようなことじゃないのよ、これに関してはね…」
(¬д¬)「?」
(;¬д¬)
何故だろう、雰囲気がいつも以上に良くない
この話題は地雷だったのだろうか?
君主(ロヴェク)も妃(クレフィーナ)も顔がいつも以上に強張ってる。
目が何故か遠くを見ていてでも真剣な目をしている。
声も何となく怒鳴り声に近かった。
その声を聞いて1人の男がこっそりと顔をのぞかせていた。
(;`ー|壁
(°ー°◆)「何やってんのよティーノ」
(;`ー´)「いや…久しぶりに怒鳴りらしき声が聞こえたんでまた喧嘩しだしたのかと…」
(°ー°◆)「怒鳴り?ちょっと深く考えすぎじゃないのあんた。」
(; ・ー・)「そもそも喧嘩するほど会話もしていない」
(°ー°◆)「何あなた、私と口論でもしたい素振りなのかしら?」
( ・ー・)「お前と口論しても時間の無駄だ」
(°ー°◆)「あら、何その言い方。私の存在も無駄って言ってるのかしら」
( ・‐・)「別にそんなことは言ってない、変な解釈をするな」
(°‐°◆)「だったら何で時間の無駄って言うのよ」
( ・‐・)「それはだな…」
〜1時間後〜
(°ワ°♯)「わからず屋!!頑固!!」
(♯・ワ・)「お前は私に同意を求めようとするな!!しつこ過ぎるぞ!!!!」
(;`ー´)(く、口喧嘩してる…?!)
(;¬д¬)「何ですかあれ」
( ・∀・)「争いは同じレベルでしか発生しない」
(;¬д¬)「主?!」
(((((; ・'∀|壁
「おい、あのうるさいのどうにかして止めろ、私は絶対に仲裁したくないからな」
(;¬д¬)「ちょっと主逃げないで下さい!!」
〜2時間後〜
(°ー°◆;)「はぁはぁ…だから……なのよ、もう少し真剣に考えてくれないとぶつわよ…」
(; ・ー・)「暴力で解決出来る問題じゃないだろ…頭を冷やせ…ハァハァ…」
(うーと◆;)「ほんっと、ロヴェクは無頓着で何にも考えてない…」
(; ・ー・)「何にも考えてなかったらこんな長い時間まで口論するか、後クレフィーナ急に泣くな」
(うーと◆)「何よ、じゃあこの悩みをどうすれば解決出来るのよ…」
(; ・ー・)「と言われても40数年悩んでいた悩みが急に無くなるわけない…」
(う‐と◆)「…ッ…セ…親不孝なのよ…」
(; ・ー・)「………もうよせ、本人に聞かれる」
( ; ー; ◆)「だってぇ……」
(; ・ー・)「だってもじゃない」
(;`ー|壁(修羅場…?)
(;¬д|壁(地獄絵図?)
〜
(;¬д¬)
3時間くらい張ってたがあの空気は…
胸が張り裂けるようなそんな感覚が
でも何があの空気を作り出してる…?
先輩の名前の2重の疑問
唐突に良くない雰囲気の流れ
両親の怒号
私はもしかして先輩の存在について
疑問を持ち始めてしまったのだろうか?
先輩には不可解なことがたくさんある。
あまりにも常人離れしている先輩。
そんな先輩はまるで【自然】の存在のようで
不自然な存在なのかもしれない。
―
( ・γ・)
今更だけど気付いちゃいけないことに気づいちゃっタ。
アイツの名前、妙にちんちくりんで変とは思ってまさかとは思ったけど
そうなると妙にその名前の意味合いが繋がる。
おじさんもネガティブっちゃネガティブだけと
あそこまで陰湿な性格はしていない。
何故か味覚がクソオヤジに似てるのも変
アイツはアイツでありながら"本当のアイツ"ではない
おじさんたちもそれを隠してずっとハブらかしながら警戒していたんだ。
そうなるともうやるしかないネ。
『自分の手でアイツの化けの皮を剥がしてやるんダ』
唐突に開かれる扉
ギョロッとした目を覗かせて一人はある部屋の中に入る。
「いきなり何を」
( ・γ・)「場所は特定済みだヨ」
と言いながら急に首を異型の左手で握り絞める。
不意をついたのか相手はいつもより藻掻こうとしない。
地に崩れ落ち相手は言葉も発しない。
そんな時に一人の男?に目撃される。
(iii¬д¬)「ちょ、ちょっと?!何をしてるんですか?!」
あの従者、異様な気配を察知してこの部屋に的確に乗り込んで来ていた。
( ・γ・)「邪魔だよ君」
(♯¬'д¬)「馬鹿なこと言わないで下さい!!」
唐突に波が発生し外へ押し流される。
海の怪物による怒りなのか、必要以上にモノがあちこち流れてしまう。
(;¬д¬)そ「ハッ、私としたことが侯爵しかいないという判断で勝手に水を流しちゃった…水気禁止だった気が…」
( - )
(¬д¬)
キャアアアアアアア先輩イイィィィィ!!
その姿はまるで燃え尽きたような変わり果てたヴェッセオ=ワムイミの姿があった。
(iii ; д ; )「先輩しっかりして下さい!!うっかり水かけてごめんなさい!!いつものように叱って下さい!!貶して(?)下さい!!」
( - )
微動だにしない、返事がない。
(iii¬д¬)「せめて着替えでも取ってこないと…(あせあせ)」
従者はいつも以上に慌てふためきながら許可を取ってもないのに周辺の収納をあさり出す。
中には何故か食器と食べ物ばかりで肝心の服が見当たらない。
(iii¬д¬)「も…もしかして替えすらない…?!?!」
以前子爵も替えが無くて困っていたところに
私が確認の有無せず入ってしまったことがある。
普通はシャツは何枚もあると思っている私には替えが無いなんて理解が出来ない。
それではこのまま乾かさないといけない…?!?!
どうすればこの絶望的状況を解決出来る…?!?!?!
〜数時間後〜
(;¬д¬)「はぁはぁ…何とか片付けだけは済ませれた…しかし…」
( - )
(iii¬д¬)「ずっと見ながら片付けていたけどここまで微動だにしないとなると先輩息してる……???」
本当に心配になってきたので顔をよく確認しようとしたら
( °-°)パチッ
急に目覚めた。
でも何故だろう?
雰囲気がどう考えても先輩じゃない。
( °-°)「おはよう」
(;¬д¬)「あ、あなたは誰ですか?!先輩は挨拶なんて基本しませんよ?!」
( °-°)「挨拶は大事だけど?確かに僕は君の知っているワムイミじゃないかもしれないけど」
(iii¬д¬)「何ですか先輩?記憶喪失のフリですか?」
( °-°)「記憶は喪失してないよ。現にネーム、君のことも分かる。」
(iii¬д¬)「え"え"っ?!」
( °-°)「そんなに怖がらなくてもいいよ、君に危害加えたりしない。」
(iii¬д¬)ゾゾゾゾ
バァン!!!!
( ・'∀・)「おい!!急に扉を強く開けるな!!!!」
( °( ; д ;)「主〜!!!!!」
(; ・∀・)「うわっ、急に泣き顔でこっちに来んな」
カクカクシカジカ
( ; д ; )「先輩が壊れた〜!!!!」
( °-°)「壊れてないけど」
(; ・'∀・)「確かに普段は私に眼飛ばすくらい威圧かけてくるが今日のお前は胡散臭さが増してるぞ、後従者の方が壊れてる」
(;¬д¬)「主は先輩と付き合い一番長いんですから何か見えてきませんか?」
(; ・'∀・)「知らん、私もそこまでプライベートに踏み込んだことが無い。」
(;¬д¬)「やっぱりもっと詳しいヒトに訪ねた方がいいんですかね…?」
(; ・'∀・)「というよりどうなったらあんな仕上がり方になる?!貴様また何かしでかしたのか?!」
(;¬д¬)「いえっ?!私は先輩をおかしくするようなことなんて何もしてないですよ?!」
(♯ ・'∀・)「何故声が裏返った?」
( °(;¬д¬)「いや…ちょっと喉の調子が悪くて…すいません主、お暇します。」
(♯ ・'∀・)「おい、待て!!!!」
「ちょっと先輩?!」
(;¬д¬)( °-°)ズズズズ
先輩を例の部屋に連れて行こうとすると嫌がっているのかなかなか先に進んでくれない。
真顔でいつもより表情が全く読めない。
( °-°)「ネーム、君だけで入って」
(;¬д¬)「え?何ですか?そんなに両親が苦手なんですか?」
( -°)「君だって苦手でしょ?ワムイミもシルウグフも」
(iii¬д¬)「う"っ…それは確かにそうですが…これと話は別でして…」
( °-°)「いや、変な返ししてごめん。ちょっと疲れちゃったから先に戻るね。」
そう言って先輩?は来た道を戻ってしまった。
口調といい、さっきの謝罪といい彼?が言うように彼?は私の知っている先輩(ワムイミ)じゃないのかもしれない。
でもどうして両親から遠ざかろうとするんだろう……というより家族そのものを避けている…そんな気が…
そんな時に扉は勢いよく開けられた。
(;¬д¬)「?!」
(°ー°◆;)「さっき、ワムがそこに!!」
(; ・ー・)「取り乱すな…気持ちを抑えてくれ」
(∩ー∩◆)「ああ、もうどうして行動がとろいのかしら…」
(; ・ー・)「ネームが見てる前でメソメソした姿を見せるな…」
(;¬д¬)「ちょっと聞きたいことが…いえ、絶対に聞かなくちゃいけないことがあるんです。」
「君のちょっとした疑問のことだろう?」
(; ・ー・)ー∩◆)
(;¬д¬)「確かにそうですが…」
( ・ー・)「そろそろ私も腹を括ろうと思っていたところだ、この話は実はクレフィーナ以外には誰も言っていない。」
(;¬д¬)「えっ?卿にも主にも子爵にも言ってないんですか?」
(; ・ー・)「言いかけたことはあるが言葉を詰まらせてな……それ以来は2度と口にしていない。」
( ・ー・)「今からそんな話をするから立ち話は良くない、中に入ってくれ。」
(;¬д¬)「は、はぁ…」
そう言って従者は正式的に初めて(?)ロヴェクの部屋に入ったイロヴェーグの従者ネーム・ディネク
未だにクレフィーナは泣いたままでありソファーに放置されている。
中は広く掃除もしているのか割と綺麗な印象を受ける。
大きな机があり豪華な椅子に腰掛けてロヴェクは真剣な表情で語る。
―
それは約40年前
2人の子供が生まれた時の話。
輝人自体体力にとても難があり、金と青の血の組み合わせの相性が非常に悪く推奨されない組み合わせである。
クレフィーナの血は刃人(銀)が半数だが青の血も流れていた。
その影響か分からないがアルビノの方の子供ももう片方の子供も生まれてまもなくして非常に虚弱体質で厳重な扱いをしないとすぐしにそうなくらい脆い存在だった。
特に片割れは容態が良くなかった。
しかし、数日経つとそんなことも嘘だったかのように元気な様子を見せていた。
私も最初は深く考えたことはなかった。
だがクレフィーナは姿を見るなり目を背けようとしていた。
「一体何をしてる?」と聞くと
「彼は彼じゃない」とワケが分からないことを言い出す。
心身疲れているのだろうか様子がおかしく最近はよく意味不明なことを言っており私は殆ど軽く聞き流していた。
だが、クレフィーナの行動はさらに逸脱していった。
クレフィーナの周りへの関心が非常に薄くなり育児も放棄し始め城内を徘徊するようになった。
その時期くらいに私が軍兵に無理を言って召集させた人物たちを何とか1人くらい常に付き添い出来る世話係を任命しようとクレフィーナの子でもあったラネティーノに片割れヴェッセオの世話を任せた。
そして残った片割れヴェロニカを他の者と共同ながらも世話をしていった。
(;¬д¬)「ヴェッセオって先輩のことですか?その時は名前片方しか無かったんですか?」
( ・ー・)「いや、クレフィーナの心身が壊れてきてる時にはもうワムイミの名はあった。」
(;¬д¬)「えっ?何でですか?」
(; ・ー・)「そ…それは…」
『彼が彼じゃないからよ』
( ー°◆)
(; ・ー・)「ク、クレフィーナ?さっきお前ずっとうなだれていて」
( ー°◆)「そんなことはいいのよ、ネームさん?何で私たちがワムのことをワム呼びするのか分かるかしら?」
(;¬д¬)「わ、分かりかねます」
( ー°◆)「あの子は"ワムイミ"であって"ヴェッセオ"ではないのよ。」
(;¬д¬)「そ、それはどういう…?!」
( ー°◆)「あなたに分かりやすく伝えるにはどう言えばいいのかしら?そうそう、あの黄色(イロヴェーグ)で例えると存在がハッキリしてこないかしら?」
(;¬д¬)「た、確かに主は主だけど頭と身体は別々の存在ではありますがこれと何の関係が…」
( ・ー・)「ネーム、もっと分かりやすく的確に言えば君の体質に近い」
(;¬д¬)「えっ?!私の体質ですか?!」
( ・ー・)「君の人格は何故か二人分の存在がいる。その存在の出てる間は君の記憶は基本的に無いがその存在には全ての記憶を把握している。」
(;¬д¬)「つまり何ですか?二重人格って言いたいんですか?」
( ・ー・)「いや、この場合は…」
( ー°◆)「片方の人格が死んでるとでも言おうかしら?」
(;¬д¬)「えっ、死んでる?!」
(; ・ー・)「そんなに大げさに言うな」
( ー°◆)「いや、存在そのものが死んでるわ」
(;¬д¬)「え"っ?!」
(♯ ・ー・)「ク"レ"フ"ィ"ー"ナ"」
( ー°◆)
( ー°◆)「ヒトが変わったように元気になったのはヴェッセオがいなくなってワムイミが生まれていた証拠なの」
(♯ ・ー・)「何処にそんな証拠はある?根拠は」
( ー°◆)「伯爵よ。アーストヴェガ・シルウグフ伯」
(; ・ー・)「そ、それは…!」
(;¬д¬)「は、伯爵が何故関与してると言いたいんですか?そもそも伯爵自体見えてないんじゃ…」
( ー°◆)「見えてなくても気配は分かるでしょう?異様な気配はこの私でも察知くらいは出来る。」
(;¬д¬)「た、確かに気配は凄いですが…何で伯爵の仕業みたいに言うんですか?」
( ー°◆)「だって、その気配と一致するのワムは」
(;¬д¬)「い、一致?!」
( ー°◆)「ネームさんの場合抑えてるのかその気配よりだいぶ弱いけど似てるのよ、あなたたち」
(;¬д¬)「…つまりあなたは伯爵が何かしらの力を先輩に与えて別の存在に変えたって言うんですか?!」
( ー°◆)「ふふふ…そうよ、だから私はワムと呼んでるのよ。」
(;¬д¬)「で、でも中身がどうあれ先輩には変わりないじゃないですか!!」
( ー°◆)「じゃあ、ネームさんのさっきのワムの対応はどうなのかしら」
(;¬д¬)「えっ…まさか見てたんですか?」
( ー^◆)「ネームさんが水を流していたところとかね〜?」
(iii¬д¬)「ひ、ヒィ〜〜!!!!ご、ごめんなさい!!こ、殺さないで下さい!!」
( ー°◆)「殺すつもりなんてさらさらないわよ」
(; ・ー・)「というよりお前あの口論の後ずっとネームを張っていたのか?」
( ー°◆)「いや、別に?たまたま通りかかったら目撃したからついでに暇だから尾行したわ。」
(; ・ー・)「暇人な…」
( ー°◆)「あなたよりよっぽどマシな時間の使い方してるけど?」
(; ・ー・)「ただぼーっとしてる時間が長くて悪かったな」
(;¬д¬)「じゃあ、私が伯爵に問い詰めてきます。」
(°ー°◆)「あら?あなた伯爵に真っ向で言えるような肝があったかしら?」
(;¬д¬)「いや、真相を早く知るには伯爵に聞くのが一番手っ取り早いじゃないですか?だから私は伯爵に問い詰めるって言ってるんですよ。」
(°ー°◆)「あっそう?じゃあ、お願いするわ。私、気になって夜しか眠れないのよ。」
(; ・ー・)「普通だろそれは…」
(;¬д¬)
謎のコントを聞き流しながら後にした。
私はただ先輩の名前が2つあることが何故なのか知りたかっただけなのによく分からないことになってきた。
また長い廊下をとぼとぼ歩いていた。
とりあえず森のシルウグフ経由で伯爵(徘徊型シルウグフ)を呼び出すのが一番手っ取り早いので城から出ようと螺旋階段を降りようとしたが、
( - )
(¬д¬)
キャアアアアアアア!!
先輩が何でこんな所にいぃぃぃぃ?!?!
先輩、ヴェッセオ=ワムイミは何故か螺旋階段という場所に寝っ転が…倒れているのか?
またぴくりとも動かないのである。
こんな先輩を放置するわけにもいかないので先輩をおんぶして森の方に行くことにした。
〜森〜
( (;¬д¬)
こんな薄っ暗い森の中に入ったのはかなり久しぶりかもしれない。
正直、私は迷子になりやすいので森の中に入ろうとしないことが多い。
左右どの道を通ったのか分からない。
私はただただこの広い森の中で森のシルウグフを探していた。
相手の発見は意外にも早く目付きの悪い男?が立っていた。
(¬-¬)「何故そちらはこの森にいる?」
( (;¬д¬)「【自然】(あなた)、伯爵の居場所を知りませんか?」
(¬-¬)「わざわざ縄張りに入ってまであのシルウグフに会いたいのか?だがヤツはすぐに来る。」
そう言って森のシルウグフは姿を消した後に瓜二つな目付きの悪い男?が従者の前に立っていた。
( ¬-¬)「何故ヤツを背負ってる」

( ( ; д ;)「あの伯爵?!あの時先輩に何したんですか?!」
(¬-¬)「要件には対価」
( ( ;д;)「緊急事態なのに伯爵は何で通常運転なんですかっ?!」
(¬-¬)「此方静まれ」
(iii¬д¬)「ううっ…伯爵意地悪…」
(¬-¬)「此方、また一つ余計な事柄を知った。故に何を核心得たい?」
(;¬д¬)「私は伯爵が先輩に何をしたのか聞きたくて…」
(¬-¬)「ヤツは私が思うよりあまりの虚弱体質で一瞬だが息絶えた」
(;¬д¬)「?!」
(¬-¬)「その一瞬にこちらは初めて故意でヤツに力を注いだ。だが、少し注ぎ過ぎたのかも知れない。ヤツの本来の存在が壊れ別の存在が出来上がってしまった。それがヤツの存在。」
(;¬д¬)「つまり先輩は…」
(¬-¬)「あの水晶が言うように別の存在として生まれ変わった。」
(;¬д¬)
(;¬д¬)「で、でも先輩の中身はあれですけどか、変わらないですよね?!」
(¬-¬)「現実を逃避するな、だがヤツは腐ってでもあの忌々しい輝人、例え1回死のうが何回死のうが時間が経てば蘇る」
(;¬д¬)「えっ」
( °-°)パチッ
(;¬д¬)「あ」
(¬-¬)
( °-°)「おはよう2人共」
(;¬д¬)「あれは一体誰なんですか…」
(¬-¬)「ヤツは本来あったはずの存在」
(;¬д¬)「えっ、つまり彼こそがヴェッセオという存在なんですか?!」
(¬-¬)「性格はアレだがそういうことだろう」
( °-°)「シルウグフは相変わらず難解な話し方してるんだ」
(¬-¬)「常人のような話し方をしたところでこちらの得にならん」
(;¬д¬)「ところで逆に先輩は何処にいるんですか?」
( °-°)「彼はちょっと外傷の影響で裏に引っ込んでる、僕が表だって活動するとすぐ疲れて何処でも寝ちゃうから本当はすぐでも交代したいんだけど出たくないってさっきからずっと拒否られている。」
(;¬д¬)「先輩…先輩はまさかこのままいなくなろうと考えてるのでは…?!」
(¬-¬)「此方まで最悪の事態を過るな」
(♯¬д¬)「先輩‼ついに自分自らを捨てないで下さい!!どうして先輩は先輩のお互いを捨てようとするんですか?どちらが欠けても先輩は先輩じゃなくなるんですよ!!」
( °-°)「そんなこと言われても彼に声は届かないよ」
(♯¬д¬)「先輩逃げてるんですから捕まえて聞かせる必要があるでしょう?!」
( °-°)「今、元に戻ったら君何回か叩かれるけど?」
(;¬д¬)「え、伯爵がいるこんな場所で叩かれたくないです…」
(¬-¬)「そんな光景腐るほど見てきた」
(;¬д¬)「えっ?」
(¬-¬)「要件は済んだ、こちらはもう去る」
(;¬д¬)「あ、ちょっと伯爵!!」
そう言って伯爵は森の外へ出て行った。
この森で立ち往生してたらまた森のシルウグフに何言われるか分からない。
私は先輩を背負ったままヴェルミナス城に帰ることにした…
(;¬д¬)「要するに先輩には2つの人格があるんですね?」
( °-°)「長年殆ど彼に任せてたけど最近両親…特に母親の行動がさらにストレートになってきてて相当ストレスが溜まってたんだろう、最近になってよく避けたい事案の時は交代してくるようになってきた。」
(;¬д¬)「例えば?」
( °-°)「僕は彼が女装させられそうになったら交代されて巻き込まれてるけど」
(;¬д¬)「その時はどうりで言葉をあまり発さないんですね…」
( °-°)「発したらすぐにおかしいってバレるからね、時と場合を凄く考えたものだよ。」
(;¬д¬)「割と苦労してるんですね。」
( °-°)「ネームほど僕は苦労してないんだけどね?」
(;¬д¬)「そ、そうですか…」
(¬д¬;)
しかし、この場合はどうやって説明した方がいいのだろうか?
クレフィーナさんにストレートに報告すると先輩も先輩じゃない方も凄く困る結果になりそうでならない。
でも、報告しないってことになるとそれはそれで後が怖すぎる。
クレフィーナさんの言うことは大体本気なので下手に扱うと君主も子爵も困るかもしれない…
だとすれば何が一番いいのだろうか?
そんなことを考えながら城の入り口まで戻ってきてしまった。
この張り詰めた空気。近くに絶対にいる…
気配を察知したのか先輩じゃない先輩は私の背後に身を潜めた。
その間に私はとにかくどうやって安全策をとるか悩みながら報告しなくてはいけない人物に会いに行った。
(°ー°◆)「意外と早かったのね、お疲れ」
((;¬д¬)「え、ああ、はい」
(; ・ー・)「コイツずっと入り口でうろうろしていたんだが…」
(°ー°◆)「あら、悪い?」
( ー°◆)「ところで結果はどうだったのかしら?」
((;¬д¬)「え?確かに聞きましたが先輩は二重人格みたいな感じで」
「ヒッ!!」
((iii¬д¬)( ー°◆)「私は真相を聞きたいのよ。」
(; ・ー・)「そんなに必死になるな」
((;^д^)「知らない方が良いこともあるんじゃないんですかね???」
( ー°◆)「何はぶらかそうとしてんの、笑顔は不気味よ」
((;¬'д¬)「いやですね?あなたの干渉具合があまりよろしくないんですよ。相手のこともっと考えた方がいいですよ。」
( ; ー ; ◆)「私だって真剣なのよ!!」
((;¬д¬)(情緒不安定過ぎる!!)
( ・ー・)「クレフィーナ落ち着け、そう暴走されても周りが怖がる、流石に私ですらも恐怖する」
(∩ー∩◆)「だって、だってぇ…」
((;¬д¬)「クレフィーナさん、あの…先輩がどうあれ先輩は先輩なんです。勝手に殺しちゃダメですよ。確かに普段の先輩はひねくれててちょっと乱暴ですが…」
( ; ー ; ◆)「分かってるわよ…分かってるのよ…」
((;¬д¬)
( ‐ー‐)=3
( ・ー・)「ネーム、クレフィーナは君に似てかなりの気になりやすい。これ以上追い詰めるとまた壊れかねない…」
((;¬д¬)「で、ですが…」
( ・ー・)「もうネームもクレフィーナも困らすのはやめたらどうだ、ヴェッセオ」
(°(;¬д¬)「く、君主?」
( ; ー ; ◆)
「イヤダコワイ」
(°(;¬д¬)「どっちの先輩も【苦手意識】が強すぎて真っ向で会話出来るような状態じゃないですよ…」
( ・ー・)「別に無理に会話しなくてもいい。だがそんなに引っ込まれるとクレフィーナも安心出来ない。」
「…コッチガアンシンデキナイ」
(°(;¬д¬)「昔のことは知らないですが今の先輩はあまりにもヒトと会話出来るヒトが限られてます。私とは結構会話してくれるのですが君主やクレフィーナさん相手だと特にダメらしくて…」
( ・ー・)「…そうだな、確かに私と会話するとなると何を話すか分からなくなって混乱するのかもしれない」
( ・ー)「だがなそれは」
( ・)「ヴェッセオだけではない」
( )「この私だって周りの者だって会話は得意じゃない。」
(°(;¬д¬)「君主?」
( )「皆、先読みをしがちで先に先へと行動してしまう。案の定クレフィーナは出待ちしているし私もこの場に留まっていた。」
( ・ー)「そして輝人は割と気難しい性格だ。慣れてる私はともかく普通の2倍くらいはストレスの負荷がかかりやすい。」
( ・ー・)「ストレスの根本な原因は私たちにある。私たちがヴェッセオを淵に追いやったのも過言ではない…」
( ・ー・)「確かに今までクレフィーナがしてきた行動も私がどう接すれば分からず避けてきた行動も幼少のワムイミもヴェッセオも酷い仕打ちをした。」
( ・ー)「だがこれだけは言わせてほしい。」
( )「お前の存在は必要だ、お前が欠けたらこの城の統制もままならない。」
(°(;¬д¬)
(ー・ )「…すまない、色々言い過ぎた。とにかく私もそれなり努力はするから…せめて今にも張り裂けそう(というかすでに張り裂けてる)になってるクレフィーナを何とかしてくれ…私のことは2の次くらいでいい。」
「アタマニハイッテコナイ」
(°(;¬д¬)「と言われてますけど…」
⊂( ; ー ; ◆⊂)「ヴェッ…セオ」
「コワイ!!」
(°(iii¬д¬)「あ、マズイです。このままだと私ごと抱きつかれてしまいます!!」
⊂( ; ー ; ◆⊂)「イ…カナイデ…」
「すみません!!もう私は限界です!!!!
先輩行ってらっしゃい!!」
「死ぬ5秒前?」
(iii¬д¬)つ====(三 °-°) ⊂(;ー;◆⊂)
チーン
( - )(°ー°◆)「気絶した?」
(;¬д¬)「すみません先輩、私最悪の事態(ボディタッチ)は避けたかったので…」
(三 ・ー・)「しかし、だからといって投げ飛ばすことないだろう…」
(゜-゜;)◆◆「さっきから何やってるんですか?お父様とお母様?」
( ・ー・)「ヴェロニカちょっとした話をだな…」
( °ー°)「最近子供たちが構ってくれなくて寂しいわ」
(゜-゜)◆◆「????」
「隙有り」
(⊃°ー(゜-゜;)◆◆「お、お母様?まさかお兄様にもやったのですか???」
( °ー°)b「of course」
(゜-゜;)◆◆「慣れてないのにお兄様可哀想…」
(°ー°◆)「別に挨拶代わりにキスしたんじゃないから問題ないでしょ?」
(゜-゜;)◆◆「そ、そういう問題じゃない気がしますが」
(¬д¬)「え?キス?何ですかそれ魚ですか?」
(; ・ー・)「挨拶代わりに魚を渡すなんて嫌がらせにも程がある(しかも生臭い)」
(;¬д¬)「しかし、また先輩伸びちゃったんで部屋に運んどきますね…」
(; ・ー・)「そうしてくれると助かる。」
( - )
(;¬д¬)「ううう…酷く疲れた…」
私ですらここまで疲れるなんて滅多にない。
普段の先輩はこんなに堅苦しく今まで過ごして来たのだろうか?
だとすると本当に恐ろしい精神力をしている。
過去に私も度重なるストレスで一時期寝たきりになったことはあるがそのストレスに似たものが毎日来るとなると流石に厳しい。
この城のヒトたちは割と堅苦しいヒトが多くて最近の私は度々外に逃げてることが多い。
つまり先輩の今の状況はそんなものなのだろうか…
『ほんと荒いね、ディネクの血筋ってのは』
( ・γ・)「2日くらい伸びてたんだけどどう責任取る?」
(;¬д¬)「こ、侯爵?!」
( ・γ・)「君が介入するせいでアイツ仕留めそこねたんだけど」
(;¬'д¬)「?!まさか、侯爵あなたが先輩に何かしたんですか?!」
( ・γ・)「だけど君がいつの間にか勝手に解決しちゃったから好奇心のこもないんだよ、アホディネク」
(;¬'д¬)「唐突な侮辱は気に食わないですね…」
( ・γ・)「じゃあ刺してもいイ?」
(;¬'д¬)「いや、ダメですって」
( ・γ・)「拒 否 権 は な い」
ゴオッ
(; д )そ「…何か後ろから熱気というか殺気が感じるんですが…」
ゴゴゴゴゴ
( 三°)🔥
(iii¬д¬)(あ、先輩…ヤバい…インフェルノモードになってる…)
( ・γ・)「おや?目が血走ってるねー?よほど嫌なことがあったのかなワムイミくーん?」
ゴゴゴゴゴ
( °三°)🔥「絶 対 に 貴 様 だ け は 生 か さ ん」
ミ=🔥=( ・γ・)「こうなったら周りの連中(特にクソオヤジ)巻き込んで大乱闘しよ〜」
==( °三°)🔥「朽ち果てろ!!!!」
(;¬д¬)「あ、先輩どっかに行っちゃった…
メンタル凹たれてた割に元気だなぁ…」
先輩は唐突に通常運転(ワムイミ)に戻った。
でもいつもの先輩じゃない先輩(ヴェッセオ)を知ってから何だか不思議な感じがする。
それは果たして二重人格なのだろうか?
それとも別の存在なのだろうか?
それを知るのはシルウグフとヴェッセオ=ワムイミだけが知る。
少なくとも先輩は"二人"いる。