@i_tenmonooki
異時空界北部、エンターテイメント施設。
年中寒いこの場所だが、今は夏真っ盛り。
珍しくストーブの要らないぽかぽか陽気のこの日。施設スタッフの雲手玉女は施設開店の準備をしていた。
玉女「よいしょっと。これであらかた準備は終わりました!」

玉女「あとは最後の点検だけですね〜」
スタッフ点検中…
玉女「…ん、あれ〜?このひび割れ、いつ入ったんでしょうか…」
玉女「今度修理して……ありゃ、向こうに誰かいる!?」
向こう側にいたのは見たことも噂に聞いたこともない人物であった。

玉女(とりあえずなんか話してみましょ)
玉女「あれ~、この施設にこんな場所あったかな?」
???「それはこちらも。この闘儀場にあなたのような方を招き入れた覚えはないのですが……。」
玉女「うーん、えっと~、とりあえずまずは名乗りましょうかね」
玉女「私は『雲手 玉女(うんじゅ たまめ)』と申します~。エンターテイメント施設のスタッフさんをしています」
リベ「ならば私も。『人形 リベ(ひとがた りべ)』です。この闘儀場の管理人、まあその他諸々やってはいますが、ここでは話す必要はないでしょう。」
玉女「リベさん、ですか…管理人さん……って、ちょっとまてよ」
玉女「なんで…、この場所に違う施設の関係者が二人、顔を合わせているのでしょうか…」
リベ「うーむ、私にもよくわかりませんが、そちらの言うエンターテインメント施設とは一体何をするのでしょう?」
玉女「この施設は簡単に言うと、『バトル施設』なんです」
玉女「二種類のバトルモードを用意してまして…一つ目は通常の弾幕戦ですね」
玉女「通常の弾幕やデザカを使って、正々堂々と弾幕戦を繰り広げるんです!」
玉女「…そういや、デザカ…って、ご存知ですよね?」
リベ「デザカ……いや聞いたことも見たこともありませんが、弾幕ならこちらもありますよ。『儀札』というんですけれど。」
玉女「ぎ、儀札……とはなんでしょうか」
リベ「そちらと同じく、弾幕を放てる武器のようなものですよ。」
リベ「そうですね……デザカと儀札で戦えるか一回試してみませんか?」
リベ「では、参りますよ?」
戦闘後……
玉女「むむっ、なかなかやりますね…」
リベ「そちらこそ、なかなかの腕の持ち主ではないですか。」
玉女「というか、私達普通に戦えてますね!!」
リベ「つまり……おや、私とあなた、同じこと考えてません?」
玉女「…やっぱりですか?」
玉女「当てちゃっていいですか?もしかして…」
玉女「互いの世界のみなさんを呼んで、バトらせる…とか!?」
リベ「ええ。こんな楽しいこと、私たちだけで終わらせるわけにはいきませんよね?」
玉女「そうと決まれば!やっちゃいましょー!!」
二人は異種弾幕勝負のルールを決めた後、メンバー集めへと向かうことにした……。
ーその後、異時空界人里の外れ
一時「三時〜、なんかまーた変な通達が届いたわよ〜」
三時「え、マジ?」
一時「マジよマジ。それに、これなんか前も見た事あるような封筒なのよねぇ…」
三時「あー、鏡の世界に閉じ込められた異変の時か…嫌な予感しかしない」
一時「とにかく開くだけ開いてみましょ」
ビリビリ
一時「あっキレイに破くの失敗した」
三時「別にいいやろそのくらい…んで、内容は?」
一時「どれどれ…?」
《文面》
皆様如何お過ごしでしょうか。私は元気に過ごしております。さて、このように全ての世界に向け文書を送る事はこれで二度目になりますね。で、私が今回何を伝えたいかと言うと、それはとても簡単な事です。各世界から二人ずつ、異時空界北部の闘技場へ向かって欲しいのです。ちなみにこれは至急です。さて、訳を話しますと…北部の闘技場からこちらへ連絡が来まして、『なんか次元の裂け目ができてて、未知の世界の闘技場と繋がっちゃったんですよ〜。そこで両方の世界の輩共を戦わせようって事になったんです。なので8組ほど二人組を招集して貰えませんか〜?』という内容でした。私なら全世界に呼びかけができるという事で…私に連絡が来たみたいですね。あのスタッフさん、何気に頭がよろしいようで。それでは皆様あとはよろしくやっといて下さい。お願いしま〜す。
法治律界最高裁判所長官 儒真 聡成
p.s.セカイワタリが楽になりましたね。セカイツナギ計画の実行犯に感謝状を書きたいのですが誰かその方の名前知ってますか?知っていたら私に直接教えてください。
三時「文面が前より失礼になっとる…」
一時「二度目だから、筆を走らせることへの緊張が解けたんじゃないかしら?」
三時「仕方がねぇ、限にも伝えとくか〜」
一時「ノープロブレム。今頃その手紙、界無の屋敷の方にも届いている筈よ。」
三時「まさか、その調子でこっちまで来るんじゃ…」
???「三時ぃぃぃぃぃぃぃぃ〜!!!」
ガチャン
三時「ほら来た」
限「なんか楽しそうなお知らせが来てんじゃねぇか!」
三時「んで、参加しようとでも言うん?」
限「その通りだぜ!!」
一時「折角だから一緒に行ってきなさいよ、仲良いんだから」
三時「姉さん、私がこいつと組むのはあの時だけって言ったよな」
限「そういえば〜、さっき父ちゃんが異時空界全土に呼びかけた時、メアリーが出る気満々だって言ってたな」
三時「これはチャンス!メアリーに声かけてくるわー」
一時「…あの子、どうしてもあんたと組みたく無いみたいね。」
限「いつも通りだな」
ー妖怪の館
三時「たのもー!メアリーいる?」
麗花「あー、ごめんね?メアリーは今外出中なの。」
三時「えっじゃあどこ行ったか知らない?」
麗花「今頃人里の方に向かってるんじゃないかしら。」
三時「サンキュー!」
ー人里の外れ
三時「結局家の近くまで戻ってきた…」
メアリー「あれ、三時サンなの!」
三時「あ、メアリー…ちょうど良かった」
メアリー「なにがなの?」
三時「私とペア組まない?あんたも手紙の事情は知ってると思うから内容は話さないでおくけど…」
メアリー「そのことね。えっと…ごめんなさいなの」
三時「え゛」
メアリー「もう組んじゃったの」
三時「だっ、誰と」
???「この私ですよ!」
三時「!?」
キュエル「どうもお久しぶりです異変解決者さん!探偵のキュエルです!」
メアリー「またもや情報を盗み聴きした探偵さんに誘われちゃったの。」
三時「よりによってあんたかよ…随分と懐かしいね、この並び…」
キュエル「本当ですね。シエラ界の侵攻、そしてカチコミ以来でしょうか?」
メアリー「もう一年以上も前の事なのね〜」
三時「はぁ…やっぱり私は限と組まねぇとならないってか…?」
キュエル「事情は察しましたよ?貴方、どうしてもあの次男と組みたくなくてメアリーさんに声をかけたんですね!」
キュエル「いやぁなんだか申し訳ないですね!人様の計画を邪魔してしまったみたいで!」
三時「ほんとよ!」
限「おーいたいた、三時〜、どうだった?」
三時「どうもこうもこのザマよ…」
限「あー!キュエルじゃねぇか!ひっさしぶりだな!あれから生活できてるか?」
キュエル「勿論です!たとえ小さな事件であろうと解決するのが探偵の役目!」
限「大規模なやつは入ってきてないんだな」
キュエル「そうハッキリと言わないでくださいよ〜」
一時「あれ、懐かしいメンツじゃないの!そして三時は…失敗したようね」
三時「仕方ねぇ、大人しくこいつと組んでやるよ…」
限「やっと折れたんだなお前」
三時「こりゃもう立ち直れないわー」
一時「というわけで限君、三時をよろしくね〜」
限「はいはい分かったぜ。ほら三時行くぞー!」
三時「あっこの野郎ォォォ!まちやがれ〜」
ーシエラ界
ルミエーラ「と、いうわけなのです…どうか寛大な心を持つ皆様ならば、だれか立候補をしてくれませんか…?」
ファウラ「そういや、なんか前にもこんな事あった気がするのだが…」
ルミエーラ「はい、ありました…これで二度目ですね…」
ファウラ「相も変わらず全員やる気無しという所か。まぁ、みんな忙しいし当然か。」
リエラ「そうですね…こちらも新たな治療方法の開発を行なっておりますので…」
フエリ「こちら伝令部隊、宅急便サービスが中々好評で息つく暇もありません!」
スイティ「私達は論外だよね!」
シルヴ「いや論外では無いと思うのだが…しかしこの風貌で未知の者共と某が顔を合わせたく無いのは事実だ。」
ルミエーラ「え〜っと…誰か〜!助けて下さい〜!!」
ガチャン
ケルタ「ただいま戻ったぞー!」
エミュカ「買い出しに行ってて遅れました!」
ルミエーラ「買い出し…?私お使いなんて頼んで無いわよ?」
エミュカ「特攻隊の皆で運動会を開こうと思っていてな、会場準備の材料を。」
ルミエーラ「う、運動会…」
フエリ「随分と呑気な〜」
ケルタ「呑気とか言うなーっ!こっちはガチでやってんだからな!!」
フエリ「失礼」
ルミエーラ「二人には今回の議題は話していませんでしたよね…異時空界北部の闘技場に二人ほど向かって欲しいとのことです」
エミュカ「へぇ…面白そうだな…」
ケルタ「隊長!ここは行っちゃおうよ!数少ないガチバトルの機会だ!!」
エミュカ「そうだな。我々特攻隊は戦いの機会を失っている。現に俺自身も体を動かしたくて仕方がない!!」
ルミエーラ「それでは、お二人に頼んでよろしいですか?」
ケルタ「勿論だ!隊長、早速向かうぞ!」
エミュカ「おう!それじゃ、行ってきまーす!」
ルミエーラ「…なんか、いつもあの二人に任せてる気がしますね…」
ファウラ「そりゃそうだ。あいつらは腰がとにかく軽いから」
ルミエーラ「…お二人共、無事に帰ってきて下さいね…」
ルミエーラ「特にエミュカ…もう弾幕戦で剥離骨折は起こさないで下さいね…それだけは…それだけは……!!!」
ファウラ(何を心配しているのだか)
ー徴象界
千坐与「異時空界で行われる未知の輩との戦い…これはわてが行くしかない!」
千坐与「新たな作品のインスピレーション!そして新鮮なバトル!」
千坐与「これに出ずしてなんとなる!!」
千坐与「さーてさっそくしゅっぱぁ〜つぅ〜…って、よく見たら二人って書いてあるわい…」
千坐与「よし、こうなったらあいつに、いや、わての最高傑作に頼んでやる〜!」
…
千坐与「なぁ丁曽ぉ〜!こんなお知らせが来とったんじゃがの〜、一緒にやらんか?」
丁曽「え?」
千坐与「未知の奴らに、わての最高傑作である君を見せたいんじゃ!な、いいじゃろ?」
丁曽「ご、ごめんなさい住神神、僕今日未稚ちゃんとのデートの約束が入ってるので…」
千坐与「…は?」
丁曽「なので、行けません。ごめんなさい。」
千坐与「ぬ、ぬわぁぁぁ!じゃあわては誰と行けばいいんじゃーーっ!!」
丁曽「それなら、適任の方がいらっしゃいますよ。えっとー、たくさんの不作ちゃん達と戯れてる…レモン君」
千坐与「あー、あのレモンか…って、そいつ励呑じゃろ?レモンってあだ名か?」
丁曽「そうらしいですね。では、僕急ぎますので!では!」
千坐与「あー!このぉーっ!」
千坐与「…仕方がない、励呑のところに行くかのぅ」
…
千坐与「おーい、励呑〜」
励呑「なに〜?」
千坐与「折り入って頼みがあるんじゃが…」
励呑「え?なになに〜気になるなぁ〜」
千坐与「これこれこういうことでな」
励呑「へぇ〜…いいじゃん!行こうよ!不作ちゃん達をいっっっっっぱい連れてさ!」
千坐与「だ、大丈夫かの…会場が不作でいっぱいになっちゃわないかのぅ…」
励呑「どんとうぉーりぃ、問題はないよ!」
千坐与「よし、そうと決まれば出発じゃー!」
ー世界間スペース
末「〜♪」
励呑「ちょっとごめんねー!そこ通るよー!」
末「え〜?」
不作ちゃん達「ワーーーーー!!!!!!」
末「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(不作ちゃん達にもみくちゃにされる)」
千坐与「失礼しちゃったぞぃ〜!」
末「全くよも〜う」
ー冥界
佐助「え、深影様行かないんですか?」
深影「そりゃそうよ〜最近冥界の輩との議論やら政治がどうたらこうたらで行く気力がないの」
佐助「とすると、長様も?」
珠怨「全くもってその通り…もう私は疲れたんだ…」
佐助「たしかにここ最近…忙しかったですもんね…」
珠怨「そこでなんだが、お前達部下共が行くというのはどうだ?面白そうではないか」
佐助「え」
卜朝「こっこちらまでですか」
珠怨「そうだ」
深影「いいですね、賛成、異議無しです」
珠怨「君、何気に私に初めて同調の意を示したよね…私は嬉しいよ」
深影「それは利害が一致しているからです。それ以上の理由はありません」
佐助「とりあえず、行ってくればいいんですよね」
珠怨「そうだ。いってらっしゃ〜い」
深影「気をつけて下さいね。相手は何をしてくるか全くわからないですから」
佐助「はいはい、それじゃあいってきますね〜、ほら、卜朝さんも行きますよ〜」
卜朝「なっ、なんで私まで行かなくてはならないのですかぁ〜!!」
…
佐助「は〜久しぶりの地上だぁ〜!」
卜朝「佐助さんは本当に元気ですねぇ…こちらは無理矢理連れてこられているというのに」
佐助「仕方ないでしょ〜冥長様の命令には逆らえないんですから〜」
卜朝「で、会場まではこのまま徒歩で行くんですか?飛べば楽でしょうに」
佐助「あっそうですね!今から飛びましょっか!」
卜朝「そうしましょう。…はぁ、折角本日珠怨様をお茶に誘おうと思っていたのに…」
佐助「それならいい店知ってますよー?冥界16番地にある喫茶店なんですけど、そこの珈琲が逸品でして!」
佐助「私もよく深影様と一緒に行ってるんですよ!ほらこれ写真です!内装もオシャレですし!」
卜朝「へぇ…そんな場所にいい喫茶店があったとは。」
卜朝「では、任務が終わったら二人で下見に行きますか?」
佐助「いいですね!あくまで任務はサイドメニュー、っと!」
卜朝「…やはりそちらも、あまり乗り気ではないようですねぇ」
佐助「ばれた」
ー鏡の世界
イエン「ねーねー、これってなーに?」
イヨン「うーん、闘技場に集まれ〜って書いてあるわ。」
イエン「にしても、鏡依さんが留守中にこんな手紙が来るなんてさぁ」
イヨン「今頃鏡依さん、何してるのかな?」
イエン「ん、書き置きがある…なになに、『本日は楽団のコンサートがあるので、留守番よろしくお願いします』だってさァ」
イヨン「でも、こんなの来たら留守番もできないよ?」
イエン「留守番なんて別によくないかい?我らもこうやって、書き置き残しておけば…っと!これで我らも外出できるね!」
イヨン「なるほど!イエンってば天才〜」
イエン「えへへ〜!それじゃ、無断で行ってきまーす!!」
イヨン「戸締まりしっかりね〜!」
イエン「分かってるって…ってアレ、ここさぁ、元々鍵、無くない?」
イヨン「そういえばそうだったね!この建物って案外プライバシーなんて無いのよねー!」
イエン「それじゃー、いってきまぁぁぁぁぁすっ!!」
イヨン「楽しんでくるよーーーっ!」
ーコンサート会場
鏡依「…なんか聞こえた気がするんだけど…気の所為かな」
鏡依「まぁ、多分あの二人はちゃんと留守番してくれてるだろう、うん」
鏡依「さーて、もうすぐ始まるぞ…あの楽団がどれほどの成長を遂げたのか…楽しみだなぁ」
ー法治律界
喪殺「ふぅ…これで大丈夫ですかね」
喪殺「きっと他の世界の方々も、動いてくれるに違いありませんね」
???「しつれ〜い」
喪殺「!?」
仲政「ふーん、裁判官の傍ら、そんなこともやってるんだね〜、全世界への招集令状かぁ〜、へぇ〜」
喪殺「…ッ、何処から入って来たかは知りませんけど、私は貴方と馴れ馴れしく話したりはしたく無いのですが?」
仲政「ま〜たそんな見栄張ってさぁ。この書状、一枚貰ってくよん?」
喪殺「あっ、ちょっ!勝手に持ち去らないで下さい!他人の許可なく物を持ち去るのは、たとえ一枚の紙であっても窃盗罪に当たりますよ!?」
仲政「ならその判決をひっくり返せば罪には問われない。勝訴ー!」
喪殺「私は貴方のそういうところが大嫌いなんですよ!!!神として、人として常に正しくあるべきでしょうとは思わないのですか!」
仲政「つまらないじゃん、そういうの。だから私は今日、君にちょっかいをかけに来たのさ〜♪」
喪殺「……そういえば神って実態はあるんですよねぇ、あわよくば殺せるのでは…」
仲政「そっそれじゃあ失礼するよじゃ〜あね〜(危なかった…)」
喪殺「…ハァ、あの神め…どれだけ私をからかえば気が済むのですか…」
ガチャリ
DOH「失礼致します。お茶をお持ちいたしました」
喪殺「あ、これはどうも。」
DOH「あのー、どういたしました…?お疲れのご様子ですが…」
喪殺「先程、あの厄介が現れまして。招集令状を一枚持ち去って行ったのですよ…」
DOH「それは大変でしたね…」
喪殺「さて、DOH、私は貴方に頼みたいことがあるのですが」
DOH「はい、なんでございましょう」
喪殺「私と共に、法治律界の代表として闘技場に赴き、未知の方々と戦って欲しいのです」
DOH「とんでもありません!私ごときがあなたと共に、なんて…」
喪殺「いいえ、あなたが適任なのですよ」
喪殺「まず、あの戦争主義者共は行かせる事自体が危険を招きかねないのです。未知の方々を銃弾で殺してしまうやもしれませんから。」
喪殺「それに、AMDOLは身体的な問題で、です。その身体が破損してしまう事は、あなたにとっても、私にとっても心の痛むものですから…」
DOH「…そういう訳であれば、お供致します。」
喪殺「感謝致します、DOH。それでは、早速現地へ向かいましょう。時は刻一刻と迫っていますから」
DOH「承知致しました。この建物の安全は大丈夫でしょうか」
喪殺「あの戦争主義者共がどうにかしてくれるでしょう。それにAMDOLも居ますから、手出しも出来ないでしょう。」
DOH「…AMDOL様の安全を確認致しました。では、行きましょう。」
喪殺「ええ。」
喪殺(…あとは、あの会場であのクソ神に出会わなければ良いのですがねぇ…)
ー異時空界、始月殿
仲政「やっほ〜ぃ!暇だから遊びに来た!」
ニール「おぉ、これは仲政ではないか!久しぶりだな!」
ニール「で、どうせ君の事なのだから、暇というのは嘘なのだろう?」
仲政「そうだね。ところで皇帝さんはこんなものに興味はないかい?」
ニール「なになに、未知の奴らとの戦闘…面白そうでは無いか!」
仲政「でしょ〜?だからさ、仲良しなリノリアさんと共に行って来たら?」
ニール「すまない、リノリアは最近人里での仕事に引っ張りだこのようでな。そしてオーガルーズはいつも通りだ。」
仲政「あちゃー、タイミング悪かったか〜」
ニール「そこで、だ」
ニール「逆神、君が行くのだ」
仲政「え、私が?いやいやいやそんな事言わないでおくれよ〜…」
ニール「これは命令だ、権力行使だ。逆らう事は許さぬぞ?」
ニール「そしてこれは始月のあの日の夜、余の数倍も目立っていた事への仕返しだ!」
仲政「わっ、わかったよぅ…仕方ないな〜」
ニール「これでよし、さて…その闘技場とやらは何処にあるのだ?余を連れて行ってくれ。」
仲政「はいはい…」
仲政(神の立場ってなんだっけ…)
こうして合計16名(+何匹)は北部の闘技場へ行くことになったのだった。