走り書き第3弾。ハス探。ほとんど「」構成の話。いつか肉付けするかもしれないししないかもしれないので供養と共に。
@hirop573
ハス探まとめ③
※なんでも見られる方向け
【棒菓子の日】
「ぽっきぃ….」
「異国の食べ物らしい。食べてみたが中々美味かったぞ」
「へぇ」
『集まって何をしている』
「ハスター」
『それは?』
「ぽっきぃ、というお菓子なんだって。あ、チョコの味がする。美味しい」
『………』
(凝視している…)
【愉悦神】
「ひん……。あんた絶対楽しんでるだろ!快楽に溺れさせるとか怠惰の化身め!」
『そうだが』
「認めてるよもう。邪神なんだろ認めるなよ」
『そなたが堕ちる様を見届けたい。なにが違うのか』
「もうやだ会話のキャッチボールが出来ない」
【魔物管理者と食人木】
『管理者よ、未だ我を研究せんのか』
「研究して成果がないんですよあなた。管理しようにも情報がないんですから放置です放置。何処へなりと好きに行ってくださって大丈夫ですよ」
『む。なんだ面白みのない。では好きにさせてもらうとするか』
「!?え、ちょっと!僕まだ研究中だから!邪魔しないで!」
『好きにせよと宣ったであろう。故に好きにしているのだが』
「〜〜!逃げていいって言ってんの!食人木は管理出来ません!」
『管理者の名折れだぞ』
「じゃああなたが教えてくれるんですか」
『研究するのだろう』
「ほら。ほら!だからですよ!教えてくれないなら聞かないで!」
『教えてやらない事もない。が、条件がある』
「条件…?」
『我に答えられるものであれば何でも答えよう。逆に我からもお前を観察させて欲しい』
「僕を?人間って事?」
『そうなるな』
「僕じゃなくても」
『では交渉決裂になるが?』
「ぐ……」
『さぁ、どうする。条件を呑むか、誘惑に打ち勝つか。お前はどちらであろうな』
【残念な人生だった】
※死ネタ
ハスター。僕、ただ生きたかっただけなんだ。
幸せになりたかっただけなんだ。
…死にたく、なかっただけなんだ。頑張っただろ。
でもなんでかな、生きたいけど、もういいかなって思ってる。
疲れたんだ、もう。何が正義で何が悪か。
誰が敵で味方か。分かんなくなっちゃった。
あぁ、そこにいるんだ。来てくれたんだね。
火も近付いてきた。あなたは、僕を火から守ってくれるかな。
あと、土には埋めないで。死ぬなら…どうせならあなたの腕の中で死んで、食べてくれたらいい。
あと…約束、守ってくれたんだね。
ありがとう。もう、大丈夫だよ。
残念だなぁ。
とうとう、僕は幸せになれなかったよ。
【無題】
「…でさぁ、ウィルのやつが飛び出して…どうしたノートン?」
「いや。…ちょっと待ってて」
「おう」
「…ハスター」
『む。ノートンか。どうした』
「おやキャンベルさん。おはようございます」
「うん、おはよう。あなたは今から試合だったよね」
『あぁ』
「そう。じゃあ屈んでよ」
『?こうか』
(…おや)
「ありがとう。……ん」
『!』
「試合、頑張って。負けたら笑ってあげるよ」
『煽りよる。勝てば…分かっておるのだろうな?』
「さぁ。なんのことだか」
「お熱いことで。気になってしまいましたので私は観戦させていただきましょうか」
「面白かったら教えて。じゃあね」
「お待たせナワーブ。…ナワーブ?」
「なんかお前…隠さなくなったよな」
「そうかな。君が言うならそうなんだろうね」
「適当加減も拍車がかかってきた…」
…………
「って言われたんだけど、あなたから見て僕って変わった?」
『出会い頭から見れば確実にな。そなた、まるで猫のように警戒して我に近づきもしなかったぞ』
「それはだって。どんな人…ひと?かも分からなかったんだから」
『知っておる。些細な事だ』
「その点、あなたは余り変わらないね。…羨ましい限りだ」
『何を言う。人間は常に進化する生き物であろう。止まれば死と同義であるぞ』
「良いこと教えてあげるよ。止まらなくても、人間は死ぬんだよ」
『…成程』
………………
「で、どうだったよ試合は」
「完勝だったって」
「…一応聞くけどどっちがだ」
「ハンター」
「だろうな。お前もっと言葉の重みを学んだ方がいいぞ」
「そう言わないとやる気が出ないのもどうかと思うんだよね」
「またお前はそういう…。…で?」
「………。試合、代わりに出て」
【人間らしい】
「………」
『何故泣いている』
「!うわ、吃驚した。…あれ、ドア開いてたのか」『問いに答えよ』
「理由なんてないよ。泣きたくなったから泣いてるだけ」
『それが理由であろう』
「……。僕に何か用事?それともこれが見えたから揶揄いに?」
『用といえば用か。随分と静かに涙するのだと思うてな。人間であれば泣き叫ぶのが常だと経験していたが』
「…ハスター、人間はね、悲しくなくても泣くんだよ。嬉しくてもなくし、僕みたいになんてことない時でも泣くさ」
『ふむ…。益々難解な生き物よ』
「はは」
【お菓子事件】
「うーん……上手くいかない…」
「やあ、こんにちはノートン」
「イライ」
「どうしたんだいキッチンに立って。何か作るのかな?」
「…君は突っ込まないから助かるよ。まぁ、そうだね。興味が出て…お菓子を」
「お菓子か。いいね。で、これは…まぁ…」
「そう。失敗しちゃって」
「初めてはそうさ。私も作ってみたいから、料理が得意な人を探してみようじゃないか」
「笑わないんだね、イライ」
「私だって君の立場なら失敗するだろうし、揶揄われたら嫌だからね」
「…ありがとう」
「どういたしまして。さ、そうと決まれば探そうじゃないか!ウッズさんとかどうかな…」
…………
「ジャック、マカロンつくってみたんだ。食べないかい」
「おや。随分可愛らしい物を作っていたのですね。是非いただきましょう」
「………」
「ノートン、ハスター様に渡しにいかないのかい?」
「あのひと、食事は必要ないって言ってたの思い出して」
「あんなもの建て前ですよ建て前。貴方が作ったという事を伝えれば食べてくれます。…そういえば、彼はどうやって食べるのでしょうか…」
「え、さぁ…。気にしてはいけないというか…」
「……」
……………
「ハスター」
『ここにいる』
「なんでそんな所に…あ、鳥か…」
『人間より儚い命だというに、この者達は無知故我に近づく』
「(隠れてるつもりだったのか)あなたが食事をしないって忘れてて…マカロンって食べ物作ってみたんだ。食べない?」
『…頂こう』
「食べてくれるの」
『そなたが作ったのであろう』
「イライとウッズさんとだけどね」
『なら突き返す道理はない』
「うわ…すごい食べ方。味分かるの?」
『味覚はある。甘いな』
「合ってる」
『ノートン』
「?はい」
『焦げた臭いがするが、何処か火事でも起こったか』
「え?あぁ…。このマカロン作る前に僕一人で試して失敗してさ。それのせいかも」
『それはもう無いのか』
「ないよ。失敗したからね」
『何処だ』
「どこってキッ……!?待って、あんなの食べないで!」
『そなたの言葉を借りれば勿体ない、ぞ』
「そうだけどそうじゃなくて!焦げた物は身体に悪…いやあなたに影響ないだろうけど!僕が嫌なんだって!」
『我も我慢ならんな。行くぞ』
「あっ…あー!!待って!止まって!ハスター!くそっ…誰かあいつ止めて!!」
【ギャップ】
「ハスター、貴方このクッキーは?」
『いらん』
「も〜あの子の物しか食べないとか偏食家〜」
………………
「…あのひとが声荒げてる所見たことないな」
「ほとんど一緒だから見てるかと思ったが…意外だな。いや意外でもないか?」
「大声の時はもちろんあるけど、荒げてるんじゃないしね。僕を揶揄ってる時とか、いじってくる時とか」
「私念混じってる混じってる」
……………
「彼が?ありますよ」
「あるんだ…?」
「あるんだな…」
「試合に負けた後とか、特にノートンさん、貴方相手だと」
「僕?」
「へぇ」
「声を荒げる、とまではいえるか定かではありませんが。『知り尽くしていたはずだ…!』と噛み締めるように」
「何それ。……ふふ、なにそれ」
「…あー…こりゃ駄目だ」
「私が悪い感じです?言っちゃったぜ?」
「やめろ」
………………
「…………はは」
『随分機嫌が良いな、ノートンよ』
「え、そう見える?…ふは、あはは」
『……』
(邪神様も悪い気はしてなさそうだし言わぬが仏ってやつか)
(私はものすごく言いたいですね)
(頼むからやめろ)
【煽られ、キャンベル】
「キャンベルさん」
「ん?イソップ、どうしたの」
「海、行きませんか」
「へ」
「うみ」
「あぁいや、言ってる事は分かるよ、うん。…どうして?」
「無常さん…謝必安さんから提案されまして」
「あの人大丈夫なの…?」
「海は大丈夫らしいです」
「……お誘いありがとう。でも僕はいいよ。暑くても脱ぐ訳にいかないから」
『勿体ない、と言うのであろうな、ここは』
「!黄衣の王」
「ハスター…。僕は行かないよ」
『随分と前に行ったではないか。…よもや恐れをなしたのではあるまいな?』
(うわ……)
「……………あ?」
「あ、あのキャンベルさん、ご無理なさらず…」
「無理なんてしてないけど?」
『ハハ』
「また笑いやがってこの邪神…。試合覚えてろよ…。行くよイソップ。ハスター、あんたも来るだろ」
『当然だ。そなたの醜態、楽しみだな』
「…………………………………」
『……』
「あ、あわわ」
【ピロートーク②】
『人間はこの寒さでは風邪をひくのであろう。服を着ろ、ノートンよ』
「着る、着るけどまだ、待って。素肌で入るベッド気持ちいいんだよ」
『……』
「あ、ハハ。やめてって。でもあなたの手も気持ちいいな」
『いつになく素直だな。何があった』
「なにもないよ。…あ、うーん」
『あるのだな』
「ナワーブとの秘密なんだ。ごめんね。…ちょっと、やめてってば。あははは」