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【サガフロ】あなたに触れて、寄り添って【紅青】

全体公開 サガフロ双子 4 1350文字
2022-01-22 20:51:25

なんやかんやあってどっか二人暮らししてる二人がイチャイチャしてるだけのマジでやまもおちもいみもない話です。

 今日の僕らはお互い家でのんびりと過ごしていた。天気も良かったからカーテンや毛布などの厚手の布類も纏めて洗って、普段はあまりやらない部屋の隅っこの、溜まっている埃なんかも綺麗に掃除して……と、午前中はずっとそんなふうに動いていた。
 遅めの昼食を一緒に食べて、午後は日当たりのいいリビングのソファに座り、ブルーはどこから持ち出してきたのか分厚い魔術書を広げて読み始めた。僕は先日レッドと遊びに出かけた先で撮った写真の整理をすることにした。けれどそれも集中していたらあっという間に終わってしまう。ふと顔を見上げれば正面には顰めっ面しながら魔術書を読むブルーいる。
 返事はないだろうとわかってはいるが話しかけたくて名前を呼ぶ。
「ねえブルー」
……
 やっぱり返事はない。うーむしかしこうも黙ってるのも悪くはないけれどやっぱりちょっとは会話らしい会話をしたいと思う。
「ねえねえブルーってば」
……
 やっぱり返事はない。けれど眉間の皺がさっきより増えた気がした。あくまでブルーが無視するなら僕だって折れてやるもんかと謎の対抗心を燃やしてしまい、ブルーがこっちを向くまで呼び続けることにした。
「ブルー」
……
「ブルー」
……
 あっちもどうやら頑なに返事をする気がないようである。それなら、と僕はソファから立ち上がるとブルーの背中の方へと回って、耳元で囁くことにした。
「ブルー」
……っ!」
 その途端、ブルーがビクッと身体を震わせ耳を手で押さえて顔を真っ赤にしてこっちを無言で睨んできた。その顔があまりにもかわいいものだから、耳を押さえる手を掴んで僕の方へと引き寄せそのまま唇を塞いだ。
「なっ……!?」
 何か言おうとして口が半開きになったのをいいことにそのまま舌をブルーの口内へと入れた。顔を引いて逃げようとするが、もう片方の手でその頭を引き止めた。
「んっ…………んんっ」
 口腔内のあらゆる部分を撫でていけば、もうブルーの目は蕩けていて僕のなすがままだった。もっと欲しいというように、自ら僕の舌へと絡ませていく。そうしてお互い唾液が顎に伝うころ、ようやく僕らは唇を離した。
……
……
 ブルーの顔はもう真っ赤なリンゴそのものだった。多分、いろんな感情がないまぜになっているのだろう。めちゃくちゃ僕を睨んでいるが、そんな顔で睨まれても煽られているようにしか思えない。
……お前……なんのつもりだ……
「だってブルーが呼んでも返事してくれないから」
「だからっていきなり耳元で囁いてキスするやつがある……ん!?」
「そんな顔で言われても逆効果なんですけど」
「お前な……! 夜散々しておいてまだ足りないのか発情期の猫か!」
「えー、もっと欲しいって言ってたのどこの誰でしたっけ?」
「〜〜〜〜いい加減にしろ!」
「あたっ!? 本の角で殴った! ひどい!!」
「他人の至福の時の邪魔をした罰だな」
……明日の朝、足腰立たなくするから」
……望むところだ」
 その夜、僕ら二人とも意固地となった結果、二人揃って起きられなくなって昼まで寝ていたのはいうまでもない。
【終】

一行詩と言う名のお題bot
@line1theme
「あなたに触れて、寄り添って」


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