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じゃしんとぼく⑤

全体公開 第五 ハス探 1
2022-01-30 14:55:28

ハス探走り書きログ。

Posted by @hirop573

【邪神大分裂】

『ノートン』
『キャンベルよ』
『探鉱の』
……………
『呆けておる』
『人の子は許容範囲が狭いのであったか。難儀なものよ』
『否、人の子でなくとも我らのような未知は仕方のない事』
「纏まってくれませんか」
『『『断る』』』
「僕も三人になれば解決するのかな





【所有物】

?キャンベルさん」
「ん?何?」
「目の色、いつもと違うような
「え、目?」
「はい。いつもはもっとこう灰色に近い黒だったと思いますが」
「君はよく見てるから分かるんだろうね。僕は余り鏡を見ないからな。今持ってるかい?」
「小さいですが」
「いいよ。うわ、なんだこれ」
「やはり違いましたか。あれ、先程見えた色ともまた違う」
「えっ本当だ。なんだろうこれ。ダイアー先生に聞いた方がいいのかな」
………
(誰かを彷彿とさせるなとは言うまでもないが。指摘したら抑えられないし黙っておこう)
………
「って言われたんだけどなんでだろう
『納棺師は気付いているようだがな』
「え。そうなの。言ってくれたらよかったのに」
『あの場で真実を告げなかったのは賢明な判断よ』
「?どういう意味」
『そなたのその瞳は我の力を注いだ故だ』
「力?」
『未だ分からぬか。情事の際、我の、何が、そなたの中に入っていた?』
「え、………っと……。あ
『本来、我のような外界の存在が人間と営むなどあり得ぬ話。中だけには収まらず、漏れ出した力は身体に現れるのだ』
「嘘。うそだそんな
『誰の物かがよく分かるではないか、なあ?』
「う、うわぁぁあ」
『フフ、フハハハ』




【上擦る】

「〜〜♪〜♫〜〜〜♬」
『呼ばれたと思ったが違ったか。いつもの囀りではないな』
……まぁ、たまには即興でもいいかなって」
『そうか。……
「?どうしたの」
『以前より音が高い気がするが』
「!」
『即興であればその時もあろうか。む、なんだ。何故叩く』
「あんたのせいだから!」
『何故だ』
「分からないならいい!知らないよ!」
『それはならぬ。ノートン。ノートン・キャンベルよ』
「!!そ、れ!耳元は卑怯だって言ってるだろっ!」
『響かんな。さぁ、白状するまで開放される事はないぞ』
「ぐ、ぐううう」



【ほんとは】
※前ページ【上擦る】の続き

『我はあやつの歌声が好みでな。あの服を召すようにと催促しておるのだが、ここ最近は嫌に渋る。何か聞いてはいないか』
「俺に聞くって人選は間違っちゃいないが……そうまでしてか?」
『左様』
……だってさ、ノートン」
「!?いないって体で話しててって言っただろ!」
……
「あ、う、待って。ちが、いないフリしてたのは謝るから」
『それほどか』
「?」
「え?」
『避けるほど、あの服は抵抗があるのか』
………
「ノートン、思った事言わねぇとな。俺は退散するぞ」
………
……………
「嫌じゃない。嫌じゃないんだ」
『では何故か』
……ずかしい」
『む』
「恥ずかしい。あなたにずっと見られていると思うとそのなんだか普段と違って
『その様な事か』
「僕にとっては大変なんだよ。あの服を着ると確かに歌いたくなって自信も持てる。けどいつもの服に着直したら急に恥ずかしくなるんだ。だから余り薦めないで
『我が頷くと思っているのか』
「思わないけど」
『そうだ。だがそなたの行い次第では頻度を抑えてやろう』
「聞きたくないけど、何」
『役者の衣を召すがよい。我はあれも好みでな』
………本気で言ってるの。僕あれも好きじゃないんだけど」
『それはそなたの言い分よ。我は異なる』
「分かった、分かったから。……はぁ」




【警戒心は置いてきた】

………
『微睡む程であれば床に就け、ノートンよ』
「んうんでももうすこし。駄目だ、目が霞む
……
「分かった分かった、寝るよ。ベッドじゃ眠れないんだけどな
『致し方なし。来い』
「?」
『寝具は必要ないのであろ。我に何をされても文句はないのであれば来るがよい』
………。おやすみ
……警戒の欠片もないか。初めの頃とは大違いよ』




【痴話】

………ううう」
「犬みたいに唸ってどうした」
「この中腰で見て分からないかな
「何の有様がは分かるけどよ、唸るのはさすがに予想外だぞ」
「いや。他人に話す内容じゃないな。とにかく痛いんdぁいっ!?」
「!?」
『徘徊するなと言っているだろう』
「もうちょっと優しく扱えないの!?」
(激しくしましたってか。やかましいわ)
『それはそなたの好みではないのだろう?多少その気になれる方が良いと宣ったはずだが』
「そんな!!事!!言って!!ないっ!!」
(こいつら元気だなあ)




【人のようにならないで】

「僕を真似て人間らしくなったって?そんな訳ないだろ。あなた、僕をよく見てる割には僕らしくないと思うけれど、どこをどう取って僕らしくなったって?」
『内容が逸れている。我は"人間らしく"と言ったはずだ。そなたを真似てはいるが、そなたらしくとは違う』
「だとしたらその屁理屈も人間みたいだよ、おめでとう」
ノートン』
「なに」
『人の子の命は儚い。故に今、真実を告げよ。我はそなたの口から告げられる言葉を好むのだ。人に近づけたなら僥倖よ。この身でどう感じるか、得てみたいのだ』
………………
ノートンよ』
「これ以上、人間のようにならないで」
………
「これ以上、ヒトに近付かないで。今以上、他の人と会話しないで。あなたが他の人と話をしていると嫉妬してしまうんだ。らしくない。出会った時のあなたは僕のように孤独であったはずなのに、僕もあなたも一人ではなくなってしまった」
……
「そうだな。本当に言っていいのなら、……僕を一人にしないで。あなたの方が余程人間らしく見えてしまう。置いていかれてしまう
『それでよい。我はその言葉が聞きたかったのだ』
「あなたのその悪趣味さ、そこだけは変わらないんだね」
『それが良いのであろう』
………うん」







【過保護】

「ん?ノートン、珍しい物を持っているね」
「これのこと?」
「そう。君のことだから大事に仕舞いそうだなと思って」
………
「ノートン?」
「最初あたりはそうしてたんだよ」
「う、うん?」
「でも、戻ってるんだよ。ポケットに」
「ブローチが?」
「そう。ブローチが」
「変な気を感じるなと思っていたらやっぱりか。でも悪い気ではないからなぁ
「何回か引き出しに仕舞ってたんだけど、何度もポケットに入ってるからもう諦めたよ」
「はは。所でこれは誰かからの貰い物かい?」「ハスターからだけど」
(やはり)
「あああの方からか」
「護身用にって貰ったんだけど納得するって事はそういう物なんだね。あのひと変に過保護になってるからな
……
(持っていて発狂しなきゃいいんだが。彼にとっては今更か)





【過保護2】

…………
「イライ?キッチンで突っ立ってどうしたの」
「の、ノートン」
「?何か疚しいことでも?」
「いやまぁ……ええと。これ、飲むかい?」
「何これ。蜂蜜?」
「蜂蜜酒だったものさ。体も温まるようにと思って温めたからアルコールは飛んでるけれど」
………
「ノートン?やはりやめておくかい?」
「あのひとからだろう」
「えっ!?……あ」
「はは。当たりか。まぁ直接言われても飲むかは分からなかったけどね。さて」
「!?ノート、ン!」
「なに」
「本当に飲む人がいるか!出して!吐いて!」
「いい。大丈夫だよ」
「だが!」
「ここであのひとが止めないんだ、害は無いよ」
………私は君があの方から見守られている理由が分かった気がするよ



【にゃんにゃんの日】

………いや、いやいや」
………
「フッ……フフッ
『やはり奇怪か、この姿は』
「そりゃそうだよ。普通僕ら人間がなるものだと思ってたのに、まさかあなた方ハンターに猫耳が生えるなんて思わないだろう」
『そのようなものか』
「そうだよ。あははあー笑った笑った」
……
「あの、笑った後で悪いんだけど、それ触っても?」
『構わぬ』
「いいの?」
『但し』
「!?わっ何!」
『このままで良いのであれば好きにせよ』
変なことしないでよね。あ、服の感触だ
………






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