X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

テキラプ学生時代ss

全体公開 1 1804文字
2022-02-21 00:58:31

なぜか今の時期に誕生日ネタを書いたらしい(しかも学生)

「ようやく終わった……
今日もらったプレゼントの小包の山をどうにか鞄に押し込むことができた。正直こんなにプレゼントをもらうことになるとは思わなかった。普段、私は人と関わらないように過ごしてきた。だから誕生日プレゼントなんてもらえるとは思ってもみなかったのだ……ましてこんなにも大量に、大人数から。あいつ以外からもらうことになるなんて。
教室には西日が差し込み、部屋全体を茜色に染め上げている。鞄の蓋を閉じると教室にその音がぱちんと響き渡った。教室には私以外いない。部屋の窓から外を見るとバラが咲いていた。白いバラだったが、教室と同様に、西日に染められて温かな色になっている。突然ドアの開く音がした。

「やぁ、今日の主役はこんな時間までご苦労様だね」
「ラップランド……
教室に入ってきたのは白髪のループス族の少女……ラップランドだった。制服を着崩している私とは対照的に制服をきっちりと着こなしていて、品がある。教室に入ってくるラップランドもまた、西日に染まっていった。
「あんなにあったプレゼント、全部そのかばんにしまえたの?すごいね……潰していたりしないよね?」
「あ……
「え……
どうせ検査されて多くは捨てられてしまうものだろうし、私自身も捨てるだろうなと思って受け取ったプレゼントだった。だいぶ力ずくでプレゼントを鞄に入れてしまった。何も考えずに詰め込んだので、潰れてしまったプレゼントもあるかもしれない……
「アハハ、キミらしいね。じゃあボクからのプレゼントは家に着いてからにしようかな」
「そうしてもらえると助かる」
日の光に照らされてラップランドの髪はとてもまぶしかった。薄水色の瞳は日の光のオレンジ色が加わり、透明感を感じさせられた。すごく、きれいだと思った。
「どうしたの?ボクのことずっと見て」
気づいたら見入っていたらしい。ラップランドはきょとんとした顔で私を見つめた。
「あ、いや。プレゼント用意してくれていたんだなって」
私は思わず目をそらした。視線の先に小さな埃があった。
「嘘下手。見惚れていたんでしょ」
「馬鹿馬鹿しい……
私は鞄を持ち上げ、ラップランドに背を向けた。「帰るぞ」と言いかけたとき、柔らかいものが背中に当たるのを感じた。ラップランドが私を背後から抱きしめてきたのだと気づいた。
「ボクが誕生日プレゼントって言ったらどうする?」
「ベタだな。今ここでしたいとでも?」
「だってキミ、さっきそういう顔してた」
ラップランドが言葉を言い切る前にその唇を塞いだ。くぐもった声が洩れる。角度を変えながら歯を舌でなぞり、ラップランドの口内をなぶった。
「んん………………っ」
少し顔を離すと、口と口の間に糸が形成された。その糸をたどるように再度キスをした。キスをしながらカーテンを閉めた。西日はさえぎられ、誰にも邪魔されない私たちだけの空間が生まれた。

「鍵はさっき閉めておいたんだ」
「いやらしいな」
そう言いながらラップランドの脚に指を這わせる。白くて、柔らかくて、傷をつけたくなる肌だと思った。首筋に顔をうずめる。ラップランドは体を少しびくつかせながら、体をこちらに預けてきた。首筋を噛んだ。うっ……と小さな声が聞こえた。気にせずそのまま傷跡を舐める。鉄の味がした。
「ボクたち、教室でこんなことしていけないね」
そう言いつつこいつは私を拒まない。教室でするのも初めてではない。トイレでもしたし倉庫、資料室でもした。場所なんてどうでもよく、私には関係なかった。こいつと繋がっている感覚が欲しかった。ただラップランドが欲しかった。
「服……全部は脱がさないでね……
「毎回言うが、何かの決まりでもあるのか」
ラップランドは答えない。見せたくない場所でもあるのだろうか。ラップランドが私に隠していることがあるという事実が許せなかった。だがそれに踏み入る勇気が私にはなかった。
「わかっている」
私はそうとだけ言うとラップランドのシャツのボタン、下着を順に外していき、体をまさぐった。
「ぁ…………
ラップランドは私に必死にしがみついてきた。その頭を軽くなでる。柔らかい髪質で、ずっと撫でていたくなるような手触りだと思った。


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.