X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

史縫高原のとある日常 本編

全体公開 10120文字
2022-03-05 11:25:14

主人公の名前、一人称が変更可能です。

名前変換

●1日目
◆自宅◆
薄暗い部屋の中で僕はスマホの画面を見続ける。
音花ミヤおとはなみや。それが僕の推しだ。最近はよく配信を見ている。
【ミヤ】「……ということでぇー今回の配信はこれで終わり!」
【ミヤ】「じゃあね!」

ばさっ

推しの配信が終わり、僕は布団の上に寝転がる。
【紘】「ふう……今日の配信も可愛かったな」
【紘】「次の配信……まだかな」
こんな生活を数か月繰り返してきた。

――少し過去のことを思い出す。

数年前、両親が二人とも他界してしまった。
原因はガンだ。
そのショックもあり、僕は家に引きこもることが多くなってきた。
今は両親からの貯金を崩していって、今の生活を続けている。

もうだれも信じられない。
人と会いたくないから、こうして推しの配信を見続ける。


少し過去のことを思い出したが、僕は眠気に襲われ目をつむった。


<選択肢>---
2≫目を覚ます
-------------




◆???◆
ふわふわとした感触を感じ、目が覚めた。

……
【紘】「あれ、ここは?)」
目の前にあるのは畳と木の壁。それに、数冊本が積まれている。

【???】「あ、目が覚めた?」
聞きなれない声がし、その方向へ顔を向けた……のだが、なぜか
【紘】「へ?」

美少女がそこに立っていた。


<選択肢>---
3≫「あ、あなたは?」
4≫……誰?」
-------------




選択肢1「あ、あなたは?」

【水夜岐】「……ごめん。紹介が遅れた。私は水夜岐
【水夜岐】「この神社の神主をしているの」
【紘】「神主?」
ん?
【水夜岐】「そう。神主」
そう言うと水夜岐は布団の横に座り込んだ。
【水夜岐】「この神社は木野森神社きのもりじんじゃって言って、史縫高原しほうこうげんっていう場所にあるの」
【水夜岐】「でね、この高原は『見捨てられた者』が行き着く場所なの」
【水夜岐】「つまり……
【紘】「つまり……?」
僕はつばを飲み込み水夜岐を見つめた。

【水夜岐】「つまり君は周りから見捨てられたってことだね☆」
【紘】「……は?」
水夜岐はウィンクをしながらこちら見つめてくる。
え、何?僕はなにがあったんだ?
見捨てられた?ん?
確かに僕って知り合いほとんどいないし見捨てられて当然?
まず見捨てられたって何だっけ……
【水夜岐】「まあ見捨てられたってことは事実だし気楽にかんがえt……
【紘】「できねぇよ!」
あ、しまった。混乱しすぎてつい強い口調で言ってしまった……
申し訳な……

ダンッ!

急にふすまが轟音とともに開いた。
【???】「……騒がしいと思ったら」
【水夜岐】「あ、狼月ちゃん。起きてたんだ」
【狼月】「そりゃ起きる。あんな声の大きさだったら」
【紘】「だ、誰……ですか?」
【狼月】「……ああ、新しく来たやつか。なら仕方ない」
そう言って、狼月は近づいてきた。
【狼月】「こいつの親友の狼月ろうげつだ。呼び捨てで呼んでくれ。よろしく」
【紘】「ど、どうも」
なんかカッコイイな……

【水夜岐】「ま、紘は何も食べてないだろうし夕飯にでもしようよ」
【水夜岐】「紘も食べていくでしょ?」


<選択肢>------
5≫「お言葉に甘えて」
8≫「いや、あんまりおなかがすいてなくて……
----------------




選択肢2「……誰?」

【水夜岐】「……そうか。」
【水夜岐】「おどろかせてごめん。私は水夜岐みやぎ
【水夜岐】「この神社の神主をしているの」
【紘】「か、神主?」
【水夜岐】「そう。神主」
そう言うと水夜岐は布団の横に座り込んだ。
【水夜岐】「この神社は木野森神社きのもりじんじゃって言って、史縫高原しほうこうげんっていう場所にあるの」
【水夜岐】「でね、この高原は『見捨てられた者』が行き着く場所なの」
【水夜岐】「つまり……
【紘】「つまり……?」
僕はつばを飲み込み水夜岐を見つめた。

【水夜岐】「つまり君は周りから見捨てられたってことだね☆」
【紘】「……は?」
水夜岐はウィンクをしながらこちら見つめてくる。
え、何?僕はなにがあったんだ?
見捨てられた?ん?
確かに僕って知り合いほとんどいないし見捨てられて当然?
まず見捨てられたって何だっけ……
【水夜岐】「まあ見捨てられたってことは事実だし気楽にかんがえt……
【紘】「できねぇよ!」
あ、しまった。混乱しすぎてつい強い口調で言ってしまった……
申し訳な……

ダンッ!

急にふすまが轟音とともに開いた。
【???】「……騒がしいと思ったら」
【水夜岐】「あ、狼月ちゃん。起きてたんだ」
【狼月】「そりゃ起きる。あんな声の大きさだったら」
【紘】「だ、誰……ですか?」
【狼月】「……ああ、新しく来たやつか。なら仕方ない」
そう言って、狼月は近づいてきた。
【狼月】「こいつの親友の狼月ろうげつだ。呼び捨てで呼んでくれ。よろしく」
【紘】「ど、どうも」
なんかカッコイイな……

【水夜岐】「ま、紘は何も食べてないだろうし夕飯にでもしようよ」
【水夜岐】「紘も食べていくでしょ?」


<選択肢>------
5≫「お言葉に甘えて」
8≫「いや、あんまりおなかがすいてなくて……
----------------





選択肢1「お言葉に甘えて」

【水夜岐】「じゃ、そういうことで」


◆木野森神社 居間◆
水夜岐は台所へ行って調理するらしい。
そのため、僕と狼月さんと二人で居間に案内された。
【紘】「ねえ、狼月さん」
【狼月】「何?」
【紘】「水夜岐さんっていっつも食事作ってるんですか?」
【狼月】「そうだな。基本的に食事を作るのは水夜岐だな」
【紘】「へぇ……
そんな話をしていると、奥から足音が聞こえた。
【水夜岐】「できたよ」
【紘】「あ、ありがとうございます」
【狼月】「じゃあ」
【水夜岐】「いただきます」
【狼月】「いただきます」
【紘】「いただきます」


<選択肢>---
6≫「おいしい!」
7≫「あんまりかも」
-------------




選択肢1「おいしい!」

【狼月】「確かにおいしい」
【水夜岐】「そう?よかった」

夕食を食べ終えた後、僕たちは寝ることとなった。
【水夜岐】「じゃ、おやすみ」
【紘】「おやすみなさい」
そう言い、僕は布団へと倒れこんだ。
すぐに眠気に襲われた。


<選択肢>---
9≫「起きる」
-------------




選択肢2「あんまりかも」

【狼月】「そうかな」
【水夜岐】「もしかしたら和食はあんまり好きじゃなかった?」
【紘】「……そうかも」
【水夜岐】「まあ仕方ないか」

夕食を食べ終えた後、僕は温かな風呂につかり、案内された寝室で寝ることになった。
【水夜岐】「じゃ、おやすみ」
【紘】「おやすみなさい」
そう言い、僕僕は布団へと倒れこんだ。
すぐに眠気に襲われた。


<選択肢>---
9≫「起きる」
-------------




選択肢2「いや、あんまりおなかがすいてなくて……

【水夜岐】「そう?ならしかたないね」
【狼月】「無理すんなよ」

水夜岐や狼月が夕食を食べ終えた後、僕は温かな風呂につかり、案内された寝室で寝ることになった。
【水夜岐】「じゃ、おやすみ」
【紘】「おやすみなさい」
そう言い、僕は布団へと倒れこんだ。
すぐに眠気に襲われた。


<選択肢>---
9≫起きる
-------------




選択肢1 起きる

●2日目
聞き覚えのあるような鳥の声が聞こえる。
今日はめずらしく目覚めのいい朝だった。
【紘】「……朝か」
【水夜岐】「おはよ。」
【紘】「ん……あ、おはようございます」
【水夜岐】「朝食できてるからおいで」
僕はそのまま居間に案内された。

実は少しだけ、期待をしていた。
もう一度眠ると、いつも通りの日常に戻るのではないか、と。

結局その願いが叶わないまま、僕は朝食を食べる。

【水夜岐】「そういえば、風斗って初めてここに来たんだよね?」
【紘】「まあ、そうですけど」
【水夜岐】「どうせならさ、いろんな人に会ってみない?」
【紘】「会う……?」
【狼月】「いいんじゃねえの?」
【水夜岐】「じゃあ、朝食が終わった後に行こうか」
そう言われ、僕は朝食を食べ終わった。
内心、あまり人と会いたくなかった。
過去を思い出さしてしまいそうだから。

朝食を食べ終わった後、僕は水夜岐と一緒に神社を出た。


<選択肢>---
10≫「今からどこに行くんですか?」
11≫「この高原ってどれくらいの広さなんですか?」
12≫「そういえば狼月さんは留守番ですか?」



選択肢1「今からどこに行くんですか?」

【水夜岐】「そうだな……とりあえず私の親友と会おうかな」
【紘】「親友?」
【水夜岐】「そう。鉱石が好きな職人さん」


<選択肢>---
13≫ 水夜岐のあとをついていく
---------------



選択肢2「この高原ってどれくらいの広さなんですか?」

【水夜岐】「うーん……広くもないし狭くもないってぐらいかな」
【紘】「なるほど……
【水夜岐】「まあこんな感じの広さでも十分生活できるしそんなに気にしてないかな」


<選択肢>---
13≫ 水夜岐のあとをついていく
---------------



選択肢3「そういえば狼月さんは留守番ですか?」

【水夜岐】「そうだね。まあ境内の掃除とかもあるし」
【紘】「(それって押し付けでは……?)」
【水夜岐】「まああいつはいつもサボってばっかだし仕方ないね」
【紘】「そう……なのかな?」


<選択肢>---
13≫ 水夜岐のあとをついていく
---------------




選択肢1 水夜岐のあとをついていく

天津坑道あまつこうどう
神社から少し歩くと、白い煙が立ち上る場所に出た。
【水夜岐】「舞ちゃんいるー?」
【???】「いるよー」
【???】「あれ、その人は?」
【水夜岐】「ああこの人?」
【水夜岐】「えっと……最近来た人、かな」
【???】「そうか。じゃあ初めましてだな」
【舞華】「私は鉱舞華あらがねまいか。ここで鉱石を採ってるわ」
【紘】「僕は風斗です。よろしく。」
【水夜岐】「じゃあ、私は席を外すね」
【舞華】「ああ。そこらへんの鉱石でも見といてくれ」


<選択肢>---
14≫「それで……ここは何をするところですか?」
15≫「この坑道は何をするところですか?」
---------------




選択肢1「それで……ここは何をするところですか?」

【舞華】「ああ、ここは鉱石の精錬とか加工とかをするところだね」
【紘】「鉱石?」
【舞華】「そう。『碧瑯鉱へきろうこう』っていう鉱石で、この山の上にいけばいくほどたくさん採れるんだよ
そう言って、舞華さんは山の上の方を指さした。
頂上は雲に隠れて見えないほど高くそびえたっている。
【紘】「へぇ……
【舞華】「で、だ。これを加工して『幻珠げんじゅ』っていうやつをつくるんだ」
【舞華】「この幻珠ってのが結構便利でね、これを身に着けて力を込めるとあることができるんだよ」
そう言うと、舞華さんの首から下げていた青い宝石が輝き、

ふわっと
宙に浮いた。

【紘】「えっ!?な、なな何が起こってるんだ!?」
【舞華】「あ、そこで驚く?」
【紘】「え?」
【舞華】「見てて」


その瞬間、様々な色の弾が一斉に飛び出した。


【紘】「おぉ……綺麗……
息を吞むような光景だった。
空間を使った芸術。
儚いけれど可憐なその弾たちを、僕はただひたすら眺めていた。

【舞華】「どうだ?すごかっただろ?」


<選択肢>---
16≫「すごかった……
17≫「いや、そんなに驚いてない……
---------------




選択肢2「この坑道は何をするところですか?」

【舞華】「ああ、ここはとある鉱石の採掘場さ。」
【紘】「鉱石?」
【舞華】「そう。『碧瑯鉱へきろうこう』っていう鉱石で、この山の上にいけばいくほどたくさん採れるんだよ
そう言って、舞華さんは山の上の方を指さした。
頂上は雲に隠れて見えないほど高くそびえたっている。
【紘】「へぇ……
【舞華】「で、だ。これを加工して『幻珠げんじゅ』っていうやつをつくるんだ」
【舞華】「この幻珠ってのが結構便利でね、これを身に着けて力を込めるとあることができるんだよ」
そう言うと、舞華さんの首から下げていた青い宝石が輝き、

ふわっと
宙に浮いた。

【紘】「えっ!?な、なな何が起こってるんだ!?」
【舞華】「あ、そこで驚く?」
【紘】「え?」
【舞華】「見てて」


その瞬間、様々な色の弾が一斉に飛び出した。


【紘】「おぉ……綺麗……
息を吞むような光景だった。
空間を使った芸術。
儚いけれど可憐なその弾たちを、僕はただひたすら眺めていた。

【舞華】「どうだ?すごかっただろ?」


<選択肢>---
16≫「すごかった……
17≫「いや、そんなに驚いてない……
---------------




選択肢1「すごかった……

【舞華】「そうだろ?やっぱり初めて見ると驚くよな~」
【水夜岐】「やっぱ綺麗だったわね」
【舞華】「お、もう行くのか?」
【水夜岐】「そうだね。次はあの人に会わないと」
【舞華】「あの人?」
【水夜岐】「そう。森に住んでる人」
【舞華】「そんなやついたか?」
【水夜岐】「え、知らない?」
【紘】「ん?」
水夜岐さんは知ってて舞華さんは知らないのか?
何かおかしいような……
【水夜岐】「まあとりあえず行ってみるわ」
【舞華】「お、そうか。まあいってら」


<選択肢>---
18≫ 水夜岐についていく
---------------




選択肢2「いや、そんなに驚いてない……

【舞華】「うそつくなよ!驚いてたじゃんか!」
【水夜岐】「やっぱ綺麗だったわね」
【舞華】「お、もう行くのか?」
【水夜岐】「そうだね。次はあの人に会わないと」
【舞華】「あの人?」
【水夜岐】「そう。森に住んでる人」
【舞華】「そんなやついたか?」
【水夜岐】「え、知らない?」
【紘】「ん?」
水夜岐さんは知ってて舞華さんは知らないのか?
何かおかしいような……
【水夜岐】「まあとりあえず行ってみるわ」
【舞華】「お、そうか。まあいってら」


<選択肢>---
18≫ 水夜岐についていく
---------------




静寂の森せいじゃくのもり
【水夜岐】「着いたよ」
【紘】「ここ……?」
次に着いた場所。それは静かな森だった。
【水夜岐】「そう。ここ」
【紘】「なんか……けっこう静かですね」
【水夜岐】「そうなのよね。なぜかここに来ると周りが静かに感じるんだよね……
【???】「……誰?」
【水夜岐】「あ、いた!」
【水夜岐】「えっと……誰だっけ」
ん?
水夜岐さんは名前を知らない?
それとも忘れたのか?
【香】「蒼風院香そうふういんかおり
【水夜岐】「あ、そうだそうだ。香ちゃんだ!」
忘れただけ……なのかな
【水夜岐】「で、この人が最近来た風斗っていう人なの」
【水夜岐】「よかったら話さない?」
【香】「……分かった」
【水夜岐】「じゃあ、私は席を外しておくね」
【香】「……
水夜岐さんはそそくさと反対方向へ歩いていった。

【紘】「……
【香】「……
【紘】「(き、気まずい……)」
【香】「風斗……だったっけ」
【紘】「え、あ、はい。そうですが」
【香】「そう……
【紘】「(ん?)」
【香】「懐かしいわね」
【紘】「な、懐かしい?」
【香】「そう。あの子のこと覚えてる?」


<選択肢>---
19≫「覚えてない……かも」
20≫「覚えてる」
---------------




選択肢1「覚えてない……かも」

【香】「そう……
【紘】「あ、もしかして僕何か悪いこと言いました?」
【香】「いえ。大丈夫よ」
【香】「私ってね、あの子の姉"だった"のよ」
【紘】「あ、姉?」
【紘】「じゃあなんで水夜岐さんは覚えてないんですか?」
【香】「……

【香】「忘れさせたのよ」

【紘】「え……?」
【香】「私たちの両親は虐待が当たり前だったの」
【香】「だから、その頃は最悪だったわ」
【香】「だけど、私は姉としてミヤギをかばってた。両腕がなくてもね、必死に」
【香】「けれど……
香さんは少し暗い表情を見せた。
【香】「けれど……
【紘】「(何か大変なことがあったのかな……)」

【香】「私が殺してしまったの」
【紘】「えっ……

"殺してしまった"。
確かに、そう聞こえた。

【香】「私が……殺したの」
【香】「いや……この話はやめにしましょう」
【紘】「え、そんな急に」
【香】「いい? あなたは何も聞いていない。分かったわね?」
そう言われると、僕はめまいがしてその場に倒れた。


<選択肢>---
21≫ 目を覚ます
---------------




選択肢2「覚えてる」

【香】「覚えて……いるの?」
【紘】「あ、ああ」
【紘】「(なんとなく、嘘をついた。実際、僕は何も知らない)」
【紘】「(ただ単に僕が忘れていただけ。そうさ。それに違いない)」
【紘】「(だから、これから香さんが話すことを聞いていけば、何か思い出すかもしれない)」

【香】「忘れなさい」

【紘】「え?」
【香】「私の術が不十分だったのよ。だから、落ち着いて」
【香】「ほら。もうすぐ、あなたはこのことを全て忘れるわ」
【香】「さあ……
そう言われると、僕はめまいがしてその場に倒れた。


◆自分の部屋◆
僕は自分の部屋で目覚めた。
少し頭が痛い気もするが、おそらく気のせいだろう。
僕はそう考え、スマホを手に取った。

小さな結晶が手からこぼれた。



<BAD END> 記憶の喪失

初めに戻る




選択肢1 目を覚ます

違和感を覚え、僕は目を覚ます。
【紘】「んんっ……んー」
【狼月】「あ、目が覚めた。おーい。水夜岐ー!」

どたどた

【水夜岐】「あ、起きた。よかった……
【紘】「な、何かあったんですか?」
【水夜岐】「"あの森"の中で倒れてたのよ。あの時はビックリしたなぁ……
ん?
【紘】「あ、あの森?」
【狼月】「ん? 覚えてないのか?」
【紘】「え、ええ。まあ」
【水夜岐】「あれ? というかなんで私たち森に居たんだろう?」
【狼月】「なんでお前まで忘れる」
【水夜岐】「なにかおかしいのよ。その時の記憶だけぼっかりと消えてるっていうか……
【狼月】「うーん……つまり記憶喪失的なアレか」
記憶……喪失?
そういえば、僕も何か忘れていたような……

その瞬間、頭の中に稲妻が走った。

【紘】「あ」
【狼月】「ん?」
【水夜岐】「へ?」
【紘】「思い出した」
【狼月】「あの森のことか!?」
狼月さんが身を乗り出して顔を近づける。
【紘】「いや、僕の幼馴染のこと」

一瞬、その場の時が止まった。

【狼月】「な、なんだよそっちかよ。笑わせんなよぉ」
【水夜岐】「……
狼月さんは笑っているが、水夜岐さんはなぜか難しい顔をしている。
【紘】「水夜岐さん?」
【水夜岐】「あ、ああ。ごめんぼーっとしてた。」
【水夜岐】「……まあ今日はもう遅いし一旦寝よう?」
【紘】「え?」
ふと窓の外を見ると、もう日が暮れていてあたりは真っ暗だった。
【紘】「もう……こんな時間?」
【水夜岐】「けっこう眠ってたのよ。まあ、ゆっくり休んだら?」


<選択肢>---
22≫ いったん寝て目を覚ます
23≫ 寝る
--------------




選択肢1 いったん寝て目を覚ます

僕は重いまぶたを閉じた。
その瞬間、僕は夢の世界へと堕ちていった。

◆自分の部屋◆
目を開けると、そこは自分の部屋だった。

何の変哲もない自分の部屋。
夢の中でどこか知らない場所に行った覚えがあるが、どうせいつも見る夢だろう。

ふと、とある名前が頭の中をよぎった。

蒼風院雅岐そうふういんみやぎ

僕の幼馴染。だけれど、今まで忘れていた。

なぜ突然おもいだしたのかは分からない。
だが、誰かが背中を押してくれた気がする。

そう思い、僕は身支度を整え、家のドアの外へ踏み出した。



空が輝いていた。



<GOOD END> 新しい一歩

<エンディング閲覧専用パスワード:iknewyou>
初めに戻る




選択肢2 寝る

僕はそのまま寝る……つもりだった。
だが、妙な胸騒ぎがした。

このまま寝てもいいのか。

どうしても、その言葉が頭の中を駆け巡る。
ずっと、ずっと、ずっと駆け巡る……

そのまま僕は眠れず、気づけば朝になっていた。
あたりを見回す。

【紘】「僕の部屋だ……
なぜか、自分の部屋の中にいた。
何がなんだか分からないまま、僕はいつも通りの生活をすることにした。



<????? END> 不可解な目覚め

初めに戻る


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.