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クトゥルフ神話TRPG【狐に憑かれた町】2021/05/25感想

全体公開 感想 57451文字
2022-03-24 22:55:50

KP&シナリオ作者 トワノ氏 PLシオーネ 自分が参加したセッションです。

Posted by @35kayaku

狐に憑かれた町1陣感想





【本編開始前】
KPから『ハートフルな物語ですよ』と言われたものの、そもそもクトゥルフ神話TRPGである以上その言葉が信じられない。心温まるとか微量含まれているかもしれないけど、絶対に何かが起こるのは明白である。

でもなんでだろう。どうにか世界滅亡は免れそうな雰囲気は卓前から出ている。KPから『世界の危機は救われそう』というけど、冷静に考えてクラウドもどき(というかこの画像ザックスなんだよな??)と、ナナキもどきで救えるのだろうか。PTメンバー的にも不安が頭を過ぎる。

ちょいちょい画面を見ていて笑いが殺しきれない私を案じて、KPから『世界観に集中できないので今から画像を差し替えたいのなら10分待ちますよ』と言われたが、それは流石に大丈夫ですと言って本編が始まった……これが最後の幻想の物語なのか……




【導入】
自分達が住んでいる興伏町が半年前から前代未聞の不運が巻き起こっているというモノローグが入る。街に住んでいる誰もがこの災難が更に凄惨な状況へと悪化しており、それから逃れるために街を出て行く人も出てきたと。このことについてPLは心当たりがありすぎる。やべえことになっちまったぜ……



そんな興伏町に住んでいる高校生の探索者たちはHRの真っただ中であった。急きょ自習になり私語が目立つ教室。どうやらまた誰か学校の関係者が事故に見舞われたのだろうと、生徒たちは察していた。

ここで探索者二人が会話をしているRPとなる。
二人がどんな間柄なのか、どういった人物なのかを測るためにも……という意味合いも込めて。

私『これHRになってるのは、もしかしたらクラスメイトの誰かが事故ってんのかもしれない??』
KP『あ~~……そうだなあ、2人とも<幸運>いや、聞いたのが赤井さんだから<幸運>で』
私『うわああああああ……早速これ大事件になってたら……
>>幸運失敗<<
私『あああああ早速ぅぅ!<幸運>70もあるのに!』
KP『では貴方のクラスメイトに一人来てない奴がいるなと分かるでしょう』
シオネキ『おぅふ』


縞田「じゅうちゃん。あいつ来てないね。田所次郎」
私『(笑いで引き攣りながら打ち込む)』
赤井「そうだな」
KP『大丈夫??十三生きてる??』
シオネキ『笑い始めたんだけど!?!?』
私『思った以上に破壊力が大きい、田所次郎がずるい』

一回私の腹筋がご臨終したものの、気を取り直してRPを再開していく。最悪は声で笑って再起不能になっても、チャットを打ち込めばよかろうなのだ。

縞田「今日はあいつがなんか事故にでも巻き込まれたのかな?この町やばくね?」
赤井「そうか……縞田は特に聞いてはいないようだな」
縞田「聞いてないよ、つーか連絡先知らないよ」
赤井「これだけ事故や事件が多いんだ……何があってもおかしくはないが。いい加減お前は交友関係を広げたらどうなんだ?」
縞田「じゅうちゃんがいるし、それで満足だよ」
赤井「高校生にもなったんだ。少しは交友関係を広げるのも大事だとは思うが」
縞田「だってね、まあ。過去のこともあるしね……
赤井「ああ……

縞田からのその言葉に押し黙る。彼は名前が原因で虐められていた過去があり、それが原因で引っ越しをして興伏町へ来た経緯がある。勿論その辺りの事情は赤井もおおまかには知っている。

赤井「それならば、俺からは深くは言えないな」
縞田「今後、気が向いたら。考えてみることにするよ」
赤井「まあ無理にとは言わないさ。自分のペースでやるといい」
縞田「そうそう、自分のペースが大事!」
赤井「急に元気になったな」
縞田「元気だからね!ほら!元気元気!」
赤井「まあいいが……

この辺りで縞田の人付き合いについて、話が一回区切れる。

縞田「あ、じゅうちゃん。飴食う?」

そういって縞田がいきなりイチゴミルク味を出してくる。それに赤井が戸惑っていながらも貰う。

シオネキ『まさかここで<幸運>振るなんてことは……!?』
私『ここで失敗したら、先生か委員長に見つかるとか!?』
KP『ないです、ないです。<幸運>そんなに振りたいんです??』
シオネキ『本当にイチゴミルク持ってきてるんですかみたいな』
KP『そっち!?』
私『てっきり開幕ブタ箱エンドならぬ、職員室ルートに入るかと思ったわ』
KP『わかったわかった、では縞田くん<幸運>振りましょう』

言わなければきっとなにもなかっただろうに。ここで<幸運>を振らされる。しかし縞田くんはこれに成功する。センセー!この人幸運45しかないです!
しっかり袋にたっぷり持っていた縞田は赤井に渡して、自分もばりばり舐めずに噛み砕いて食べていく。

KPからは「かたやイチゴミルクを持っていて、かたやクラスメイト一名を人柱にして……」と言われる。人聞きの悪いことを言わないでほしい。45%が成功して、70が失敗する意味が分からないのである。



そうこうしているうちに別のクラスから顔なじみがやってくる。それは探索者二人の幼馴染であり、友人の長峰幸であった。彼女は自習であることを確認すると、他のクラスである我々の教室へと入ってこちらへと向かってくる。
そんな幸に縞田がイチゴミルク飴を渡す。それに赤井がおおっぴらに渡すなと釘を刺すと、幸が先生もいないから良いでしょと軽い調子で飴を受け取る。
その様子に赤井がぽつりと「これで共犯者が二人、か」と呟けば、幸が大げさだと言いながら貰った飴を口にする。赤井が「かくいう俺も貰った身である、深くは問うまい」と返せば言い回しがいちいち深刻だと幸に言われる。

飴を食べながら幸が「やっぱりどのクラスも自習なんだねえ」と話す。それに赤井が「やはり他のクラスにも人柱が出てしまったか……」と言えば怪訝そうに幸が聞き返す。縞田がそれについて何か聞いている?と聞けば、彼女は大きくは言えないが事故に教頭先生が絡んでいるらしいと返す。
もしかしてこのクラスまだ来ていない人いるの、と尋ねる幸に赤井が田所がまだ来ていないと返す。それを聞いて合点が付いた幸はそれは大問題になるよねえとぼやく。


雑談をひとしきり終えた幸が、話を聞いて欲しいんだとお願いをする。しかもその話は他の人に聞かれたくないため、放課後に例の公園へクレープでも食べながら行こうと約束をする。
それに対して赤井が「まだ規則を破るのか……」と言えば、縞田は「話聞くわけだから、さっちゃんのおごりね!」とぬけぬけと要求する。それに対して幸は赤井に対しては買い食いくらい皆やってるよと大げさだと返し、縞田についてはそれぐらい奢るけどさぁと言う。赤井は自分の分は自分で払うと伝えれば、幸からはそのぐらい良いのに後で後悔しても知らないよと言われる。

話を終えて自分のクラスへと戻っていった幸を見送り、時は過ぎて放課後になる。
そして田所がどうなったのかは不明のままである。田所ぉ!!田所はどうなったのだろうか。先生は何も教えてはくれなかった。KPも教えてはくれなかった。


そうして放課後となる。
いつもの公園には行き着けのクレープ屋さんがあり、そこでクレープを買って三人はベンチに腰掛けて食べていた。
赤井が「やはり甘味は良いものだ……」と言いながら食べていると、幸が「ほらあ校則がどうとか言ってたけど甘いもの食べたら幸せになるんだって」と返す。一方縞田は黙々と食べていた。

食べ終わった頃、幸から話を切り出す。
高校卒業を待たずして彼女が引っ越すかもしれないという。赤井は無理もないなと思いつつ、縞田はこの騒動が理由なのかと問う。すると彼女からは、父親はリアリストだからたまたまだと気にしていないものの、母親の方が参っており、引っ越さなければ離婚だと動転している様子だと。
赤井はそれを聞いて「こればかりは子供の自分がどうこう言える立場ではないな」と言い、縞田は「大変で悲しいけど仕方ないよなあ」と納得する。
ただ引っ越しの話は決まった訳ではなく、まだ可能性があるだけであると。そのため、大事になっても困るのでこの話は他人には言わないでほしいと幸に言われる。
それを受けて、縞田が言い触らさないと言った上で「でも本当に引っ越しが決まったら、ちゃんと挨拶はさせてほしい」と頼む。幼馴染でもある自分達は家族ぐるみの付き合いのため、幸の母親もきっと挨拶もなく黙って引っ越すことはないだろうと。

そこまで話をした幸が立ち上がって歩き出し、自分達に背を向けたまま口を開く。「引っ越しても離れても私たち、友達のままでいられる……?」と振り返る。その言葉に縞田は「もちろんだぜ!」と即答してサムズアップ
し、赤井は「勿論だ。距離が離れていても友達と言うのには変わりない」と返す。その言葉に安心した様子で幸が「良かった、2人ならそう言ってくれると思ってた」と言い、つかつかと先に歩いて行く。

そんな彼女を追い掛けるように二人が歩いて行くと、突然視界が真っ白になった。ついでに言うとココフォリア背景も真っ白に。これに思わず『あっ(察し)』『あっ』と声が漏れる。
そんな私たちの様子をよそに聴覚も耳鳴りしか聞こえず、立っていられなくなり地に伏す。体感としてしばらくすれば辺りから不明瞭ながらも音が聞こえ始める。人々の悲鳴やどよめき、男性の怒号のような救急車を要請する声が聞こえる。
その描写を聞いた瞬間、頭に過ぎるのは『ばーーーと通ったトラックがぁ~~~』である。これは導入から察するに三人のいるところに車が突っ込んできて、事故現場の当事者になったという他人事のように捉えていた不運に見舞われたか??と考えていた。

しかしどうやら事情は違うようだ。
朧げな視界の中で先に居た幸は横たわったまま動かない。ここでKPから<CON*5>の指示が出て、縞田は失敗、赤井は成功する。お互いCONは10なので確率50%の同値、だが明暗を分けたようだ。
縞田はここで気を失うものの、何とか意識は留めた赤井は幸の傍に黒い着物を着た女性が立っていたことに気が付く。更に意識を残している赤井のみ<目星>を振って成功、その女性は頭に獣のような耳と身体に尻尾を付けており、ニタニタと嫌な笑みを浮かべていた。
ここでその女性の立ち絵が公開されて思わずチャットで『投げ銭!!投げ銭!!投げさせろ!!』と叫ぶ。しかし甲斐もなく、赤井はそのまま意識を失い、その女性の立ち絵も仕舞われることとなる。うわああああああ。めっちゃ見覚えあるなあ!なんでだろう、初めて見る気がしないなあ、この立ち絵初めて見るのになんでだ!?


そうして意識を失った二人は気が付いたら病院にいた。
話を聞けば、どうやらあの日、落雷があったようだ。雷が落ちてきた地点から離れていた自分達は、大きな外傷もなく、恐らく後遺症もなく、記憶も失わずに済んだとのこと。
一方の長峰幸は一番雷に近かったために、その衝撃は凄まじく現在も集中治療室で処置されており予断を許さない状況であると。
どこか他人事のように思っていた不幸は、こうして自分達の身にも降り掛かり、大事な幼馴染が命の危険に瀕している状況へと陥れた事実にSAN値チェック。

シオネキ『対岸の火事やったんなあ。イチゴミルク食べてたし』
私『クラスメイトの田所がやられてんだぞ!?』
KP『そんなに仲良くなかったんだなあ』
シオネキ『クラスメイトなだけで、興味なかった』
私『そこで台詞を回収するなあ!』

そら交友関係広がらんわあ、とKPにぼやかれながらダイスを振る。縞田が失敗で2点、赤井が成功で1点喪失。大して減少量変わらないやんけえ。成功した方が減少値が多いって良くある話ですね。いったいどこで心当たりがあったんだろうなあ。



容態が安定して退院間際になり、自分達の元に当日の事件について事情聴取のため警察官がやってくる。
この連日の事故続きに疲労の色が隠せない様子だが、職務には真面目に当たっている様子だ。そして事故当初の様子について刑事から説明があったが、空から雷が落ちてきただけでその周囲には電線や不審人物はいなかったという。
どうやら赤井だけ間際に見えたあの黒い和服の女性は誰にも見えていなかったようだ。そのことについては入院中に縞田にも共有していく。そして刑事さんにも話すものの、やはり情報自体がなかったようだ。

刑事が去った後に縞田が「もしかしたら本当に悪いものがやって来てさ。それが災禍を振り撒いた相手に見えたとか」とか話すのを聞いて、縞田はそういうこと信じるよなと言いつつ、それまじもんだったらやべぇじゃんと会話をしている。
「で、よくある展開だけど、殺しきれなかった俺たちを殺しに着たりとかしないよな」と言い出す縞田にやめろお!と反論していると、ぽつりと「怖いんだよ、怖いんだ、俺は怖いんだよ……」零して体育座りをして布団に顔を埋めてしまった。




すると、病室から一人の見知らぬ男性が入って来る。その男は布団に突っ伏している縞田を案じながらも、唯一ベッドで身体を起こして向き合っていた赤井の方へ見やり、名刺を渡す。そこには【現代奇譚:雑誌記者:明石真】と書かれていた。
シオネキ『奇譚』
私『違う!』
KP『そっちじゃない!』

そしてこの名刺から<オカルト>が振れますということで、2人とも振るも失敗。雑誌に心当たりはないという。
>>初期値5%<出目6<<
私『惜しいんだけど!惜しいんだけど!』


名刺を渡して来た彼は最初は野次馬気分でこの町にやって来て、適当に関連性を見出してオカルトに絡めて記事を書くつもりだった。しかし実際にこの町を訪れて起こっている事を知っていくうちに、只ならぬことが起きていると感じた。それで何とかこの原因を解決しようと思って、町民に協力を求めたものの、皆巻き込まれたくはないと断られてしまった。
そんなとき、雷に打たれた赤井たちの話を聞き、そして刑事との事情聴取を立ち聞きした内容を踏まえて、自分達に話を持ってきたのだという。
そして彼はこのままではよく分からない事故にまた巻き込まれるかもしれないし、現に友人だって犠牲になっている、協力して貰えないか。そう言って頼み込んだ。
それを聞いた赤井は「野次馬気分で来たのに、どうしてそこまで決心するに至ったのか」と尋ねれば、彼は「この町で起きている出来事は規模が大きすぎるし、ただ事ではない。ジャーナリストの端くれとして真実を見極めたい」と答える。
それを聞いたPLが(この人絶対なんかあるんじゃねえか……?)と裏を勘ぐってしまう。するとKPから<信用><説得>の交渉技能を振って下さいとのこと。こっちだって巻き込まれてんだからそっちの事情くらい話してけよお!

>>説得97致命的失敗<<

私『ちょっと待てよ!!』
シオネキ『ぶふっ』

私『始まって一時間、二回ファンブル出たのに一度もクリティカルが出ません、詐欺です』
KP『詐欺です……詐欺です??』


というわけで<説得>に致命的失敗をしてしまった赤井は「なんかこの人の事信じてみようかな」って気になってしまう。うわあ~なんか一心なその姿勢に心打たれた~~

赤井がそう思っている頃、淡々と縞田が「……なぁ。一つ聞かせてほしい」「……あんた。この不可思議な出来事に心当たりはあるのか?」と明石に問う。それを聞いて赤井は(ああ、クラウドがログインしたな)と悟る。縞田は窮地に至ると心の平穏を保つために強い人格=クラウドへと成りきるのであった……と赤井はその事情を解釈している。
それに対して明石は正直に心当たりはないと答えて、土地勘もないため地元民であり尚且つ刑事たちとのやり取りを立ち聞きして目を付けたPC達に協力を仰いだのだと話す。
それを受けて縞田が「この落雷が発生した直後だが、レオンが黒い着物の人影を見たと言っていた。あんたはこれについてどう思う」と重ねて尋ねる。明石は「あの日は晴天で落雷が起きるような状況ではなかった。もしかしたら黒い着物を着た何かについていわくが無いか郷土史を調べるのも良いかもしれない」「何度も言うが協力者が必要なんだ」と返し、縞田のレオン呼びには触れない。それどころじゃないんだ……
ひとまず縞田の協力を取り付けることが出来たと思った明石は、続いて赤井の方にも「君はどうなんだ?」と尋ねる。それについて「高校生だからどこまで助けになるか分かりませんけど、協力しますよ」と返答する。
二人の協力を得た明石は救われたような、晴れた表情を浮かべる。そしてもう一度情報を洗ってまとめる、今日はゆっくり体を休めて明日三人で集合しようと言って少し軽やかな足取りで帰って行く。

赤井は幸がこんなことになっている以上、黙ってる訳にはいかない。かといってあの記者さんが全て信じられる訳でもないけど、と話す。
縞田は「指針がないよりかは、あった方がいいだろう」と返す。そして会話が終わった途端にぼすっと即寝してクラウド化が解除される。そういうシステムなのか……あれは。





【探索パート】
その日退院した探索者たちは、昨日記者と名乗った明石と協力して町で起こっている不幸の原因を突き止めるために、指定された集合場所へと向かう。

既に待っていた明石に挨拶をすると、彼が本題を切り出す。あの後調べて見当を付けている場所があると話して地図を見せる。そこには幾つか赤丸で囲った地名があった。次いで彼は何故そこを候補に挙げたのか、場所とその理由を話し始める。

まずは警察署。頻発している事故は、明確な加害者がいるわけでもないし膨大な件数が起こっている。それらをまとめるとなると普通は時間が掛かるが、それらを聴取している警察であれば既にまとめているのではないか。調査した情報を聞き出せれば手掛かりとして有益ではないかと。

次に図書館。科学的見地だけでは解き明かすのは困難であり、オカルト的事象について調べるのも必要ではないか。図書館は比較的大きく、そこから伝承や歴史を調べていけば何か手掛かりになるのでは。

犬吠神社。ネットでここ最近有名になっている。その理由は、先日起きた死傷者13名を出した衝突事故にて2人無傷の者がいたが両者とも神社のお守りを持っていたことが知られたからだ。その他にもお守りのお蔭で不運な事故を免れたという声が多く出て、それをきっかけに参拝者が増えていると。

そして最後に、野次馬?重要人物?噂の域ではあるが、事故現場に必ず現れる人物がいるらしい。ジャーナリストかと思いきや、何かを調べるわけでもないようだ。

ここまで候補を述べたところで、明石は土地勘のある探索者たちにどこから調べるのかは委ねると話す。



探索箇所の説明を聞いて、私は警察署で関連する情報を聞き出してから、それらから浮上するキーワードを図書館で調べるのもアリなのでは……と意見を述べる。シオーネさんはお守りだけ買いに行って、情報次第ではまた戻るというのも一つの手段かなぁと思う、と話す。

ここでKPから探索ルールについて説明が入る。
探索は一人、一日、一か所まで。これはNPCである明石も同様である。ただし技能判定はなく、大まかな結果は決まっている。なお、探索者であるこちら側から何か具体的な方針を打ち出せばその通りに行動をしてくれるし、調査した結果が変わってくる。更に誰が先に何処へ行き、そこで得た情報を他の人間に共有して、その後別行動を取っていた者が共有した情報について調べることは可能である。

調査とは別に行動したことによる不幸との遭遇について。
不幸に見舞われる興伏町で過ごしているうちに、どうやら知らず知らずのうちに幸運が削れていたようだ……というわけで早速3d6を振らされることに。
結果、縞田が7、赤井が9。まあ期待値並の値である。というわけで、現在幸運は縞田が38、赤井が61となる。
そして幸運減少は一日経過するごとに1d10減っていくという……めっちゃ削れるな??そら不幸の原因に突っ込んでいくなら、運命力みたいなものが削れても何ら不思議ではない。おかしいな、この子たち普通の高校生の筈なのに。
しかしながら幸運はCONやSTRといったステータスと違って、0になったとしてもロストすることはないとのこと。だからといって絶対減っていいことが有る筈がない。だって幸運が下がった結果があの落雷事故だったと思うと、ねえ……

そう思っているとKPから幸運減少についてのデメリットについて説明が入る。
最大値の1/2減少すると不幸の遭遇判定が行われて1d4で何が起こるか内容が決まる。そして1/4以下の場合は致命的な不幸の遭遇判定が行われて、1d3で内容を決定する。そしてこれはNPCも同様である。
……致命的ってなに??致命的だよ?もう命の危機に瀕するような、そういうニュアンスだよ??これ絶対ヤバイって。トラックに撥ねられるか、鉄柱に串刺しにされるか、そういうやつでしょ、そうなんだろ。

その他に、一日中街を歩き回って探索をしているため、体力を使っているということで夜間のHP回復がなし。ただ探索を行わなかった場合は、1d3回復が出来るとのこと。
しかし探索をしなかったとしても幸運減少は行われる。ただし、家の中に引きこもっているために重大な事故に巻き込まれる可能性が低くなるため、致命的な不幸の遭遇表が当て嵌まる場合でも、このときだけは不幸の遭遇表になる。
待ってKP、今車に轢かれるとか例を出した??家の中なら箪笥に小指ぶつけるとか言った??つまりそれぐらいの内容が起こるってことでいいんか???結構痛いの来るね???

というわけで、探索ルールを聞いた上で探索初日(本編では2日目)何処へ行きたいか考えることに。

すると、縞田から神社に行きたいという要望が出る。目的は皆の分のお守りを買いたいと。ただお参りは行けなくても、お守りを買うだけなら縞田一人でも大丈夫だろうということで、赤井は別行動を取ることに。さて明石さんをどうしようかという話になる。

KPからは探索すればするほど幸運が減少するため人数を分散させて動くのも良し。情報を確実に入手するために人手を集めても良し。ただし明石単独に任せた場合は調査結果はだいたい決められている。

それを踏まえた上で明石さんをどこに行くか考えることに。明石さんが最初に言っていた事件がどこでいつ起きているか等の分布図みたいな集計は恐らく警察が把握していると思われる。しかしそれを外部にすんなり話すとは思えない。だからといって高校生である赤井さん達に話してくれるとも思えない。

と、中の人が考えていることを話すとKPから<アイデア>を振るように言われる。あっ(察し)出目はスペシャルを叩き出す。
これにより明確に自分達は刑事の聴取を受けた被害者でもあり、その事を追及すれば事件について取り次いでもらえるのではないかと考えが思い浮かぶ。
それを聞いてこの案件は高校生達が行かないと意味がないし、明石さんは逆に神社か図書館に行かないと無駄になるのではないかと思い至る。

縞田は更に警察署はある程度情報をまとめて情報提供というので行くのがいいのかなという意見を述べる。
それなら図書館でこの町の伝承や謂れなどオカルトについて調べて情報を得る方が良いのでは。更に明石さんはオカルト雑誌の記者なのでそっち方面の知識には明るいのではないかと希望的観測を持って、明石さんが赤井に付くこととなる。

シオネキ『あかしにかあかい ダブルレッドコンビ』
いや思ったけど、思ったけどさあ!





【探索初日:図書館へ】
降伏中央公園の南側、町の中心にあり、地上三階地下一階のかなりの大きさを誇る。そこから目当ての情報を探すのは骨が折れそうだが、予め町の郷土史やオカルト方面に焦点を絞っているためある程度見る場所は限られている。

明石さんから「手分けして探すか、一緒に見て回るか」と提案をされて、赤井は「オカルト方面などは詳しくないんで一緒にみてほしい」とお願いをすることに。

ということで最初に郷土史を見ることに。
興伏町は歴史的建造物があるわけでもないため、図書館の規模にしては取り扱っているエリアが小さい。ただ調べるものが漠然としているため、有益な情報を拾い上げるには<図書館>が必要だろう。
なので振ってみれば出目はスペシャル。ファンブル続きだった出目が収束している。
すると古いハードカバー一冊が目についた。タイトルは興伏落星譚という。中身は古めかしい絵に現代語訳が横に書かれていた。

そこに書かれていた内容は、昔ある夜に星が町の外れに落ちてきた。それを見た領主はあれを取って来いと命じる。しかし現場を訪れればそこにあったのはグロテスクな生命体だった。しかもその場に居た者のほとんどが原因不明の不運としか思えない災難によって死んでいった。そんな様をその生命体はきちきちと笑みを浮かべて眺めていた。
それを山の上から見ていた白牙ノ神とその信者が「星海より来た忌み子、不幸を撒き散らすもの、滅せよ、さもなくば封じよ」と告げた。それを受けて人々は多大な犠牲を払いながら忌み子を北の山へと追いやって封じた。そして封印し続けるためにその上に社を建てた。その名は忌込神社という。

この書物を読んだ赤井は、今起きている事件はこれらが原因かつ現代でも同じことが起きるのではないかというの不安に襲われる――SAN値チェック。99ファンブル。出目が収束するのが早い。100ではないのでそのまま失敗1d2を引いて、1減少する。『99で助かった……』ってなんだろう、決して助かったとか言える出目ではないんですけども。

そして赤井の様子が明らかに変わったことに気が付いた明石さんが「何か見つけたのかい?」と聞いてきた。

シオネキ『「んん?何か見つけたのかい?」がマスオさんの声で再生されてしまった』
さりげなく呪縛を植え付けるのやめーい!

見せようかどうしようか。でも明石さん知りたがっていたしなあ~と思い、一応「今起きている状況と似ていて……あんまり良いものじゃないですよ」と前置きをした上で文献を渡す。
明石さんが渡された文献を読み進めていく、次第に顔色が悪くなっていく。どうやら思っていた以上に凄惨な内容かつ現状と合致していたらしい。彼もまたSAN値チェック、犠牲になるのだ。しかし成功。

私『あれ!明石さんSAN値70!?結構高い!』
KP『そうです、この人結構高いんです』

思ってた以上に明石さんのPOWが高かったことに驚いていると、どうやらこの文献はまだ続きがあったらしい。ここまで来たら最後まで情報は取っておきたい。
読み進めていくと、どうやら後半は文献に記された内容が実際科学的にどうであったのかという考察について書かれているようだ。更に文献に出てきた忌込神社がどこにあるのかといった事も記載されている。スマホで現代地図と照らし合わせればどうやらそこには星込稲荷神社というものがあるらしい。

……おや?なんかその神社、心当たりがあるような気がするぞ。あれれー???おかしいぞおー???

ちなみに科学的検証については、よくありがちな伝染病が流行ったことを忌み子として比喩しているのではないか、または偶発的に続いた不幸を理由づけたかったのではないかといった解説が書かれているようだ。

KP『実は、ここまでは<図書館>に成功しようがしまいが出てくる情報です』
私『なんだってー?!!?!?』

というわけでここからが<図書館>成功情報について。
明石さんが文献を読み終わり「こんなことがあったなんて……」と言って元有った場所へ戻そうとすると、その隣に神社仏閣についてまとめられてた本があったことに気が付く。
ここまでの文献で名称があった「星込稲荷神社」について調べると記載されている箇所を発見する。
そこには「星込稲荷神社」の建立年や者、系列や住所そして備考が書かれていた。それによれば300年ほど前に大規模な改修工事とご神体のすげ替えが行われた模様。しかしすげ替えられた理由も、ご神体の記録もないため詳細は不明。もしかしたらその際に改名された可能性があるかもしれない。
といった情報を入手し、これ以降の探索箇所として「星込稲荷神社」へと向かえるようになる。

更に赤井はスペシャルだったこともありそのまま「忌込神社」について調べる。「星込稲荷神社」同様に建立年などは不明。住所と備考欄は記載されてあり、内容は興伏町南部の山中にあった奥殿が取り壊されたとの記載があるが、その場所や時期などは不明とのこと。

隣でそれを見ていた明石さんが「星込稲荷神社には行ってみる価値がありそうだね。しかし他の神社はよく分からないようだけどいったいどういうことなんだろうね」と言葉を洩らす。
それを聞いた赤井が「自分もこの町で生まれ育ったけどこういうのがあったなんて知らなかったです」と率直に述べる。それについて明石さんが「自分の住んでいる町の歴史や伝承を知らないなんて珍しくないし、こんな内容は街の役人は知られたくないだろうし、知ってる人もそういないだろう」とフォローする。
確かに自分達もこうして巻き込まれなければ知ろうとも思わなかったしなあ、と納得しつつ今度はオカルト方面について調べていくことに。

その前に明石さんが興伏落星譚の中身を写真で撮って残していく。KPから『この情報を縞田さんに共有することを選択できますよ』と提示される。しかしそれは裏を返せば、明石さん同様にSAN値チェックが入ることを意味している。
縞田くんSAN値既に38なんだよなあ~オブラートに包んで伝えたいよなあ~と思い悩む中の人を他所に、彼は「図書館でスマホで写すなぁコピー機があるじゃろー」と情報直で貰う気満々であった。
散々悩んだ赤井は「図書館で郷土史に関する文献が見つかった。どうやら過去にも今と似たような状況が起きていたらしい。それと関係しそうな神社も見つかったから今度はそっちへ行ってみようと思う」とまでラインで伝える。原本をコピーしつつ。
KPよりこれぐらいの内容だったらSAN値チェックは発生しないと言われホッとする。一方それが送られてきた縞田は「マジかよ。つーかマジだったのか」と即レス。

郷土史について情報共有が一段落ついたところで、今度はオカルト方面について洗うことに。そこはしっかりとした文献以外にも、ゴシップにも似た雑誌なども取り揃えてあるようだ。そこから情報を拾い上げるなら<オカルト>か<図書館>を振ることになる。
赤井が<図書館>で振るも失敗。そして明石さんは<図書館>はあるものの、諸事情により<オカルト>で振ることに――50%は当たらず失敗。ダメじゃねえか!
膨大な情報に圧倒されてしまい、有益な情報が見つからない。そればかりか悍ましい描写や奇奇怪怪な逸話ばかりを目にしてしまい、気分を害する。
KPから<オカルト>を振って下さいと言われ、初期値で振る――25、失敗。図書館初期値なら成功してたのになーー!!
オカルトに耐性がないということでSAN値チェック、失敗で1減少。地味にSAN値ぺちぺち削れていくんですが!!6割あるのに失敗するんだが!

ここでKPより更に調査を続けることも可能だが、そうすると再度オカルトの海に浸かるのでSAN値チェックが入りますという注意がされる。
とは言っても情報は取れるうちに取っておきたい……!というわけで再度<図書館>を振る、成功する!そして一応明石さんも再度<オカルト>を振ることに。

KP『ちなみに最初から<オカルト>で振るとSAN値チェックは発生しません』
>>オカルト1 決定的成功<<
私『1!? 出ましたよ!?!?』
シオネキ『おっおっおっ!?!?!』

しかし調べたところでこのオカルトエリアには有益な情報はないことが判明する。なんでや!
1クリの恩恵は大して時間を掛けずそれが判明したため、赤井のSAN値チェックが免れたということで処理される。1クリの恩恵がSAN値減少1を免れるとか割に合わない気がするんだ。

ということで図書館での調べものを終えた二人。
一方その頃、神社に向かった縞田はというと。





【探索初日:神社にて】
シーンが変わり、楽し気なBGMが流れる。

シオネキ『ひょうきんな音楽だ!?』
私『本当に楽し気な音楽のままなんだろうか』
KP『いやいやハートフルだなあ』

さて狗吠神社は町の南端に位置する。正月や祭りごとなどがある時は町民が集まり賑やかいものの、それ以外の平素は閑散とした場所であった。しかし今は多くの人が訪れて賑やかであった。

とりあえずお参りするような流れで境内を回っていくことに。縞田は手水屋へ向かい普通に洗って、本殿へお参りをしに行く。本殿は歴史を感じさせるような重厚な造りをしている。しかし手入れが行き届いているのか、綺麗にされていた。何人かの参拝客がいる中、同じように列に加わり待っていると順番が回ってきた。

KP『さあ<幸運>振りましょうか』
シオネキ『でたよ』

<幸運>を振って成功し、財布の中には5円玉が一枚入っていた。よくもまあ38で成功したもんだ。

さて縞田は願い事の内容は――「この災厄を町から退けられて、さっちゃんが目覚めて、お守りが買えますように」
お参りを終えて、あと探索できる箇所が狗の石像と社務所になる。

シオネキ『しゃむしょー』『おまもりください!!!!』『3つ!!!!』『いや4つ!!!!』

社務所に向かえば、こちらも何人かの行列が出来ていた。奥を見ればどうやら巫女装束を纏った若い女性が一人で慌ただしく対応しているようだ。一方、御朱印所はそれに比べれば人は少ないものの、列の進みが遅い。神主と思わしきご老体が対応しているようだ。

まずはお守り購入に向かうと快活とした茶髪の女性が応対してくれる。テキパキと捌くものの、おざなりな対応というわけでもないようだ。
そしてお守りは無病息災の一種のみ、一つ500円なり。縞田くんが「4つください!」と二千円渡す。そして迷惑にならないように「ありがとうございます」と言って即座に列から抜ける。
そしておじいさんの方へと並ぶ。おじいさんは綺麗に禿げ上がった頭部とは対照的に、豊かな口ひげを蓄えている。神主衣裳を纏っていることもあって仙人のような風格が出ている。どうやら一人一人の対応に時間が掛かっているようだ。待っていると列はあと一人のところまで来ていた。ここで参拝客とおじいさんとの会話が聞こえてくる。

モブ「あのー御朱印下さい」
爺「御朱印ですか?御朱印帳はお持ちですか?」
モブ「あー……持ってないんです」
爺「それではうちでも千円でお譲りしておるのですじゃ」
モブ「あ、そうですか、じゃあお願いします」
爺「そうですか、では千円になります。ではお次の方……
モブ「ああっ、待ってください!まだ御朱印貰ってないですけど!」
爺「ん?おおそうじゃったそうじゃった。御朱印帳はお持ちですか?」

KP『とまあこんな感じで会話がループしてます』
私『おじいさんんんんんん!!!!』
シオネキ『やばい』

どうにか前の人はなんとか御朱印を手に入れたらしく、疲れ切った顔をしているものの列から去っていった。そうして今度は縞田くんの番が回る。

縞田「御朱印帳と御朱印を戴きたいのですが」
と言って千円を渡す。おじいさんは「御朱印帳をお持ちのようではないと」と言って御朱印帳を渡してくれる。
爺「では次の方ー」
そしてそのまま御朱印を書かずに次へ回そうとしてしまう。前の人のやり取りを見てそうならないように先手を打った縞田くんの努力の甲斐も空しかった。縞田くんが声を張り上げて「御朱印をお願いします!」と主張する。すると「御朱印帳はお持ちですかな?」とまた同じことを聞いてくるおじいさん。それに突っ込まず「はい持っています」と先程購入した御朱印帳を渡す縞田くん。
おじいさんは震えた手でなんとか御朱印を書き上げて手渡す。前の人に書いていたものと微妙に形が違うけども。大丈夫だろうか、本当にこのおじいさんは。

おじいさんに御朱印を書いて貰ったところで、縞田くんが「一つお聞きしたいのですが、奥殿についてはご存知ですか?」と尋ねる。
爺「おくでん……?おくで……おでん?おでんは美味しいですなあ」
私『おじいさああああん』

ここでKPからの助言で『おじいさんはかなり物忘れが激しいので、的確に聞きたいことを言わなければ欲しい答えは返ってこないでしょう』と伝えらえる。
それを聞いた縞田くんは、赤井から貰った情報でいくつかピックアップして聞いていくことにする。
「星込稲荷神社」について尋ねると、その言葉を聞いた瞬間おじいさんがカッと目を見開き、背筋を伸ばして厳格な雰囲気が漂う。

爺「ほう……その名を知っておるか」
シオネキ『こわい』

おじいさんの口から、星込稲荷神社は大いなる災いを封じるために祀ってあったが、元々の神から稲荷神へとすげ替えられて以降どうなったかは分からない。しかし今も祀られて場所は残されており、この町の北方の山中にあるという。
そしてここまで語ると、風船が萎むようにおじいさんはまた元の雰囲気に戻ってしまった。

続いて縞田くんが「狗吠神社」について聞くと、おじいさんがふがふが言いながら「いいところでしょぉ~~ゆっくりとしていってくだされぇ」と話す。

そして「星海より来る忌み子」について尋ねれば、再びおじいさんは目をカッと見開いて先程同様に厳格な雰囲気を漂わせて口を開く。
大昔に星海からこの地に落ちて、厄災をばら撒いた存在であり、封印された。しかし今の状況から察するにその封印が解けたのではないかと。
そしてやはりここまで語ると、再び萎んでしまい元の雰囲気に戻っていった。

最後に「白牙ノ神」について尋ねれば、おじいさんは再び厳格な雰囲気になり語り始める。
元々はこの狗吠神社で祀っていた神だった。昔に南の山中にあった奥殿とはこの神がおわした祠であり、大いなる災いを封じるため別の場所へとその身を移したらしい。狗吠神社の祀っている神は、白牙ノ神の分御魂――である。
案の定、ここまで語ると空気が抜けるが如くおじいさんは元の雰囲気へと戻ってしまう。

縞田はおじいさんにお礼を述べて立ち去っていく。そしてここで得た情報を赤井たちに共有する。

縞田くんはもう一度お守りを買うために社務所へと向かう。怪訝そうな顔をした巫女さんに、お守りをも1つ欲しいと伝えた上で更に尋ねたいことがあると神社の奥殿の話を持ち出す。
すると巫女さんはそういった話はおじいさんの方が詳しいので……と返す。星込稲荷神社についても聞くも、巫女さんはよく知らないようだ。

ここで縞田くんが奥殿の場所について尋ねるも、この神社より奥の南方の山中にあって取り壊されたことしか分からないため、どこにあるかまでは把握できていないと。
このまま探しに出ても迷子になって死ぬだけだと悟った縞田くんは、まだ見ていなかった神社にある狗の石像へと目を見やる。
狗の石像は空に向かって吠えるように頭を上げている。ここでKPより<知識/2>か<生物学>で調べられるとの事。しかし<知識>で縞田くんは失敗して結局何も判明しない。
狛犬みたいに阿吽ではない、とか……?と疑問を口にすれば、KPからこの石像、別に狛犬のように対になっているわけでもなく、境内に何体か置かれていることを告げられる。
縞田くんは、それらの石像を写メって「この石像の狗神様が白牙ノ神のうつしみらしいよ」と赤井たちに送る。


探索箇所を終えた彼らに、KPから特に何かやることが無ければ一日目はこれで終了と告げられる。
赤井は特になかったが縞田は病院に寄りたいと話す。買ったお守りを幸に渡したいと。しかし幸は現在集中治療室にいるため面会謝絶となっている。そのため入院中にお世話になった看護師にお守りを託して、最初に合流した駅前で三人は落ち合うことになる。
縞田くんは購入したお守りを2人に渡す。明石さんはお礼を述べてお守りの代金を支払い、赤井も素直にそれを受け取る。

赤井「おお~~ありがと!やっぱ混んでた?」
縞田「めっちゃ混んでたし、おじいちゃんボケてたし大変だったよ」
赤井「ええ~でもさっき教えてもらった情報めっちゃ具体的だったけど」
縞田「急におじいちゃんが覚醒したんだよね」
赤井「か、かくせい……?」
明石「か、覚醒……?」

おじいちゃんが覚醒した。というパワーワードに2人とも困惑する。

縞田「なーんか、単語に反応して、覚醒してたんだよ!」
赤井「ん、ん~~??つ、つまりだな、よっぽどそのキーワードが引っ掛かったというか?」
縞田「白牙ノ神とか、星より~~~とか」
赤井「そのキーワードが大事ってことなのかなあ?その、覚醒したという話が……
縞田「かもしれないね、明石さんはどう思います?」

振られた明石さんは現場を見ていないので何とも言えないが、ボケていたのに特定の単語に反応したということはその人の中で重大な使命というか刻み込まれている内容なのではないかと自論を述べる。
じゃあこの伝承が大きく関わっているのかな、と赤井が呟くと明石がそれを受けてここまで得た情報をまとめる。

明石「しかし気になったのが、すげ替えらえたという話だ」
赤井「ああ~~資料に書いてありましたね!」
明石「それで今は稲荷神社になっている。しかし何故白牙ノ神社が稲荷神社に変わったのか……
縞田「狗から狐に?」

赤井が神社が仏閣に変わるみたいに変化したのか。どうなのだろうかと疑問を抱いていると、KPが明石さんの<アイデア>を振る。しかし70<72で失敗。惜しい、惜しいよ!

私『ここでさっきの1クリの出目を返してくれ!』
KP『いやでもさっき、もういいですって言ってたし』
私『言いましたけど、言いましたけど!』

色々と疑問が浮かび上がるも、いい時間にもなっているため明石さんが口火を切って今日は解散と告げる。こうして探索初日を終えた。





と、ここまでで開幕2時間とちょっと。トイレ休憩を挟んで中断となる。

KPより『思ったより早く終わりそう』と良いペースで進んでいっていることが明かされる。そして縞田くんが購入したお守りがアイテム欄に追加される。現段階では「事故を奇跡的に免れた人たちはお守りを持っていたらしい」という噂程度の話であり、実際どんな効果があるのかは未知数である。
と言っていたらKPが意味深に『クックック、なぁにすぐに分かるさ』と呟く。うわあ絶対に何かある、これ。

私『うわあ、絶対に覚えておけーー』
KP『それは数日前にゆにしさんに思っていた感情なんですけど』
私『ええ、なんで??やりましたっけ??』
KP『ええ、やられましたね。僕よりマッケンさんがやられてましたけど』
私『私は全体攻撃でメテオをやっただけです』
(別でやっている長期セッションの話、佳境を迎えている)
KP『無茶苦茶じゃねえか』
私『別に、絶望を贈ってやろうとかそういうつもりじゃないんです』
KP『メテオを贈りそうなこと言って、実際はメテオを破壊しそうな2人で来て』
シオネキ『幸のホーリーで!』
私『でもまだ狐だからいいかなって、イカよりは……
KP『せやなニッコリ』
私『あ、待って。これラスボスの立ち絵変わったりしたらどうしよう』
シオネキ『狐耳の生えたジェノバ』

さらりと流したが、よくよく考えたら幼馴染をエアリスのポジションに置き換えないでほしい。絶対に祈りを捧げるところで狐耳の生えたジェノバに突き刺しに落ちてくるやんか。というか雷に打たれて二度と目を覚まさなさそうで怖い。幼馴染なんだからそこはティファで頼む。



では本編再開となる。
【探索2日目:冒頭】
学校が終わった昼下がり頃の時間――

シオネキ『学校行くんですか!?!?』
KP『そりゃあ学校行くでしょ』
私『学校……サボれないからなあ』
KP『サボりたければサボっていいですよ』
シオネキ『退院したばっかで、療養してるって体で』
私『じゃあサボったら……こう2日分行動出来るってことですか!?』
KP『それはない、申し訳ないけど』
シオネキ『サボる気でいた』
KP『サボるはサボるでいいよ、べつに』

赤井「どうするんだ、縞田?……それでいいのか。これ以上罪を重ねるつもりか」
縞田「……
赤井「お菓子の持ち込み、買い食い、そして授業のサボり――
KP『そういって赤井くんもサボるんやろなあ』
私『そう言いながらもしれっとサボるんだろうなあ』
シオネキ『サボりそう』

というわけで赤井は「まだ退院したばかりで体調が優れないんです……」と言って、縞田は「退院して間もないから、通院しながらということで」と学校を欠席して、2人は昼頃には駅前で明石さんと合流することになる。
そんな2人を見た明石さんが(ええ、学校は大丈夫なのかい……?)と心配そうに見つめている。

私『と言いながら「じっちゃん!行ってくるー!!」と言って出て行くんだろうなあ』
KP『非行少年じゃん、行ってくると言ってサボってるから』
私『世界を救うには些末なこと……!!』

心配そうな明石さんに、縞田が「大丈夫ですよ!雷に打たれて即復帰というのもおかしな話でしょうし」と返す。それを聞いた明石さんが「確かに……でも協力をお願いしたとはいえ、そういうことをされるとちょっと心配になっちゃうなあ」と苦笑を浮かべながらも「でもまあ一刻も早く事態を解決しないといけないからね」と地図を広げる。

縞田「命より大切なものは無いですよ」
赤井「多少は勉強出来るんで。一週間くらい休むぐらいなら大丈夫ですよ」
明石「はは、頼もしいなあ」
赤井「(でも、縞田はなー)」
縞田「そうですよ、学校も自習なんで」

KP『いや待て、サボってるから自習かどうかはわからんぞ』
シオネキ『また誰かを生贄にね』
私『じゃあ田所みたいに誰か犠牲になってないか聞いてみて』
KP『<幸運>かなあ』

というわけで、クラスメイトがまた犠牲になっていないか<幸運>判定をすることに。これで失敗したらまた人柱が立つことになる。

シオネキ『まさか……吉田が!?』
私『既に犠牲者を決めないで』

しかし<幸運>は成功。なんだ犠牲者は出なかったのか。
結果は、的確に情報を得ることが出来たということで――あの日、田所が教頭先生の車と接触事故を起こしていたことが判明する。しかもその経緯は、落下物か釘か何かを踏んだことによるタイヤのパンクでハンドルを取られた末の不幸な事故であったことが分かる。幸い、田所は大怪我は負ったものの命は大事ないようだ。

私『田所……無事だったのか』
KP『ファンブルが出たら死んだことにしようかと思った』
私『良かったな田所、お前の命は救われたぞ』
縞田「田所にもお守りを買っておくべきだったかなぁ」
赤井「あれでも確かお守り4つ買って、しかも+1持ってなかった?」
縞田「ああ!お母さんに渡そうと思ってたんだ」
KP&私『なるほど???』
縞田「田所のはないわ」



では一段落着いたところで幸運減少判定を行うことに。
まずはお守りを購入したことで減少値が1d10から1d5に半減する。これはデカい。シオーネさんが幸運減少に効果が出ることを期待していたが、ドンピシャである。更にお参りをしていた縞田くんはそこから減少値が-2される恩恵を受けることになる。
縞田くんが1d5で3を出して結果1減少。赤井が1d5で1を出して減少。明石さんが3減少。そしてKPがシークレットダイスを振る。

私『出たよぉ、これで皆動揺するんだよ』
KP『あなたもやったでしょう』
私『だって安易にPLの心を揺さぶるのに便利ですもん』
KP『でしょう』
私『でも全く意味のないダイスかもしれないし』
シオネキ『明石の年齢を決めるダイスかもしれない』
KP『明石は30代半ばですって言った筈なんですけど!』

明石さんは地図を広げて、他に調べる箇所は「警察署」「星込稲荷神社」「謎の人物について追うか」のいずれかになりそうだと伝える。
さて昨日は警察署はもっと情報を集めてから行こうかという話をしていたけども。そうなると先に神社へ行くべきか。しかしそこに3人集中されるのもなぁと。あと重要人物について追い掛けたいが、それに明るいのは明石さんっぽいし……と悩んでいるとKPから『明るいか分からないぞ……』と突っ込まれる。
シオーネさんからは『星込稲荷神社に3人行って、3日目に重要人物と警察署に分かれてもいいかと思ってる』と提案がされる。
どっちにしろ警察署は高校生二人のうちどちらかがいかないと意味が無さそう。シオーネさんからも『警察署に明石さんは連れていけないと思う』という意見も出てくる。元々警察署に関しては、被害者であり調書を受けたことがある繋がりで無碍には扱われないだろうという話だったので。『「どうもジャーナリストです!」とかいったら追い出されるでしょうし』それもそうである。
ところでシオーネさん。『幸運がどっちゃり減らない限りは続けられる探索……!』というものの、調査中のアクシデントで何が起こるか分からないのだが。
ここで『この段階で2人星込神社、一人が警察署でもありなのでは?』という私の意見に『それでもいいかもですね』という賛同があり、<信用>もちの赤井が警察署で、縞田くんと明石さんが星込稲荷神社へ向かうこととなる。
シオーネさんが『メタ的になるけど、星込には重要アイテムがありそうなのであまり少人数ではいきたくないなぁと思ってる』と言っていたが果たしてそうだろうか。
というわけで、警察から派がいたので警察署に向かった赤井から処理されることになる。赤井が「高校生が警察から信頼を得るって難しいと思うんですけどね……」と零せば、明石さんが「もしものときは僕の名前を出しても構わない」と話す。いざってときは明石さんに頼まれてと言ってもいいよと責任を背負ってくれるところは悪い人ではないとは思う。ただまあ高校生をダシに使うところはどうかと思うが。

私『「それに俺普通の高校生ですし……CV山口〇平」』
そういや元ネタのレッドⅩⅢの中の人は、某名探偵でしたねっと。

縞田「信じて貰えないかもしれないけど、オカルト的な話をしてもいいのではないかと思うよ」
赤井「オカルトぉ~?警察が信じてくれるかなあ」
縞田「だいたい、警察の人は鼻で笑いそうだけどね」
赤井「俺もそうだと思うよ」
明石「まあ皆気を付けていこう。特に赤井くんは無理しないで」
縞田「もしかしたら、疲れから黒塗りのオカルトに激突してしまうかもしれないし、ワンチャンあるかもしれないよ」
赤井「あるわけないだろ!!」

私『いかにもなお兄さんが出てくるじゃん』
KP『セッションを無事に乗り切れるための条件とは……と言われるかも』

あるとしたら、黒塗りのガーゴイルに激突して黒づくめの男が出てくる展開だな!!






【探索2日目:警察署】
KPから『連行』と言われて、私は『任意同行です!』と言い張りながら警察署へと向かう。

署内の人間は連日の事故対応に追われて疲れた表情をしている。そして受付の人が気が付いて「ご用件はなんでしょうか?」と聞いてくれるも、面倒臭そうな態度を隠そうともしていない。それだから警察の評判まただだ下がりなのでは??

赤井はそれには触れずに、自分の聴取を行った刑事である南守の名前を出して彼に用があると伝える。それに面倒臭そうに考えていたものの、結局諦めたかのように内線を掛ける受付の事務員。
しばらく待つとあの日会った刑事がやってくる。刑事が体調について慮りながらも要件は何かと聞いてくる。それに対して赤井が「自分達以外にも同級生が巻き込まれている話を聞いて、他にも事故で巻き込まれている人がいるんじゃないかと聞きたい」と尋ねる。するとそれに対して刑事は守秘義務だからみだりには教えられないと返される。赤井がそれでも事故が共通点はないかと聞くも、解決していない事故もないから把握しきれないと言われる。
ここでシオーネさんから伝承から、どこで事故が起きたかとか書いてなかったかなという話が出るが、落星譚には地図と伝承があった場所について記載はあるもののあまりにも古く現代と照らし合わせるのは難しいのではないかとのこと。

ともあれ、こちらが知りたい情報を刑事から聞き出すには交渉技能を振る必要があると言われる。ということで<説得>で成功する。
どうやら鬼気迫る赤井の様子に、刑事も興味本位ではないと悟ったのか腹を括った様子で奥の部屋へと案内してくれる。そして何やら資料を持ってくる。
筒状の紙を広げて見せてくれたのは、この町の地図でありそこにはおびただしい数の赤い×マークだった。これら全てが半年の間に起きた事故だという。自分達の住んでいる町が予想以上の凄惨な状況だということにSAN値チェック、成功で1減少。思わず「縞田に頼まなくて良かったよ……」という声が漏れる。

シオネキ『ボコボコにやられてそう』
KP『あいつ……繊細だからなあみたいな』
私『またクラウドになったら困るもんな……
シオネキ『過去のいじめでメンタルが弱いんじゃあ……

ショックは受けるものの、冷静に事故の情報を分析する。すると×印の密度から、興伏中央公園に行く程増していき、町の外へ行く程まばらになっていること。狗吠神社がある半径200~300mの圏内は全く×印がないこと。
これらについて自由に刑事に聞くことが出来るということで、早速狗吠神社周辺の事故が少ないことに触れる。すると元々何故こんなに事故が多いのかその原因も分かっていないため、どうして少ないのかということも分かっていないが、元々あの周辺は農地であり人や車通りも少ないからではないかと。ネットでは神社の神主が自分の神社を繁盛させるために呪いを掛けているという陰謀論も流れているらしい。だが、刑事いわく初詣で行った事があるから分かるが神主はボケボケなのでとてもそんな陰謀が出来るとは思えないと。ただ参拝やお守りが効果があるらしいという噂は知っているため、もし危険に首を突っ込むなら一回くらいは参拝でもしたらどうかと助言をもらう。

なるほど、刑事さんあのおじいちゃんめちゃボケてんの知ってるのね……覚醒したおじいちゃんは知っているんだろうか。
どうやらここで神社の恩恵について情報が得られるらしいとメタ的知識を得る。もしかして我々先走り過ぎた??警察署から攻めた方が良かった??

ともあれ、更に刑事に中央公園ばかり事故が集中して起きているのは何故かと質問をしてみる。
すると刑事から市民である君からしたら腹立たしいことかもしれないが――と前置きをした上で、公務員である彼らは市民の税金から働いている以上解決済みの事件や科学的根拠もない事件に人員は避けないという。しかしながら一部の警官が協力を申し出て公園付近をパトロールをしていたが――と、ここまで言ったところでその表情が曇る。どうやらそれ以上話を聞くには<信用><説得>を振る必要があるようだ。

私『じゃあ「そんなに言い淀むってことは……なにかあるんですか?」と言って<説得>振ります』

>>4決定的成功<<
KP『あーあ』
私『どうして溜息吐いたんですか!クリティカルですよ!』

赤井の説得に刑事も重い口を開いて続きを話す。どうやら巡回をしてくれていた警察官は、運転していたパトカーが暴走した大型トラックと正面衝突をして殉職したとのこと。原因はトラックの運転手が突如心臓発作を起こして制御できなかったため。勿論トラックの運転手も命は無かったという。
想像していた以上の凄惨な結末に、思わず赤井も呻き声が漏れる。そしてこの話を聞いてしまった事によるSAN値チェック……<説得>決定的成功なので帳消しとなる。
うわーいヤブヘビだあ!まじでSAN値が少ない縞田くんを行かせなくて良かったと思う。ていうか聞かなくても良かった奴だこれ……下手に聞き込みして痛い目見る奴ぅ。

刑事は最後に公園に何か原因があるかもしれないが、現在最も危ない場所である……と警告をくれる。更に町の規模にして事故の数が異常なほど多いことや、半年で急増した点が不自然であることを伝えられる。
その他に聞きたいこと、と言われて。災難ハザードマップと星込稲荷神社などの他の神社を照らし合わせて何か分かることはあるかと聞けば、神社ドンピシャで重なるものはないし、まして神社自体が町はずれにあるため事故がほぼないため、特に関連性は見出せないだろうとのこと。

他に何かあるかな??と聞いても特に大丈夫そうだったので、赤井は警察署を後にする。その直前、刑事は事故を解決出来ていない自分達がどうこう言える立場ではないが、希望をもって動いている若者を止めることもないだろうと言い、くれぐれも無茶をしないでほしいということと無事を祈ってくれた。







【探索2日目:星込稲荷神社】
見覚えのあるシーンが映し出される。いったいどこで見たんだろうなあ。

シオネキ『こ、ここは! 死の階段』

一方その頃向かった縞田くんと明石さんは、事前に調べた地図を頼りに山間部を歩いていると、生い茂る緑から映える朱色の何かを見つける。

私『なんだか聞き覚えのあるモノローグだなあ』

近付けばそれが鳥居だということが分かる。そしてこの鳥居の近くに山へと登る石段があることに気がついた。

シオネキ『(朱色じゃないけど、朱色だと思ってください)』
KP『そんなこと言ったっけなあ』

しかしその石段はすっかり草に覆われて薄暗く風景と同化しており、何とも言えない不気味さを醸し出していた……SAN値チェック、縞田くんは失敗。なんで明石さんはここで1クリだすの???

すっかり怖気づいてしまった縞田くんが「ここ、やばいですよ……」と言うも、明石さんは「古いけど、石段が崩れ落ちているというわけでもないし大丈夫だよ」と返してつかつかと歩き始める。縞田くんは置いて行かれないように「ちょ、まってくださいよ!」と言って付いていく。

石段を歩いて行くと、10分も経たないうちに開けた場所へと出る。しかし石畳はすっかり寂れており、石像は朽ち果てている。

縞田くんが石像の方へと近付けば、だいぶ苔生しておりそのせいで形も歪んでいる。<知識><アイデア>を振って下さいと言われて、縞田くんは<アイデア>を振るも分からず、明石さんが<知識>で成功する。
明石さんはオカルト記者だけあって知識にあったらしい、苔生していて分かりにくいが稲荷像のようだ。縞田くんが「流石っす、明石さん!」「狗から狐の、稲荷神社ですよね」「だから、なんなんでしょうね!?」と言うも、明石さんも流石に分からないとのこと。

シオーネさんが『手水屋はまだ機能してそうですか』と尋ねると、パッと見では見当たらないとのこと。<目星>を振ってみるも失敗して見つからず。
キョロキョロする縞田くんを見かねて、明石さんが尋ねれば「神社って、手水屋があると思ったんですが、あの手を洗う場所です」と返す。明石さんも<目星>を振るも失敗、やはり見つからず。

縞田「朽ちちゃったんですかね」
明石「かもしれないね」
縞田「寂しい話ですね」
明石「全くだ……しかし人間と言うのも勝手だなあ。自分の都合で神様を祀っておきながらこんなことになるんだから」
縞田「それが人ってもんですよ(わかったようなわかっていない台詞)」

縞田くんが「本殿、見てみましょうか」と言って見やれば、本殿はところどころ朱が剥がれ落ちている上に何らかのツタが巻き付いており、荒廃した様子だ。更に言えば、建物全体が傾いでいるものの、賽銭箱や鈴は付いてあるようだ。なんとか形だけは参拝出来そうだ。

縞田「お参り、しておきますね」
<幸運>37>19で成功。
明石「そうかい?まあ鳥居は潜ったからそれが礼儀かもしれないね」
<幸運>67>61で成功。
2人とも小銭はあるようで、それをチャリと入れてお参りをする。すると一瞬にして目蓋越しでも眩い光が刺す。縞田くんが「まぶし!」と言いながら目を開けば、そこに広がっていた光景は先程までいた神社の境内ではなく、全てが白一色の眩い空間であった。足は確かに地を着けている感触はあれども影すらも出来ない空間に動揺を覚える。しかし不思議と怖さは無く、まるで何かに守られているかのような安心感があった。

縞田「なんかすごいとこっすね、明石さん!」
明石「いや確かに凄い所だけど、さっきまで神社に……

動揺する彼らに、まるで空間全体に広がるように声が響く。

シオネキ『(ファミチキください)』
KP『こいつ……!直接脳内に!』
私『脳内でいうなあ』

馬鹿な事を言うPL達を他所に声が鳴り響いていく。
『人の子よ。絶望の中で神に祈る信心深き者よ。汝らに私の最後の言葉を伝えよう。これは私の残滓、私の無念。故にただ語り聞かせることしか出来ない』
『私は二度の過ちを犯した。一度目はここに祀られた時。私は私の力を過信した。封印されて力が弱まった名も無きあやかし、私の力で磨り潰せると思っていた。しかし奴は私の神通力に耐え、あまつさえ私の力と神性を掠め取った。結果、奴に与えてはならない力を与えてしまった』
『そして二度目の過ち。私は消えかかっていた私を救ってくれた人の子を救おうとした。それが危険な賭けを伴うものだと分かっていながら。そしてそれが封印を託された神としてあってはならない感情的な行動だと分かっていながら。その二度の過ちを得て、かの忌み子は人の世に放たれてしまった』
『人の子よ、ごめんなさい、ごめんなさい、全部私のせいなのだ、でももう私にはどうすることも出来ないのだ。人に忘れ去られた神は消えることしか出来ないのだから。でもせめて、封印を継いだ神の最後の責務として。私の力、その片鱗を汝らに託そう。汝らが志あるものだと祈る』

その声が途絶えてしばらくすると、元々真っ白だった空間が目も開けられない程輝く。

縞田「うおっ、まぶし」
KP『本日二回目のうおまぶし』

ほどなくしてその光が収まったことを察する。再び目を開けると、参拝した時と同じ状況のようだ。しかし木漏れ日が本殿の方に差し込み、その日を見てみれば確かに閉まっていた筈の扉が開かれていた。

縞田「薄暗かったのに、目を開いても閉じても眩しかったっすね」
明石「それはそうだったけど……あれ、あそこの扉閉まっていたと思ったけど」
縞田「ですね、開いてなかったと思います」

明石さんは気が付いたものの、どうしようかと躊躇っている様子だ。縞田くんは「いってみます? いきましょうか」と率先して本殿に入っていく。それを見た明石さんが遅れて付いてくる。

明石「白牙ノ神か……いや確か最後に此処で祀られていたのは稲荷神だったと思ったけど……それとも表向きはすげ替えたと言っていたけど、実は白牙ノ神が残っていたのかな……ううん、わからん」
縞田「混ざっちゃったかも」

そう言いながらも奥へと入っていく。直ぐに小さな拝殿へと辿り着き、藤色の布に包まれた細長い何か――目算で1m程の大きさで酷く古びているどいうわけでは無さそうだ。
縞田くんが手を合わせてから手に取る。すると一度カチャと音が立つ。そしてそれなりの重厚感がある。縞田くんが布を取れば、それは白いさやに納まった小振りの日本刀であった。KPより<知識/2>か<歴史>で振れると言われ、縞田くんが<知識/2>で振って成功する。

KP『さすがセフィロスに憧れるだけあるな』
憧れていたのはかつてのクラウドであって、縞田はどうか知らないけど。

知識に成功して、この刀が脇差に値するものだとういうことが分かる。

縞田「明石さん、これなんだと思います?」
明石「鞘に入っているけど……普通に日本刀の類だよね。これがさっき言っていた力の片鱗というやつか」
縞田「そう、なんでしょうか……
明石「普通に考えればここに祀られたご神体なんだろうけど。神社がこれだけ荒廃しているのに、包んでいる布は真新しいし……まるでこれだけ最近置かれた感じだったなあ」
縞田「不思議な力に守られていたとか、それこそさっきの真っ白な所で話を聞いた後の、神の残滓かもしれませんよ」
明石「まあ恐らく……もしあの声の内容を信じるなら、私たちがそれを託されたという事になるのかな?」
縞田「そうじゃないでしょうか」
明石「ちなみにそれ抜いてみても大丈夫なのかな、中身は無事なのか……錆びているとか無いかな」
縞田「抜いてみましょう!」
しゃらん

シオネキ『ためらいはない』

刀は抵抗なく、いい音を鳴らしてしゃらんと抜ける。刀身を見れば「白狐丸」と銘が彫られていた。

縞田「白狐丸だそうですねぇ」
明石「白狐丸か……ううん、聞いたことのない銘だなあ」
縞田「俺もないっす」
明石「まあ誰かがイタズラで置いたのも考えにくいし……さっきの神様?かは分からないけど、託してくれた力なんだろう」

そういうと明石さんが一息を吐く。

明石「しかしいよいよをもって、オカルト色が強い話になったなあ……
縞田「ほんと、オカルトですよね」
明石「そうだね、でもこれは逆に言えば相当覚悟を決めないといけないかもしれない。だって、さっきの神様が実在するとして、その刀がその神様の力だとして。この町を襲っている原因がやはりそれぐらい人知を超えたものという可能性があるからね……
縞田「まぁ、あれだけのことが起きてますしね。俺もその被害者ですから」
明石「それもそうだね……町を一つ覆ってしまう程の事態だからそれも納得のいく話かもしれない」

縞田「そうだ、この奥の山道ってどうなってるんでしょう」
明石「山道……?そんなものがあるのかい?」
縞田「あるってKPがいってましたよ」
KP『あれ言ってた???』
私『あれ調べられるものの中にあったっけ??』
シオネキ『あるっていってたような』
私『あれ、それって前回の記憶ではなく??いやなんだ前回の記憶って。そんなはずは……

描写で『石像、本殿、山道が~って聞いた記憶があった!?!?!』ということからだったようだが、その山道サンドウは石畳に参る道の方の参道サンドウのことだったらしい。
ちなみに参道の方は改めて見てみると、石畳の隙間から雑草が生えており、一見参道とは見えない。しかしながら他がもっと荒れて雑草が高く生い茂っているため、相対的にこの部分が道のように判別が出来る。

縞田「ここってどれくらい手入れされてないんでしょうね」
明石「そうだなあ……まあ正直10年放置されていると言っても違和感がないくらいだけど。しかし神社というくらいだから管理者がいるはずなんだけど……あるいはその人ももう事件か事故に巻き込まれているのかもしれないね」
縞田「そうかもしれないですね……

あのシナリオを通過して尚且つやらかした身としては、その仮定は全く持って正しいんだよなあ……ととあるエピローグを思い出す。

そんなところで明石さんがもう調べるところもなさそうだし日も落ちてきたから帰ろうかと提案される。それを承諾した縞田くんはじゅうちゃんこと赤井と合流することになる。

そうして石段を下り切ったところで、KPから縞田君に<聞き耳>を振るように告げられる。
シオネキ『ききみみ!』
KP『あれ』
私『もしかして聞き耳初期値だったりする?』
KP『聞き耳初期値だあ~~』

しかし縞田くんは<聞き耳>初期値で成功する。凄い。
縞田くんが去り際に後ろの石段の方から何かが崩れるような音がした。縞田くんが「今、なにか崩れるような音がしませんでしたか?」と聞くも、明石さんは何も気が付かなかったようでツカツカと歩いて行く。
それに縞田くんが(最後の力を振り絞ってこれを残してくれたんだろうなぁ)って思いながら後を付いていった。




【探索2日目:合流】
皆が合流して、それぞれそのまま情報を渡して共有する。赤井の事故マップの件についてそのまま口頭で説明してもあのマップを見てドン引かない限りは大丈夫だろうと予想していたが、その通り口頭説明だけではSAN値チェックは入らなかった。

縞田「精神と時の部屋で神様にあったわ」
赤井「はあ!?どういうことだよ!!」
明石「ああいや……精神と時の部屋かもしれないけど……ううん、ちょっと不可思議な部屋に2人飛んでいたというか、なんというか」

そう言ってふわっとした感じで縞田くんが話したことを、明石さんが話してくれる。

縞田「それで、その神様からこれを受け取ったんだ」
明石「ああ、ここでそれを出さないで……銃刀法に触れるから」
赤井「おまえ……なんつーもん持ってきてるんだよ」

一方の赤井は相当数の事故が起きている事と、それが公園で集中していることからそこが元凶ではないかと、いう内容を伝える。

これらの情報をまとめて、明石さんが公園に行くならある程度準備をして気を付けていてくれと話す。
それを聞いて縞田くんが「気を付けて行ってくれって明石さんはこないんですか?」と言い、明石さんが「必要となれば僕も行くよ、言葉のあやだったね」と返す。





【セッション1日目雑談】
そして2日目の探索を終える。
ちなみにこれがセッション初日、時刻は深夜1時を回っていたらしい。

想定していたよりも探索が順調で、10時間掛かるかもしれないという予想より早く終わるのではないか……という感じに。

シオネキ『これは、出目がよかったていうのが進行度に影響してますよねえ』
私『やめろやめろ、出目の話をするんでない』
KP『まあ失敗しなくったら、また後日に……というのがあったかもしれないねえ』

私『なんでPLのときはあんなにファンブル出てたのに、KPのときはクリティカルばっかなんですか』
KP『いいでしょいいでしょ。適正の問題だと思うよ、何気にKPの方が経験多いからね私』
私『私の場合は?』
KP『貴方は出目と言うか……そういう星の元に生まれたというか。冥王星にでも祈っときますか(別セッションの話)』
私『冥王星に祈ったら出目が収束しますか?』
KP『いや返って悪化するな』
シオネキ『前回と今回で、出目が割と収束しているのでは……?』

KP『KPとしてはこの出目を維持していきたいですけどね、クリティカルを。その方が面白くなるんで』
私『それ絶対戦闘あるやつじゃないですか』
KP『考えてもみて下さいよ。推奨技能に戦闘系がある時点で。いや関係ないかもしれないけど』
私『<ナイフ>と<日本刀>という時点で???』
シオネキ『<日本刀>振る→成功
   <隠す>振る→成功
   <運転(バイク)>振る→失敗』
シオネキ『事故死』
KP『日本刀を振って、見つからないように隠すことまで出来るのに、バイクの運転は失敗して死んでしまうという』
私『死んでまう!』
KP『でも縞田くん何気にハイスペック高校生だよね』
私『60%あればプロとして通用する中で<日本刀>70……
KP『我流で憧れて達人の域だから……
私『普通に剣道の試合出りゃいーじゃん』
KP『そこは「部活いーれて」が出来ないから……
シオネキ『道場にも通ってるから……!』
KP『そこは実践的過ぎて入れて貰えないのかもしれない』
私『もしくは人に話し掛けるのが出来ないから??』
シオネキ『趣味と部活は両立できない』
KP『部活になると嫌になっちゃうかもしれないから』
シオネキ『ビッグスリーはジャッキーチェン派です』
私『縞田くんがよく分からない……
KP『たぶん縞田くんからしたら赤井よくわかんねぇなと思われてるだろうけど』
私『なんで互いにコイツよくわかんねぇなって思ってるのに幼馴染でいるんだ……?』
シオネキ『四足歩行だしね』
KP『なんでコイツそこそこイケメンなのに、四足歩行なんだ??って思われてるしな』
私『待ってくださいよ、今のとこ誰にも突っ込まれてないから四足歩行じゃないかもしれないじゃん』
KP『最初の幸に四足歩行突っ込ませようかと思ったよ』
シオネキ『要所要所で四足歩行なのかも』
私『それ逆じゃない?』
シオネキ『マジになると四足歩行』
KP『戦闘になると口にナイフ食わえて四足歩行なのかもしれない』
私『それレッドⅩⅢというか、テイルズのラピードじゃないですか』
KP『最新作でいうとオトモガルクかな??』
私『いよいよこれから本編で言ってた「二足歩行と言うのも難しいものだな」とか言う日が来るんだろうか』
KP『いわせねーよ』











と言う話をしながらこの日の前半を終えて、後半に渡る。次がいよいよクライマックスだと告げられて。





セッション2日目
前回までのあらすじ
探索者の2人が住んでいる興伏町は得体の知れない謎の事件が多発していた。そんな中、探索者2人と幼馴染である長峰幸が公園で話していた時――

PL『雷に打たれたらしく、記憶を失った』
KP『ちょっとカタシロ始まるから』

幸い探索者たちは軽傷で済んだものの、長峰幸は病院の集中治療室へと運ばれていた。そんな折、この事態を重く見た記者の明石が探索者たちに町で起きている原因不明の不幸について共に調査をすることを持ち掛けた……




といった感じでKPがここまで起こった出来事を話す中、好き勝手チャット欄で話しまくるPLたち。

シオネキ『まってよぉって全力疾走で追い掛けて真横に並んでいたら一緒に集中治療室行きだったのかな』
私『迫る神秘、事件はどうなる!?真実はいつも1つ!』
KP『やめろやめろ、死亡フラグを立てるんじゃない』
私『私は生き残る気でいますよ』
KP『今度こそ田所が死ぬぞ!』
シオネキ『田所になってしまった。適当に田所っていっただけだったから……w』
私『田所NPC昇格かあ』
シオネキ『この事件が解決したら俺、田所と友達になるんだ……
KP『逆に田所がえ、ってなるんじゃない?』
私『いつもは興味ないねって言っていたアイツが話し掛けてきた……?』




【探索3日目:駅前】
探索3日目、セッションでいうと2日目。ややこしい。
明石さんが地図を広げて、警察からの情報より中央公園が怪しいことと、重要人物をどうするかといった話が出る。

その前に恒例の幸運減少判定が行われる。
縞田くんが3、赤井が4、明石さんが5減少。そしてシークレットダイスが振られる。

KP『まあシークレットダイスは必要なことなんでね』
私『まさか……田所が、容態が急変した!?』
明石「君は……田所くんために頑張っているのかい? いやそれでもいいんだけど」
赤井「町のためだけど……そのために田所も含まれているから。まあ縞田は知らないみたいだけど」
シオネキ『シークレットといえば、NPCの移動場所、幸の幸運減少、その他隠しステータスの増減、とかだろうと信じて、田所の生死が決まるダイス』
私『そんな……田所っ』
シオネキ『致命的失敗で田所が死ぬ』
KP『みんな田所大好きだな』
私『NPCですらなかったのに』

もはや田所準レギュラーで大人気である。





ここまでで3日目、行き先はどこにしようかという相談に入る。
みんなで中央公園に行くか、人物を調べてみるか。

中の人的には、公園に事故が多発している以上、重要人物も事故現場で姿を見掛けるのであれば、公園行けば芋吊る式に会えそうな気もする。
まあキキーガシャンッ!って自分達が事故の当事者になる可能性も多大にあるわけなんだが。

と言っていると、シオーネさんから『図書館から公園を監視するとか、近いし』という意見があがる。事故起きてないかなと見ながら、起きたらそっちに向かっていく。それやってること完全に張り込み中のデカなんだよね。
もしくは『あかあかコンビで重要人物を探して、クラウドが公園散策でもいいし』という意見も出たが、一番幸運無い人が危険な事故多発地点に行くのやばくないか。

シオネキ『それもまた一興』
私『それもまた一興じゃないんだ』
KP『もしくはNPCである明石を斥候として一人公園に行かせるってのもいいですよ』
シオネキ『幸運高い2人が生きた方が可能性あるし!?』

もうちょい命の重みを感じて欲しい。扱いが雑すぎやしませんかね。


ここまで話してシオーネさんから『重要人物を探すってなるとどういう行動になるんですか?』という疑問が上がる。
それについてKPから説明があり、ネットのごく一部噂になっており、容姿や言動は合致しない。どうやら事故現場でよく見かけるものの、事故そのものに興味は無いらしい。更にその人物が写っていると思われる画像もあるが、事故現場を写したものであってブレも激しく判別するのは困難だろうということであった。
もし重要人物を追うのであれば、事故が起きている現場へと足を運ぶしかない。しかしそれなら事故に巻き込まれる可能性もある。その場合、狙って事故が起きている場所に遭遇出来るか<幸運>判定になる。
つまり、これ後回しにすると遭遇率が下がるやつだ。

とりあえずシオーネさんからも、『公園に行ってみて、事故が起こりそうか。起きたら興味なさそうなクラウドみたいなやつがいるか確認してみよう』という提案もあり一向は公園へと向かうことになる。





【探索3日目:中央公園】
公園はその名の通り、中央にあり街の規模に対して敷地が広大である。自然公園エリアもあれば、フットサルコートなどがある運動エリアもあり、広場にはクレープ屋やホットドック屋など出店もあった。そのため年代を問わず多くの町民が訪れていた。
しかし今はそれも見る影もなく閑散として人はほとんどいない。すっかり変わってしまった公園の寂れた状況に、町民である探索者はSAN値チェック。
縞田くんは失敗して1減少。対して赤井は……

>>4決定的成功<<

クリティカルの無駄打ちである。


縞田くんがいつものクレープ屋があるかと見れば、クレープ屋はこんな状況でもいつもの場所に店を構えていた。つよいな。どうやって無傷でここまでこれたんだ??

KP『幸運カンストしてるのかもしれませんね』
私『幸運カンストしてるから、このご時世でもクレープ屋でやっていけてんの??』
KP『わからん、凄まじい副業があるのかもしれん』

縞田くんはクレープ屋に買いに行こうと思い、赤井は周囲に人がいないか見に行こうとする。すると周囲の人はまばらではあるがいるようだ。

ちなみにホットドック屋さんはなかった。逃げたらしい。幸運が足りなかったのかな??

KP『逃げたのか事故に遭ったのか分かりませんが』
私『これ以上私たちが何か言ったら、事故に巻き込まれる人がどんどん増えていくだけじゃない??』
KP『これも不幸なことなんだ……

しかし公園内でどこか行こうとするならクレープ屋さんくらいで、それ以外に調べる宛を探すとすれば敷地内を<目星>等で探索するしかないとのこと。
それを受けて赤井は<目星>で手当たり次第観察して変わったことが無いか見て回る。縞田くんがクレープ屋さんへ。明石さんは特にクレープ屋に馴染みがある訳でもないので、赤井同様に周辺探索へと向かう。




【探索3日目:公園内クレープ屋】
移動式のお店で、店主は暇そうに頬杖を付いていた。
シオーネさんから『そのおじさんって、その事故現場にいた人に背格好が似てたりしませんか。目撃者、重要人物? のぶれた映像と似ているかどうか』という話があり<アイデア>を振るも、失敗。
しかし元の画像の画質が荒いせいで、よく分からない。


縞田くんがクレープを買いに近付けば、店主はハッとした顔で「無事だったのか!」と話し掛ける。「はい、俺は無事でした。心配かけてすみません。元気な姿を見せておいた方がいいかなって思って」と縞田くんが答える。
なんか含みのある言い方になってないか。俺は、無事だったとかね。

一方の店主は「退院祝いにクレープでもやろうか、勿論俺のおごりでな!」と景気よくいえば、縞田くんは「いいんですか!?じゃあチョコバナナクレープを」と遠慮なく返しておじさんの顔を盗み見る。
縞田くん本当に顔の面が厚い気がする。そういえば導入で、相談があるから奢ってあげるといった幸に遠慮なくクレープたかってたもんな。赤井はいいと断ってたのに。そういうところである。

クレープを作りながら店主は「そう言えばあの坊主とお嬢ちゃんはどうしたんだ?」と尋ねてくる。それに縞田くんが「男の方は大丈夫でしたが、女の方は大丈夫じゃないですね。ほぼ直撃だったのでね。まだ病院にしますよ」といい、それを聞いた店主が「そんな心配するなって、今の医療は発展してんだ、良くなるって」と縞田くんを慰めてくれる。
言い方ってもんがあるんじゃないかな!もうちょいオブラートに包むとかあるんじゃないかな!なんか店主に気を使わせちゃったし!

「よくなったら、また3人でクレープ食いに来ますね」と言う縞田くんに、店主は「おう、そんときはまたクレープ奢ってやるからよ」と気のいいことを言ってくれる。
ここで縞田くんが「町を出て行ったりはしないんですか」と聞けば、店主は「確かに人も少なくなってきたが、自分を待って買いに来てくれる人もいるし、自分みたいな奴がいなくなったら、本当に寂しい街になってしまうだろ」と返す。
それに縞田くんが「そうっすね。おじさんの頭みたいに寂しくなっちゃいますよ」と悪びれもなく答える。それに店主はまだ残ってるからな!と言えば「はは、そっすね(笑)」と調子のいいことを返す。
本当にお前はそうやっていうとこ、そういうとこだぞ。無神経にいうなよー!
一方店主は笑いながら「店は出し続けるさ。不幸せなことに負けたみたいでなんか嫌だろ」と言う。縞田くんは「俺は負けそうですけどね。被害者ですし」と弱音をこぼすと、店主は「弱気になってんじゃねえよ、そんな人生落雷に3回も4回も当たる事はねえよ」と再び慰める。
なんかこう縁の下的な感じで頑張っている、名も無きNPCみたいな雰囲気でクレープ屋の店主いいキャラしてるなあ。

ここまで会話をしていた縞田くんが話を変える。公園で店を開いているなら、事故が発生したところを見てたりしないかと尋ねる。
するとちょくちょく自転車のチェーンが外れたり、車の衝突事故などは起きていたりしていたのは見ていると。更に公園が幾つかの道路と重なっているため、現場に居合わせることも多いと。
縞田くんが「そこで毎回同じ人がいたり、黒い着物を着た女性とか見た記憶ってあったりしません?」と尋ねれば、自分は見覚えがないが逆に自分が現場に居合わせることが多いため周りからそう思われてるかもしれない。黒い着物については、そも着物何て目立つ格好をしてればすぐに分かるし記憶にも残るが心当たりはないと返ってくる。

ここで縞田くんは<アイデア>を振るように言われる。
>>3決定的成功<<

ここまで(もしかしたらクレープ屋のおじさんが謎の人物かもしれない)と思って聞いているが、ならば例の謎の人物が映っているという画像を見せれば話が早いのではという発想に行き着く。
早速見せてみるものの、おじさんは自分ではないしここにも行ったことはない。本当にこれは同じ人物が映ってるのか?と返される。

「そっすか。おじさんは単純に良い人なんですね」と言えばおじさんは「気にすんな。なんなら病院も近かったしお前らを担いででも運んでったぜ」と返す。
勝手ながら屈強そうなおっさん……ターミネーターかな?探索者の雰囲気と合わせるなら、バレットみたいなのかもしれない。いやでも腕マシンガンでサングラスした厳ついアバランチが店主しているクレープ屋さん……

ともあれおじさんに励まされ、チョコクレープを奢って貰い一息ついた縞田くんは少し心が浮上した。というわけでSAN値1回復である。いーなー





【探索3日目:公園周辺】
縞田くんが和やかな時を過ごしていた一方その頃、赤井と明石さんは何か変わったものが無いかと公園周囲を探索していた。

赤井は地元民であることもあって、普段と何か変わったことがないかという点を注視していく。明石さんは土地勘がないため、そういった点には疎いものの「それでも目は倍あるさ」と二人で不審な点がないか調べていくことに。という訳で<目星>である。

>>赤井98致命的失敗<<
私『確率が収束したんですけど』

というわけで、赤井は足元にあった落ち葉に滑らせて転倒する。『近くに居た明石さんは受け止めてくれないですかー?』という声には、まさか転ぶとは思っていなかったんでしょうねと。

KP『じゃあ大丈夫かい?と明石<応急手当>振っておくかな……
私『いいですよ、自分持ってますし振りますよ……何かこの流れ怖い』

>>3決定的成功<<

私『ナンデェ!?!???』
KP『なんで????じゃあ確定で最大回復で良いですよ』
私『いらんいらんいらん!!1しか回復しないもん!』
KP『そもそも目星を成功させなさいよ』
私『返して!私の目星!!』

一方、明石さんも<目星>を振って60ぴったり成功。あぶない。私がクリティカル出したんだから、成功して貰わないと困る。

すると何かに気づいた明石さんが「あれはなんだろう」と指差す。それを見れば、公園の一角で黒く焼け焦げた箇所であった。あ。
それは間違いなく、あのとき自分たちが雷に打たれた現場であった。突如奪われた日常、走る激痛、崩れ落ちる身体、そして倒れる幸に何もしてやれない無力感――あのときの出来事がフラッシュバックする。SAN値チェック、失敗、2減少する。
あーあ!かたやSAN値回復して、かたやトラウマ刺激して減ったんだけど!!

顔色を変えた赤井を見て、明石さんは事情を察してこの場から離れるように促す。自分の配慮が足りなかったと詫びて。

ここまで色々見て回ったが、特に大きく変わった点はみられなかった。先程のように事故があった痕跡は少々あるものの、それ以上に不審な点はみられない。
ひとまず縞田くんと合流して情報をまとめることとなる。



【探索3日目:合流】
三人は集まったものの、特に不審人物も変わった点も見られなかった。これは空ぶりかもしれない……と明石さんに促されて、公園を後にする。

えーこれランダムエンカウント方式??重要人物と接触できるかどうかは運次第なのか……

町中を少し歩き回りながら解散場所である駅へと向かおうとする。すると、先程まではいなかった、公園のベンチにふんぞり返るように腰掛けているフードを目深に被った人物をみつける。その人物はあからさまに人を追い掛けて、どうやら様子を観察しているようだ。


あからさまな不審人物、しかも先程まではいなかった人間に赤井が小声で他の2人に伝えて、明石さんは話し掛けるべきか悩んでいる。
一方の縞田くんは違和感だけであまり気にしていないけど(リユニオンかよ、十三機関かよ)とは思っていた。

赤井はそんな縞田くんに(またこいつは……)と半目になっていたものの、ここで見ているだけでは埒も開かないので、そのフードの人物に「さっきからそっちみてるけど、こっちに気でもあんの?」と声を掛ける。
するとフードの人物は「誰かと思えばあいつのこと調べ回ってる君たちだろ」とベンチから徐に立ち上がる。そして赤井達の事を「嗅ぎ回っているやつだろ、そんな隠さなくても」といい、「全部見てる」という人物の言い方に、じゃああの落雷も知ってるのかと聞けばそれも知っていると話す。
すると捲し立てるように「下等な単細胞生物が間抜けに流星にくっついて堕ちたかと思えば、現地の神の力を掠めとって好き放題やってんじゃん。アイツが生きているだけで君たちはばったばった死んでいく、いやあ哀れだね哀れ」と嬉々とした様子で話している。
この話振りに赤井はやっぱり事情を知っているんだなと確信し、明石さんはあまりに明け透けな物言いに胸糞悪さは覚えるものの情報は欲しいため静観している。
縞田くんは「じゃあ詳しく教えて貰っていいのかな」とフードの人物に尋ねる。それに対して「そのまま話しても面白くないしなあ」というフードの人物に、縞田くんが「面白い面白くないなんかじゃないんだ、友達の命がかかってるかもしれないんだよ!」と声を荒げて文句をいう。それでもフードの人物は軽薄な態度を変えず「そんなに怒っても事態は何も解決しないよ」と悪びれずにいう。
それに対して縞田くんが「そりゃあまあそうだし、手を出す気はないけど。詳しくなくてもいい、なんか有益になる情報を教えて貰えないか」と話す。フードの人物は「情報をあげるのは何となく面白くないけど、でもこのままワンサイドゲームになるのもつまらない。不快な思いをさせたお詫びじゃないけどもこれをあげようか」と言って懐からソフトボールくらいの大きさの紅い珠を渡す。「アイツとやり合う準備ができたら、公園でそれを天に翳せばいいよ。まあ今でも立ち回り次第でいい勝負は出来そうだけど。とはいえ、万全の準備をしておくならもう少しかな」と縞田くんに押し付ける。
縞田くんが(赤いマテリア……)と思いながらそっちに気を取られて、再び「あ、ありがとう。なんかお礼させてくれよ」といって顔を上げたとき――既にフードの人物は姿を消していた。

縞田「…………ユニオン……?」

いよいよ染みてきた彼の言葉はさておいて。

「なんだったんだろうね……彼は」と呆然とする明石さんに、「さあ……少なくともオカルト染みた話が続いている以上、その一種ですかね」と返す赤井。
そして謎のフードの人物から受け取った赤い珠に対して「本当にそれ、使って大丈夫なのかい?」と心配そうにする明石さん。
しかしフードの人物が言っていた「万全の準備」というのが本当なら、まだ掴めていない情報や何かがあるはず。明石さんは彼の胸糞悪い発言が尾を引いているのか、どうにも彼の言う事が信用出来ないようではあるが。
一方の縞田はフードの男について「そう見えても、意外と純真かもしれないよ」と言い、思わず赤井が「あれのどこが純真なんだよ……」とぼやく。
「あの態度……ある意味では表裏のない純真な態度といえるのかもしれないけど。やっぱり人間生きていくうえで多少は建前が必要だということがわかったよ」と言う明石さん。
それに「自分の欲に忠実というかさ、好きなことを好きなようになる感じが純粋さにあふれてると思ったよ」と評する縞田。

ひとまず赤い珠は縞田に持ってもらうとして、当初の予定通りに少し寄り道をして駅前へ戻ることとなった。しかし残念ながら思惑とは外れてというべきか。それともこの町では珍しく幸運なことにというべきか。事故に遭遇することなく、駅前へと着き一行は調査を終えて帰路についた。




【探索4日目:駅前集合】
そろそろちょっとしたライフワークと化した習慣となっている。

私『もう四日も学校サボってるのか……
シオネキ『土日挟んでて休みがあるかもしれない』
KP『別に土日挟んでたって<幸運>判定してもいいですけど、幸運減少値が増えますよ』
シオネキ『学校いってないから、さぼりじゃない!ってことっす!』



明石さんも合流する。昨日のフード人物の発言と、彼が重要人物ではないということならば、その重要人物を探すことぐらいしか新しい情報は無さそうだ――という話になる。



さて、ここで毎回の幸運減少判定である。
縞田が1で残値33、赤井が2で残値54、明石が3で残値54となる。そして当たり前のようにシークレットダイスが。



そして今日の探索方針を相談することに。
縞田は狗吠神社へ行き、ぼけ老人に白狐丸と水晶ぽいのを見て貰いたいと。
赤井は一緒に行こうか、それとも重要人物を探しに行くか、と悩みつつ結果重要人物探しに人員を割いて、赤井と明石さんが重要人物探しへ。




【縞田は狗吠神社へ】
今日も変わらず、お守りを売っている社務所は混んでいる。御朱印の方は1/3も行列はないが進むペースに差はない。でしょうねえ。
縞田は慣れた様子で御朱印の方へと並び、老人の前に御朱印帳を出して別のページを開いて御朱印を下さいとお願いする。老人は差し出されたページにさらさらと書いていくも、やはりそれも今までの御朱印とは形が違っている……
縞田が「白狐丸とかって聞いたことあります?」と尋ねるも、老人は変わらず呆けたままで「漁船か何かですかなぁ……?」と返した。それを受けて縞田が「こういうのですが」と白狐丸を実際に見せるも、老人は「何やらよく分かりませぬが……随分立派な刀ですのぉ」と返すだけだった。

私『これは言い伝えられてないんだ……
KP『「なんだか立派で拝みたくなりますのぉ」といって感心はするものの過敏な反応は示しません』

今度は縞田が「あとは、この石もみてもらいたいえです」と赤い珠をごとりと出して見せる。それを見た老人は「それを仕舞ってくれんかのう……なんだか嫌なきもちになるんじゃ……」と珍しく手で払い除けて顔を背けるほど感情を露わにする。
どうやらこれらについては老人でも分からないようだ。そして話を終えた老人はまた御朱印ですかのぉと書いたことを忘れてまた尋ねてくる。縞田は別のページを出して再び御朱印を書いてもらう。

御朱印を書き終える。
縞田「この御朱印は白牙ノ神にゆかりのあるものなんですか?」
KP『では貴方が「白牙ノ神という言葉を言うと――」』
私『アッ』

老人はカッと目を見開き背筋を伸ばして「いや残念ながら分御魂である狗吠様の神社である。故に白牙ノ神である御朱印とは質が異なるものであるなあ」と答えたところで、ぷしゅーと風船のように萎んで戻ってしまう。じゃあ、本来の白牙ノ神の本山はどこなのだろうか。

そして縞田が「白牙ノ神と分御魂、どちらの御朱印なのですか?」と尋ねれば、老人は再び目を見開き――「御朱印は分御魂である狗吠のものである」と言うものの、御朱印は毎回書かれている形が違うので何とも言えない雰囲気が残されていた。これ分御魂ちゃんと分けてないのでは。これ建て替えの過程で白牙ノ神の本山も無くなってしまったのではないか。

ここまで会話をしていると、行列の後ろの方でまだかよ……という文句が聞こえてきた。「さっせんした!」と謝って逃げるように縞田が去ると、その後ろで怒鳴り声と意にも解さない老人の声が聞こえてきた。


ギャル巫女さんのいる社務所へ向かうと、はきはきとした様子で列を捌いていた。しばらくして縞田の番が来ると、巫女さんは数日前にお守りを買って行った彼の事は覚えているようで怪訝そうな顔をしている。

私『すごいなあ……何人もいるのによく覚えてるよ』
巫女「あれ……一昨日、たしか5つくらい買ってませんでしたっけ……?」
私『あ、個数覚えてる。だから覚えてんのか』

縞田が「霊験あらたかで効果てきめんだったので、また寄らせてもらいました。友人の分もほしいなと思いまして」と言う。
それに対して巫女さんが「それは良かったですけど、出来ればお参りもしてほしいなあって」と言えば、縞田が「もちろんお参りもさせていもらいます。3ついただけますか」と購入する。巫女さんは「出来ればその友人にもお参りに来てくださいと言って貰えませんか」と言って渡してくれる。
縞田は「神主さんに御朱印を貰ったのですが、全部微妙に違うんですよね」と先程貰った御朱印を見せれば、巫女さんは相当苦い笑みを浮かべて「ごめんね……ほんと最近ボケが酷くて」と零したため「仕方ないですね(笑)」と返す。どうやらこの神社はわしのもんじゃあと頑なに次代に譲らない様子だ。お父さんは引き継ぐつもりなんだなあ。
そして縞田が「特定の単語に反応して、記憶が甦ったりするみたいなんですが、そういう単語ご存知だったりしますか?」と尋ねれば、神主さんは馴染みのある言葉を聞くと昔に戻ったみたいにきりっとしてハキハキと喋るらしい。家だとそんなに話さないため何に反応するのかは分からないようだ。

そしてお参りに向かう縞田くんは<幸運>失敗して小銭が無く、あるのはお守りを買おうと100円玉ばかりのようだ。そのまま500円玉を入れてお参りする。お祈りする内容は悩んで『重要人物がみつかりますように。白牙ノ神の本山があるなら行ってみたい。謎の人物が言っていたもうちょっとでちゃんと戦えそうみたいなやつのもうちょっとが集まりますように』となった。めっさ多いな。

う~~~ん。
ここが分御魂なら、白牙ノ神の本山はどこにあるのだろうか。もう稲荷神に吸収合併されてしまったのだろうか。しかし分御魂の狗吠神社でこれだけ栄えているなら、絶対に本山はあると思うのだが。







【赤井、明石は重要人物を求めて】
重要人物を探すため、その人物が出没するであろう交通事故現場に遭遇するか――幸運判定をすることに。

最初にやっておくべきだったかなぁ。結構日数が経って幸運削れてるんだわ……振ってみるも現在値54<63で失敗。最初だったら成功してたんだわ。
明石さんも振るも、失敗。2人とも失敗してしまった。

どうやら不幸にも事故に遭遇したのは――自分達のようだ。
不幸にも突風が吹きつけて束ねていた鉄柱の金具が外れて、自分達がいる場所へと落ちていく。<回避>を振ることに。明石さん24<52で失敗、そんな値でこの町に来るな!と言いつつ赤井も64<78で失敗!
倒れてきた鉄柱たちが振っていく……1d3のダメージ、思ったよりも優しい。しかし最大値を引いたので3点のダメージです。優しいとは?
もろに倒れてきたうちの一本が身体にぶつかって衝撃を受ける。痛みに耐えながら蹲る。鉄柱が地面に落ちて大きな音を立てる。その音につられて工事作業員だけでなく付近に居た住民も集まってくる。
自分が当事者になったとはいえ、これは絶好の機会とも言えた。事故現場に重要人物がいる、それならばこの野次馬達の中に探していた人物がいる可能性は高い。
今までの調査結果から、風貌は掴めなくとも他の野次馬とは違う目的を持っており挙動が異なることは把握している。それを踏まえて、この中に明らかに野次馬とは違う人物がいないか<目星>で探し当てることに。赤井が成功して、辺りに目を凝らすと一人違う素振りを見せる人物がいたことに気が付く。
作業員が駆け寄る中、その人物を注視すれば彼女は化粧っ気がなく見栄えよりも機能性に重きを置いた服装をしているのが分かる。そんな彼女の立ち絵が公開される。

KP『こんな人物です』

そこに出ていたのは、前回【狐の棲む家】での自分の探索者――土井由加であった。

私『(町から)出てったんじゃないのぉ!?』

彼女は噂通り、事故現場やその当事者ではなく、その周囲や野次馬を隈なく探しているようだ。そんな不審な挙動を取る彼女に気付いたのか、明石さんも「赤井くん、もしかして彼女……」と声を掛ける。「たぶん噂の人物ってあの人だと思います」と返事をして、双方彼女に話し掛けることで意見がまとまる。
明石さんが気に掛ける作業員たちを振り切って彼女の方へと動く。赤井も同様にその場から離れて、彼女の退路を塞ぐように移動する。

彼女は逃げる素振りもなく、そこに立っていた。そんな彼女に赤井が単刀直入に「何か探しているみたいですけど、何を探しているんですか」と声を掛ける。
すると彼女はきょとんとした表情で「ああいえ、私、この近くで友達と待ち合わせをしていて、探していたところですわ」と返答する。それを聞いた赤井は「その友達って、黒い着物来てたりしてませんか」と言えば、彼女は「ええと、そういうわけではなくて……」と言葉を濁す。
赤井は「もう聞いちゃいますけど、この一連の不幸を撒き散らす何かに心当たりがあったりするんじゃないです?」と断定すれば、彼女は「貴方たちも何か知っていらっしゃるんですか?」と尋ねる。

赤井「奇遇ですね、自分達もそれについて調べてたりするんですよ」
??「あらあ、そうなんですかあ。じゃあ良かったらちょっとお話しませんか?では立ち話をするのも何ですし……あそこに良い喫茶店があるのでそこにしましょう」

と近くにあった喫茶店を指して、こちらの返答を待たずにそそくさと店へと向かった。そういうとこだぞ!!自分の探索者だけど!!

赤井「……なんか重要な話聞けそうな気がしません?明石さん」
明石「ただまあ……なんというか、彼女はなんだか掴みどころがない感じだね」
赤井「捉えどころがないというか……





【謎の人物との接触】
喫茶店に入り、各々が頼んだものが運ばれる。そこで彼女がふうと息を吐く。

??「ああ、そういえば自己紹介がまだでしたわ。私、土井由加といいます」

そんな自己紹介から始まり、順を追って経緯を話し始めた。

身に覚えのない不幸に始まり、ふと山奥で鳥居を見つけて参拝した。そしてその先で不可思議な空間に迷い込み、星子と名乗る狐耳の少女と出会った。
そこで彼女に悪いものが憑いていると言われ、更に己をこの空間へと閉じ込めている封印を解けばその悪いものを払ってやると言われたと。

土井「まあそれで、私帰れないのもやだなぁと思って。それで封印の札剥いじゃったんですよ」

「それで封印を解いたら瞬く間に大人の姿になって……ああでも、約束通りに悪いものは払って貰ったんですけど、消えちゃったんですよ。それで物騒な話なんですけど、『命が惜しければこの町を出ろ』なんて言われたんですけど……私一応大学の教授もやっていましたし、まあちょっと様子を見ようかなあと思ってたら町が大変なことになっちゃうし。ああそれでやっぱり出た方が良いかなあと思って辞表を提出しようとしたら……正式に受理される前に必ずどこかで紛失してしまうといいますか。それでもどうにか自分の身だけは安全な所に置こうと思って町を出ようとしたら、そしたらそれはそれで電車が止まったり、交通事故で道が塞がったり……全く困ったものですわ」

そこまで話したところで彼女は頼んだコーヒーを啜る。忠告した割に町に出す気一切ないの笑うのだが。

ここまで来たところで、原因と思われる星子を見つけ出して説得しようという考えに至る。そうして彼女を見つけるため、星子が不幸を撒き散らしていることが原因で事故が起きているはずだから、彼女を探すため、見て回っていたと。

赤井が「その星子というのは、黒い着物を着ていましたか?」と尋ねれば、彼女はポンと手を叩いて「あらあらまあまら、星子ちゃんにお会いしたのですか?」と尋ねる。
それを受けて、赤井が自分が落雷事故に遭ったことと、そこで彼女の姿を見たことを伝える。すると彼女は「あらあら……困りましたわ。彼女と会うには自分が事故に遭わないといけないのかしら」と能天気なことを言う。

私『この人肝っ玉がでっかいとか、そういう話じゃないなあ!』
KP『ほんとよ』
私『そそくさと町を出て行くつもりだったのに……
KP『残念ながら出れなかったみたいですね』
私『出してくれなかったくせに!』

ちなみにここまでの話を聞いていた明石さんは、一応はメモを取っているものの苦笑いを浮かべている。ここまでの経緯から恐らく彼女の言う事は本当の事なのだろうけども、あまりにもあっけらかんとした態度なため、だろう。



赤井が土井さんが星子と会った場所について尋ねると、スマホを取り出して地図を出す。北通り沿いにある『星込稲荷神社』で、当時は名前を知らなかったものの寂しい神社だったと話す。
それを聞いて星込稲荷神社で探索していた明石さんにそんな場所があったかと尋ねれば、彼は本殿までしか行っていないと。ただそのときに縞田と共に聞いた神の声の内容とは一致しているとのこと。ここで明石さんが神が「自分を救ってくれた人の子を救おうとした」というのは土井さんのことを指していることに気が付く。

赤井「その神様に言っておいた方がいいですよ"人を見る目が無い"って」
明石「いやあ……神様からしたら人の子って区別出来ないし……判別できないだろうし……

明石さんが「その神様にとっては彼女は恩人だったんじゃないかな」とフォローする。赤井が「恩人……?」と怪訝そうに土井さんの方を見やるも、彼女はニコニコした笑顔を浮かべている。




ここまで会話をしてきたものの、PLとしては白牙ノ神の本殿、本山が知りたい。しかしこの様子だともうその本殿は無いのではないかと思う。
シオーネさんからも『もう消滅してて、分隊がメインになっているだけな気もする』と意見が出る。

煮詰まっている赤井の横で、明石さんが<アイデア>に成功する。
ふと思いついた明石さんが土井さんに対して「星子ちゃんに会ったとして、話は通じるのかい?」と尋ねる。
それについて土井さんが「会話自体は問題なく出来ましたわ。まあなんといいますか、話を聞いて貰えるかは会ってみないと分かりませんけど」と返す。
その会話を聞いた赤井が<アイデア>成功する。(じゃあ話が通じなかったとき、この人どうするんだろう)と疑問を抱く。そのことを追及すると、彼女は「一応こんなものはあるんですけど……」と鞄から封筒を取り出し、その封筒から更に三枚の札を出す。そこには朱墨で何やら書かれていた。

シオネキ『綺麗にはがせた人がメインNPCに昇格する知れんだった……!?』

彼女も話に応じないリスクは考えていたようで、あのとき彼女が封印されていたお札を使えばいざというときは逃げれるくらいの時間は稼げるかなと、思い当たったらしい。
しかしお札を剥がす際に破いてしまったのと、そもそもお札自体が古かったため、そのままでは使えないと。
なので、稲荷神社の縁で伏見稲荷神社にお札と手紙を添えて送ったところ、直ぐに連絡が来て事情を話したと。
その結果、星子が稲荷神の神性、神通力を吸収していると逆に稲荷神社の神職は取り込まれてしまう。そのため直接手伝えないため、その代わりに別所の神通力を最大限に込めたお札を三枚送られてきたと。

話を聞いた赤井が「すごいフットワークですね……」と言えば、土井さんがいい笑顔で「まあ死にたくはないですからね」と返してきた。
明石さんはそのお札を興味津々に見るも、流石にその札に書かれた内容については分からないようだ。

土井さんも封印は難しいとは考えており、神職すら近付いただけで取り込まれるのに、一般人の自分がこのお札でどうにか出来るとは思えないと変わらない笑顔で話す。

土井「だからこれは星子ちゃんとの交渉が上手くいかなかったときに逃げられるように使う……言葉を選ばなければスタンガンのようなものだと思っています」
赤井「これがスタンガン……

ここまで話を聞いた赤井が明石さんに話を振ると、今までの話は辻褄があっているし、とにかく星子を止めなければこの事態は収まらないだろう、しかし果たして自分達に星子が止められるのだろうか……という不安を口にする。

ここで赤井が<アイデア>、2決定的成功を出す。
公園のフードが言っていた「もうちょっと準備していった方がいいんじゃない」というのは、このことだと確信を得る。

私『よっしゃ、決戦だあ!!!!!!!!!』
シオネキ『このお札、もらえたりするのかな!』
  『もしくは、土井 参戦!』
KP『それは説得次第ですかね』
シオネキ『結末気になるだろうし』

というわけで赤井が土井へ、この町で起きている不幸を調べていた経緯と、調査結果から元凶と思える星子が現在公園に居ることを伝える。その上で、事態収束のために協力して貰えないかと彼女に頼む。

土井「あらあ、それは願ってもない話ですわ。私も一人では手に負えないなあと思っていたのでそのお申し出はとても有り難いです」
赤井「明石さん……!なんかこれでいいんですけど、これでいいのかなあって思ってる自分がいるんですよ……!」
KP『いやまあ、どっちも貴方がやったことだから』
私『なんで自分でやったことを自分で決着つけるですか。自分で自分のケツを拭かなきゃならんのですか!』
KP『いやそれ普通だから』



ひとまず今日は時間帯も遅いため、明日以降集まることに。ただし集合場所について、公園では集まれるか分からないため、自分達が集まっている駅前にしようかと提案する。明石さんからも万全を期すならいつも通りに駅で集合した方が良いだろうと意見が出る。
それを踏まえて、明石さんが普段駅で集まっている事、今まで調査して分かったことからそこから公園へと向かうことを土井へ伝える。それを聞いた土井が分かりました、とまるでピクニックにでも出かけるような気軽さでスケジュール帳にさらさらと書き込む。

私『そうなんだけどそうじゃない……!』
KP『楽しそうに書き込んでいます』

土井「ああ、本当に話せて良かったですわ……あらもうこんな時間ですわ。そろそろお暇しないと」

彼女はそういって席を立ち、きっかり自分の分だけ払って自分達はさっさと置いて行って出てしまう。そんな彼女を見て明石さんが「まるで嵐のような人だったね」と零す。

赤井「明石さん!本当にあの人で良かったんでしょうか、この人でしょうか!絶対違うでしょ!」
明石「いや逆にあれくらいの器じゃないと神なんて救えないんじゃないかと……


そしてお互いに駅へ集合して、情報を共有してこの日は解散することに。







【セッション途中セーブで閑話雑談へ】

<NPCで自分の探索者が出てきたことについて>
私『よりによって……!』
KP『といいながら、内心予想は付いてたでしょ??』
私『早いトコ町から出てってくんないかなって思ってました!あんな物理的に逃がさないとか、ある!?』
KP『残念だったな、続編作ると決まったときから決められたことだったんだよ』
私『この町から出ろって、星子は言ってました!』
KP『この辺は終わった後でね』
私『このままだと星子が行った事も守れないようなど畜生になります……

私『もしかしてこれ星子の邪念を切り払えって?』
KP『さあどうでしょうね』
私『そしたら皆に自慢できるかも……ああ、でも家に置いとけない!』
KP『発想が日野さん(マッケンさんの探索者)と同じなんだよな……
KPから『なんであんなヤバそうなものをヤバそうに表現したのに、連れてこうとするんだ』と言われたが、もふもふ感には敵わない。

私『トワノさん覚えておけ、トワノさん覚えとけ』
KP『なにが?てか俺からしたら仕返し側だよ、先日の恨みを晴らしてるみたいなもんだから大丈夫だよ(某セッションにて)』
私『癒しの空間だったでしょ?癒しの時間だったでしょ』
KP『ちょっと「兄様……」を聞けなかった恨みは……



































【探索5日目:駅前】
駅前は前日協力者になってくれた土井を含めた4人が集まっていた。
縞田くんはクラウドのコスプレを中に着こんで、それがばれないようにロングコート姿で現れた。ちょっとまって???
しかもその恰好で白狐丸だけでなく木刀を所持している。通報待ったなしの風貌である。警察に目を付けられないように道場へ向かう所だって言い訳しとかないと……



赤井「これが召喚マテリア……いや駄目だ縞田に毒されてる」
明石「召喚……?なんだって?」
縞田「禍々しいって言ってたから、そのお札で清めたりできないのかな」

赤い珠に土井さんが持ってきたお札を貼ってみる案が出されたが、逆にそれで効果が無くなってしまったら問題だと明石さんから説かれる。
ぽつりと赤井は「闇には光じゃないんだよ、闇には闇をぶつけるしかないって」と言えば、明石さんが(あれ、結構赤井くんも……?)という目で見られる。なんでや。

縞田より信用出来ないという割にその人から貰った物の効果は信用しているんだという言葉に、明石さんはあれだけ言葉を選ばずぶつけてきた相手だから言ってきた内容に偽りはないだろうと。

そして前日お守りを3つ買っていた縞田くんは1つは父親に、残りのうち1つを土井に渡す。彼女はお礼を言いながらも「話には聞いていたんですが、これを持っていて星子ちゃんに会えなくなったら困るなあと思っていまして」と敢えて今まで持ち歩いていなかったことを話す。この人本当に肝っ玉鋼で出来てるな???



さて探索ではないものの、行動するため安定の幸運減少判定が行われる。
赤井が1、縞田くんが4、明石さんが1、土井が1減少、そしてシークレットダイス。出目つよくない??

KP『もっとこのダイス出目大きくてもいいかもしれないなあ』
私『なにそれこわい』

というわけで、目的地である公園へと向かう。





【探索5日目:公園】
明石さんの提案があり、何が起こるか分からないため、他に被害を広げないように公園内でひらけて尚且つ人が少ない場所を探すとすぐに当てはまる所が見付かる。
そしてKPより誰が何のアイテムを持つのか、最終確認が取られる。もし戦闘中にアイテム譲渡するなら1ターン経過するとも告げられる。ここでそれぞれのアイテムについて説明がされる。それらを聞いたうえで赤井が口を開く。

赤井「白狐丸はお前に任せるよ、そういうのの扱い慣れてるのはそっちだろ」

ともあれ色々相談した結果、土井が持っていたお札は全て明石さんに渡して、白狐丸は赤井に、縞田くんは持参した木刀をもつことに。



そして赤い珠を掲げると、それが宙に打ち上がりそしてその色を空へと滲ませて辺りは真っ赤に染まる。
間もなく「おやおや人の子がこんな世界の裏側に来るとはのう……」と声が上がる。見渡せば先程まではまばらにいた人もいつの間にかいなくなり、着物を着た女性がこちらを見ていた。

土井が小声で「あれは……間違いなく星子ちゃんです」と呟く。

そして星子は「どうしてここに来れたのではなく、どうしてここにやって来たのか、じゃな……もし荒らしに来たというのならば少しは痛い目にあってもらうがのう」と敵意を剥き出しにして対峙する。
事態の急展開と敵意に狼狽えていると、土井が前に出て星子に話し掛ける。それを見た星子が少し怪訝そうな顔をするもすぐに合点がいき、応じる。どうやら星子がこの町で起きている原因であり、説得が聞くような相手ではないことを悟った土井が珍しく声のトーンを鋭くする。
それに対して赤井は「この町に居て貰っちゃ困るってことだよ!」といい、縞田も「大切な町を、守りに来たんだよ!」と木刀を握り締める。
それを見た明石さんも追随するように「君がどういうつもりでこういうことをしているか分からないけど、見過ごすわけにはいかないんだよ」と言って懐から札を取り出す。
それを見た星子が「やはり人の子とは相入れぬようじゃのう。なんせ捕食者と餌の関係じゃからなあ。しかし窮鼠猫を噛むともいう、お主らにも抗う自由くらいはあろうて」と言ってその身を変えていく。
その姿はかつての綺麗な女性の面影は無く。漆黒の体毛に覆われた熊よりも巨大な体躯を持ち、3本の尻尾が生えていた。しかしその顔だけはかつての星子の面影を残している。

私『返して!!!!!』
KP『返してってなにさ』
私『のじゃロリを返してよお!!!!!!』

そんな異形の存在を目にした彼らはSAN値チェックである。縞田くんと赤井は成功して1d4の減少、縞田くんが2減少で赤井が4減少する。一方の明石さんと土井は失敗して1d8の減少、明石さんと土井が最大値8を持っていく。だからKPファンブラーと言われるんだ!!
そして大人二人はそのまま<アイデア>も成功して一時的狂気に陥る。土井が緊張症で膠着して指示が無ければ自発的に行動が取れない。明石さんが異食症で目の前の星子が美味しそうだと思ってしまう。

という阿鼻叫喚の中で戦闘に突入する。





【探索5日目:戦闘】
一番早いのは星子なので先に動き出す。
攻撃方法は尻尾による叩き付け、三本の尻尾が探索者たちに襲いかかる――全体攻撃か!?攻撃対象はダイスで決められるという事で3回振られることに。

攻撃対象→赤井
攻撃対象→赤井
攻撃対象→赤井

全部こっちなんだが!?全体攻撃とはなんだったんだ!俺が何をしたと言うんだ!
そして全ての攻撃が成功して命中する。ダメージは1d4+dbしかしお守りの効果によりダメボ無効と1点の装甲を得ることになる。とはいうものの、それぞれ1点2点4点の合計4ダメージを食らう。痛いんだわ。
赤井は1つ目の攻撃は装甲で弾かれたものの、2つ目は<回避>成功するも、2つ目の攻撃は体勢を崩したところを迎撃される。一番痛い攻撃をかわせないのはつらい。赤井の耐久値13から7へと減る。

次に早いのが明石さんで、攻撃を見て思っていたよりもヤバイと悟った彼は「なんとか動きを止めなければ……!」とお札を投げつける。<DEX*5>で成功して、どの効果を発動させるのかダイスで決めることになる。そして発動した効果は装甲無効になる。

縞田くんが木刀で殴りかかるも<日本刀>失敗して当たらない。
シオネキ『バサッとコートを翻して、「ハァッ!」って切りかかるもすかした』

赤井が手に持つ白狐丸を<ナイフ>のようにして突き刺そうとして、ギリ成功する。ダメージ1d7+3+1d4で振り、8点与える。

緊張症で固まっている土井に赤井が「手当てしてくれ~!」と叫びながら近くに行く。なんとか土井が<応急手当>に1足りて成功して1d3で3点回復。



そして2R
最初に動く星子の攻撃――不幸な発現。
全員幸運判定を行い、失敗した者全てが攻撃対象に入る。赤井だけ成功して、あとの3人は失敗、土井に至っては96致命的失敗になる。
攻撃は成功して、赤く染まる空から突如稲光して雷が落ちる!1d6+2のダメージを食らう。明石さんは2点のダメージ、縞田くんが3点のダメージ。土井さんが8点のダメージ、気絶圏内だがお守り効果で意識は保てている。
そんな有り様を見て嬉々としている星子。マジでしゃれになんねえぞ……

明石さんが二枚目のお札を貼り付ける。効果は1d2で、星子の成功判定に-30の補正をかける。

そして痛みと稲妻を見て嫌な思い出が甦ってクラウド化した縞田くんが再び木刀で殴りかかる。<日本刀>で成功、ダメージが1d8+1d4で3点。当たり所が悪く、大してダメージが当てられない。
「倒せない相手じゃない!」と言いながらコートを脱ぎ捨てて、クラウドコスになる縞田。お前元の世界に戻ったら痛いどころじゃねえぞ。
星子が「今の人の子は刀もろくに扱えぬのか」といっているが、既に廃刀令が出て銃刀法が成立して何年経過していると思ってるんだ。扱えるわけないだろ!!

赤井が白狐丸で<ナイフ>のように突き刺して成功させる、ダメージが1d7+1d4+3で12点のダメージを与える。
どうやら縞田くんが殴り掛かった隙に、白狐丸を思い切り突き立てる。そこから傷付けられた皮膚からドス黒い血がぼどぼどと流れ落ちる。

発狂していたものの土井が、その狂気状態から目を覚ます。自分に<応急手当>を振ってほしい、で振るも失敗する。雷に打たれて相当ショックが大きいのか手がぷるぷるしているようだ。



3R
このターンから1枚目のお札の効果が切れて装甲無視のデバフが無くなる。
そして星子の攻撃、噛み付きで攻撃対象は明石さん。更にスペシャルでダメージが増量されて1d6になるが……1点。
瀕死の星子が必死に噛み付こうとした牙が当たり、明石さんに2点ダメージで残り耐久値が7点。

シオネキ『瀕死!?』

一方の明石さんは近付いた星子に「ただではやられないよ!」とお札を貼り付ける。効果はダメージ倍化。

そして回ってきたクラウドのターン。
決めてくれ、クラウド……
しかし彼は<日本刀>に失敗。絶好の機会だと思って切りかかるも、飛び退かれてかわされてしまう。
シオネキ『これが……顔面偏差値値』
私『顔面偏差値じゃないよ!』
シオネキ『無理に必殺技を決めようとしているのも原因っぽいだろうね……!』

赤井が「なにやってんだよ、縞田!!」といいながら再び<ナイフ>で白狐丸に突き立てる。ダメージは1d7+1d4+3で10点を出す。更にお札の倍化効果もあって20点のダメージを叩き出す。
縞田の木刀を避けた星子を脇の視覚から飛び出して、赤井が横一線でかっぴらき深々とその白狐丸が突き刺さる。
シオネキ『凶切りとかクライムハザード決めようとしてるよ、きっと。動きが派手すぎて目につくんだろうね……?』
私『まるで鉄砲玉のようにドス持って突っ込んだんだろうなあ』



それがとどめの一撃になって、星子こと星海より来る忌み子はその形を保てず、赤の珠のように空へと上がっていき、弾け飛び、流星群のように降り注ぐ。そのうちの一条が自分達に流れ落ちる。どうやらそれは奪われた幸運で、それが本来の持ち主の元へと返って行ったのだろう。

縞田「……ライフストリーム」

気がつけばいつもの中央公園に戻ってきたようで、あれほどの激しい戦闘があったのにその痕跡は公園には一切なかった。しかし刀は刃こぼれし、それぞれボロボロになっていた有り様からあれが夢では無かったことが分かる。

赤井「やっべえ!刀持ってんの隠さねえと!」

そういって赤井が持っていた白狐丸を縞田くんに押し付ける。受け取った縞田くんは木刀と一緒に仕舞おうとする。しかし<隠す>35%なので失敗。だが、今の縞田くんの恰好はクラウドのコスプレなので、刀は隠せなかったが(あ、模造刀なんだな)と思われて特に追及されることは無かった。でも(なんでこんなところでコスプレ……?)という目で見られているのを感じる。痛い人扱いされてる。





【エピローグ】
土井は自分が巻き込んだこともあって責任は感じていたようだ。しかしそれも解決して重い荷が下りたのか、ほっとした様子であった。
「よかったです、誰も大怪我をせずに済んで」という彼女の衣裳は黒焦げである。赤井が<応急手当>を振るも失敗する。一方の縞田くんは「……ふっ、あんたが一番酷い姿だがな」と言ってみているだけである。
「もし何かあったら今度はお手伝いしますね」と言って名刺を渡される。そこには土井の名前と身元、彼女が属する大学と教授職であることが記されていた。縞田くんはそれを受け取り「これでも着てろ」とコートを渡す。土井は遠慮なくそれを受け取り羽織って別れを告げて自分のあるべき場所へと帰って行った。

シオネキ『自分を隠すものがなくなった』
KP『コスプレだと言い張って帰ることでしょう』

それで公園から家まで行くのきつくない?俺となり歩くの嫌だよ??




ここまで付き合ってくれた明石さんは「もし事件が解決したらインチキばっかり書くオカルト雑誌なんて辞めてやると思ってたのに、これじゃあ信じないわけにはいかないよ」と自嘲する。そして自分達にお詫びとお礼を述べて「僕のちっぽけな正義心なんて空回りに終わっていただろうけど、君たちが一緒にいたからなんとか最後までやり遂げられたよ」と握手を求める。
縞田くんは「どうってことない」といい、握手を交わす。赤井もお礼を述べて共に握手を交わす。その後彼は別れを告げて町を去った。その後しばらく経ってから大手雑誌記事の、悪質な政治家の不正をスクープした記者名に明石真という名前が載ることとなる。しかしその一方でマイナーなオカルトブログを別名義で管理人をしていることは、自分たちがだけが知る秘密であった。



そして、日常に帰って行った君たちは。
あの戦いから2カ月が経過した。町は異常な事故は減って落ち着きを取り戻した。
あれから長峰幸はじきに目を覚まして、退院していた。後遺症として左耳の聴覚を失ってしまい、当初はその事に落ち込んでいたものの、周囲の励ましも合って雷に打たれてこの程度で済んだことは幸運だったのだと元気を取り戻した。
そして幼馴染の3人は馴染みのクレープ屋さんの近くで、クレープに舌鼓を打っていた。

「結局あの半年って何が起きていたんだろうね」と幸は呟く。結局町に住む人はその原因が神の力を奪った獣によるものだという事は知らないのだ。真実を知るのはあのとき対峙した者のみ、である。

2人はわざわざいう事もないだろうと、赤井は「今が平穏ならいいんじゃねーの」といい、縞田くんも「さあなんだったんだろうなぁ、そうそう今が平和なんだし別にいいっしょ」ときわめて明るく返す。それに納得したような様子で「そうだよね」と言い、ベンチから立ち上がる。
「そういえば私、離れてもずっと友達って話取り消しでいいかな? んっとね、引っ越しなくなったんだ。ほらここ2カ月元に戻ったみたいだから、母さんも落ち着いたみたい」と冒頭相談された内容がどうやら帳消しになったことを幸が話す。
それを聞いて縞田くんは「離れても離れてなくても、友達は友達さ。それに変わりはないよ」といい、赤井も縞田くんの言葉に賛同する。その言葉に彼女も満面の笑みを浮かべる。

こうしてシナリオは終幕となる。






【シナリオ後感想】
▼早速クリア報酬となる。

まずは減った幸運が元通りになる。
そしてSAN値回復。
まずは生還したで1d8、最大値引き当てていく~
ついで『長峰幸が幸運残値28~40の間で、かつ生存している』……?1d10で7回復。
あのシークレットダイスそこだったか!!
明石さんが生存しているで1d3の回復で、3回復。思ったより回復が軽い。赤の他人だからって??
合流NPCの土井が生存している、1d3で1回復。
更に探索した過程で町の郷土史について知識が深まったので、<歴史>1d5増加、2増加。これで周りに「うちの町歴史結構やべえぜ」と説明できるようになった……ていう機会あるのかな。
更に戦闘で白狐丸を使っていた者は<日本刀>1d5増加する。赤井が5成長する。<ナイフ>じゃないんかー!<日本刀>初期値15%なのでこれで実用レベルである、本当なのか??

シオネキ『70%は結構当たる、30%は当たる 80%は当たらない』
私『かくりつがおかしい』
K『これ僕らのポケモン理論だから』





▼幸運減少判定について
これが一陣であり、テストプレイみたいなところもあったり。幸運減少判定が思ったよりも残値が残った話になる。
これについては初日にお守り買いに行って減少値が減っていたのも大きい。でもお守りないと1d10削れるのでこれは大きいかもしれない。
率先して買いに行っていたシオーネさんから『多分それはほとんどの人がやると思うのよね』と初日お守り入手のことに触れる。
なら、お守りの恩恵を減らそうかという事で「1d8くらいはどうだろうか」という話になる。



あとは戦闘をもっと難度を上げてもいいのではという話になる。え、NPC死にかけたのに???あれ縞田くんがお守りを土井に渡していたから良かったけど、無かったらダメボ1d8が付与されるので確実に死んでまう。
赤井だって尻尾3連撃のとき出目が跳ねたら死ぬ可能性普通にあったし。
真面目な話、お守りのダメボ無効化を半減くらいにしてもいいのでは?もしくは装甲付与を無くすとか??という提案が出てくる。
ともあれ、次に回る人たちはもう少し難易度を調整されている可能性が出てくる。シナリオをクリアしたことで高難度が解放されたみたいな。しかし回るのは同じ人ではないという。





▼Q.白牙ノ神の本山はどこ?
A.結局狗吠神社が本山だった。

元々あそこが本山だったが、忌み子である星子を封印するため忌込神社に本山を移した。しかし信仰が厚かったため、分御魂として元本山である狗吠神社に置いて行ったと。
そして白牙ノ神は忌込神社にいたものの、辺鄙な場所にあることや元の謂れが曰くつきというのもあり、参拝客も減って人々から忘れ去られて稲荷神社にすげ替えられる。
これ本当に神様、随分と神通力を過信していたか信仰心を軽んじていたかだったんだなあ。それだけ星子を封印するのに力を使い果たしたというのもあったかもしれないけど。

では分御魂の神社の割に、狗吠神社のお守りの効果が随分と凄いのは???
それは交通事故の噂によってお守り目当てに参拝客が一気に集まり、それによって信仰心が勢いを増して神力がパワーアップしたから、だそうな。やはり信じる者は救われるってやつ……!!





【シナリオの背景】
▼狗吠神社の関係者
ギャル巫女さんは名前を犬崎ケイといい、元々は隣町で大学に通っていたが災難によって大学が休学になったためその間巫女として神社のお手伝いをしていた。更におじいちゃんっ子であり、以前からこまめに手伝っていたと。そのため神社は古いながらも手入れがきちんとされていた。

一方、ぼけぼけおじいちゃんは犬崎ゴスケという名前があり、厳格かつ穏やかな人柄であるもののすっかり認知機能に難ありという。ただ神主としての使命を重んじており、その影響で特定の単語になると片鱗が出る。

そして次代を引き継ぐ、お父さんは寂れた狗吠神社のためにと現在はサラリーマンで働いている。兼業神主かあ世知辛いなあ。


▼他のNPC達について
南刑事はそのまんまである。
本編中に語られたような人柄の刑事であった。この事態をどうにかしたいと思いつつ、連日のマスコミや野次馬の対応に疲れ切っていて、外部の人間に対して消極的になっている。
なので予想していた通り、明石さんを行かせると資料部屋に通されるも、整理されてない情報の山に埋もれてしまうという。


明石さんは疑われていたが、ちゃんとめっちゃ良い人だった。
本当はその辺りの事情が、病院での交渉系技能で現れるはずだったのに……どうして致命的失敗なんですかね、説得取ってたのに。
元々東京にいた彼はペンは剣より強し、強きをくじき弱きを助ける精神を持っていた。そのため巨悪を倒すとジャーナリズム精神を抱いていたのに、現実はそんな綺麗なものでなかった。それで志破れて記者を辞めて誰も信じないようなオカルト雑誌を手掛けるようになった。
そんな折、興伏町を取材することになり、そこで想定した以上に酷い町の有り様になんとかしたいと昔抱いていた熱意に火が点いて動き出したという。
でも本編クリア後は、オカルトにも目覚めちゃって別名義でマイナーブログの管理人もするようになると。ただ本来望んでいた己が正義のジャーナリストも立派に勤めていたと。




▼要所の目的と言うか、出てくる情報について
シオーネさんまとめによってそれぞれがこんな感じなのではという話に。
「警察署=神社の情報、決戦場所(公園)の示唆」
「狗吠神社=お守り 神主からの情報」
「図書館=情報」
「重要人物=前作通過探索者の出現、お札の入手、事故に見舞われる可能性」
「公園=決戦場所に行くための水晶の入手、事故に見舞われる可能性」
「星込稲荷神社=隠しポイント、武器の入手」


我々は先に図書館へ行っていたから星込稲荷神社が分かったが、本来は特定の質問をしないと出てこない地点らしい。警察署で星込稲荷神社の情報を入手しようとするなら「事故が多発してますが、最初の事故はどれですか?」と聞いた場合、前作のとあるEDにて神主一家が突然の爆発事故に巻き込まれて死んだ事故が出てくる。その神主の関係する神社が星込稲荷神社だということを教えて貰えると。





▼星込稲荷神社が半年で荒れていた原因は?
そこにいた星子がいなくなったことや、それを封じていた神様もすっかり力を失って消えかけていたため。そして神様は最後の力で白狐丸を生み出したことで使い果たして消滅してしまったと。ちなみに白狐丸は稲荷神と白牙ノ神のハイブリッドもの。何故托すまで完全に消滅しなかったといえば、その寸前で星子が解かれたことでわずかに封印で費やされなかったため。
そして稲荷神では、神通力を掠め取った星子に取り込まれる可能性があるため、白牙ノ神の神通力も集めて白狐丸を生み出したと。


ちなみに狗吠神社の石像に<知識/2><生物学>に成功すると、その石像が狗というよりも狼っぽいというのが分かる。狐の天敵が狼ということもあって、稲荷神の神通力を持つ星子には効きやすいという事情があった。

まるでFGOの徳川特攻みたいだなあ。こう、取り込んだ結果だいぶ強くなった反面、属性が増えた分特攻が刺さりやすくなったみたいなところとか。
もしくは、マリルリみたいな。フェアリーが追加されたことで、ドラゴンタイプに太刀打ち出来るようになったけど反面毒に弱点をつかれるようになったとか。





▼何故、星子は稲荷神の神通力を掠め取れた?
てっきり白牙ノ神が慢心しすぎた故にやらかしたと思ったがそういうことではないらしい。白牙ノ神はむしろ全力で頑張ったと。

そも神様は人のように幸運を吸い取られたりはしない。何故なら運命を決める側であり、左右される立場ではないからである。
元々神様は人々の信仰心という"願い"という思いに呼応して神通力を備えている。そして星子は人々の"幸運"というものを吸収する性質を持つ。それぞれが人々のもつ性質として似通っていたために、偶発的に取り込めたのではないかという。
更にその後、狼が元である白牙ノ神から、狐である稲荷神に封印が引き継がれたことで、相性が悪いものに代償させた結果齟齬が生じてしまった。

まあ元々、狼信仰って人々の文明が進歩して、家畜が狐によって襲われなくなったことにより、狼が人を襲う害獣扱いされて淘汰されてしまった歴史(二ホンオオカミ絶滅)もあって廃れていったとか聞いた気がするんで。そんな風に廃れた神社を引き継ぐのって難しいよね。






▼一応戦わない選択肢もあるらしい
星子と闘わずに世界の裏側から去るという選択もあるらしい。その場合はMP1消費して、星子が元の世界へと送り返す。
ただ事態は何も解決していないため、町はもっと凄惨なことになって他の市へと波及するし、幸は死ぬ。明石さんはギリギリ町を離れることが出来る。
どうやら一週間以上町に滞在していると、何かしらの不運によって町の外に出れなくなるらしい。なにそれ怖い。






▼あのフードの人は何者?
ご存知の方。ポテトの人。名前が覚えられないということで、一部でポテト呼ばわりされている神話生物。

シオネキ『煮るなりポテトでしたっけ』
KP『それっぽいからやめて』

忌み子風情が粋がっているなあと面白半分で見学していたら、随分とワンサイドゲームで辟易としてところに探索者がやってきたので、あとは本編で話していた通りである。




ちなみに託された白狐丸は、星込稲荷神社に返そうとしたらあのとき本殿が崩れ落ちたため既に場所は無くなっている。
ということで、赤井が縞田と相談した結果「狗吠神社にこれを神器として渡そう」とギャル巫女ことケイちゃんに渡すことになる。
白狐丸を見つけた経緯は、神社などの文献を読み漁って星込稲荷神社に行き着いたところ荒れ果てた本殿で見つけて、ゆかりのある狗吠神社に渡そうと思って……ということになるかも。
くれぐれも幸には見つからないように。それと幸には学校をサボったことがばれないようにする。




▼幸の後遺症について
幸運残値によって後遺症の重篤さが決まっていくとのこと。
ちなみに今回のが一番軽い方。
シオネキ『耳が聞こえない、下半身不随、廃人、死』の順番で重くなっていくのではないかと予想。

実際のところは……
探索開始時は幸運残値40スタートで、これが26まで残っていれば左耳の失聴だけで済む。
26~16の圏内だと失声が追加される。
15~6の圏内だと更に下半身不随に。
5~1では植物人間へ。
そして幸運が無くなると死亡。

これ、3人幼馴染という状況で、一人が植物人間状態とか。誰かが堪えきれずに人工呼吸器を外しに行くかもしれない。そしてそのあと病院の屋上に行って、飛び降りようとするかもしれない。そんな展開見覚えがあるんだよな。主に土曜21時ドラマだったんですけども。

本当に初日から縞田くんが幸の分のお守りを買った上で、お参りで幸の大事にも触れたため、幸運減少判定が軽減されたのはデカかった。戦闘以外は活躍した縞田くんであった。代わりに戦闘面を引き受けたのが赤井だったか。

KPもこの辺がトラップと言うかミソだと話すギミックであった。協力者みんな生きてたね良かったね、と言っていたら幸が死んでいた……という後味の悪さを狙って結構シビアに設定してあるらしい。

ちなみにNPCの誰かが死んだら、そのことで強く責任を感じて別れることになる。
明石さんは僕が巻き込んでしまったと後悔して、その後名前を知ることは無かった。

更にPCが死んでいた場合は、幸と一緒にそいつの墓参りをするEDになっていたと。ちゃんと病院シーンやお墓シーンも用意されてあったし……





【率直な感想】
単純に好き勝手やらかしていたけどとても楽しかった。まさかFF7のキャラ風にやることになるとは思わなかったけど。あと田所というやつが、NPCまで上り詰めるとは思わなかったけど。KPには本当に面倒かけたなあ!ゴメン!!という気持ちで一杯である。

シナリオとしてはシティシナリオで色々と探索して情報を集めていくにつれて、過去何が起きていて現代にどのような影響を及ぼしているのかという背景が段々判明していくのが面白かった。元々シナリオの背景とか裏設定とかまで知りたい方だったので、新たな情報を得る度に好奇心が満たされていく感じだった。
あと幸運減少というギミックは新鮮だったし、それによって色々とイベントがあるのも面白かった。
更に前作を通過しているからこそ、後半は自分たちに縁のあるNPCが出てくるし、そのとき知っていた話と繋がってくる部分もあって楽しかった。

あと星子……あのときの、のじゃロリ可愛かったなあ……でもまあ成長したVerも綺麗な和服女性ながら本質の邪悪さがにじみ出ている表情でよき。そして変貌を遂げた獣Verに思わず『返して!!!』と叫んでしまったが、あの形態も人知を超えた力を手にしてしまった人外という感じの不気味さと異様さを出ていて本当に良かったと思う。

しかし戦闘はえぐかった。
本当に危なかったと思う。土井さんしんでしまうかと思ったし。あと戦闘前に半数が発狂していてやばいと思ったし。赤井も3連撃喰らってやばかったし。雷まじで尋常じゃなくやばい、あれで全滅も充分有り得たし。万全の装備で迎え撃ったはずなのになあ。
ところが、実際は割と戦闘は白狐丸が活躍したので。
赤井がほぼ二桁ダメージ叩き出していたので、最後なんて残り耐久値2なのに18というオーバーキルだったし。というかあそこで縞田がばしっと決めてくれると思ったのに、まさか7割あって外すと思わなかったからなあ。



いろいろあったけども、良い結末に辿り着けたから良かった。また彼らがわちゃわちゃしているのを見てみたいよね。というわけで、感想は一段落で。


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