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郭敬明版 畫皮 日本語訳

全体公開 33 5217文字
2022-03-28 21:01:45

超我流翻訳です。
丁程鑫と何昶希の无量見てハマって、畫皮の日本語訳探したのになかったので翻訳しました。
歌の翻訳は別にしました。
→https://privatter.net/p/8722543

Posted by @hiiro130

畫皮 郭敬明版 翻訳
※我流翻訳のため誤り有り@hiiro130

語り:義寧十四年九月四日、花将軍は流れ者の野営にて7人を助け出した。
その中に一人の少年がいた。
顔は玉のようで、瞳の色がわずかに違っていた。
肌は白く痩せ弱っており、見知らぬ人々の様子に黙り込んでいた。

────

男:「佩蓉。帰っていたのか」
(男が入口の少年を見る)
女(以下、佩蓉):「これはたった今助けたばかりの子。帰る家がないの。しばらくの間うちに居てもらうことにした」

────

(湯に浸かる少年)
(扉が開く)
男:「清潔な服を持ってきたから使うといい。……どうかしたのか?」
少年:「……ありがとう」
男(以下、王生):「私のことは王生と呼べばいい」
少年(以下、小唯):「──ぼくは小唯だ」

────

(寝所にて)
佩蓉:「王生」
王生:「どうしてまた怪我をしてくるんだ」
佩蓉:「小さな傷。大したことないわ」
王生:「心を操る(心臓を奪う?)妖怪はまだ捕まえられないのか?」
佩蓉:「……まだ。警備に当たっていた衛士が逃げてしまった。私が市内を気にかけなければ混乱になってしまう」
王生:「私の足の傷もまだ治っていない。役に立てない。まだ幾らか日がいる。苦労をかける……
(僅かに微笑む佩蓉)
王生:「そういえば、君は小唯をどうするつもりなんだ?」
佩蓉:「小唯?」
王生:「君が助けた少年のことだ。どうして知らないんだ?彼は君に名を教えなかったのか?」
(静かに首を横に振る佩蓉)
佩蓉:「彼は自分には父も母もいないと言っていた。知っている人たちはいずれも妖怪に殺されてしまったに違いないの。とてもかわいそう。何日かここで泊めてやって」
(納得しきれない様子で相槌を打つ王生)
佩蓉:「貴方、小さい頃からずっと弟がほしいって言ってた。よかったじゃない、弟ができて」
王生:「私の恥ずかしいことばかり覚えていないでくれ。もう寝よう」
(天幕を下ろす)
(明かりが明滅する)

────

(小唯の元に箱を持ってくる謎の男)
(箱を開ける小唯)
小唯:「こんなにたくさん……食べられると思っているのか?」
男(以下、妖)「何人か選べばいい」
小唯:「私はこの人らを惜しんでるわけじゃない。お前が佩蓉姉さんを駆けずり回らせるから姉さんと一緒に居られないんだ」
妖:「佩蓉が欲しいなら王生を殺せばいい。時間を無駄にする必要はない」
小唯:「誰でも殺すことができる。王生は死ねない(死なせない)」
妖:「なぜ?」
(視線を外し肉を食う小唯)

────

(門が開く)
王生:「気をつけて。これ以上新しい傷をつけて帰ってくるんじゃない」
佩蓉:「はい」
小唯:「姉さん」
(振り返る夫妻)
小唯:「姉さん、鎧が緩んでいるよ。手伝おうか」
佩蓉:「小唯は几帳面ね(気がきくね)」
(微笑み、去る佩蓉)
(王生もその場を離れようとする)
小唯:「ちょっと待って」
(振り返る王生)
王生:「私のことは王生と呼べ」
小唯:「いいえ。"兄さん"と呼ぶよ」

────

(帰還する佩蓉)
小唯:「姉さん、お疲れだろう?」

剣術タイム
(佩蓉と小唯を本越しに眺めながら膝に触れる王生)

食事タイム
小唯:「姉さん」
(王生の視線は訝しげ)


────

(王生の部屋)
小唯:「王生兄さん。夜も更けたし、部屋に戻って休んだら?」
王生:「大丈夫だ。お前まで佩蓉を待つ必要は無いんだ。部屋に戻りなさい」
小唯:「ぼくは姉さんを待っているんじゃ無い。貴方と一緒にいる。眠くなるか心配だから」
王生:「必要ない。ここ数年すっかり慣れてしまった。眠くない」
小唯:「いや」
(怪しげな力を放つ小唯)
小唯:「貴方は眠くなるんだ」
(意識の遠のく王生)

────

(帰還する佩蓉)
佩蓉:「王兄様は?」
(小唯が王生を哥哥と呼ぶからからかって?)
小唯:「王兄様は昼間とても疲れたそうだから先に眠ったよ」
佩蓉:「あなたは?どうして寝ないの?」
小唯:「姉さんお疲れ様。姉さんを一人にしたくなかったんです、明かり一つついてない家で」
(目は合わせず微笑む佩蓉)
小唯:「小唯は人に聞いたことがあります。『どんなに遅くても、君のために明かりがついているところを家という』小唯は姉さんのために明かりをつけてあげたいんです」
(小唯を一瞥し、王生のいるであろう自分の寝所へ戻る佩蓉)

────

(重箱を開ける小唯)
妖:「今日のはとても新鮮だ」
小唯:「どこから連れてきた」
妖:「ここの屋敷の者を何人か殺した」
(妖の男の頬を叩く小唯)
小唯:「お前に聞く。この家で殺しをして、どうしてここにいられると思う?」
妖:「では私も聞くが、なぜ貴方はずっとこの家にいるのだ?」
小唯:「私は王生の心が欲しい(心臓が欲しい)」
(鼻で笑う妖の男)
小唯:「お前は何もわかってない。わかっていたら笑わないだろう」
妖:「王生の心臓は何か違うのか?」
小唯:「衆生は薄っぺらく、人の心を持ったものは得難い。王生は佩蓉のために心を尽くしている。(だから)私は王生の心が欲しい。あれがあればこんな悍ましいものを食べなくて済む」
妖:「佩蓉は貴方を愛していない。王生がすすんで心を許すわけがない。時間の無駄だ」
小唯:「時間ならある」
妖:「だがそれは貴方の"皮"にはない。幾らか喰わねば保てなくなる」
小唯:「失せろ」

────

(庭に出る王生)
小唯:「王生兄さん」
(たじろぐ王生)
小唯:「王生兄さん。こんな夜遅くにぼくのところに訪ねてきてどうしたの?……ぼくの刺繍した狐はどう?」
王生:「九尾の狐か」
小唯:「──八尾だよ」

────

(屋敷の人の亡骸が横たわる)
王生:「同じ奴(心臓を奪う)の仕業か?」
佩蓉:「うん……

────

(木刀をもって待ち構える王生)
王生:「最近小唯は佩蓉をよく見ている」
小唯:「剣を習いたくて」
王生:「私が教えてやろう」
小唯:「王生兄さん。貴方はまだ足の怪我が治っていないのに。怪我をしないのか心配だよ」
王生:「木剣なら構わないだろう」
〜手合わせタイム〜
佩蓉:「王生」
王生:「佩蓉。心配いらない。木剣だ」
(真剣に変わっている)
小唯:「……姉さん」
(傷から血が流れる小唯)

────

(小唯の部屋にて)
小唯:「王生兄さん」
王生:「小唯。昼間は怪我をさせてすまなかった。塗り薬を持ってきた」
小唯:「いらない。小さな傷だし、もう良くなったから」
王生:「妖怪じゃあるまいし、どうしてすぐに治るというんだ?」
小唯:「本当に必要ないんだ」
王生:「傷口を見せてみろ」
(傷の消えた首)
王生:「やはりお前は妖怪なのだな」
小唯:「うん。どうしてこの灯りがつかないかわかる?これが私の尻尾だから※」
(※これマジでどう言うことなのかいまだにわかってないので各々考えた解釈があったらお聞かせください。DMにお願いします。)
王生:「お前が街の人たちを殺した」
小唯:「私が殺したんじゃない。けれど、彼らの心臓は私が食べた」
王生:「もう誰も殺させない」
小唯:「面白い。じゃあ今夜一人殺してやる。お前が一番殺されたくない人を」
王生:「佩蓉はとても良くしてくれたのにどうして傷付けようとするんだ」
小唯:「だって私は彼女に優しくしてもらいたいだけだから」
王生:「殺すなら私を殺せ」
小唯:「私は馬鹿じゃない。お前を殺したら姉さんはお前を一生忘れないだろう。それは私の望むところではない」
王生:「では何がしたいんだ」
小唯:「私はお前の心(心臓)が欲しい」
王生:「そんなことでは死ねない。佩蓉に手を出さないと約束しろ。それなら死んでやる」
小唯:「私はお前の心(心臓)が欲しいだけ。死が欲しいわけじゃない」
王生:「私たちはお前とは違う。心臓が無くなれば人は死ぬ」
小唯:「私の心とお前のと換えてやる」
王生:「あるのか?」
小唯:「妖怪の心臓に変われば妖怪になる。お前が街の人を殺したと言え。これからは妖怪になるのだ。私は姉さんの家族になる。ただ一人のな」
王生:「もう誰一人傷付けないと約束できるか?」
小唯:「約束しよう」
王生:「彼女のことを本当に好きか?」
小唯:「忘れるな。私はお前の心臓に入れ換わる。お前が本当に彼女を愛しているならば私も彼女を愛せるだろう」
(薬湯を飲む王生)
小唯:「しかしまだ私はお前を信じていない」

────

モブ: 出てきた! 顔を出せ! 頭を上げろ!
モブ:みんな見ろ!こいつが妖怪だ!
妖怪だ!見ろ!妖怪!殴り殺せ!
その妖怪を殴り殺せ!
佩蓉:「貴方が本当に妖怪だったの。
(小さく頷く王生)
貴方が街の人を殺したのか……
(見つめる王生)
佩蓉:「私はあなた方の将軍だ。私が必ず彼を殺す。けれど、私は彼の妻だ。……だから、私は彼と共に死ぬ」
──生きろ。
佩蓉:「王生!」

────

語り:王生は最後の力を振り絞って逃げた。
村人は数日探し続けたが、結果はなく、次第に追わなくなっていった。
街は平穏を取り戻していった。
ただ、花将軍だけが毎日探し続けていた。

────

語り:小唯は突然別人のように変わった。
あるいは、彼は人間になったようだった。
かつての彼は無敵だった。
壊れないのだから。
でも今は脆く弱く、不思議な生き物になった。
小唯は物を書き始めた。
剣を練習し、寒さを恐れ。
ますます王生に似てきた。
でもそれが何の役に立つというのか。
彼は王生ではない。
王生はもういない。
王生の亡骸は人里離れたところで見つかった。
復讐する民に焼かれて、真っ黒に焼け焦げた。
小唯は千年生きて誰かを愛することを知った。
だが、理解はできなかった。
愛は一人では成し得ない。
小唯はいつも言っていた。
時間は十分にある。
今回は彼はそうではなかった。
義寧十五年十一月七日。
花将軍は自らの部屋で自決した。

────

(雪の庭に佇む小唯)
(白い姿の王生が現れる)
小唯:「彼らは見ていないよ。ただし、私はお前の心を見ることができる。何をしに来た」
──来世で。佩蓉にまた会いたい。
小唯:「……これは佩蓉の髪だ。持っていけ。……来世で、また共にいられるから」
語り:小唯は結局最後まで王生に嘘をついた。
それは佩蓉の髪ではなかった。


────

以下、読まなくても良い

焼かれても死ねないってエグ
やーーーーーーーーーーやっぱどう考えても共にいたかったのは佩蓉じゃなくて王生なんだろ、素直になれよ小唯……
小唯本当に欲しかったのは王生で、王生と心(心臓)を入れ替えたら王生が本当に佩蓉を愛しているなら自分も佩蓉を愛せるって言ってたけど、自分のを与えた王生が自分を好いてくれたらってのが無自覚ながらにあったんだよな……
だってあんたは王生が好きなんだもんよ……(無自覚)(激強バイアス)
そうじゃなかったら自分の髪渡すか?
最後の語りで
結局小唯は王生を騙した。
って訳せるなって分かった瞬間ガッツポーズした。
あの瞬間、独占欲と愛したかった本当の相手に気づいて、長らく人を食べてなかったからもう人型を保てなくなって銀狐に戻ったし、尻尾の数も減っちゃってるんだよね……
本当なら九尾になれたはずだったんだろう……
ていうかそもそも名前を知る、自ら教えるって過程を踏んだ時点でこの二人はつまりそういう運命(destinyではなくFateの方の)なんだよ、わかる。
ちゃんとホラーテイストなのも良かった。
妖の手下ビンタするところよかった。
小唯、佩蓉に対してご飯を運んでるシーンが多い。佩蓉が自害した日もそうだった。
思うに手下の妖が小唯にそうしていたように、食べ物を持ってくることが小唯の考えた喜んでもらえる行いだったんだろうな。
最後まで小唯のことを呆れながらも離れずにそばにいてくれたのは手下の妖だけなのに、小唯はそれに気づくこともなかった。
『佩蓉に優しくされたい』『お前が佩蓉を真に愛しているなら、お前の心臓を得た私も佩蓉を愛せるだろう』
佩蓉の感情を一切考えてないところが小唯やっぱ人外だよって思えてニッコリ。
最後に自分が涙を流した=心を得た、そしてそれと同時に全て失った自分に気がつく→獣に戻る。
っか〜〜〜!あたしゃそういうの好き。
无量見た後だから二人のギャップも堪らなかった。
最高だった无量も畫皮も。
ありがとう郭敬明。ありがとう丁程鑫と何昶希で映像作ってくれて。
ありがとう丁程鑫何昶希この世に生まれてくれて。
また一つ沼が増えました。


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