@ameagari_fuhto
プロローグ 春の神社に探し者
春の日差しが眩しい史縫高原。
その中にある一つの神社、木野森神社。比較的広い境内は、隅々まで掃除が行き渡っている。
ここは当代神主の水夜岐とその巫女である狼月の二人が管理しており、先代神主である深淵夜花ミゾレと先代巫女の天之道水結も一緒に暮らしていた。
だけれど、今日は違った。
この神社の中には、私と狼ちゃん以外居なかった。本殿や拝殿、社務所に行ってもミゾレさんと水結さんが見当たらない。
しかも、出掛けるなどを書いた紙の見当たらない。いつもなら書置きくらいは残しているはずなのに。
【水夜岐】「ねえ狼ちゃん。ミゾレさん達知らない?」
一応、狼ちゃんにも聞いてみる。
もちろん答えは――
【狼月】「知らないが……」
だった。
おかしい。こんなことはなかったはず。もしかして……
【水夜岐】「狼ちゃん。いくよ」
【狼月】「え、ちょっと待て、いきなり襟元を掴むな!」
私達は、勢いよく神社を飛び出した。
移動する2≫

1st stage A 雨水が流れる川(神想川)
【水夜岐】「この前はここらへんに居たんだよねー」
【狼月】「本当か? 全然そんな感じがしないが」
【???】「おや。水夜岐と狼月じゃないか」

山に降る雨の神格化
木野山神 高雨 Takaame Kinoyamakami
【水夜岐】「あ、タカオカミ様」
【狼月】「お久しぶりです」
【高雨】「何か用か?」
【水夜岐】「ミゾレさん達ってどこに居ますか?」
【高雨】「ミゾレ? ああ。知っているぞ」
【狼月】「本当ですか?」
【高雨】「ああ。もちろん」
【高雨】「……だが」
【水夜岐】「だが?」
【高雨】「私と勝負してからだ」
勝負する3≫
リタイアする15≫
<アストロスキル>------
「雨神-乾いた水路-」
雨神章 祈雨編「荒廃水路」
「雨神-溢れる道-」
雨神章 豪雨編「過剰な水」
最終章「霊峰龍雨」
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撃破後
【高雨】「やはりニ対一はキツいな……」
【水夜岐】「で、ミゾレ達はどこにいるんですか?」
【高雨】「あの道を進んで行ったぞ」
【狼月】「ありがとうございます。じゃ、水夜岐」
【水夜岐】「ええ。行きましょう」
移動する4≫

2nd stage 水流紀行(草の生い茂る道)
【水夜岐】「確かこの道だったよね」
【狼月】「ああ。そのはずだが」
【???】「まさかここにいるとは」
【水夜岐】「へ?」
【???】「あ、久しぶり!」
第二十五代木野森神社管理者
深淵夜花ミゾレ Mizore Fukafuchiyabana
天之道水結 Miyu Amenomichi
【水結】「元気にしてた?」
【水夜岐】「つい先日会ったばっかりでしょ」
【ミゾレ】「だが、なぜここにいるんだ?」
【狼月】「ミゾレさん達を探すためです」
【ミゾレ】「探す?」
【水夜岐】「ええ。急に居なくなったからどこに行ったのかと」
【水結】「私たちはねーあの山に行こうとしてたの」
【狼月】「あの天津岳へ?」
【ミゾレ】「あそこに神社があるでしょう」
【水夜岐】「確かに……昨日までは無かったはず」
【水結】「今からそこに行くところだったんだー」
【ミゾレ】「……そうだ。こうしよう」
【狼月】「うん?」
【ミゾレ】「私たちと勝負をして、あなた達が勝ったらあの神社へ調査しに行く」
【ミゾレ】「もし私たちが勝ったら私たちがあの神社へ調査しに行く。こうしてみないか?」
【水夜岐】「いいね……そうしよう!」
勝負する5≫
リタイアする15≫
<アストロスキル>------
「深淵-淀んだ水-」
深淵章 運行編「深き淵よりの流水」
「水路-集まり給へ-」
水路章 集水編「霊水よ集へ」
「深淵-光へ遣る-」
深淵章 循環編「遣られ始める淀んだ水」
「水路-山の霊気-」
水路章 水源編「山気の含む湧水」
最終章「天上界の深淵に集ふ水」
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撃破後
【ミゾレ】「負けた……」
【水夜岐】「じゃ、私たちが行く、っていうことで」
【水結】「頑張ってねー」
【狼月】「ああ」
移動する6≫

3rd stage A 妖しき鉱石(幻珠加工場)
【水夜岐】「へぇ……この道からでもここに着くんだ」
【狼月】「知らなかったのか?」
【水夜岐】「うん。いつもは違う道で行ってるから」
【???】「おや。二人ともどうしたんだい?」
鉱石製錬師
鉱舞華 Maika Aragane
【舞華】「ここから来るのは初めてじゃないか?」
【水夜岐】「そうだね。ここから来るのは初めて」
【舞華】「で、どうしたんだ?」
【狼月】「天津岳の違和感について聞きたくて」
【舞華】「天津岳?」
【舞華】「いや、私は全然感じないが」
【水夜岐】「そう? じゃ、私たちは行ってくる」
【舞華】「あ、そうだ」
【水夜岐】「うん?」
【舞華】「最近、新しい幻珠を作ったんだよ。だからさ、試させて」
勝負する7≫
リタイアする15≫
<アストロスキル>------
「紅珠-炎の射出-」
紅珠章 煙火編「獄炎乱射」
「黄珠-光眩み-」
黄珠章 閃光編「陽光幻視」
「蒼珠-氷瀑-」
蒼珠章 瀑布編「氷結飛沫」
「緑珠-森の霊-」
緑珠章 森域編「木霊」
最終章「強化幻珠」
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撃破後
【舞華】「くそっ……」
【水夜岐】「それ、作り直したら?」
【舞華】「覚えてろよ……」
移動する8≫

4th stage 結界的流域(天壌の滝)
【狼月】「ん? ここにも川があったのか?」
【水夜岐】「そう……というか、ここは神想川の上流」
【狼月】「へぇ……こんなに長いのか」
【水夜岐】「というか普通すぐ分かるでしょ」
【狼月】「まあそうだけど」
【???】「ここに何か用?」
天壌をつなぐ分水嶺
天水分 澪 Mio Amamikumari
【水夜岐】「誰?」
【澪】「天水分澪。神想川と白威川の分水嶺を管理する者よ」
【狼月】「へぇ……川って二つあったんだ」
【水夜岐】「知らなかったの?」
【狼月】「そりゃ知らないだろ。こんな山奥まで行くことなんてないし」
【狼月】「で、通らせてくれないのか?」
【澪】「いやだ」
【水夜岐】「何で?」
【澪】「何でって、そりゃあ……」
【澪】「私を倒してから通ることね!」
勝負する9≫
リタイアする15≫
<アストロスキル>------
「分水嶺-正確な量-」
分水章 水田編「均等な水量」
「分水嶺-いく年も忘れられず-」
分水章 水路編「不動の分水嶺」
「水路源-流れの元-」
水源章 山間編「湧水の在り処」
「水路源-流れゆく透明-」
水源章 循環編「永遠に流れゆく水」
最終章「彷徨える神霊のための澪標」
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撃破後
【澪】「負けた……」
【水夜岐】「あ、結界も無くなった」
【狼月】「じゃあな」
移動する10≫

5th stage 鬱蒼とした森の川(神想川 上流)
【狼月】「なあ、本当にこっちなのか?」
【水夜岐】「私の直感が言ってる。絶対にこっち」
【???】「この山に何の用があるのか」
稲妻を鳴らす神
大雷 耕樹 Kohki Oh’ikazuchi
【耕樹】「これ以上進んでも何もないぞ」
【水夜岐】「本当? この先に神社はないの?」
【耕樹】「一応あるが、お前らには関係ない」
【狼月】「はぁ?」
【耕樹】「今すぐ立ち去れ。以上だ」
勝負する11≫
リタイアする15≫
<アストロスキル>------
「雷雲-黒き災禍の雲-」
雷雲章 悪天編「招雷風雨」
「雷雲-落ちる光-」
雷雲章 悪天編「落雷劫火」
「稲妻-電光の眩み-」
稲妻章 閃光編「瞬間的閃光」
「雷鳴-雨の光-」
「田作-山の死霊-」
雷鳴章 雨天編「雷雨の闇夜」
「雷鳴-静かになりゆく音-」
雷鳴章 明光編「明けゆく雲」
最終章「稲穂を生らす雷鳴」
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撃破後
【耕樹】「何だと……」
【水夜岐】「悪いわね。私たちは行く義務があるの」
【狼月】「そんな義務ないだろ」
【水夜岐】「もーせっかく良い雰囲気だったのにぃー」
移動する12≫

Final stage 山に神は存在するか?(廃れた神社)
【水夜岐】「ついた……ここがあの神社か」
【狼月】「ああ。少し寂れているな」
【水夜岐】「これってさ、もしかして昔からあったんじゃないの?」
【???】「その通りよ」
大山を守る神
大山積 花峰 Hanamine Ohyamazumi
【花峰】「ここは木野森神社より前に存在していた」
【花峰】「だけれど、私がこの神社を不可視にした。存在しているが目に見えない。そのような結界を張ったのよ」
【狼月】「なるほど……そういう結界もあるのか……」
【水夜岐】「……」
【水夜岐】「オオヤマツミ様。嘘を言わないでください」
【狼月】「え、お前何言ってるんだ?」
【花峰】「うん?」
【水夜岐】「この神社はただの幻想にすぎない。この場所は元々何もなかった。ただ、枯れ葉が積もっているだけだった」
【水夜岐】「だけれど、この場所は死者の霊が多く湧き出ていた」
【水夜岐】「それを使って、この幻想を作り出していた。でしょ?」
【花峰】「……さすがね。私は当代神主の実力を見くびっていたみたいね」
【狼月】「だが、どうやって死者の霊を使うんだ?」
【花峰】「簡単よ。”霊は脳に干渉する”ということを利用したの」
【花峰】「霊をこの高原にばら撒くことで、ここに神社があるように見せる。それをしたのよ」
【狼月】「おい……それはヤバくないか」
【水夜岐】「ええ。ヤバいわね」
【水夜岐】「だから、今すぐ解決しなくちゃね」
勝負する13≫
リタイアする15≫
<アストロスキル>------
「荒山-地鳴り-」
荒山章 地鳴編「大山揺れ動き人の贄」
「荒山-雪崩-」
荒山章 雪崩編「崩れゆく雪と道」
「荒山-崩落-」
荒山章 崩落編「山肌崖崩れ」
「火山-噴き火-」
火山章 噴火編「灰の煙」
「火山-災禍-」
火山章 災禍編「轟音の火砕流」
「火山-火煙-」
火山章 煙火編「紅き火の向こうには」
最終章「山より噴く永遠の煙」
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【花峰】「さすが……私の神社の神主と巫女ね」
【狼月】「いや……いくらなんでも強すぎでしょ……」
【水夜岐】「ほら、狼ちゃん立って」
【狼月】「あ、ああ……」
移動する[pager:14]
天津岳から下山したとき、もうすでに暗闇が広がっていた。
私たちは何とか木野森神社へとたどり着いた。まだ明かりがついている。
【水夜岐】「ただいまぁ……」
【狼月】「今帰りました……」
【水結】「あ、お帰りー!」
疲れた目で水結を見てみると、そばには桜の木があった。
【水夜岐】「夜桜……か」
【ミゾレ】「一緒に見るか?」
【狼月】「ええ。そうさせてください」

GOOD END A 春の桜に思いを馳せて
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