X以外のSNSでの投稿にはPrivatter+がおすすめです

【設定】VRA

全体公開 設定(技術) 12000文字
2022-04-06 22:55:26

1ページ⇨VRAとその関連設定
2ページ⇨シミュレーターについて
3ページ⇨仮想能力について
4ページ⇨亜種型式:拡層能力者について
5ページ⇨R.E.L.E.A.S.E.について
6ページ⇨V.A.N.C.について
7ページ⇨VRAの犯罪利用について

〔VRAとその関連設定〕

【VRA(Virtual Reality ABSOLUTE)】
ドクター・アノニマスが開発した仮想化異能技術。バーチャルスペース内の物体や事象を、APの力でそのまま現実世界へアウトプットすることができる。これにより、仮想現実の物質はAPの力を介して「実在するもの」として顕現する。しかし、人工APを変換して形成される拡張質量オーグメントマテリアルの方が安定性があると見なされ、VRA技術は時代に取り残されていったものと思われていたが……


【トポロジー・ストーン】
惑星ニューロの衛星軌道上で発見された謎の異能原石パワーストーン。エメラルドに似た色の鉱石で、全体に電子回路のような光る模様が張り巡らされている。その正体はVRAの生成に必要な素材であり、VRAリジェクターに組み込まれる動力源として機能する物体である。APと反応させることで仮想の存在を具現化する効力があり、最初にこの特性を発見したドクター・アノニマスは、トポロジー・ストーンをVR装置に組み込んでVRAを開発したとされる。APさえあれば無限に仮想空間の物質をアウトプットできると思われがちだが、使いすぎると石が砕け散り、使用者の脳に深刻なダメージを与えることもある。つまり、VRAの生成時に注意するべき仮想容量とは、トポロジー・ストーン自体の容量のことを指す。


【SP(Simulating Power)】
VRAを形成するのに必要となる特殊なAP。VRAの構築や、仮想能力を発動するためのエネルギーとして用いられる。一般的なAPとは性質が異なり、絶縁体質エジェクションやAPジャマーなどの影響を受けないが、特定のAPに反応するようプログラミングすることで能力者の能力効果に抵抗したり干渉することもできる。


【仮想容量】
VRAには「容量」という概念が存在し、たとえば容量が軽い場合、出力処理時の負荷が減るものの、アウトプットされたVRAの耐久力や再現率は低くなる。


【仮想媒体】
通称「リジェクター」。VRAの核となるSPを出力する装置。VRAを形成するためにはリジェクターの存在が必要不可欠で、容量が重いVRAとなると、巨大なリジェクターが作られる場合もある。


【VRAスペース】
シミュレーターによって形成された特殊なバーチャルスペース。空間内にはAPの代わりにSPが存在し、仮想能力のみ使える。この空間内で起きた事象が現実世界に反映されることはないが、仮想能力に起因する事象は反映される。たとえば、VRAスペース内で普通のライターで紙を燃やしても、現実世界に戻れば燃やされた紙は元通りになるが、仮想能力で燃やされた場合は現実世界に戻っても復元できない。


〔シミュレーターについて〕

【シミュレーター】
シンギュラリティ到達済みAIのうち、VRAによって仮想世界と現実世界の双方を往来できるようになった個体のこと。シミュレーターはその名の通り「他の誰かに変身する」ことを目的に生成され、リジェクター所有者とオーバーレイすることで仮想能力を貸与したり、シミュレーターそのものに変身することができる。シミュレーターを生成するためには特殊な異能原石パワーストーン「トポロジー・ストーン」とシンギュラリティ到達済みAIの二つが必要とされるが、両者共に稀少性が高く入手するのも難しいため、シミュレーターを継続的に生成できる人物ならびに組織は数少ない。


【ベクターボット】
シミュレーターが現実世界に単独で現出する際に用いられる、シミュレーター専用オートボットのこと。動力部内にトポロジー・ストーンを組み込み、機体自体をシミュレーター専用のリジェクターとしている。製造者は不明だが多数のベクターボットが裏社会に流通しており、仮想犯罪においてベクターボットが用いられるケースも多々ある。


【オーバーレイ】
シミュレーターが有する能力の一つ。現実世界の人間と「重なり合うオーバーレイ」ことで、拡層能力者マルチフェイカーとして覚醒させられる。また、オーバーレイ実行中は、外見をシミュレーター当人の姿に変えることも可能。


仮想能力者セカンドレイヤー
SPの集合体であるシミュレーターは、単体で仮想能力を行使できることから「仮想能力者セカンドレイヤー」とも呼ばれる。但し、その力を存分に発揮できるのはVRAスペース内のみであり、現実世界で能力を行使するためには、第三者とオーバーレイする必要がある。


〔仮想能力について〕

【仮想能力】
シミュレーター及び拡層能力者マルチフェイカーが行使する、VRAを付与、またはVRAによって構築される擬似的な能力のこと。発動するのにSPが使用され、その効果は全てVRAで形成される。特殊な仮想空間である「V.A.N.C.」内で使用する場合は特に制限はないが、オーバーレイした拡層能力者マルチフェイカーが現実世界で使用する場合、容量が大きいほど発動処理に時間がかかる、オーバーレイが解除された瞬間能力も無効になるといった制約が課される。その反面、相手の「APを用いた能力の異能強度」を演算したうえで自動的に適切な異能強度を再現する、異能絶縁をスルーできるなどのメリットやアドバンテージもある。

▶仮想能力のパターン一覧
《E型/Enhance》
自己強化の仮想能力。自身または味方にVRAを纏わせることで、身体能力の強化やスピードアップなどの補助効果をもたらすことができる。

《C型/Create》
物体構築の仮想能力。予め製図しておいたデータを立体的にアウトプットしたり、即席で作図して出力することもできる。精度や規模に比例して容量も大きくなる。

《A型/Assult》
攻撃特化の仮想能力。指定した対象にVRAを接触させるか付与すると効果を発揮し、攻撃や妨害など、相手にとって不利なものをもたらす。

《U型/Unzip》
領域展開の仮想能力。指定した範囲をV.A.N.C.とリンクし、異空間として出力できる。外から見るとハニカム状のドームがあり、中の様子は見えない。

《R型/Release》
生体召喚の仮想能力。V.A.N.C.にストックしてある仮想生体「リリース」をアウトプットし、意のままに操れる。出力可能な頭数と個体は仮想媒体毎に異なる。

《V型/Virus》
ウイルス生成の仮想能力。電子機器やVRAに関係するものを感染させ、様々なエラーやデバフをもたらす。一方、現実世界の人間に直接影響を及ぼすことは不可能。

《T型/Territory》
領域指定の仮想能力。U型と異なり外観の変化はないが、特定の区域に入った者に対して効果をもたらすというもの。区域は容量に余裕があれば複数設置できる。

《M型/Metamorphose》
術者変身の仮想能力。オーバーレイ中の術者がVRAを身に纏い、別人になりすましたりリリースそのものに変身できる。また、指定した第三者を変身させることも可能。

《I型/Integrate》
仮想統合の仮想能力。現実世界にて触れた物体をVRA化し、それを意のままに操れる。強力である反面、VRA化できる物体の種類が限られていることが多い。

《J型/Jamming》
異能絶縁の仮想能力。VRA自体に異能絶縁の機能を持たせてAPに直接干渉し、能力を打ち消すことができる。汎用性が高く、様々な能力が開発されている。

《X型/Xover》
複合型式の仮想能力。複数のタイプを組み合わせた能力を発動でき、中には適用するタイプを組み換え、能力効果をマイナーチェンジできるものも存在する。


〔亜種型式:拡層能力者マルチフェイカーについて〕

拡層能力者マルチフェイカー
シミュレーターとオーバーレイしたことで、現実世界においても仮想能力を行使できるようになった亜種型式。滞在可能な時間が限られるシミュレーターの拠り所となることでその存在を維持しつつ、大気中のAPをSPに変換して仮想能力の効果を実体化させられる。仮想容量が大きいほど消費するAPの量も多くなる。仮想媒体を持つことで仮想能力を発動できるようになり、発動後であれば手元から離れても一定の距離を保てていれば能力効果は維持される。また、天然の能力との併用も可能で、わざとフィルタリングを解除して発動中の能力を仮想能力に変えるという芸当も行える。但し、仮想媒体が処理落ちすると一時的に仮想能力が使えなくなる他、術者または仮想媒体へのダメージが大きいと強制解除される。


【仮想落ち】
仮想媒体の処理落ちによって仮想能力が解除され、一時的に再発動できなくなる一連の現象のこと。いわゆる拡層能力者マルチフェイカー版の使用過熱オーバーヒートである。仮想落ちが発生する要因は高容量の仮想能力を処理するのに演算が追い付かない、APを変換しすぎて過負荷がかかる、といったものがある。仮想落ちが発生する確率は仮想媒体のスペックによって変わり、スペックが高いほど発生確率も低くなる。


〔R.E.L.E.A.S.E.について〕

R.E.L.E.A.S.E.リ リ ー ス
正式名称は「Regenerated Lasting Ego Accompanied by Schematic Emulator」で、現実世界に再生された図式的模倣を伴う永続的自我、つまり仮想空間内で構築された仮想生命体がVRAによって現実世界に投影されたものを指す。現実世界のあらゆる事象を学習したAIが、その内容をモデルにした仮想生命体を独自に生成したもので、その姿は必ずしも生物の姿を象っているわけではなく、中には機械や道具など非生物的な姿の個体もいる。一度生成されたリリースはデータベース内に自動保存され、リジェクターを起動するだけで容易に出力できる。
◇リリース一覧


【リリース・レベル】
【リリース・レベル】
VRAによって構築されるリリースにもレベルが設定されており、レベルが高いほど強力になる反面、召喚時のコストが掛かるというデメリットも存在する。また、レベル分けの基準として仮想閃哮が使えるか否か、リリース・オーバーレイが可能か否かなど機能の有無が関係している。

▶リリース・レベル一覧
《レベル1》
汎用性を重視した個体が該当する。全体的に微力で破壊されやすいが低コストで大量に召喚できるため、物量作戦で運用するのが主流となっている。

《レベル2》
仮想閃哮ヴァーチャル・パルサーが使用可能な個体。個々のパワー自体はレベル1と大差ないが耐久力が上がっており、大量召喚こそできないがコストは低めなので手軽に使える。

《レベル3》
リリース・オーバーレイが可能な個体。オーバーレイを前提とした運用を考慮してか人型が多いが、単にコストが掛かるが強力な個体も存在する。

《レベル4》
モンスター・リブートが可能な個体。コストこそ重いがモンスターにオーバーレイさせて操れるため、一体だけで百体分の戦力を発揮できると言われている。

《レベル5》
Vリノベイトが可能な個体。コストが非常に重く一体しか召喚できないうえに召喚までの時間も長いが、召喚できれば非常に強大な戦力となる。


仮想閃哮ヴァーチャル・パルサー
その名の通りリリースが使用する閃哮パルサーのこと。モンスターが使用する閃哮パルサーをVRAで忠実に再現しているだけでなく、途中で威力の調節や軌道の変更を行うこともでき、レベル3以上のリリースは仮想閃哮ヴァーチャル・パルサーのカスタマイズが可能となる。一方、APに直接干渉できない性質であるため、能力を相殺するために使うことは不可能。


【リリース・オーバーレイ】
レベル3及びレベル4のリリースは人間とオーバーレイすることができ、ジェネレーターを持たない人間を精神支配して強制的にオーバーレイさせるパターンと、ジェネレーターを持つ人間またはM型の拡層能力者が自我を保ったままオーバーレイするパターンがある。取り分け前者の場合は肉体への負荷が大きく、オーバーレイが解除された後も精神が壊れて廃人になってしまうリスクを孕んでいる。逆に、その性質を悪用して特定の人間を襲ったり、徹底的に利用するというケースも存在する。


【モンスター・リブート】
レベル4のリリースに備わった機能で、その名の通りモンスターとオーバーレイし、モンスターを洗脳したうえで操ることができるというもの。低レベルのモンスターであれば即座にオーバーレイして操れるが、素体の戦力が低いので全力を発揮できないケースが多々ある。一方、モンスターのレベルが高いほどリブートの成功率が低くなったりオーバーレイ完了までの時間が長くなるものの、強力な素体ゆえに全機能を使用できるハイリスクハイリターンな面もある。また、特定のモンスターをリブートすることで、全く別のリリースに変化することもある。


【Vリノベイト】
レベル5のリリースに備わった機能で、リリースを中心とする一定範囲内のあらゆる物質をVRA化し、それを意のままに操れるというもの。一度VRA化した物質はリリースが消滅するまで支配下に置かれ、他の仮想能力の効果や影響を受け付けず、元に戻すには該当の個体を倒さなければならない。Vリノベイトが適用される範囲が広いほどコストが大きくなり、召喚までに丸一年かかるリリースも中には存在する模様。


〔V.A.N.C.について〕

V.A.N.C.ヴァンク
正式名称は「Virtual Anomalies' Numerous Comunities」で、シミュレーターによって構築された特殊な仮想空間のこと。VR訓練のように意識をダイブさせることでV.A.N.C.の中へ入れる。空間内はシミュレーターが創造した世界観が色濃く反映されており、地形や建造物、棲息するリリースの種類なども主人たるシミュレーターが自由自在に変えられる。仮想空間の中に形成された「箱庭」と言っても差し支えなく、土台となるサーバーのスペックによってV.A.N.C.の規模や容量も変わってくる。通常のVR空間と大きく異なる点は、V.A.N.C.内で発生した事象に影響を受けたものが、現実世界でも同様に反映される点である。たとえばV.A.N.C.の中で腕を負傷した場合、現実世界に残された肉体にも同様の傷が発生する。その特異性を悪用したテロや犯罪の発生・増加を危惧され、VRAという技術自体が封印されることになった。しかし、当のドクター・アノニマスは最初からそれを予見していたようで……


〔VRAの犯罪利用について〕

【VSAI(Virtual Smith Artificial Intelligence)】
リリースの生成とモデルの学習に特化させた生成系AIのこと。ラーニングした事象を元にリリースを生み出し、物によっては一つのモデルから何十万ものパターンのリリースを生成できる。VSAIの技術はドクター・アノニマスの急死によって闇に葬られたかと思われていたが、実は裏社会を介して模倣された技術が世界中に出回っており、VSAIとリジェクターがあれば誰でも簡単に師団級の戦力を所持できてしまうとも言われている。


【バーチャル・テロリスト】
仮想媒体を悪用して犯罪行為に及ぶ者の総称。例としてシミュレーターとオーバーレイした拡層能力者マルチフェイカーや、VSAIを利用してリリースを大量放出する者が挙げられる。コンパクトでVRA技術の知名度が低いことから対策が遅れており、VTSOだけでは対処しきれないことが問題となっている。


【アノニマス・ミュージアム】
ドクター・アノニマスが亡くなる前に遺した大規模な仮想空間V.A.N.C.。その中にはA.S.I.D.が自動生成したリリースの圧縮データが大量に保管されており、シリアルコードを持っていれば自由に空間内に出入りし、圧縮データを入手及び使用できる。空間自体は高さ20メートルの巨大な無数の柱が天井を支える殺風景な光景が無限に続き、柱に専用のコードを入力するとダウンロードが可能。保管されたリリースは一種の「フリー素材」としてバーチャル・テロリスト達に利用されることが多い。


A.S.I.D.アシッド
ドクター・アノニマスが生前作り上げたVSAIで、アノニマス・ミュージアムの全権限を掌握し、永久機関としてリリースを生成し続けている。正式名称は「Administrator of Senible Imitation Database」。一面が鏡面のようになっている巨大な球体で、A.O.G.ユニバースのあらゆる事象を「学習」し続けることができる唯一無二の人工知能である。明確な自我も有しており、性格はやや傲慢ではあるものの、変数の出現を確認するとすぐさま「学習」した内容を修正したり、人間には計算だけでは導き出せない無限の可能性を秘めていると見なすなど、その思考は極めて人間に近いものでもある。


投稿にいいねする


© 2026 Privatter All Rights Reserved.