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じゃしんとぼく⑨

全体公開 第五 ハス探
2022-05-15 02:17:40

いつものハス探会話まとめ。少しだけ別cp要素もあります。

Posted by @hirop573

【雨と湿気】

(雨……。湿気がすごいな。湿気か。………)
『また良からぬ事を考えているのではあるまいな?』
「あなたじゃあるまいし。雨だなって見てただけだよ」
『そうであったか』
「あなたは雨は好き?」
『そうさな。好みではある。自然は人間より遥かに正直であるからな』
「はは。言われればそうか。僕も好きだよ、雨。色んな事が不発で済むからね」
…………




【こどものひ】

「はすたー、かくまって」
『その姿は。なるほど、荘園の主の気紛れか』
「はなしがはやくてたすかるよ。いろんなひとにおいかけられてさ」
『良い良い。好きにせよ』
「ありがとう」
………
「なに?」
『そなたは幼くなるとそのような姿なのだな』
「けろいどもないだろ。このほうがこのみ?」
『我の好みは見目だけではないとそなたに伝えたはずだが』
………。おぼえてるよ」
『して、この場合はあやすのであったか?』
「そこまでこどもじゃない!」




【お互いに好きにならないと出られない部屋】

…………
…………
「ここ入った途端すごい音したんだけど何
『ふむ。いつぞやの密室を思い出すが』
「あれ、開いてるよ」
『以前の難題程ではなかったか。して、何か書いてあったか』
「見たところ何もないけど。分からないや早く出ようよ。また閉まったら嫌だし」
『そうさな』
(ぁぁあっぶない!お互いに好きにならないと出られない部屋とかバレたら絶対遊ばれる!!よかった!誰が言うか!)
(と思っておるのだろうなこやつ)





【ヨモツヘグイ】

「王、少しよろしいですか」
『イライか。何用だ』
「ここ最近、貴方がノートンを餌付けしていると聞きまして」
『餌付けとは人聞きの悪い。本人を尋問でもしたか?』
「えぇ、まぁそんな所です。というより私も加担させたでしょうに。蜂蜜酒の件、忘れたとは言わせませんよ」
『フ。疑り深いのは結構だが、この我に疑心を向けるとは些か不敬ではないか?』
「承知の上です。酒、肉彼の周りの手に取れるような物がすり替わっている。貴方は彼をどうしたいのですか」
『どう、とは可笑しな事を言う。察しの良いお前のことだ、もう分かっておるのだろう?』
…………。これ以上は、彼は」
「イライ」
「!!」
『ほう、数奇な事もあるものだな』
ノートン
「いいんだ、イライ。僕も知ってるから」
「でも」
「これ以上君とこのひとが言い合っていい事は何もないから。僕も望んで受け入れてるって言ったら納得してくれるのかい」
「!」
「その顔はしてくれないな。大丈夫だよ、影響があるのは僕だけだ」
「人間じゃなくなるんだよ。君は!」
「イライ」


「ありがとう。荘園に来る前に君と会えたら、僕の人生マシになれたんじゃないかって思えるよ」



【ヨモツヘグイ②】

……----?_____
「また言い合ってる。あのひとも飽きないな」
…………
「?どうしたのナワーブ。変な顔」
「お前アレが何言ってるか分かるのか」
「うん。星がどうとか時空がどうとか、別の神様?と会話してる」
……
「ねぇ、さっきから変だよ」
「変なのはお前だよ」
「え?」
「俺からしちゃあいつが何言ってるかさっぱり分からん。ブツブツ何か言ってるなってぐらいだ」
………
「ナワーブ、彼を余り責めないで」
「イライ
「ノートン、これで分かったと思うけど、君はどんどん人間から離れてきてるんだ。あの方の言葉が分かるようになったって事はそういうことだよ」
「別にいいよ」
「なっお前なぁ!」
「ここに二年、三年と暮らしてるけど、金は増えても荘園から出られる気配がない。勝っても負けてもね。だったら全てを疑って否定するより多少のスリルは欲しいってもんだよ」
「荘園から出たらすぐ死にそうだなお前は」
「そればかりは私も否定できないね





【慣れって怖い】
(無×納要素あり)

「イソップ」
……貴方達まで呼びに来たんですか。行きませんよ」
「そう仰らず。貴方がいないと宴が開けないと言われては」
「少し顔を出すだけでもいいだろう」
「そう言ってすぐに帰れた試しがありません」
「困りましたねぇ」
「あぁそうだな。困ったな」
「!?ちょ、ちょっと!僕は行かないって!」
「それじゃあ実力行使しないと」
「横暴だ!」
「駄々を捏ねるのが悪い。そ〜ら連れてくぞ〜」
「無常さん!!無常さんてば!」
「お前そんな声出せたんだな」
「いつもそれぐらいだと良いのですけどね」
「の、呑気な!」
「まぁまぁ。本日の主役のお通りですよ〜」
「うわぁぁあ」

……………………

「はは。イソップ運ばれてる」
『そなたも似たような状況であっただろう』
「僕はちゃんと自分の足で来たじゃないか」
『渋っておったが』
「彼ほどじゃないけど」
『その減らず口は昔からだな』
そんなに一緒にいた?」
『人の時の流れならば三年は』
「そうふうん」




【荘園の不思議】

「ア〜♪」
「?キャンベルさん、機嫌が良いんですかね」
「ああいや、どうもこの荘園で起きた不具合みたいでね」
「不具合?人に作用するんですか?」
「そうみたいだよ」
「ン♪」
「あぁ待ってくれノートン、今呼んでるから」
「分かるんですか」
「まぁね。この不具合どうやらハスター様とおや」
「!」
『待たせたな。世話になったぞイライよ』
「いえ。私は何もしてませんよ」
「♪」
『そう怒るな。我とてこれでも急いだ身であるぞ』
……♩」
『あぁ、今宵はそのようにするか』
………
……行っちゃいました」
「はは。仲睦まじいようで何よりだ」
「黄衣の王が分かるタイプの、ですか。呪いじゃないです?」
「ははは」




【好きとは言ってやらない】

「僕、あなたの事どう思えばいいか未だに分からないんだ。憎らしい時もある。嫌いになる時もある。でもそれ以上になんだろう、言葉にすると認めてしまいそうで僕は
『無理に言語化する必要はない。そなたは悪循環にしがちであろう』
………
『ただし』
「?」
『我を想え。我を考えよ。我は人の子が想うて形を司り力を得る。特に今、この場にいてそなたが我を思い浮かべるからこそ、我は形作られる』
「やっぱり難しいよ。あなたの言葉は」
『それで良い。そなたのためにも、そのまま思考を止めるな』
言われなくてもそうするさ」



【定位置】

「クラークさん、キャンベルさん見ませんでしたか」
「ノートンかい?いや、今日は見ていないな」
「そうですか困ったな」
「急ぎの用事かい?」
「えぇまぁ。今日、彼は試合の予定があったはずなんですが、中止になってしまったのでお伝えしておこうかと思いまして。僕も出る予定でしたので
「なるほど。それなら誤魔化す必要も無いか。と言いたいんだけどね」
「?」
「まぁ大丈夫だと思うよ。行こうか」

………………

……。分かってても教えないでって僕は言ったはずだけど」
「すまないね。イソップくんから伝言があって」
「イソップ?」
「は、はい。あの、今日、キャンベルさんは試合予定ありましたよね」
「そうだね。君と同じだったはずだ」
「中止になったそうなんです」
「ふうん?最近多いな。分かったよ、態々ありがとう。こんな所に来させて悪いね」
「いいえそんな。……いつもここにいるんですか?」
「大体はね。静かで明るい場所って言ったらこのひとが教えてくれたんだ」
…………
「はは。君ぐらいだよ、王をソファとして扱ってるの」
「ここに来たらいるんだもの。地べたに座ってたらここに座らされたし」
『姿勢が悪くなるぞ』
「あなたは僕の親か」

「なんだかやっぱり変な組み合わせですね」
「私もそう思うよ




【物好き】


………
………
「おい邪神サマが熱視線送ってるぞ。応えてやらないのか」
「絶対にしない」
「何やったんだ
「また何か作れって言ってくるんだ。しかも前失敗した菓子。僕が普段作らないのをいい事に」
「炭にしたもんな、お前」
それがいいらしいよ」
「はぁ?本気かあいつ」




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