黒柴に頼み込んでフレーバーテキストを書いてもらいました。ありがとう。
@DSSmafia
「――『マッシュ』の皆さま。私の祖父は……我ら『ホワイトロリータ』は、『バンブー・チルドレン』のカビの生えたしがらみにより、いわれなき汚名を着せられ潰されました。どうか、彼らを完膚なきまでに叩き潰していただきたいのです。私に対価として差し出せるものは決して多くはありませんが、『バンブー・チルドレン』の幹部の首を最も多く並べた方には祖父の遺産と――」
「――『バンブー・チルドレン』の皆さま。私の祖父は……我ら『ホワイトロリータ』は、『マッシュ』という新参が歴史を土足で踏みにじる傲慢により、いわれなき汚名を着せられ潰されました。どうか、彼らを完膚なきまでに叩き潰していただきたいのです。私に対価として差し出せるものは決して多くはありませんが、『マッシュ』の幹部の首を最も多く並べた方には祖父の遺産と――」
「「――『ホワイトロリータ』に伝わる『あらゆる災厄を避ける石』を差し上げます」」
◇ / ◆
悪徳と愚行の地、『ガトー・アイランド』。
その地を支配するのは、不倶戴天でありながら、絶妙な力関係によって均衡を保っていた2つの犯罪組織。
――実力主義の多国籍マフィア『マッシュ』。
――島に古くから蔓延る土着マフィア『バンブー・チルドレン』。
その二匹の獣に食いつぶされた元No3組織『ホワイトロリータ』。
その生き残りが、ボスの孫娘であるアルフォート。
二つの組織と、その関連機関に、ビデオレターをばらまいた女だった。
「始まりましたな、お嬢様。二大マフィアとの、たった一人の抗争が」
祖父の死後も付き従っている執事に、アルフォートは背を向けたまま言う。
「”マフィア”の語源を御存知?」
「――「シチリアの晩鐘事件」ですな」
「ええ。『Morte alla Francia Italia anela(全てのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)』。――その頭文字を繋いだ俗称。ならば、私はこう言いましょう」
女の手の中で鈍く輝くのは、祖父の遺品。
この地のシャーマンに伝わっていたとされる「あらゆる災厄を避ける石」。
「『全てのマフィアに死を。これはこの島に流された血の叫び』」
女に残された、最後の武器。吸血鬼や人狼に匹敵する二組織を撃ち抜く、銀の弾丸。
「さあ、喰らいあいなさい。獣らしく。醜く。小賢しく」
女は笑う。
それは、間違いなく、この島で牙剥く、第三の獣に足る獰猛さを備えていた。