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あるBさんの証言2

全体公開 11 660文字
2022-05-25 20:07:00
Posted by @uk_plus_



 この悩みで頭を抱えることは何度目なのでしょう。今日も私は我が目を疑う光景を見ました。

 それは昼休みの時間でした。珍しく越知君は机に突っ伏して仮眠を取っているようでした。するとそこへ苗字さんがやってきました。そして越知君の前の席へ座ったと思ったら、いきなり越知君の頭部をわしゃわしゃと犬にするが如く撫でだしたのです。自然に。

 私は自分の目を疑いました。今見ている光景はなんなんだと。それは、その距離感は男女の友人関係で成されるものなのかと。

 当然ですが突っ伏していた越知君は目を覚まして顔を上げました。そして苗字さんに何かを二三言言ってから自分の髪の毛を整えます。しかし己の目をより疑ったのはここからでした。苗字さんはもう一度越知君の髪に触れてケラケラと笑いだしたのです。そうされた越知君はというともう諦めたのか髪の毛を直すこともしませんでした。

越知君!?それで、それでいいの!?

私の焦る気持ちなど関係なしに彼女は何度も越知君の頭に触れては乱し、笑うを繰り返しています。その度に私の気持ちは搔き乱されてしまいます。この気持ちを何というのか未だに私にはわかりませんが、今日も二人は仲良く二人の時間を過ごしていました。


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