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じゃしんとぼく⑩

全体公開 第五 ハス探
2022-06-01 01:01:52

いつものはすたん走り書きまとめ。

Posted by @hirop573

【お節介だけど、今は】

……う、うぅ」
…………
「はす、た。大丈夫、だから」
『とてもそうは見えぬが』
「仕方ない、だろ。催涙弾飛んでくるとか誰が予想できるんだよ。くそ、止まらないな。!んぶ。何!」
『人は涙を流しすぎると瞳が腫れると聞いた』
もしかして冷やしてる?」
『あぁ。我は冷えるのだろう。丁度良い』
「はは。ありがとう」
『光栄に思うがよい』
「有り難き幸せ〜」
『誠意が感じられんな』
「必要?」
『いいや』
「だと思ったよ」




【おたのしみなんですね?】

………
「何?ひとの腰ジロジロ見て」
「フンッ」
「!?ちょ、なにして!?」
「細い」
「はぁ?」
「いつも細いと思ってたが以前にも増して細いぞお前。食べてないのか?」
「そんな事ないだろ。君と一緒に食べてるじゃないか」
「そうだよなぁ」
…………
イライ、君まで僕を見て何さ」
「いやぁ、はは。あの方も中々だなぁと思っただけだよ」
「!絶対に言わないでよ




【強制発狂】

「はは、大丈夫、大丈夫だよ僕は鉱夫だから爆破も怖くないよ、なんでそんな目で見るんだやめろよ僕何もしてないだろ!見るな、見るな見るな」
「お、おいどうしたノートン」
『動くな傭兵の』
「!」
『今近づけば確実に攻撃されるぞ。任せておけ』
アンタ、また何かしたのか」
『入用でな。同胞との顔合わせに同行してもらっただけよ』
「待て、するとアンタみたいなのが沢山いるって事だろ」
『然様』
「駄目だろそれは!アンタでもこいつ大変なのに!」
『世話をさせた覚えはないが』
「だーっ!そうじゃない!」







【悟られ上手】


いつもごめん。体調管理出来てなくて」
『よい。気にする暇があるなら安静にせよ』
「うん。……いつ気付いたの、僕が頭痛いってこと」
『そなたが顔を顰めていたあたりからだ。悟られぬようにとしていたようだが甘かったな』
「はは。ほんと、にね
『来客があれば我が応えてやろう。それ、眠るがよい』
「それ絶対、出ないやつ、だろ……………
『眠ったか。ふうむ。人間の身体はなんと不可思議なものか。医師とやらから知識を貰うのもまた一興か』





【確信犯】

………
「お。ぶすくれてどうしたんだよ」
「ナワーブ。いや何、あっちを見てごらんよ」
「あっち?あー。なるほどな。水をさすのも悪いってんで待ち続けて拗ねたと」
「そう。あの方も悪いお方だ。あれは態とだろうね」
「はぁ。おいノートン、俺の部屋ででも飲みなおそう。ここにいてもあれが見えるだけだ」
……。赤ワイン、ある?」
「おーあるある。良いの仕入れたんだ。イライもどうだ?」
「いいのかい?私も手持ち無沙汰だったんだ。助かいや」
「?」
『待たせたな』
「!」
……………
「アンタなぁ」
「随分話の腰を折るのが得意なんですね」
「ほらご立腹だぞ。人間は待てが長く出来ないんだ。なんとかしろよ」
『ふむ。その者らと過ごすのであればこの供物はいらぬのだな』
「供物……!!」
「おお。これはなんとまぁ」
「そんなに良い物なのか」
「一般には普通の鉱石だけど、私達のような変わり者には必要な触媒って所かな」
まぁこいつの目が釘付けになってるんだからそうなんだろうな」
「う…………
「迷ってる
「天秤にかけて貰えるだけ進歩したなぁ俺達も」
「そうだねぇ」




【苦虫を噛み潰す】

「うわ誰かと思った。どうしたんだよこんな夜中に」
「それこっちの台詞だよ。誰もいないと思ったのに」
……なんでお前があの邪神の服着てるんだ。いや、被ってるか?」
「スルーしてよそこは!部屋に戻る時にくしゃみしてさ。実際寒かったけどすぐ戻るつもりだったのに貸してくれて」
「ほお。ん?するとあいつ今何も着てないってことか?」
………
「え、お前見たのか?」
「はは」
「怖いんだが何お前見たのか!?見てないのか!?」
「ははは」
「お前まであの邪神みたいに笑うか!もういい俺は戻るからな!早く帰れよ!」


「言われなくても。……参ったな。あのひとみたいって似てきてるのか。やだな……


…………

「ナワーブがあなたが服を脱いだって驚いてたよ。いやぁ見せたかったな」
『見せ物ではない。が、それほど見たいか』
「そう聞くって事は碌なものじゃないってことだろ。やめておくよ」
『賢明だな』




【かみさまとひと、お節介と無頓着】

「おや、二人とも。お出かけかな」
「うん、まぁ。星を見にね。許可はちゃんともらってるから」
「はは。それは心配していないさ。君のことだからね。ハスター様、彼をよろしくお願いします」
『あぁ』

「ぶぇっくし!ゔぅやっぱり寒い」
『あれ程衣装を変えよと促しても聞かない結果よ』
「へぇへぇ悪ぅございましたよーだ。どうせ着替えるのあの赤いやつか緑のやつでしょ」
『あれらが一等着込むであろう』
「どれ着ても目立つからやだ。ね、そろそろ教えてよ、星のこと」
『よかろう。だがその前にここへ座れ』
「はあい」
『この我を特等席とするのだ。確と聞くのだぞ』
「はーい」
『して、どの星が気になる』
「そうだな。あの大きめに光る星」
『ほう。あれはオリオン座で
「うんうん」

……………

『であるからして我が管理する星とむ』
…………
『星を知りたいと懇願したのはそなたであろうに全く。我のもとでより知識を蓄え、生き永らえよ。そなたにはそれだけの権利がある。今はそうさなこの悪くない刹那を堪能しようではないか、ノートンよ』





【慢心、ダメ、絶対】

「ハスター」
『む。どうした』
ごめんなさい」
……?』
「これ、落としちゃって」
『渡したブローチか。よい、よい。気にするな』
「でも
『時に』
「?」
『それはそなたが落としたか』
「う、うん?うん。手が滑っちゃって」
『ならばよい。それは来るべき時が満ちただけのこと』
「つまり?」
『天寿を全うしたのだ。よもや我が何の為にそれを寄越したか、忘れた訳ではあるまい』
「ええと確か御守りにってあ」
『本来そなたの身元から離れる事は決してない。落ちることもな。故に何かしらの脅威があったということだ。もう少し危機感を持たねばな、ノートンよ』
……肝に銘じます」





【本人しか分からない】

「誰かの本で命に色はないって書いてたけど、あなたは見えるんでしたっけ」
『そのような事も言ったか。そうさな然程違いは無いが、そなたは明確に見える』
「何色ですか」
『無だ』
「?無って。それって色は無いって事じゃ?」
『他の者はそもそも"存在が無い"。そなたは無の色だ』
………
『難儀か。当然だ。人間の概念で語れる話ではないからな。そなたは特別なのだ』
「僕は、特別」
『そうだ』
「じゃあもし僕が普通の人だったら、あなたは僕を助けない?」
『さてな。それは我にも分からぬ』
やっぱり難しいです」
『それでよい。より知識を蓄えてゆけば自ずと理解もする』


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