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初手・憂漣まじで神采配だったという話。

全体公開
2022-06-24 17:49:58

前半:憂漣への愛あるツッコミ 中盤:告白イベント尊すぎない? 後半:憂漣が最萌えじゃなかったわけ【Cendrillon palikA 憂漣√ ネタバレあり感想】

Cendrillon palikA感想記事一覧

サンドリヨンパリカ、個別感想書くことにしたのです( ˘ω˘ )
初手、憂漣の感想です。

憂漣のことクーデレだと思っていたから(前回参照)、一人目にしたんですけど。
全然クーデレではなかったし、割と開幕早々から一生わらってたwww
最高だよおまえはwww

でね、、、まさかこんな尊いやり取りで複数回爆撃されるとは思わなかったし、
最後勝ちきれないとは思わなかった。笑

情緒ジェットコースターめちゃくちゃ楽しかったよ。
最終的に最萌えではなかったとはいえ、憂漣√の満足度は高い。
初手憂漣、まじで大正解だし神采配だったなと思った。



堕涙(涙を流すこと)

開幕。
共通の塩対応からして、憂漣に協力頼むのは骨が折れそうだなぁと思っていたんですよ。
が。開幕早々チョロかったし一生わらい止まらんくなった。

急に白鴉で呼び出したかと思えば、


「僕が送ったのは11時5分だったが、君は何時に受け取った?」

「いや、いつ見たかは覚えてないですね……

「これは君が、白鴉を見てから何分で来られるかという実験だ。
そもそも時間を見ていないというのなら、君がここに来た意味はほぼない」




いやわかるかァ!!!言えや!!!笑

急に背後から抱え上げられ、


「日頃の運動不足がたたった……
とはいえ、まあ、3cmくらいは浮いてるな」

「3cmが今の僕の限界か……
だが全盛期であればもっといけたはずだ」


「お前の全盛期って何だよ……

「そんなことはいいから早く降ろしてください!」

「何だと!? 上げろと言ったり降ろせと言ったり我儘な女だな!」

「誰も上げろなんて言ってないですよ!」

「何!?」

…………ん?」

「おい、君の心拍数が異常だぞ。
何だ? どうした? 病気か何かか?」


「男の人とこんなに密着したらそうなりますよ!
恥ずかしいんです!
そんなこともわからないんですか! もう!」



もう、ガチ、一生わらうからwww

このへんで早くも悟りました。
こいつ、クーデレじゃないな。
もしかして:変人偏屈癇癪持ち?

もうね、恥ずかしいことまでデリカシーなく何故?何故?って聞いてくるのが一生おもろいしまじで精神年齢7歳なんよwww
友人の子が7歳くらいのときこんな感じだったwww
ちなみにフギンとムニンは、北欧神話に登場する神オーディンに付き添う一対のワタリガラス。フギンが「思考」、ムニンが「記憶」だそうです(Wikipediaより引用)。
すごい知的な名付け方だねw

そんなこんなで、憂漣のテスト?と試用期間?を経て、
玻ヰ璃は透外では知りえない情報を憂漣へ、
憂漣は呪いに関する知恵を玻ヰ璃へ提供するパートナーに。

恋愛感情1ミリもなく単なる研究対象としかみてない振る舞いにこっちだけドキドキしちゃう展開大好き〜〜〜〜〜しかもナチュラルにパシってくんのもめちゃ好き〜〜〜〜〜憂漣が呼びつけて紅茶淹れろって言ってくるだけでめっちゃわらう~~~~~楽しい~~~~~。
(最近ずっと男にお茶淹れてる)(ちょっと前ラディアンテイルやってました)


透木の集でのお茶会で初恋トーク。
憂漣ね、初恋もまだなんだって。だろうね。
(てか、ここで黒禰の初恋匂わされたのめっちゃ意外だった。
黒禰√どうなるの!?!?)


憂漣はこのへんから玻ヰ璃への独占欲を見せるようになるんですけど、ここでの玻ヰ璃の、

「憂漣さん、大丈夫ですよ。
私のお気に入りも憂漣さんですから」

がめっちゃ好きだったな~~~。
玻ヰ璃の方が年下なのに、見守ってフォローしてあげてお姉さんみたいな感じなの。
かわよ! 憂漣と玻ヰ璃の関係性かわよ~~~~!


でこの後すぐ、憂漣√神パート。笑

歌紫歌とは別の方向から呪いを調べていて、それがいいところまでいっている、
自力で透京の呪いを解きたい、
大きな呪いは一度失敗すると大惨事を招きかねないし、慎重に研究した方がいい、
だからアストロラーベの針を進めるのを止めてほしいと言う憂漣。

玻ヰ璃も承諾し、針を進めるのを止めたのに、
歌紫歌の催眠で針が進んでしまって。

憂漣激怒。

「君は簡単に僕を裏切るんだな」

「僕と約束しておきながら、アストロラーベを動かしただろう?」


……違います。私、やってません」

……ただ、関係あるかはわからないんですけど、昨日、アストロラーベの針を動かす夢を見ました。
もしかしたらそれが本当にあったことで、私が夢遊病みたいなものを起こしてやってしまったのかも――

「そんなくだらない言い訳までするとはな」

「もう帰ってくれ。
そして二度とここへは来るな」


(恐らく彼女も、嘘は言っていないんだろう。
眼球の動きや仕草からも、嘘を吐いているようには見えなかった)

……だが、アストロラーベの針が動かされたのは事実だ)

(夢遊病だか何だか知らないが、僕は裏切られたんだ……




!?!?!?!?!?
どういうことや!?!?!?


嘘は言っていないんだろう →おぉわかっとるんか
だが針が動かされたのは事実 →そうやな
夢遊病だか何だか知らないが、僕は裏切られたんだ…… →!?!?!?わからん・・・

夢遊病まで話聞いたうえで裏切られたって着地になる理由が一生わからんwww
結果無価値論者の方ですか???

だって、玻ヰ璃としては憂漣の意向を尊重して針を動かさないって気持ちのままなわけで、
裏切っていなくない!?

嘘をついていないってわかっているんなら、
今後同じことが起こらないよう夢遊病の原因解明すればよくない!?

一度反射的に「裏切られた!」って爆発しちゃったその感情で引っ込みつかなくなってるのかね。
心のどこかで、玻ヰ璃を信じたかったし、玻ヰ璃に裏切られたわけじゃないんだって、
わかってはいるみたいだけど、、、


24歳でこれは勘弁してよって思うんだけどさ、
なんかもうね、おもしろすぎて。逆に。
1周回ってわらけてくんのwww


(玻ヰ璃がいてくれたら……
透京の図書館から貴重な文献を借りてきてくれるというのに)



本人大真面目なのに、
文字面だけみたら便利屋としか思ってないのわらうしwww


(玻ヰ璃……
何故、裏切ったんだ……



視野が激狭すぎwww

そのまま1か月経ってるの意固地すぎてまたわらうwww


最終的には、玻ヰ璃の生命の危機に駆けつけてくれる王道展開(王道、好きです)。
スチル良~~~仲直りハッピー~~~!!!
なんだけどさ。

「君は馬鹿だ! こんなところまで迷い込んで……
僕がこの場所を知ってなかったらどうするつもりだった!?」

「しかも、どうして僕に助けを求めない!」

「あんなうさんくさい奴を呼ぶくらいなら、僕を頼ればいいだろう!
僕の方がこの森に詳しいのだから!」

「本当に君って奴は……!」



いや、さんざ無視しとったやん。助けに来んと思うやん。笑
というか元はといえば、あんたがくだらん意地で試すようなことしたせいよ?????
まずそれを懺悔せぇよ!!!笑

さらに、

「本当は僕だって、どこかで君を許したいと思っていた」

許すもクソも裏切ってないんだよなぁwww

からの、石の都の手記を手渡され、

「ああ、やっぱり君がいないと駄目だ!」

ねぇwwwちょっとまってwww
やっぱ便利屋としか思ってなくない!?wwwww

「その時に鎌をかけるつもりで聞いてみたんだ。
『君が彼女を使ってアストロラーベの針を動かしたのか?』……と」


それ鎌かけた言わん!!!
ただ正面からドストレートに聞いただけや憂漣!!!!!!笑



もうね、ツッコミが忙しいし、
なんでこんな大真面目にギャグかましてんだよこいつって、一周まわってわらけてくるんよwww
初めての感情に振り回される憂漣がかわいくてw 好きだよ愛しいよもはやw

憂漣のギャグムーブはさらに続く。






ガラスの靴叩き割る必要はありましたか!?!?!?!?!?!?!?


リップは薬指で塗ってくれーーー!!!
小指で塗るなーーー!!!

ここで目閉じるラブコメムーブにわらうし憂漣も何してんだ!www
……あ」じゃねーからwwwww


そして呪いを解きたすぎて癇癪を起こすwww



いやもうね、ほんとツッコミが忙しいし憂漣はかわいいし一生わらうのよwww
ギャグ枠だったのか~~~って。



だからまさか、こんな尊い展開くるとは思いませんでしたね。



「他人に理解されなくったっていい。されたいとも思わない。
孤独だって構わない。
何故なら世界には僕を満たしてくれる新しいものが常にある。
そこに人間関係は必要か? いや、必要ない」

「昔からそうだった。周りの子供がボールを追いかけている時、僕は本を読んでいた。
星が何故輝くのか知りたかったからだ」

「周りの子供が絵を描いている時も本を読んだ。
雪が何故美しいのか知りたかったからだ」

「僕は周りの子供と比べれば明らかに異質だった。
そんなことはわかっている。
だが、それが何だ? 異質であることは罪か?」

「不謹慎ともとれるその執着ぶりに周りは言った。
『お前こそが透京に呪われている』とな。
確かにそうだ。まるで呪いをかけられているかのように、僕は透京の呪いに執着していた」

……玻ヰ璃、わかっただろう?
僕が呪いを研究しているのは善意ではない。
浅ましい欲望に従って追いかけているだけだ」

「今更だが、君を巻き込んだことをすまないと思っている。
呪いを解くのは慎重にやるべきだとか安全性を重視するべきだとか色々言ったが、結局は身勝手な僕の我儘だ」

……孤独の世界に君を巻き込んでしまった」


憂漣さんの静かな告白に、私はすぐに返事ができなかった。
まるで彼が居場所を失くした子供のように思えて、抱きしめたいと思ったから――



……別に私は、後悔なんてしていませんよ」

「呪いを解くのを後回しにしたのも、憂漣さんの言っていることが正しいと思ったから従っただけのことです」

「それに憂漣さんの考え方の、どこがいけないんですか?」

「どうしようもないからと呪いを解くのを諦めてた私に比べたら、憂漣さんの行動は立派なことだと思います。
別にいいじゃないですか、気になるのなら」

「ここまで来たら、やることは一つだけですよ。
早く透京の呪いを解いて一緒にスッキリしましょう」



「でも、ちょっと残念ですね。
もっと早く憂漣さんと出会っていれば、私がたくさん褒めてあげられたんですけど」




「あなたはそのままでいいんだよ。
一生懸命なのは素敵なことだし、何もおかしなことはないんだよって……

「っ……

私の言葉に、憂漣さんは狼狽えたように目を見開いた。
だが、すぐに表情を和らげると――

……やっぱり君は変な奴だ」

そう言って、今にも泣きそうな顔で微笑んだ。



「孤独の世界も悪くないが、
君の傍は温かくて嫌いじゃない」


そっと目を伏せながら、憂漣さんは消え入りそうな声で呟く。
その呟きは当然聞こえていたが、私はあえて何も答えなかった。

言葉なんて必要ないと思ったからだ。

その代わりに私は、憂漣さんの隣へと移動してそっと寄り添ってみた。
それだけできっと、私の気持ちは伝わるだろうから。

…………

すると憂漣さんも、一瞬戸惑ったのちに、少しだけこちらに体を預けてくれる。

――不器用だけど、一途で。
自分勝手だけど、どこか優しい憂漣さん。

そんな彼のことを、いつの間にか好きになっていたと、私は静かに自覚するのだった。






(尊死)
もう、ストレートに尊い。無理だ。

ほぼ全部書いてしまった。笑
いや、特定のセリフとか言葉選びも好きなんだけど、会話の流れも好きすぎて。
憂漣だけなのかパリカ全体がそうなのかわからんかったけど、パリカのライターさんと相性いい予感がした。
なんかさ、静かで懐かしい、ちょっと古い家の空気感とか、夕方の日が傾いてきた温度感とか、そういう二人を取り巻く優しい雰囲気までふっと伝わってくる感じがしませんか?
無駄がなくて、素敵な文ばかりが続いて。これは本当に好みだと思うんだけど、パリカの文章めちゃくちゃ好きです。


「でも、ちょっと残念ですね。
もっと早く憂漣さんと出会っていれば、私がたくさん褒めてあげられたんですけど」

これね、最高セリフだったね。
わたしもずっと浮いてきたからすごい刺さってね、、、別に人と同じでありたいなんて思わない、むしろ『みんな一緒』を強制されるなんて苦痛、自分のやりたいことを自分のやりたいように極めたい、自分が満足できればいい、それを誰かに認めて欲しいなんて思わないって、
そう思うのは100%本心で、強がりでも何でもないんだけど。

やっぱり、そのありのままを認めて肯定してくれる人がいるっていうのは嬉しいんだよ。別の話なんだよ。

まじか、パリカってこういう感じなんだ、、、
憂漣と玻ヰ璃の会話のすべてが刺さった。
ギャグ枠じゃないんか憂漣、、、ふつうに、ドストレートに尊いやん、、、


いやほんとねぇ、わらかしたいんか泣かせたいんかどっちなん?笑


「馬鹿を言うな! この僕が嫉妬!?
そんな非生産的なことするわけが……!」

…………いや。そうなのか?」


「えええ……私に聞かれましても……

……君といると馬鹿になって困る。
僕はもっと理知的で冷静沈着な人間なのに」


……そうですか?」


「そうですか?」wwwww
ほんとにwwwww ほんとにそうですか?って感じだしこれ率直に言う玻ヰ璃もわらうwwwww


こんな会話挟みながらまだ尊さで刺してくるとか思わんやん。



……そうか。君にも家族がいたんだったな。
そうなるともしかしたら今後、結婚して家族が増えることもあるかもしれない。
となると、今後は過保護の兄だけでなく、君の夫まで文句を言ってくる可能性があるわけか」


「そんなこと……今後どうなるかなんてわからないですし……

他の誰かとの未来なんて想像できなくて、でもそれが憂漣だったら良いと言えるはずもなく、無意識に声が小さくなっていく。



「透京の呪いが解けたら」って話から、
また新たな研究対象を見つけて追うだけだ、その時は私にも手伝わせてください、なんて微笑ましい会話をしていたのに。
恋人ができようが結婚しようが、本当に、調査に支障が出るかって文脈でしか興味がないんだなって、自分が恋愛の当事者になるって発想がないんだなって、、、仕方ないんだけど、憂漣を好きでいる側からしたら辛いよね、、、


……結婚なんて気が早すぎませんか?
私、彼氏すらいないんですよ」

……関係、ないんですか?」

「私が結婚していようと恋人がいようと、好きな人がいようと……


そんな、念を押すように何度も聞かなくていいのに、傷つくだけってわかってるのに、踏み込んじゃったよね玻ヰ璃も。
もう、言っちゃいなよ。この鈍感言わないと始まらないよと思っていたら。



……私が、憂漣を好きでも?」



え、待って、神か?



……私、憂漣が好きなんです。
人間的な意味じゃなくて、恋愛的な意味で。
それなのに他の誰かと付き合ったり結婚したりするはずないです」

……そんなの、無理です」



「わかってます。わかってるんです。そんなこと。
私が勝手に想って、勝手に傷ついただけですから。
憂漣はそのままでいいんです」

「でも、すぐに立ち直れるほど強くないから……

……今、言ったことは忘れてください。
今日はもう帰りますね」



憂漣とのやりとりは傷ついたけど、そう言われるだろうなってわかってた。でも傷ついた。
散々傷ついたのに、それでも淡々と想いを伝える玻ヰ璃の告白が本当にわたしの気持ちとシンクロしてて、どの言葉も、わたしがここにいてもきっとこう言っただろうなって思えてめちゃくちゃ刺さって、、、

これまでずっと何故?を論理的に突き詰めてきた憂漣が、自分の感情すら論理的に組み立て分析しようとするの本当に「憂漣」だし、
それでも答えに辿り着けなくて、説明できない感情に苦しんでいるのが痛いほど伝わってきて、愛しすぎたし、、、

わたし、パリカのこと何にも調べないで始めたから、憂漣が静かにはらはらと泣いていてめちゃくちゃびっくりしたんだけど、
泣いている憂漣は綺麗で、もうずっと散々振り回されているのに何故か引き込まれて。


……胸が痛いんだ」

私の腕に縋り付きながら、憂漣は小さく呟く。
当てられたままになっている手の平からは憂漣の胸の鼓動が確かに伝わってきていた。

……どうして、ですか」

「わからない」

「僕は……君に恋人がいようとも、君が結婚しようとも、君は僕の隣にいてくれると思っていた。
だが、いくら想像しても君は僕の隣にはいない」

「君には幸せになって欲しい。
それなのに僕は……僕の隣にいない君の幸福など壊れてしまえばいいとさえ思う」

「この矛盾した感情は何なんだ?
論理的に、効率的に生きたいと思うのにそれを許してくれない、この想いは何だ?」

「僕にはわからないんだ、玻ヰ璃……


憂漣の独白を聞いて、私は言葉を失う。
何故なら彼の言っていることが、あまりにも単純でわかりやすいことだったからだ。

……憂漣は救いようのない大馬鹿者ですね」

「そんなことはない……僕は君より遥かに……

「いいから黙っててください。
……憂漣、私のことは好きなんですよね?」

「そうだ。人として尊敬しているし、好ましいとは思っている」

「でも、私が他の人と付き合ったり、結婚したら嫌なんですよね?
ずっと傍にいて欲しいんですよね?」

……ああ、嫌だ。
できることなら、君には僕の隣にいて欲しい……


そこまで聞いたところで、私は小さく息を飲んだ。
わかりやすくはあるが、自分でそれを言うのは、大きな勇気のいることだったから――



「やっぱり……馬鹿ですね。
憂漣。人はそれを、恋と呼ぶんです」







(尊死)(尊死)(尊死)
セリフとモノローグのすべてが完璧だった。どれが欠けてもこれ以上何かあってもだめだった。これが尊さの完成形。
刺さりすぎた、、、わたしも泣いて止まらん。

音楽もスチルもまたいいんだこれが、、、


「これが、『恋』なのか……

……悪くないな」


噛みしめるように呟くと、憂漣はそっと笑みを浮かべる。
すると目の縁にたまっていた涙が一筋、静かに落ちていく。

それを手で拭ってあげながら、私は自分の口元に自然と笑みが浮かぶのを感じていた。

……奇遇ですね。
私もそう思ってました」

そして私と憂漣は、静かに寄り添ったのだった。



知的好奇心に正直に生きてきた変人と言われる人が恋をして、理屈で感情整理できなくて苦しんで、感情型の人に気付かされる展開自体がめちゃくちゃ好きなの、、、(わたしが二次元で最も尊いと思っている関係性の一つは三崎×志村だし最も愛している女性は志村あゆみ)
憂漣√のこの展開、志村あゆみを思い出して大興奮した。
理屈型の憂漣に合わせて、玻ヰ璃が一つ一つ論理的に説明してあげたのもめちゃくちゃよかったな、、、

展開もなんだけど、何よりただただ好きなんだ優しい空気感と温度感が伝わってくるパリカの言葉選びが。



翌日、有耶無耶にせずきちんと話そうとすぐ呼び出す憂漣、誠実で好き。
パリカの世界観、遠距離の連絡が白鴉なのも、文の文化の情緒があって、ロマンチックで好きだった。



「君の傍にずっといられるのならば、関係がどんなものでも僕は構わないんだ」

「だが、君はそういうわけにはいかないだろう?」

「関係性を明確にしなければ、君が僕の隣にいられないというのなら――

「僕は、君と恋人になりたいと思う」




「僕は玻ヰ璃が好きだ。だから君を縛るためなら、この関係にどんな名称をつけてもいいと思っている。
……君には、隣にいて欲しいから」

「散々恋愛は不要だと言っていた僕が言うのは勝手な気もするが……考えてみて欲しい」


……そんなの、断れるわけないじゃないですか」

「ただ……


憂漣を泉に突き落としちゃう玻ヰ璃。
(泉の深さ確かめてから落としなね?わろたわ)


「玻ヰ璃、一体何を……?」

「例えるなら、復讐です。
今のでこれまでのことは全部流してあげます。
だから……

「ずっと、私のことを好きでいてくださいね」

「なっ……!?」

……しまった、忘れていた。
君はただでは転ばない性質だったな。
とんだ女性に僕は恋をしてしまったようだ」
君は転んでもただでは起きない性質だったな、かな?

「そりゃあ、憂漣を好きになるような人はどこかしら変に決まってるじゃないですか。
普通の子じゃ、憂漣の相手は務まりませんよ」

「ははっ、違いない」


引き上げようと手を差し伸べた玻ヰ璃の手を引いて、玻ヰ璃も泉に落としちゃう憂漣。


「これが一体どんな感情なのか、僕にはまだわからないが、今、無性に君にキスしたい」

……奇遇ですね。
私も今そう思ってたところです」



……好きだ、玻ヰ璃。
もう君を手放してやれそうにない」







すべてがよすぎた。

わたしはさ、、、関係性に名前をつけないのがすごくすごく好きなんです。名前なんてどうでもいい、どんな名称だったとしても、ただ大切だしただ傍にいたいのは確かで揺るがないっていうその二人だけの特別な感情がめちゃくちゃ好きなの、、、
だから、まだ恋をよくわからない、論理的に掴めていない憂漣が、それでも自分の感情を正確に伝えようとしてこう言ってくれたのが、もう本当に本当に嬉しくて、、、

そして想いが通じ合い、結ばれ、幸せいっぱいの優しい空気の中初めてのキスをする展開が大好きなんだ、、、初キスのシチュエーションめっちゃ大事なの、こだわってるの。笑

二人で泉に落とし合って笑う静謐で優しい空気感とか、
「とんだ女性に恋をしてしまったようだ」「どこかしら変に決まってるじゃないですか」の奥にある大切に想い合う気持ちとか、
「奇遇ですね」リプライズとか、
キスをするときの水音とか、
すべてが、、、よすぎた、、、よすぎた、、、

もう尊くて好きでまじでよすぎたしか言えん。
言語野が破壊されたわ。こんな、尊いよすぎたしか言っていない感想の何が面白いんだ、、、ごめん、、、でもまじで語彙力がないのもう。溶けた。



もうこの時点で、ほぼ憂漣で勝てた、あとはエンディングだけって思っていたよ。
まぁた一人目が最萌えになんのかこれから6人の個別で乱されそ〜〜って。笑

でも、結論から言うと憂漣では勝てなかった、、、



ちょっといったん、わたしのプレイスタイルの話、というか、
どうなったら最萌えって思えるのかみたいな話をします。笑

基本的には、ヒロインに自己投影して進めていて。
攻略対象のキャラ設定が好みなのは当然として、信頼や愛を築く過程と、着地まで好みじゃないと勝てない。
そうすると、まず自分とヒロインとが高シンクロしているのが重要になるんだよねたぶん。
ヒロインの思考や発言や行動が合わなくて、自己投影が厳しくなってくると、最萌え候補からは外れちゃう。

キャラ設定が好みなのは前提に過ぎなくて、
そのうえで、価値観や感情をぶつけ合って、救ったり救われたり、支え合ったり、変化を生じたりして、少しずつお互いを唯一無二に想っていく、そういう関係性に惹かれるし、そういう攻略対象が最萌えになるなって思う。

開幕塩対応に惹かれがちなのは、この過程が丁寧に描かれていることが多いからなのかなと思うし、

運命力一本で勝負してくる男が推せないのもたぶんこれなんだろうな、、、ゲーム外の設定で想い合っちゃって、ルート中に信頼関係や愛を築く過程や変化があんまりみられないから。
真相男を推せないのもそうで。二人の関係性が築かれるまでの描写より、真相に迫りそれを解決する描写に尺が取られちゃうからねどうしても。

ヒロインと合わなくて自己投影が厳しくなっても、
べつにヒロインを嫌いじゃなければ、そこから第三者視点に切り替わってプレイするので、
そのうえで攻略対象とヒロインとの関係性に萌えれば、CPとしては推せる。
この場合、攻略対象単体を好きになるのとはちょっと違う感覚……

そしてそれとは別に、攻略対象がどうとかではなく、
このキリングパートめちゃくちゃ好きとか、
このルート(シナリオ)めちゃくちゃ好き、っていうのもある。
特に、わたしは終わり方をめちゃくちゃ重視するので、、、エンディングがいいとルート全体の評価が爆上がりしちゃう。笑

キャラ萌えと、関係性萌えと、
個別のイベントやシナリオが好きな感情、
どれも微妙に被っているのに、どれも微妙に違うんですよね、、、



憂漣√は、二人が結ばれて以降、
初恋拗らせ男・憂漣が嫉妬心や独占欲を制御できなくなっていくんですが、、、
(まぁ端的に言うと激病みするw)


(憂漣の夢の中で玻ヰ璃と結ばれた紫鳶へ殺意を抱く場面)

さすがに、ビビった。
え!?!?!?バドエンの様相呈してますが!?!?笑
ガチでバドエン入ったかと。何の分岐もなかったのに!笑

ものすっごい急にテイスト変わるやんw

まぁね、わたしは、ヒトの感情の中で最も激しく、苦悶で、制御し難いものは嫉妬心だと思っているので、
初めて恋を知った憂漣がここまで嫉妬に苦しみ過激になるのはわからんでもない。
(付き合いたてが1番嫉妬に苦しむ時期だと思うし)

そう、なので、憂漣が嫉妬心や独占欲を制御できなくなるそれ自体は必要な過程だと思っているし、それで勝てなかったわけじゃないの。

それに対して玻ヰ璃が、驚いたり不快感を覚えたり、戸惑ったりしていたのに、
それを伝えずにすべてを受け入れてしまったのが、わたしと合わなかった。

玻ヰ璃にとって、いつの間にそんなに何でも受け入れられるほど憂漣が大事になっていたのかわからなかったっていうのもあるけど、
そもそも、いくら大事な人でも、何もかも受け入れるのは違うっていうのがわたしの価値観で。

憂漣の独占欲による過激な行動を怖いと感じたり、不快感を覚えたりしたなら、
嫌だ、怖い、受け入れられないってはっきり伝えて、
それに対してまた、憂漣がどう感じどう考えるのか、どう結論を出して何を玻ヰ璃に伝えるのかって過程があって……そうやって価値観の共有を繰り返して、どうすればいいか二人で考えて問題を乗り越えるのが、あるべき姿じゃないかなって思うのね。

だから、玻ヰ璃が戸惑いながらも受け入れちゃって、ただ憂漣が一番だよ、私は離れていかないよと言い聞かせるのが……それじゃ、玻ヰ璃の我慢のうえに成り立つ関係になっちゃうって感じて、合わなかった。

悪夢からの紫鳶への八つ当たりにしても、もうちょっと言うべきことは言わないとじゃない……
紫鳶が聖人君子だし居候で立場弱い?から事なきを得たけど、あれだと普通友人なくしちゃうと思う。
好きな人には、きちんと友人を大事にできる人であってほしいし。

玻ヰ璃の対応は問題を先送りにしただけで、本当の意味で心を通わせ信頼関係を築くことはできていなくないか、、、?って思った。それは憂漣のためにもならないと思うし。

(そして玻ヰ璃が「離れていかないよ」と言い聞かせるだけで、憂漣があっさり改心するのも違和感だったのね。
針進めた事件のときあんなに意固地になってたのに、恋を自覚してさらに感情の抑制できなくなってる状態で、そんなあっさり改心せんやろ、と、、、)

しかもさ、玻ヰ璃が憂漣に対して感情や価値観をまっふぐぶつけ、それでも憂漣を大切だと再確認する過程や、
憂漣がちゃんと自分の感情と向き合い、それを抑制できるよう成長する過程がないと、、、
最後の審判の刻で、玻ヰ璃の【血を垂らさない】提案を憂漣が受け入れることに、説得力がないやん?

結ばれてから最後の審判の刻までの二人は、憂漣の問題を玻ヰ璃がただ受け入れるだけの関係に見えて。
相手の価値観を聞き、理解しようとし、尊重し、そのうえで二人一緒に幸せになれる未来を探すって過程がなく、そういう信頼関係が築けていないように見えるから、、、最後の玻ヰ璃の【血を垂らさない】提案を憂漣があっさり受け入れるのが強烈な違和感で。
え、絶対「なんで信じてくれないんだ」って怒り狂うだろ憂漣はwwwって思った。

このシナリオの流れだと、
最後、玻ヰ璃も憂漣の言うことをそのまま受け入れて口出ししないのが自然な流れだし、
哀哭エンドの方が自然な結末だと思ってしまうのよ。
(哀哭エンド単体は好きですけど)

あ、ちなみにそのとおり初手哀哭エンド突っ込みました。笑

純愛エンド、血ではなく祈りを捧げるって何故その解釈になる?とか、涙が落ちて呪いが解ける???とか、割と雑に感じたけど、別にそこが引っかかったわけじゃない。
パリカは呪いの真相ではなく、二人の恋愛過程にがっつりフォーカスする作品だと思うので、
核じゃない部分が雑でもぜんぜんいいんだよ。

二人が結ばれて以降、
憂漣の嫉妬心や独占欲っていう新たな問題に対して、二人が価値観をぶつけ合うことなく、
玻ヰ璃がすべてを受け入れて背負って解決してしまっているように見えたのが、わたしの好みではなくて勝てなかった。


一方が他方の課題をすべて背負う関係ではなくて、
お互い持ちつ持たれつ、支え合う関係であって欲しい、、、

(どうでもいいけどカラマリ無印笹塚√もまったく同じ現象だったんだよね、、、キリングパートめちゃくちゃ刺さったし沼沈んだのに、着地の関係性が合わなくて沼から出てきてしまったという。笑)

憂漣√は、
「結ばれたところで呪いを解いてエンディング」じゃなく、
「その後の二人の絆で呪いを解いてエンディング」構成じゃん?
わたしはエンディングを重視する民なので、エンディングに向かって1番盛り上がる構成にしてほしいなって思っちゃうんですね。
だから憂漣√も、「その後の二人の絆で呪いを解いてエンディング」なら、結ばれた後価値観をぶつけ合って信頼関係を築く過程が主軸となるような物語にしてほしかったなって思っちゃった。
盛り上がりが前半に偏っちゃってたなぁと。

まぁ、それでも憂漣のキャラクターはめちゃくちゃ面白くて魅力的だったし、
玻ヰ璃が恋心を自覚するエピソードや、憂漣に恋を自覚させるエピソード、
想いを通じ合って結ばれるエピソードはまじで尊かったので、、、
ただ最終的に最萌えにはならなかったってだけで、憂漣√の満足度は非常に高かったです。

この後公式の推奨攻略順調べたら、黒禰→紫鳶→憂漣or泣虎って書いてあったんだけど、
憂漣初手で全然いいと思う。笑
別に他√のネタバレっぽいものもなかったし、、、
(催眠術を使ってまで玻ヰ璃に針を進めさせた歌紫歌にちょっとぞっとするくらい?)

むしろ、パリカがどんなゲームかわからない中、
憂漣√はわらえる部分と尊い部分とのバランスがよくて、
これからパリカ楽しみ!って思えたので、
わたしは初手憂漣でよかったなって思った。

個人的ベストスチルはこれです。

哀哭エンド入ったばっかのスチルも、哀哭エンドのスチルもめちゃくちゃ好きなんだけどな〜〜
やっぱ、これかな。
玻ヰ璃の足を掴んでるスチルも好きw

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