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後の祭りだ、何もかも!

全体公開 第五 探探
2022-08-05 00:15:27

探探ワールド迷ロナ(+雀モグ)会話文。

Posted by @hirop573





………
「ロナード」
モグラか。どうした」
「どうしたじゃありませんよ。貴方変装もしないでこんな病院にいるなんて何考えてるんですか」
「何も」
「でしょうね!病院の前の人集り、後で謝罪してくださいよ」
「あぁ」
「(聞く耳持たずか)はぁ。彼の容態は」
「命に別状はない。が意識が戻らないと」
「そうですか」
………
「精々したんじゃないんですか、貴方。あの男につけ狙われてたじゃありませんか。なんです、今更同情ですか?」
……分からない」
「はぁ。説教するために来たんじゃないんですけどね。ロナード」
「?」
「その扉を開けたら彼に踏み入るという事は覚えておきなさい。心配をするというのはそういう事です」
「!」
「彼が守ってくれたから、という一時の感情ならそれはやめなさい。間違いなくそれは互いに破滅に向かいます。特にあの男がね」
………
「私と貴方は泥臭い過去がよく似ている。そう思っていますから。貴方のためを思って言っているのですからね」
「それも心配の内か?」
えぇ。今ばかりは私も素直に言いましょう」
……そうか。そう、か」










「やっぱり行ったの、ロナード」
「えぇ。出会いこそ特殊でしたが、なんだかんだ出会うべくして出会ったのでしょうね」
「僕とあんたみたいだ」
どうでしょうねぇ」
「素直になるんじゃなかったの」
全く。揚げ足をとるのだけは一人前になって」







…………

(意を決して入ったはいいが、それで何かが変わるのだろうか。こいつだってまだ目が覚めない。顔を見るだけで今は終わるのかもな。僕は何がしたいんだ。こいつには散々な目に遭わされてきて、モグラの言う通り精々したのだろうと思ったが、実際そんな気持ちに1ミリもならなかった。それが僕をより混乱させた。僕はこいつが分からないし、何より僕自身も分からない)

……僕はお前が分からないよ」
「そうか。それは残念だ」
「!」
「おはようロナード。ここは病院か。運んでくれたのかな」
「僕じゃない。雀舌だ」
「あの子か。やれやれ僕はあの子に嫌われてるからなぁ。会えるだろうか」
「知らん。僕にした事を胸に手を当てて思い出してみろ」
「つれないなぁ」
…………
「ロナード?」
「死んだのかと、思った。お前みたいに殺しても死ななそうな奴が」
……
「おかしいだろう。こんな言葉が僕の口から出るのが。死ぬなと思ってしまった。生きろと思ってしまった」
……
「はは。はははは。お前にはトラウマになる程につけ狙われたというのにこのザマだ。お前のせいだ。お前のせいだ!」
「そうだね。僕のせいだ。でもねロナード」
「!!」
「ここに来たという事は変化を求めて来たのだろう?」
……!」
「そして、逃げる事は出来ないとわかっていて、だ」
「そうだ。そうだ!」
「だったら僕もありのままを告げてあげるよ。やっと僕のものになった!」
「っ!?」
「やっと、やっとだよ。あぁロナード、そんな顔をしている君も素敵だ。そうしてしまったのは僕、僕のせい。はは、ははは!色んな人から忠告を受けてただろうに、なんて愛らしい人なんだ!」
「ぐ、うその勢い何とかならんのか!」
「何とかなると思う?」
「ならん!だが僕とて認めた訳じゃない!だから!」
「?」
「認めさせてみろ!この僕を!僕はまだ……お前が分からないんだ!!」
!ひひ、いいよ、いいとも!堕としてみせようじゃないかロナード!」




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