探探ワールド迷ロナ(+雀モグ)会話文。
@hirop573
「………」
「ロナード」
「…モグラか。どうした」
「どうしたじゃありませんよ。貴方変装もしないでこんな病院にいるなんて何考えてるんですか」
「何も」
「でしょうね!病院の前の人集り、後で謝罪してくださいよ」
「あぁ」
「(聞く耳持たずか)…はぁ。彼の容態は」
「命に別状はない。が意識が戻らないと」
「そうですか」
「………」
「精々したんじゃないんですか、貴方。あの男につけ狙われてたじゃありませんか。なんです、今更同情ですか?」
「……分からない」
「はぁ…。説教するために来たんじゃないんですけどね。ロナード」
「?」
「その扉を開けたら彼に踏み入るという事は覚えておきなさい。心配をするというのはそういう事です」
「!」
「彼が守ってくれたから、という一時の感情ならそれはやめなさい。間違いなくそれは互いに破滅に向かいます。特にあの男がね」
「………」
「私と貴方は泥臭い過去がよく似ている。そう思っていますから。…貴方のためを思って言っているのですからね」
「それも心配の内か?」
「…えぇ。今ばかりは私も素直に言いましょう」
「……そうか。…そう、か」
「やっぱり行ったの、ロナード」
「えぇ。出会いこそ特殊でしたが、なんだかんだ出会うべくして出会ったのでしょうね」
「僕とあんたみたいだ」
「…どうでしょうねぇ」
「素直になるんじゃなかったの」
「…全く。揚げ足をとるのだけは一人前になって」
「…………」
(意を決して入ったはいいが、それで何かが変わるのだろうか。こいつだってまだ目が覚めない。顔を見るだけで今は終わるのかもな。…僕は何がしたいんだ。こいつには散々な目に遭わされてきて、モグラの言う通り精々したのだろうと思ったが、実際そんな気持ちに1ミリもならなかった。それが僕をより混乱させた。僕はこいつが分からないし、何より僕自身も分からない)
「……僕は…お前が分からないよ」
「そうか。それは残念だ」
「!」
「おはようロナード。ここは…病院か。運んでくれたのかな」
「僕じゃない。雀舌だ」
「あの子か。やれやれ…僕はあの子に嫌われてるからなぁ。会えるだろうか」
「知らん。僕にした事を胸に手を当てて思い出してみろ」
「つれないなぁ」
「…………」
「ロナード?」
「死んだのかと、思った。お前みたいに殺しても死ななそうな奴が」
「……」
「おかしいだろう。こんな言葉が僕の口から出るのが。死ぬなと思ってしまった。生きろと思ってしまった」
「……」
「はは。はははは。お前にはトラウマになる程につけ狙われたというのにこのザマだ。お前のせいだ。…お前のせいだ!」
「そうだね。僕のせいだ。でもねロナード」
「!!」
「ここに来たという事は変化を求めて来たのだろう?」
「……!」
「そして、逃げる事は出来ないとわかっていて、だ」
「そうだ。…そうだ!」
「だったら僕もありのままを告げてあげるよ。…やっと僕のものになった!」
「っ!?」
「やっと、やっとだよ。あぁロナード、そんな顔をしている君も素敵だ。そうしてしまったのは僕、僕のせい。はは、ははは!色んな人から忠告を受けてただろうに、なんて愛らしい人なんだ!」
「ぐ、う…その勢い何とかならんのか!」
「何とかなると思う?」
「ならん!だが僕とて認めた訳じゃない!だから!」
「?」
「認めさせてみろ!この僕を!僕はまだ……お前が分からないんだ!!」
「…!ひひ、いいよ、いいとも!堕としてみせようじゃないかロナード!」