元気にハッスルした後のハス探。
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↑と後編(年齢制限)の後の話。
@hirop573
「……ん…」
倦怠感を纏った体を叱咤するように起こし、ノートンは寝ぼけ眼で窓を見る。
意識が途切れる前は明るく陽が昇っていた空が、海の向こうに陽を沈ませ夕日の橙色を映していた。
かなりの間寝ていた事になる。時間を考えたノートンは唖然とした。
傍に置かれていたカップには未だ湯気が残った珈琲が入ってあり、ノートンが起きるタイミングを完全に理解している主が淹れたのであろう。嬉しいやら恥ずかしいやらでむず痒い。
誤魔化すようにベッドから降り裸足のまま部屋を彷徨く。身体は綺麗になっており、シャツも真新しい物を着させられている。
しかし何かが足りず、身体の隅々を自分で触り驚愕した。原因は下だった。
(なんでだ。なんでだ!あの邪神!)
履いていなかったのだ。ズボンはおろか下着さえも。
着させられているシャツに違和感はあった。いつもより大きくブカブカで長い。そのお陰か大事な部分が見えないようになり助かってはいるが、あのハスターは敢えてこれを選んだとしか思えないと確信する。
部屋を見渡し自分の下着などを探すがそれらしきものはない。これもノートンが眠っている間に細工したのだろう。
もしかすれば、とうろうろとしていたがノートンは諦めた。鏡の前でため息をつき、持っていた珈琲を啜っているとズルズルと触手が這う音が聞こえる。
『目覚めたか』
「僕結構寝てた?」
『二刻程な』
「…そりゃ夕方にもなるか」
再びため息をつき珈琲を飲もうとすれば頭上からハスターの腕が伸びカップが奪われる。恨めしく見上げても動じる気配はない。
「ねぇ」
『なんだ』
「下着返して」
『…フ。強請ってみよ』
「………はぁ。じゃあいい」
『なんだ面白味のない』
離れていくハスターを横目にノートンは鏡を見る。眠る前の行為をなんとなく思い出し、ここではしていないなと見つめていた。
それと同時、数々の痴態も思い起こしながら。
「……ッ…」
疼いた己の身体が憎い。思わず着ているシャツを握る。
洗われた身体のはずなのに何故と同時、まだ、と思ってしまう自分もいた。
(………まだ…?)
『フ……ハハ、ハハハハ。足りぬか、ノートン』
離れたはずのハスターが後ろから耳元で囁いた。声が聞こえた途端腹が熱くなり、先程の行為がより鮮明に思い起こされる。振り返る事ができず息が荒くなっていく。もう無理だ。けれどまだやりたい。と自分の制御が出来なくなっていく。理性に縋るように握り締めたシャツがより皺を作る。
「は、………は……」
『抗うか?認めるか?どちらにせよそれがそなたの選択であれば我は尊重しよう』
「……ッ…誰がっ…」
スルリとハスターの手がノートンの頬を撫でる。赤くなった耳や首は隠せるはずもなく、頬を撫でた手は耳へ首筋へと流れていく。ここでようやっとノートンは理解した。
履かせなかったのはこのためかと。
『この余暇、しばし滞在すると聞いたぞ。今宵は未だ長い。存分に楽しもうではないか。のう?ノートンよ』
今日で何度名を呼ばれただろう。呼ばれる度に拒む意思が段々と弱まっているのは否めない。
だって仕方ないのだ。
(気持ちいいんだから、仕方ないだろ)
痺れる身体は観念するように、触れられていた手に頬をよせた。