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「最推し」と「心を掴んで離さない存在」が一致しない現象

全体公開
2022-09-01 20:25:15

とんでもなく個人的な解釈を綴っているので閲覧注意です。笑【CLOCK ZERO 〜終焉の一秒〜 海棠鷹斗√+α ネタバレあり感想】

乙女ゲーム感想記事一覧

鷹斗√(+例のあの人)の感想記事です。

※いつも以上に個人的な見解や解釈が多く含まれますので、苦手な方はご注意ください。

念のため下げます。












海棠 鷹斗 CV:浪川大輔


ルート終えたときに、「これこの先どんなキャラがどんなふうに萌え殺そうとしてきてもこの男が最推しだわ、、、」って確信することない?
CZにおけるわたしにとってのそれは時田終夜でした。※ここは鷹斗√の感想記事です。
鷹斗やっぱりめちゃくちゃ好きな男だったし、なんなら全通後レインにすべての情緒を持っていかれたけど、最推し時田終夜は揺るがず。
終夜√はよすぎて、ただただ「尊い・・・愛しい・・・幸せにするね・・・」しか言えないんだけどね。あまりにきれいに幸せになってしまったから情緒持っていかれることがなかったんだよな。
穏やかな気持ちで終えた。



鷹斗ね~~~~二人目にまどか√やってたときからずっと鷹斗のことめっちゃ好きだったし、ルート終えてもやっぱり好きだったし、終夜がいなかったら鷹斗最推しあり得たな。
(まどかと央にも同じこと言っていたような気がしますが、、、笑)

わたし、静かに凪いでいるのに確実に気が狂っている確信犯(本来の意味の方)かつ、ヒロインのいかなる行動によってもその自分の軸がブレることのない男がめちゃくちゃ好きなんですよ。

個人的に、鷹斗ってかなりわたしに近いキャラクターだなと感じていて、鷹斗の思考回路も、行動原理も、話す内容も、解釈が要らないくらいダイレクトに理解できた。

小学生時代の鷹斗の、
他人(特に凡人)への共感という感情そのものを待ち合わせず、自分の興味関心にしか視点が向いていない感じとか、

壊れた世界の鷹斗の、
大事な人のために目的を設定しているのに、その大事な人が何を望んでいるのか、自分の目的を知ってどう感じるのかはまるで考慮しないところとか、
それなのに、どこか「この人のために力を貸してあげたい」って思わせる人間的魅力(≒洗脳力)とか、

あぁ、この人サイコパスだぁって感じがしたな。鷹斗の人格、とても奥深く作られている。

鷹斗√入る前、
ブレない自分の軸を持った鷹斗と、お互い絶対に分かり合えなさそうな価値観を延々ぶつけ合いながら疲れたいって思っていたんですよ。笑
でも真相√だから、そういう鷹斗個人のアイデンティティにフォーカスした場面は少ないんだろうなぁとも思ってた。そうしたら。



「君がそう言うなら、俺もこの先、本気でいけるからね。
……俺、努力は嫌いじゃないんだ」

「君に、俺とこの世界を認めさせるためなら、手加減はしないよ。もう、俺にはそれしか道はないし、それしか望まない」

「覚悟しておいて。努力は惜しまないし、あきらめるつもりも毛頭ない。必ず、君に俺の想いをわかってもらうつもりだから」

……俺が欲しいのは、君だけなんだ。
手に入るなら、なにを犠牲にしても惜しくはない。君と俺が残るならね」


(絶対に、認めないわ)

睨む視線に、力を込める。

……調子、戻ってきたみたいだね。
嬉しいよ、撫子」


鷹斗はそれでも、幸せそうに微笑んでいた。



(私は、鷹斗の敵になるわ)

この世界を正しい姿に戻して、
元の世界の時を動かして、
そして元の世界に帰る。

それが、私の目標だ。
鷹斗の望みとは、なにひとつ合致しない。

だから、たぶん私は鷹斗の敵になる。
……鷹斗のやることを、私は止めたいのだから。



ここもうほんと最高展開で!鷹斗√で最もテンション爆上がりしたシーンだった。笑

このさぁ~~~自分を睨みつける撫子を見て……調子、戻ってきたみたいだね。嬉しいよ」って言う鷹斗がさぁ~~~。
自分の想いで世界を壊したことに対して、責任は感じても後悔や罪悪感はないってことでしょ?
間違ったことはしてないって思ってるから、洗脳したり弱らせたり汚い手を使ってわからせるんじゃなく、あくまで正面から正々堂々とぶつかってわかってもらいたいと思ってるし、
だから撫子もいつも通りでいてくれる方が嬉しい、狂っても病んでもいない正常な撫子のままで自分の想いを認めてほしい、認めてくれるはず、って思ってるわけで、、、

思想そのものは圧倒的に狂ってるのに、自分ではそうとは認識してないから、認めさせるための方法はまっすぐ純粋な正攻法。
このねじれが、鷹斗の確信犯(本来の意味の方)ぷりを際立たせててまじで最高。

そしてその唯一想いをわかって欲しい人が自分の望みをすべて阻止しようとしてるのめちゃ興奮する〜〜〜!!! お互い何の小細工もせず正面から価値観ぶつけ合うのめちゃくちゃ興奮する〜〜〜!!!
トリに相応しい鷹斗!!!

まぁ鷹斗が撫子に執着する気持ちは痛いほどわかる。
「やればできちゃうから、目標にできない」ってどこか冷めていた鷹斗が、「自分の好きなことをしていて、それで知らない誰かがたまたま幸せになったら十分じゃない?」なんて言ってもらえたら、好きになって当然だよ。この撫子の言葉本当に素敵だったし、CZ優勝セリフまである。
それ以来、撫子といるときだけは、感情が動いて生きているって感じられるようになったんだろうね。
撫子の家でお料理の練習したとき、それまでずっとおさななの理一郎を意識していた鷹斗が「ちょっと近づけたかも」って浮かれるの最高に等身大の小学生男子で可愛すぎて悶えた、、、好き、、、
そりゃ失いたくないだろうし、失ったことを認められないだろうよ。もう二度とそう言ってくれる人には出会えないだろうって、ほぼ確信できてしまうから余計に。
世界壊してでも撫子目覚めさせたいって思うわ。わかる。

そんな鷹斗から撫子が失われて、やってもできないことに半永久的に挑戦させられることになってしまったの、なんたる皮肉~~~。


そこからのクソしちめんどくさい鷹斗、
気持ちがまったく伴っていない撫子を誘導してキスさせた鷹斗、
すべてほんっっっとうに最高すぎた。
最高!!!!!!!!バカ!!!こいつほんとバカ!!!

人心を操って自分の望むとおりに誘導することはできるのに、
撫子がどう思っているかとか、気持ちが伴わないキスで幸せなのかという発想には至らないわけよ、、、本当に根っから共感性が欠けているんだなぁ。
というか仮にそういう発想に至ったとしても、鷹斗にとっては瑣末なことなんだよねそんなの、、、自分の気持ちだけが優先事項で、ただ自分が撫子とキスできたらそれでいいの、、、

それでいいのかよほんとにwwwwwいいわけないだろwwwww
もう愚かすぎて最高。

ここでキスしたときの、超えてはいけない一線を超えてしまったような、心が冷たく凍っていくような感覚、鷹斗のサイコパスみが凝縮された結果って感じで、本当に性癖でゾクゾクした。
もうこのときから鷹斗の領域に足を踏み入れてしまっていたんだよね我々は、、、

でもさ、こういう最高にバカなところからもひしひしと伝わってくるんだけど、
鷹斗はいつだって自分の願いに正直で、純粋にそれを実現しようとしているだけで、そこに計算とか裏とかマイナスの感情とか本当にないんだと思う。
鷹斗の本質は自己実現と責任感だと思うし、だから鷹斗の感情が向く方向次第で、世界にとって救いにも悪にもなる。鷹斗の思考はずっと「自分が何を望むか」で構成されていて、そこに世界の良識とか客観的な善悪とかないんだ。
自分の想いや願いを隠すことも恥じることもないから、撫子にもすべてを明かして晒して、理解してほしいってぶつかってくるし、世界を統治することにも全力なんだろうね。
ただ、その思考のすべてにおいて自分の物差ししか採用していなくて、本来想いをかけているはずの、撫子や統治される側の人々の生の想いをまったく考慮していないというだけで。
(というか、共感性が著しく欠如しているから考慮できない……考慮するという発想自体がないのかもしれない)
撫子や世界のことを考える気持ちは純粋まっさらで本物なんだと思うよ。

ずっと鷹斗とぶつかっていると、そういう彼の本質が段々わかってきて、見捨てられないって気持ちになっていくんだと思う。
ルートが進むにつれ鷹斗を放っておけなくなる撫子の心の動き、本当にわたしとシンクロしていました。

まどかもレインも、鷹斗を純粋に慕う気持ちだけで下についていたわけじゃなかったけど、
かといって、それがまったくなかったわけでもないと思う。
割り切れない気持ちは多々あるだろうけど、なぜか憎めない、放っておけないってなるし、そういう気持ちをおしなべて表現すると「好き」になってしまうんじゃないかと思いますね。

ただ自分の目的に正直に、素直に振舞う鷹斗のこと、初めはおかしい人だと思っていたはずなのに、
一緒にいるとなぜか見捨てられなくなる。だんだん鷹斗に絆されていく。
狙ってそうしているわけじゃないのに、どこか本能的に周りを自分の望む方へ感化させてしまうのが、鷹斗の才能というか賢さというか、おそろしいところなんよ。笑

撫子が少しずつ向き合ってくれていることを心から喜ぶ鷹斗はとても純粋で愛しく思えてくるし、
撫子がついに鷹斗と想いを通じ合って、紛い物じゃない本物のキスを交わすシーンなんてめちゃくちゃ感動してしまった。
「もう一度、言って」って縋る情けない鷹斗を見たら、この人本当に撫子のことが好きなんだな、、、って愛しさが天元突破した。
ノーカウント、あんなのは違うって言う子どもみたいな自分勝手さも鷹斗らしくて。気持ちが伴うことの尊さをちゃんと知ることができて、鷹斗、よかったねって。もう鷹斗が幸せならなんでもいいよって。笑


なのにさ~~~最後強制的に2010年に送り還されたの、さらに最高で震えましたね。
また自分の都合100%で撫子の運命動かすの、まじでどこまでいっても “ 鷹斗 ”~~~~!!!!


撫子の気持ちめちゃくちゃわかるんだよ、、、
鷹斗の考えていることはわからない、その望みをすべて止めたいって思っていたスタートから、
この鷹斗と生きていくんだって決意にたどり着くまで、すごく遠くて、決して平坦ではない道のりだったのに、
そんな自分でも信じがたい決意を固めるのだって、簡単なことじゃなかったのに、
そこまでさせた今になって、元の世界に還すってなんなの!って。
鷹斗の言う理由はどれももっともらしいっちゃらしいんだけど、他でもない鷹斗が今さらそれを言うんか!って。



「君が傷つけられたとき……心臓が止まるかと思ったんだ。
そのまま、つぶれるんじゃないかって」

「どんな手を使っても、君を助けるべき。
……レインにそう言われたとき、すぐに否定できなかった」

「人の死をなくすなんて、無理だ。そんなこと、本当はわかってる。
……それでも」

「また同じことが起きたときに、俺は狂ってしまわない自信がない」



「俺は、キングとして殺されなきゃいけない。それもわかってる。逃げ延びるなんて、絶対に無理だから」

「そのとき……もし、君が隣にいたら?
キングに連なる者として、君に危険が及ぶ。
……もし、君が傷つけられたりしたら?」

――俺は、自分を信用できないよ。
きっと、君を失いたくないばかりに、また道を間違えてしまう」




自分の意思だけですべてを決めてしまう勝手なところは、何も変わらない鷹斗のままなのに、
撫子を連れてきたときは、撫子の死を受け入れられない自分一人の願いのためで、
撫子を還すときは、もう間違えたくないって自分の弱さを乗り越えるためで。

やってることは同じなのに、その元になった感情はまるで違っていて、
それが撫子と心を通わせて鷹斗が変わったところだったのかなって思うと、責めることなんてできなくなったよ。



……君は、今の君しか持っていないものを俺にくれた。数え切れないほどに」

「好きで、大好きで、泣きたくなるくらい別れが辛いのに……でも、嬉しいんだ。そんな感情を、持てるようになった」




あんなに君以外はいらないって言うほど手放したくない撫子を、当の本人の意思を無視して無理やり還らせて、
そこまでしてでも、撫子がくれた “ 普通 "の感情をなくさないでいたいって、もう間違えたくないって思ってくれたんだとしたら、
それは純粋で愚かな鷹斗の、壮大な愛に違いないと思えた。



初めから大事な感情を持てていた鷹斗だったら、そもそも二人は出会ってもいなくて、
その場合の2010年の撫子は、大切な人の傍にいられる幸せを噛みしめることもないまま、1年後に事故に遭っていたのかもしれない。

鷹斗に大事な感情が欠落していたからこそ、壊れた世界での二人の関係が始まったのに。
撫子は初めそれを拒絶していたはずなのに。
心を通わせ、大事な感情を手にした鷹斗は、二人でいる未来を選ばなくなる。
最初から二人で幸せになる設計にはなっていなかったんだと思うと苦しい。

「終焉の一秒」ってそういう意味だったんだね。



2010年でもう一度鷹斗に会えたときの、強烈な喪失感と安堵と喜びと、、、いろんなものがないまぜになった何とも言えない感情といったらなかった。
まだやり直せるんだ、目の前の、2010年の鷹斗を大切にする道が残されてるんだ、絶対に大事にしなきゃダメなんだって噛みしめたよわたしは、、、
それが壊れた世界の鷹斗と築いたものを無駄にしない、たった一つの生き方なんだと思った。

2021年になって、それまで持っていた非凡な才能をすべて捨てて、
撫子と何てことない毎日を過ごす平凡な鷹斗を見たときは、本当に言葉にならなかった。
鷹斗にとっては、ただ二人並んで笑い合っていることが何より幸せなんだと思えたよ。



「今日も明日も、明後日も。
……10年後だってずっと、君の笑顔を見ていたかった」







鷹斗が望んでいたことって、ずっとずっと、本当に “ 普通 "のことだったんだよね。
目の前の大切な人をもっとちゃんと大事にしようって思わせてくれた鷹斗√だった。



そういえば、わたしは小学生同士の恋愛がめちゃくちゃ好きなんですけど、
鷹斗√の小学生時代は特に好きだったかも。
手を繋いで隠れて、離した後繋ぎなおすところとか、
鷹斗が撫子に落ちた瞬間とか、
理一郎に近づけたかもって浮かれる恋する鷹斗とか、
心配して様子見に来てくれたのが嬉しくてつい誘っちゃったけど、部屋片づけておけばよかった~ってなる神童の等身大の小学生男子らしさとか、
あぁ~~~いいな甘酸っぱいな切ないな~~~いいな小学生の恋~~~ってなった。

あとテーマBGMがめちゃくちゃいいし(鷹斗は大人ver.のテーマBGMもよくてずるい)、
白衣着た小学生鷹斗めちゃくちゃドストライクなんだが~~~!!!

というか小学生時代のビジュアルは圧倒的に鷹斗が好きです。



で。






それ以上に情緒狂わされ持っていかれたのがレインでした。

英兄弟のルートのとき、こいつら鷹斗に尺喰われとるやんけ~って思ってたけど、鷹斗本人のルートではレインに喰われてたね。笑



まずさ、わたしレインの本名が外国人名なのとか全然気にしていなくて(これまで攻略対象が外国人名のゲームが続いていたからっていう言い訳)。



撫子の事故を仕組んだ元凶がレインだっていう事実に、鷹斗√入ってから気付いたんですよ。



やっっっっっっばwwwww
シャレマニのとき見せたあのキレキレの推理力どこいった???笑

いやもう事故の真相とかどうでもよすぎて。笑(よくないよ)

鷹斗√入るまで、レインのこと意味深な鷹斗の腹心くらいに思ってたから、ルート欲し~欲し~って騒いでいたんだけど、
この立ち位置ってなるとサブキャラとしてちょっと恋愛仄めかすとか無理やん、、、攻略対象レベルのガチルートじゃないと恋愛できんやん、、、って気付いてしまったね。

いや個人的には、めちゃくちゃ恋愛対象として好みなんだけどさ〜〜〜。
でもさ、あそこからレイン√分岐して、あの尺で撫子への恋愛感情に着地させるのは無理があるやろ、、、?と思ってしまって。
あのエンディングは違ったかなぁってなってしまった(後述します)。



というわけで。
レイン単体がめっちゃ刺さった話と、
あのルートで見たかった着地と、
レインと恋愛するならどんなルートがいいかな~っていう勝手な妄想の話しますw

冴木弓弦とは恋愛したくないんだけどレインとは恋愛したいよ。






レインの行動原理って、もとを辿ると「世界に対する八つ当たり気味の復讐」だと思う。

最愛の妹を亡くしても、世界は何も変わらなくて。

善人が救われ悪人が裁かれるとは限らない中庸さとか、
唐突に何の罪もない命が奪われる理不尽さとか、
大切な人を喪ってどんなに悲しみに暮れても、一個人程度の感情では何も変わらない、その世界の冷淡さや遣りきれなさに対して、八つ当たりしていたように見えた。

「人間程度がどうなったって、何をしたって世界は変わらない」という、
理不尽に冷淡に存在してきた世界への、行き場のない怒りを発散させる手段が「人体蘇生」で。
禁忌に踏み込んで、ほんの少しでも世界のあり方に衝撃や揺さぶりを与えられたなら、そうして世界が歪み壊れたなら、妹が亡くなっても平然と変わらず存在していた憎たらしい世界に一矢報いることができるって発想だったのかなと。
「人間程度にだって世界を歪ませ壊すことができるんだ」「あのとき平然としてたからだ、いい気味」って感覚だったんだと思う。

レインは人体蘇生に執着している自覚はあったと思うけど、
それが世界への復讐心から来ている自覚はなかったと思うし、
それすら、最愛の妹を失ったあまりにも深い悲しみから目をそらした結果なんだって、そこが原点なんだって自覚はもっとなかったと思う。

だから世界への復讐なんて本当は、八つ当たりでしかないと思うんだけどね。

妹を亡くした直後は、人体蘇生を確立したいなんて本気で思ってなくて、
「まぁ人より優秀だし、生物科学にも携わっているし、なんとなーくできちゃったりして~~それもいいかもな~~」くらいの認識だったと思うのよ。

そんな中鷹斗に出会って、鷹斗だったら本当にできるかもって、少しだけ現実味を帯びてきて、
雑談の中にほんの期待を込めた、ちょっとしたジャブで人体蘇生の話題振ったら「個人の願いに沿って人体蘇生を行うのはモラルに反する」ってド正論で顔面殴りつけられてしまったレインの、一瞬で沸騰して腸が煮えくり返る感覚、まじでシンクロしてた。
(もちろん鷹斗は何も悪くないんだけど)

そもそも、自分より三つも年下の、それでいて自分を凌駕する本物の神童に、心のどこかで敗北感や劣等感を覚えさせられていたところじゃん。
意味もなく微かに燻ぶっていたところじゃん。

そんなところにこれ返されたらさ、

いやこっちだってそんな本気で聞いたわけじゃないのにマジレスすんなって気持ちとか、
失くしたことないからそんな綺麗事言えるんでしょ? 自分がそういう立場になったとき同じこと言えるのか?って気持ちとか、
自分と違って実現しうる才能を持っているのに、それを使おうとしない鷹斗が薄情に見える怒りとか、
そういうのがないまぜになって。

そして、そういうののもっと奥で、
ただただ、妹をずっと大切に想ってきた気持ちを、真っ向から否定されたような感覚になったんだろうなと思う。
レインにその自覚はなかったと思うけど。



さっき書いたとおり、レインの行動原理は「世界への復讐」で、それは元を辿れば、妹の死から目を背け八つ当たりした結果だと思うんだけど、

妹を亡くした深い悲しみを直視できない、
でも風化して忘れるような薄情な自分にもなりたくない、
そんな扱いきれなくなった感情の投影先が「人体蘇生」だったんだと思う。
人体蘇生にこだわり続ける限り、自分は理不尽な世界への怒りを風化させることも、妹への想いを忘れることもないって思い込んで、
人体蘇生がそういう自分でい続けるための手段になってしまって。
そうやって無意識に自分をがんじがらめにしてしまっているように見えた。

それがレインの「誰かや、世界や、【確率】に、自分の世界を決められるのだけはまっぴらだ」「ボクはキングと違って、幸せになんて、なりたく――ない。」に表れていたと思う。
世界に抗い続ける自分でいたい、それが妹への想いを証明する唯一の手段だって思ってたんだろうな。妹への想いを忘れて、世界の理に収まって幸せになる自分なんて許せなかったんだと思う。

そして、レインはそういう自分の思想の機序――自分はただ、妹を失ったことが悲しくて受け入れられないんだって原点を、たぶんきちんと自覚できていなくて。
自分自身の感情の痛みや機微には鈍感で、変に意固地になってしまう、そんな誰よりも子どもっぽい弱さが愛しいよ、、、

妹の死で抱えた悲しみを、忘れていってもいいのにね。それは薄情なことなんかじゃないのに。



鷹斗は一般論として答えたにすぎないんだけど、
レインにとっての「人体蘇生」は、世界に対する反抗や復讐の手段であり、大切な妹への想いの象徴であったはずで。
そういう自分の奥底の、本質的な感情を否定されたような気がしたんだろうね。
それも、自分に微かな敗北感を与え続けてきた、何の苦しみも味わったことのなさそうな神童に正論で殴られたわけだから、そりゃ一瞬で腸が煮えくり返る思いがするだろうよ、、、

まぁそれも八つ当たりなんだけどね。

この鷹斗とのやり取りで感情が沸騰してしまって、人体蘇生に固執して引き返せなくなっちゃったんだろうなと思った。

それで撫子の命を奪えちゃうところが怖いが。笑
撫子のために世界壊した鷹斗より、八つ当たりで撫子の命奪えちゃったレインの方がよっぽど背筋凍りましたわたしは。
(実際には死んではいないけど、レインとしては本当に死なせて人体蘇生を実現させる気だったと思うので。まぁ鷹斗なら実現させられるって勝算があったから実行できたのかもしれないけど)

レインの行動原理って、世界に対しても鷹斗に対しても八つ当たりだと思うんだけど、
表面上は飄々としていて、どこか冷めたように見せていて、自分は世の相場感を客観的に見られる人間ですよ~って態度なのに、
本当は誰より感情的で、誰より子どもっぽくて、誰よりも純真なの、愛しすぎた。

撫子を事故に遭わせて、鷹斗に人体蘇生と向き合わざるを得なくさせて。
鷹斗なら人体蘇生を実現させられる、そうすればこのくだらない世界に一矢報いることができるって、意固地になった世界への復讐を鷹斗に委ねてしまったね、、、

鷹斗とレインは、同じように大切な人を亡くし、
禁忌に踏み込んで人体蘇生を実現させようとする同志のように見えるけど、

鷹斗の感情は、まっすぐ撫子を失った悲しみに向いている一方、
レインの感情は、世界への復讐に向いているわけで、
こころが壊れてしまっているのは一緒なんだろうけど、感情の行き先は微妙に違うと思う。
しかも、自分の感情を正しく把握できている分、やっぱり鷹斗の方が上手だなぁと思わされるわけです。

(仮に鷹斗が人体蘇生を実現させたとして、レインが本当に妹を蘇生させたかは怪しいような気がする。
世界への復讐の一環として蘇生させる可能性はあるけど、鷹斗みたいにもう一度会いたいって一心で蘇生させることはないような。妹は禁忌を犯してまで蘇生されることは望んでいないって、心のどこかでわかっていそう。鷹斗と違って。
鷹斗は、撫子が望むと望まざると、世界が許すと許さざるとにかかわらず、自分が望んでいるから実現させるって思考するタイプだと思う、少なくとも当時は)



レインは「鷹斗は自分のこと同類だと思ってるから信頼しているんじゃないか」って言っていたけど、
鷹斗を同類に引きずり込んで、復讐を委ねて、一時の心の安寧を得ていたのはレインの方だったよね。

「自分のことを同類だと思っているから信頼しているんだろう」って思うこと自体、レインから鷹斗への信頼に他ならないし(鷹斗にそういう人間味があるって信じているわけだから)、
あの子はかわいそうな子どもですよっていうのは、庇護感情でもあるけど、憐れんで下に見ていることの表れでもある。
鷹斗のことそうやって言うくせに、自分は自分の感情すら把握できないまま鷹斗に自分の復讐を委ねて、研究的にも精神的にも鷹斗に依存していることには気付けていないんだよね、、、そこが愛しいんです。

最後、撫子と接する中で変わっていった鷹斗への「まるで、人間じゃないですか」にレインの孤独が詰まっていて泣いた。

置いていかないでほしいよね、、、



それから、レインが鷹斗と出会ってからあらゆる面でずっと鷹斗に負け続けているのが、まじで性癖にガン刺さりして大興奮した。
負けの星のもとに生まれた男が大好きです。

鷹斗から自分への感情を完全にコントロールできているつもりで有心会を手引きしたら、完璧に読まれていた挙句「自分は誰のことも信頼していない」って言われてさ、
「鷹斗は自分のこと同類だと思ってるから信頼しているんじゃないか」なんて言っていたレインの惨めさよ、、、
やっぱり鷹斗の方が一枚上手で、一生勝てないんだって見せつけられたの大興奮したし、


すべての元凶であるレインに対して、

「裏切ったとしても、過去の経緯がどうだったとしても、君は、俺の望みに協力してくれた」

「俺の望みに興味はなくても、キングとしての俺を支えて、一緒に仕事をしてくれていた」

「助けてもらって、感謝してた。
……嬉しかった。狂った俺の意志に賛同してくれたのも、君だけだったから」

「それが、上辺のものだったとしても。利用するための嘘だったとしても。
……俺は、嬉しかったんだ」

――俺を狂わせたのが君なら、彼女に会える日を夢見ていた俺を支えてくれたのも、君だったよ」



って言えちゃう鷹斗な、、、
この場のレインの感情なんて考えてもいなくて、ただ「自分がどう思い何を望むか」しか物差しがないんだよな本当に。いい意味でも悪い意味でもね。
ここではいい面が出ているけど。
憐れんで利用していたつもりの相手にこんなこと言われたら、さらに敗北感が募るだろうし、


……君が裏切るために日々を過ごしていたとは思えない。ここで働いていたときの君は、この結末のために頑張っていたんじゃないよね。
研究にも、俺にも、この組織にも、円にも。そして彼女にも、たしかな情を寄せてくれていた」

――死なせないよ。
俺は、怒ってるんだ。勝手に死ぬのも、やっぱり許せない」

「君と話して、どうしてあんなことしたのか、どうして俺を貶めたのか聞き出して、俺の怒りを受け止めてからじゃないと死なせないから」




自分の物差しだけで話をして、自分の都合だけで淡々と助け、
それなのにしっかりと真実を見抜いて、最後の最後までレインの望む通りにはさせてくれない鷹斗、
さらに何重にもレインに敗北感与えていて最高だった。



ボクはもう、理解していた。
そう。憎らしくて愚かしくて、羨ましいほどに。
この海棠鷹斗という人間は、呆れるほどに、頭がいいのだった、と。




このレインが眼前に突きつけられた敗北を認めた瞬間のモノローグ最高すぎて絶頂しました。
年下の鷹斗に一生勝てない負け男レイン本当に好きだぁああああああああ



レインから鷹斗への感情って、初めは劣等感とか敗北感とか怒りとか八つ当たりとかだったかもしれないけど、
一緒に過ごす中で、それと同じくらいかそれ以上に、尊敬や庇護感情、慈愛が育っていったと思っているし、
そんな複雑かつあまりにも巨大な感情を向けられている鷹斗が、そういうレインの感情に反発することも寄り添うこともせず、
自己の感情のリソースをほぼ割かず、
あくまで自分の都合のみで接し一歩先を行き続ける、そのサイコパスみに大興奮した。
まぁあああじで撫子以外にリソース割かねぇなこいつwww


妹を亡くしてから身動きが取れなくなって、
本質は子どものまま、勝手に鷹斗に傷つけられ続けながら、
それでもどこか安らぎや慈愛を覚えてしまったレインの、あまりにも一方通行な巨大感情がめちゃくちゃ刺さりました。

鷹斗×レインの関係性で一生沼に浸かっていられます。



いや~レイン√なんだけどさ。

こんな、あらゆる角度から傷つきすぎてもう痛みすら感じないほどボロボロになったレインの心に必要なのは、恋愛じゃなくて忘却と承認、休息ではないか?
妹の死を受け入れられず、世界への八つ当たりで目を背け続けていたのがすべての始まりだったと思うから、
まずは妹の死と正面から向き合って、少しずつ忘れていくこと、忘れてもいいんだって受け入れることから始めるべきだと思うし、
鷹斗に劣等感や怒りや尊敬や庇護感情の入り混じった複雑な感情をちゃんと受け取ってもらったうえで、本当の意味で心を預けてもらえるのがレインの一番の幸せに思えてならない。笑

というか、あの分岐の時点で撫子もう鷹斗好きになっちゃってるじゃん?
そもそもレイン→撫子よりもレイン→鷹斗の方が圧倒的巨大感情に見えるうえに、撫子がもう鷹斗を好きになっているような状況で分岐して、
そこからレイン→撫子に着地するの無理があるんじゃないかな、、、

レインとの間に恋愛を仄めかすのであれば、あの分岐は遅すぎるのではないだろうか。笑

あそこで分岐するなら、レイン→撫子の恋愛感情仄めかしはなくてよかったなぁ。
ただただ三人での暮らしに安寧を見出したレインっていう着地でよかったかも。

だって、鷹斗には10年近く巨大感情向けてんでしょ?
そんなレインが、会って数か月の鷹斗の想い人に横恋慕して、しかも参戦を表明するかなぁって思っちゃって。

撫子に惹かれていたとしても、それ以上に鷹斗への負け感情が大きくて、手を出すなんて発想にもならないまま二人の傍にい続けるレインがしっくりくるというか、、、
まだそんなに時間が経っていないからなおさら。
「否定はしませんけど、鷹斗くんには勝てませんからねー」なレインの方がまだしっくりくる。笑
(それもはやレイン√って言わない)



いや、レインが元凶だって知る前は、レインと恋愛したい、恋愛仄めかし展開欲しいって思ってたけど。

ここまでレイン→鷹斗の巨大感情を丁寧に描いた後でのあれは、ちょっと急すぎたかなと思った。

最後に無理筋で申し訳程度に恋愛仄めかされるくらいなら、一切描写ナシでいいんだよぉ~~~!!!
※自分の感覚が少数派だということは自覚しています。

あのルートなら、レイン→撫子への恋愛感情はなく、ただただ三人での暮らしに安寧を見出したレインっていう着地か、
炎の中最後にちょっと想いを告げられて、そのまま亡くなるor消息がわからなくなって、
現代に戻った撫子は、レインの記憶が薄れていき、もうその意味がわからなくなってもあのウサギのぬいぐるみを肌身離さず持ち歩き続ける……って着地が最もわたし好みのエンディングだったかもしれん。





じゃあわたしの理想のレイン恋愛ルートの話するか~~~。





さっきも書いたけど、まずレインに必要なのは恋愛じゃなくて心の休息だと思うのね笑

妹が亡くなったときレイン13歳でしょ?
そこから12年傷つき歪み続けたままだったのに、あんなハイスピードで恋愛感情を自覚するのはちょっと急すぎるかなって。
まずは心の休息をとってからじゃないと、恋愛なんてできないでしょ、、、
そして鷹斗がレインの近くにいる限り、レインは鷹斗への巨大感情で情緒を揺さぶられ続ける気がするので、
鷹斗と距離を置くことがマストだと思いますね、恋愛するなら。

あとやっぱり撫子が鷹斗を好きじゃない状態で分岐してほしいと思う。
レインが鷹斗にだけは勝てないって苦汁を舐めながら恋心を抱き続けるのそれはそれでめちゃくちゃ性癖に刺さりはするけどさ……!負け男が好きなので……
でもわたしは、負け男には最後の最後に報われて穏やかな幸せを掴んで欲しいんです。
撫子が鷹斗を好きになった後だと、撫子がレインに心変わりするのも、レインが鷹斗への巨大感情に傷つき続けながら撫子への恋愛感情を自覚するのもなんかしっくりこないので、やっぱり撫子が鷹斗を好きになる前にルート分岐してほしい。


鷹斗を好きになっていない世界線で、
炎の中、レインを放っておけなくて二人で逃げて、
鷹斗も追手も来ない、誰も自分たちのことを知らない、科学も何にもない長閑な場所で1年くらいゆっくり二人で暮らすのがいいと思う。
わたしが働いて生活支えるので、レインはなーんにも働かないでぼーっとしてもらって。
一日の終わりには二人でごはん作って食べて、他愛もないことをたくさんおしゃべりして、同じ布団で何もしないで寝るっていうプラトニックな生活がしたい。
その多くの時間、穏やかなのにどこか手負いのような捻くれた物言いしかしないレインでいい。笑
(撫子が働くのか?っていう違和感はあるのでこれは夢女視点だと思ってください笑)

たまに、自分がすべての元凶なのにこんなことしてバカじゃないのか?って拒絶反応示してきたときには、ちょっと真面目な話とかしてさ~~~。

鷹斗もめちゃくちゃ好きなので、八つ当たりで撫子の命を奪って鷹斗を狂わせたレインを許せない気持ちもやっぱりあるんだけど、
それでもレインを放っておけない愛しい気持ちの方が勝っちゃったんだよわたしは。ちゃんと自分の心と向き合って自分の傷を癒すのに時間を使ってほしいし、その間ずっと隣に寄り添っていたいと思ってしまったよ。

1年くらいそうやって暮らして、もう妹の死とか人体蘇生とか世界への復讐とか科学者としてのプライドとか、何もかもいい意味でどうでもよくなったら、そこからようやく始められる気がする。

傷ついて歪んで壊れた心をただ隣に寄り添って溶かしていくって文脈が大好きだし、そうやって何てことない優しい時間を一緒に過ごすことで相手を唯一無二に想っていく変化が大好き。

レインの後日談を、撫子が鷹斗を好きになる前・レインと撫子二人きりの生活の中で見たかった。恋愛するならね。

(あの後日談自体はわたしの中のレイン像と完全一致で本当に素晴らしかったと思うし、レインが撫子にちょっかい出して、鷹斗がレインを牽制するあの描写も正直言うと好きです。笑
ただ、やっぱり鷹斗と一緒にいる生活ではレインの傷は癒えないで膿んでしまうと思うし、あの三すくみがいつまで続くのか……そんなに長く保たないのではないかと思うと、あの状況でレインに恋愛させるのはちょっと無理があったのかなと思った)


まぁわたしの妄想は、片想い献身ヒロイン&ただ隣にいてくれる尊さ、みたいな文脈が大好きなわたしのただの性癖ルートでしかないんですがwww
でも自分が傷ついている自覚すらないレインには、やっぱり穏やかな時間の中で少しずつ傷を癒してから恋愛するのが合っていると思ったな。
というかそれ(=自分の性癖ルート)が合っていると思うからこそこんなにもレインが好きなのかも。



レインという人はとても魅力的で性癖でめっちゃくちゃ大好きなんですけど、あの分岐してから最後、唐突にレインから立候補されるのは何か違いました。ごめんなさい。

でもさ~~本当にめちゃくちゃレインに心を持っていかれてしまってね?
終夜って終夜自身ものすごく人間ができているし、ルートとしてももうあれで綺麗に物語が完結してしまったから、ただ尊い・愛しい・最推し でまとまっているんですけど。(???)

レインはね~~~あの傷つき続けているのに自覚もできず平然を装おうとする幼気な弱さが永遠にわたしの情緒を乱し続けるんですよ、、、
自分でもよくわからないままに心を掴まれていて、自室のお気に入りスペースにレインを増やし続けています今。笑





バドエン回収しようと思っているけど、トラの現代エンド以外を踏むかまだ悩んでる〜〜〜
あのまま2020年トラへの感情を永遠のものとしたい、、、しかしそれではフルコンできない、、、笑

あと本編で完結した余韻を楽しみたいタイプなのでifの中学生編やるか非常に悩みます。

小冊子とかオトメイトじゆうちょうとか少しずつ集めたのでそれはまたゆっくり読もうかな〜〜



おしまい。


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