この前の「忘れられた恐怖 https://privatter.net/p/9435294」からそのまま続いた話です。重傷を負って面会謝絶のヒナイチくんを、鼻息丸に変身して会いに行く話です。 2022/10/05にtwitter に上げました。
@kw42431393
「ただいま。ドラ公、やっと…」
「おかえり、ロナルドくん、ジョン。ちょっと…」
「ギャア!!セロリと蛇が合体したなんかよく分からんなにか!!」
「ヌエーン!」
事務所に帰ってきたロナルドは、いきなり現れた、なんとも表現しがたいUMAを殴りつけた。その瞬間、化物は塵になり、例の如く同居人の姿に再生された。
「いきなり殺すな、と言いたいけど今回はありがとう。変身の練習してて、戻らなくってね。困ってたのだよ。」
「あのおぞましいのは、何だ?ったく、ほんと初めて会った時のコウモリが、一番マシだったわ。」
「今のがコウモリのつもりだったんだけどなぁ…。よっと!」
「なんか定期的に練習するよな、もう諦めちまえ。最終的に戻らなくなって、じいさん呼んでるだろ?」
さらに変身失敗したドラルクに、呆れた様にロナルドが言う。
「今回は切実なのだよ。もっかいチョップしてくれる?」
「おらよっと。」
「ヌー!」
今度は、イモムシのような何かになっていたのを、ロナルドがチョップする。さらに、「フンッ!」と気合いの声と共にポンッと煙が出て…
「ヌー!ヌヌヌイヌ、ヌヌンヌ。」
「おお、やったじゃん。ってか、めっちゃ可愛い!」
ジョンが持ってきた吸血鬼用の姿見を覗き込んで、鼻息丸に成功したドラルクが、ピスピスと胸を張る。
「フフフ、どうだね。元々可愛い私がもっと可愛くなるのは当然だろう?」
「中身がお前じゃなきゃ、こねくり回してるわ。」
「ピスー!折角成功したのに死んじゃうでしょ?さてと、ちょっとこの姿で出掛けてくるよ。じゃあ、空の旅にいってきま~す。」
意気揚々と飛び立つ鼻息丸を見送って、ロナルドはジョンと顔を見合わせた。
「気持ちは分からんでもないがよ…ジョン、お前も大変だな。」
「ヌヌヌ…。」
「ヒナイチが満更じゃなきゃストーカーだろ、あれ。あと、今日から面会許可降りてるんだから、普通に見舞い行けるんだよな。」
「ヌヌヌンヌ、ヌヌイヌン。」
「あー、そりゃ分かるわ。最近の起きて第一声が「まだ面会謝絶なの?」だからな。あと、毎晩病院の周辺を彷徨いてる吸血鬼って、あいつだろ?つきあうお前も難儀だったな。」
先日、外来性下等吸血鬼の駆除作業中に、迷いこんだ子供を庇って、重傷を負ったヒナイチが救急搬送された。幸い、ドラルク達が駆けつけたのが早かったのと、ヨモツザカが開発した治療薬で一命は取り留めたものの、面会謝絶の状態が続いていた。
ショック症状を起こして苦しんでいる彼女を間近に見ていたドラルクは、執着心の強い吸血鬼の性質も相まって、一刻も早く彼女を見たくて堪らなかったのだ。
「確か、あの辺の窓から見えたと思うんだけど…」
本当の家族の様に暮らしていても、現実は赤の他人…受付で聞いても通してくれる訳がなかった。この数日、散歩と称して病院に通い、この中のどこかにいるんだろうと眺めていたのだが…昨夜、3階の窓から彼女と思われる女性が見えた。
いてもたってもいられず、日が暮れてから家の事を片付けると、変身の練習をしていた訳である。
「別に中に入る訳じゃないからね、そもそも招かれないと私入れないから。カーテンの隙間から顔を見れたら帰るし、全然事案じゃないし!」
この前みたく、鳩やオッサンアシダチョウに襲われない様に隠れながら、件の窓まで来た。
「今回死なずにここまで来れた自分、すごくない?」
ちょっとした無理ゲーのノーコンクリア直前の様な気分だ。しかも、窓が開いていた。
「無用心だぞ、ヒナイチくん。いや、面会できるのは家族だけだから、あの口の中噛み造が締め忘れたのかもしれんが…」
そっと、中を覗き込む。やっぱり、室内にはヒナイチが眠っていた。
吸血ヒアリの毒針に刺された手足は包帯が巻かれていたが、腫れはかなり引いている様に見えた。腕から伸びている点滴のチューブが痛々しい。
招かれないと入れない我が身が恨めしいが、目的は達したのだ。これ以上、ジェントル違反をする前に…
「うぅ…ん。どらる…く。」
帰ろうとした時、背後から自分の名前を呼ばれた。
「ヒナイチくん…?」
「…はっ、…はぁ…うぅ…」
思わず、室内に入って彼女の元に降りた。今のが招かれた形になったらしい。
「少し熱があるね。寝汗がひどいし、気持ち悪いよね?ちょっと待ってておくれ。」
ここで戻れば楽なのだが、帰りが困るのでコウモリのまま枕元のタオルを取った。そっと、起こさない様に汗を拭いてあげる。脱水が心配なので吸い飲みを口にあてがってやると、ゴクゴクと喉を鳴らして飲んでくれた。
「ん…、ふぅ…。」
「フフ、可愛い寝顔。じゃあ、私帰るからね。おやすみ、明日も成功したら来るから。」
そっと頬に口づけを落とした時…
「…あれ…鼻息丸?」
彼女と目が会った。
「え、えっと。そ、そのこれは…やましい気持ちじゃなく!し、心配だったし!面会できなくて、その!」
あぁ、終わった。このままでは、私はレディの病室に忍び込んでハレンチな事をしようとした変態吸血鬼の烙印を押されてしまう…。
最悪の事態を想像して、頭を抱えるドラルクに嬉そうな声が聞こえた。
「鼻息…ドラルク、来てくれたのか?」
ヒナイチはゆっくりと体を起こして、鼻息丸に頬擦りをした。
「ピス!まだ、熱があるんだから寝てなさいって。嬉しいっちゃ嬉しいけど、君、私の正体知ってるでしょ?」
「でも、可愛くてな。すごく久しぶりだし。」
「私はいつも可愛いでしょ。ごめんね。面会謝絶だけど、どうしても顔を見たかったものだから…。」
「あれ?知らなかったのか?今日から面会許可が降りたんだ。ロナルドとジョンもさっき来てたし、お前が起きたら伝えるって…」
「嘘?そ、そういえば、何か言おうとしてた様な…。エーン、変身の練習してた私の努力って一体…。」
努力の意味がなかった事を知らされてショックだが、そこで死なない様に努力する。こんなに嬉しそうな彼女を見れたのだ、まぁ、甲斐はあったと言えるだろう。
「私は嬉しいぞ。そこまで心配してくれたのだからな。」
そのまま、ヒナイチは鼻息丸を抱き締めた。熱のせいで多少早いが、ドクドクと心臓の音が聞こえる。生きていてくれた、と実感できてドラルクは何かが満たされた様な気がした。
「ドラルク、目が覚めてから兄から聞いたのだが…」
「なぁに?」
「お前は大丈夫だったのか?私を助ける為に、何度も吸血ヒアリに刺され、火で焼かれ、水で流されたのだと聞いたんだ。殺され続けて苦しかっただろう?すまなかった。」
「ん~、君が気にする事じゃないよ。現に子供を助けた君の行動は、間違ってないし。確かにキツかったけど、あれがベストな策だと思ったしね。それに…」
「何だ?」
「私が死ぬのいつもの事じゃない?」
ヒナイチに、背筋が凍る様な感覚が走った。自分も今回の事で生死の境を彷徨ったのだ。この病室で目覚めてから、もしあそこから帰って来れなかったらと考えると、今でも恐ろしい。それを救ってくれたのは…今思うと幻聴ではなかったのだろう…意識を失う前に聞いた言葉だった。
しかし、今吸血鬼らしくないと思っていた男の言葉に…秘かに想いを寄せていた相手との間に…大きな溝がある事を実感せざるを得なかった。
「あ…」
仕方がないんだ、種族も年齢も違うのは分かってたじゃないか…こいつにとってはいつもの事…でも…
彼女も頭では理解している、しかし気持ちが追い付かない。目の前の鼻息丸、もといドラルクが得体の知れない化物に見えてくる。
「そんな事より、明日何が食べたい?まだ熱があるから、クッキーよりゼリーとかプリンの方がいいかね?」
あんな恐ろしい事を何でもない様に…無邪気に笑わないでくれ。お前のせいで痛かった、苦しかったと批難された方がよっぽど…
「ド、ドラルク…わ、わたし…」
自分の身勝手だ。こいつを怖がるなんて…命懸けで助けてくれたのに。私はそんな奴だったのか?
「ピス?気にしないでくれ給え。君に会えて嬉しいんだよ、何でも言っておくれ。そうだ。またどこかに行きたいって、言ってたよね?退院したら連れていってあげよう。ロナルドくんとも相談しないと…え?え?どうしたの!?」
ドラルクは、慌ててヒナイチの顔を覗き込んだ。彼女の瞳から、ハラハラと涙が溢れてきたからだ。
「ね、ねえ?ヒナイチくん?どこか痛いのかね?ナースコールしようか?」
「ち、違う。どこも…」
「私、何かした?ねぇ、謝るから言っておくれ?ね?」
「ち、ちが…お前は悪くない、私が…」
「副隊長!見舞いに来てやったぞ!」
「先輩、声大きいですよ。他の部屋の人に迷惑でしょ?」
「全く、見舞いでなく報告を兼ねておるんじゃぞ。心配してたのは分かるが、落ち着…」
いきなり、半田達が大声と共に部屋に飛び込んで来た。驚いた鼻息丸は塵になり、変身が解けて元に戻った。最悪のタイミングで…。
「ドラルク!?と、とうとう副隊長と…お前…い、い祝いにこのセロリ汁ど、ど、どうだ?」
「いや、セロリ汁ってあんたテンパって何言ってるんですか?そもそも泣いてるじゃないですか。」
「ち、違うー!また、女子会と一緒の展開に!」
ベッドの上に手をついた状態で、ドラルクの下にいる検査着を来たヒナイチが泣いている。乱れた検査着から白い肩が覗いて、なかなか扇情的だった。
つまり、抱きしめていた鼻息丸が塵になって、大声に驚いたヒナイチがバランスを崩した上で、ドラルクの姿で再生されているのだが、病室で襲おうとしたと見なされても仕方がなかった。
「まぁまぁ。とりあえず、署まで行って話を聞かせてもらいましょ。」
呆れたサギョウがドラルクの腕を持って、連れていこうとする。
「そうだ、ドラルク!しかも、泣かせるとは、見損なったぞ!」
「サギョウ氏、待って!私もなんでヒナイチくんが泣いてるのかよく分かってないから!そもそも、私にヒナイチくんを押し倒せる力ある訳ないでしょ!?」
「それもそうだな…貴様、自分で言ってて空しくないか?」
「待ってくれ。ドラルクは悪くないんだ…話を」
ヒナイチが半田達を止めようと、ベッドから降りようとしたが…
「痛ッ!」
腫れた足で上手く立てずそのまま倒れそうに…
「うわっ。そんな足で無茶しないの。危ないなぁ。」
ドラルクがヒナイチを受け止めた…が、既に所々が塵になりつつある。
「ご、ごめん。やっぱり無理だわ。誰か、パス。」
「ほれ、大丈夫か?ヒナイチ。」
ドラルクが塵になるのと入れ替わりに、ヒヨシ隊長がヒナイチを抱えてベッドに座らせた。それから、ドラルクとヒナイチを見比べる様にする。
「お前さんらは休憩室で待っとれ。俺が、ヒナイチと話をする。」
「いや、隊長も危ないな。」
「失礼な。俺は胸もいいが、お尻派じゃ。もっとむっちりした方が…」
「やめてください。こんなに綺麗なうなじなのに、可哀想です。」
「やっぱり、事案なんじゃないですか?」
「う、うるさい!子供っぽくて悪かったな!うぅ…。」
ドラルク達が休憩室に行くと、半田がどこに持っていたのか、皆にお茶を出してくれた。そういう所は気が利く男だった。味は良いが、仄かにセロリ臭いのが難点だ。同級生に仕掛ける用に常に持ち歩いているのだろうか。
「そういえば、半田くんに預けた子は大丈夫だったのかい?」
「うむ。VRCの検査も受けたが、問題なかったらしい。副隊長が見つけたのが早かったからだろうな。」
「それはよかった。それにしても、あの子ったら無茶するんだから。」
「無茶は貴様もだろうが。アリ達を全滅させる為に、自分ごと燃やさせるなんて自殺行為だぞ。」
「本当は、シャクだけどあの髭を呼んで、塵ごと凍らせようと思ってたのだよ。その方が安全だからね。」
「髭って、お前の師匠か?」
「でも、他県から飛んで来ても間に合わないと踏んでね。イシカナさんが、こちらに引っ越ししてきてて助かったよ。結構塵が焼けたけど、彼女には変えられない。」
彼は軽く手を翳す様にした。見た分には分からないが、燃えてしまって足りてない部分があるらしかった。
「ショーカくんの放水だけで全滅させるのは十分だったけど、念の為にね。」
「水だけだと生き残りを流してしまった時、またアリ共を探すのが大変だからな。」
「時間を取らせたな。もういいぞ。」
休憩室にヒヨシ隊長がやって来た。とりあえず、話は終わったらしい。
「ヒナイチくんは?」
「落ち着いた、お前さんに謝りたいと言っておる。」
「あの子が謝るところあったかな?では、ちょっと失礼…」
ドラルクがヒヨシ隊長の横を通ろうとした時、彼はドラルクを呼び止めた。
「その前に、これだけ言っておこうか。吸血鬼ドラルク。」
「何か?」
「我々とお前さんらは、こうして当たり前の様に過ごしているがな、根本的に違うんじゃ。いくらお互い大事に思っていても、これは仕方ない。ここまでは分かるな?」
「ええ。」
「どうやら、お前がヒナイチに言ったある言葉で、いつも一緒にいるお前さんが急に違うモノに見えて、混乱して怖かったと。そして、自分を命懸けで助けてくれたお前さんを、あいつは、そう見た自分を許せなかったと言うんじゃ。」
「やっぱり、私何か言ったかな?」
「自分では、分からんじゃろうな。お前さんにとっては何でもないことじゃ。そして、我々が指摘してもどうなるものでもない。」
ドラルクは、首を傾げて考えていたが、表情から見ても見当はついてないらしかった。
「まぁ、それでもヒナイチは、お前さんと一緒にいたいと言っておる。あとは、おいおい決める事じゃな。」
「そ、そうですか。」
病室に向かう細長い影を見送ってヒヨシは、ため息をついた。
「やれやれ。あの本部長の妹も、せっかくの美貌で引く手あまたじゃろうに、また変わり種を選んだものじゃ。わざわざ、面倒な事を。」
「結局、何だったのだ?」
「病院でセロリトラップ作るのは、やめんか!そんな事している内は分からんわ。」
「ヒナイチ、皆来たぞ…って。あれ?どっか行ってんのか?」
「トイレとかじゃねえか?」
「マリア、静かするある。周りに迷惑よ。」
ロナルド達がヒナイチの病室に入ると、中に誰もいなかった。机の上に紙袋が置かれていて、そこから甘い匂いが漏れている。
「いい匂いだなぁ…。」
「コラ!サテツ、ヒナちゃんのだって言ってるだろ!」
マリアが隣のサテツを小突いた。人はいいのだが、彼は食べ物が絡むとアメーバの如く際限なく食べてしまう悪癖があった。
「も、もういい。ちょっと、お手洗いに行こうとしただけだぞ!車椅子なんて恥ずかしい。もう、そんなに悪くないんだ。」
「よく言うよ。私が来た時、廊下で転んで蹲ってたのだ~れだ?」
「うぅ…」
廊下でカラカラと車輪の音がして、車椅子を押したドラルクが入ってきた。上目遣いにドラルクを睨んでいるヒナイチの膝にはジョンが乗っている。
「あ、皆来てくれたのか。こんな格好ですまないな。」
「おぅ、ヒナちゃん大丈夫か。やっと、皆一段落ついたから見舞いに来れたぜ。」
「その節は皆に世話になったな。おかげで、来週には退院出来そうだ。」
「それはよかたある。」
「さてと。今日は皆来るっていうから、クッキーにカップケーキも焼いてきたんだ。皆で食べようじゃないか。ちょっとしたお茶会って感じかな、病室でなんたけど。」
「イシカナさんとこのタピオカミルクティーもあるじゃないか。」
「さすが、ショットさん。今回はジョンのお墨付きだよ、感想欲しいってさ。あと、宣伝もよろしくって。」
「あ…」
ヒナイチは、意識を失う前に言った「事務所でお茶をしたのが楽しかった」といううわ言を、ドラルクが覚えていてくれていたのが嬉しかった。見上げると、嬉しそうなドラルクの顔がある。
そうだ…今、この瞬間、私達は同じ気持ちなんだ、嬉しいんだ。…分かり合えないものがあっても、それでいいじゃないか。
この前、ドラルクが鼻息丸の姿で会いに来た日、ヒヨシ隊長が彼女に言った言葉が胸に甦る。
「ヒナイチ、お前が怯えたのも当然じゃが、ドラルクが理解できないのも当然じゃ。いや、少し今回の事で理解していたかもしれんがな。奴も知るのが恐ろしいので、蓋をしたのかもしれん。退治人達から、どうも様子がおかしかったと聞いておる。救急隊員にお前を渡そうとしなかったとか…。」
「人間同士でも、分かり合えない所があれば恋人同士でも破局するじゃろ?俺?俺の事はいいじゃろ!あれは真祖の強い血を受け継ぐ吸血鬼。お互い理解できない事があって当然、お前が自分を責める必要なぞないわ。」
「お前達がどうしたいか、じゃろ?どちちも、あるいはどちらかが妥協するか、袂を別つか…お前はどうする?」
私は、それでも一緒にいたかった。今のドラルクが好きなんだから、何も言わない事にした。恐ろしく見える所も、その内慣れていくのだろう。
「ヒナイチくん?」
怪訝そうな顔でドラルクが、ミルクティーを差し出した。彼女が笑って受けとるのを見て、言葉を続ける。
「この前の件だけどね…ごめんね。やっぱり、何が君を怖がらせたのか分からないんだよ。何かあったら言ってくれるかね?気を付ける様にするよ、私も君と一緒にいたいから…」
「いいんだ、お前のままで。前も言ったが私の我が儘なんだ。」
そこだけはどうしても分かり合えないけれども、一緒にいたいと言ってくれた。一つだけでも同じ想いなら…私はそれで十分だ。