@kalupan_19
?:お兄ちゃん…!起きて〜!!
〇:ん…
騒がしいな…
何だ…こんな土曜の朝から…
?:お〜に〜ちゃ〜〜ん!!
〇:だぁ…!なんだよっ…!
寝ぼけてる人間へする仕打ちじゃないレベルで叫ばれた。
思わず布団を投げて飛び起きた〇〇。
?:もう9時だよ!起きて!
〇:もう9時って…”和”も休みだろ…?
和。僕の妹、そして乃木坂5期生のメンバーだ。
…何故か僕のパーカー着てるし。
和:休みだから起きるの!
〇:起きるのは和だけでいいじゃん…寝かせて…
和:ダーメ!
〇:何でだよ…
和:お兄ちゃんは私とデートに行かなければなりません。
〇:はい…?
狂ったのか僕の妹は…
和:デ・ー・ト!
〇:貴女は乃木坂5期生ですよ…?
和:知ってるよ?
〇:いや…あのね…
和:兄と出掛けてるだけなんだからいいの。
そうか…血繋がってた。
こんなクールで美人!みたいな容姿でブラコンなんです…
和:折角休み被ったじゃん!
〇:うん…
でも和と出掛けたのがバレると…
何で私とは…って詰めてくる人達がいる…
あの人達も”アイドル”なのに…
和:行ってくれないの…?
ずるいんだよな。
兄にすら効くその上目遣いの破壊力。
でも休日でさえ僕と…って言ってくれる。
妹に好かれて嫌な気する兄はいないでしょう。
和:いいよもう…
〇:あっ…
〇〇が答えを出す前に不貞腐れて部屋を出て行ってしまった。
頬っぺたがパンパンに膨らんでたな…
やっちゃった。
「もう〇〇…」
和の様子を見兼ねた母さんが部屋に入ってきた。
〇:いや断ったんじゃなくてその前に出てっちゃったんだよ。
「どうせバレたらあの子達に何か言われるとか考えてたんでしょ。」
バレてた。
〇:何なら今休日でさえ僕を誘ってくれたってok出そうと思ってたの。
「なら早く行ってあげなさい。ふて寝しちゃう前に。」
〇:うん。
「貴方も同じくらい忙しいのは分かってるはずよ。それでも行きたいくらい大好きなの。」
〇:…
「〇〇も和も頑張りすぎて倒れないかずっと親の私が心配するくらいには頑張り屋さんなんだから…」
母が少し〇〇の休日が潰れることに同情した後、〇〇は和の部屋に行った。
…
…
〇:和…?
和:…
ベッドで布団を深々と被っている。
絶対に怒ってる。
〇:寝ちゃった…?
和:…
起きてるかもしれないがここで布団を剥がすと更に期限を損ねてしまう可能性がある。
〇〇はそっとベッドに腰掛ける。
〇:和…返事する前にいなくならないでくれよ…
和:…
〇:すぐ返事しなかったお兄ちゃんも悪いけどさ?
〇:お兄ちゃんok出そうと思ってたのに。
ゴソッと布団が動いた。
起きている。
それと…機嫌も何となくもう悪くない気がする。
〇:でも和寝ちゃったしな…お兄ちゃんももう1回寝る…
寝るね、そう言い切りながらベッドから立ち上がろうとした。
和:…
ベッドから腕が出てきて〇〇の服の裾を掴んだ。
〇:…
和:行っちゃやだ。
〇:起きてたの?
和:うん…ok出そうとしてたって本当…?
〇:うん。和があまり多くない休みの日にまで僕と出掛けたいって…愛されてるなって。
和:何それ…大好き…だけどさ。
ほーら可愛い。
和:お兄ちゃんだって休み少ないじゃん…?
〇:まぁ…ね。
和:なんで私の”マネージャー”じゃないのかは気になりますけど。
〇:いや…元々お兄ちゃんはね…
和:それは置いといて。本当にいいの?
〇:うん。行こっか。
和:やったっ!ありがとうお兄ちゃん!
布団から飛び出し〇〇に抱きつく和。
〇:ふふっ…
可愛い妹だ。
〇:どこ行きたいの?
和:買い物したい!
荷物持ちだ。
年頃の女の子の大量な買い物の荷物持ちだ。
受けて立とうじゃないか。
〇:分かった。じゃあ準備しよっか?
和:うん!
…
…
…
和:レッツゴー!
〇:ふふっ。
そんなに嬉しいか…とこっちも自然と笑みが漏れる。
〇:何買いたいの?
和:服、色々見たい。お兄ちゃんに選んで欲しいの!
〇:僕に?和の方がセンスあるぞ?
和:いやそんなことないと思うよ。どうせ誰にとは言わないけど連れ回されてるでしょ?
〇:…
なぜバレてる。
和:何故か私達のデートがバレてるように私にも色々バレてるからね?
何だ…
僕別に悪いことしてないのに…いやメンバーと出歩くのはあまりよろしくないか…
いやそれだとしても何故こんなにも監視というか…悪いことしてないか見張る…みたいな感じなの…?
和:てことでちゃんと選んでね?
〇:はい…
妹が怖くなってきました。
…
…
和:これどっちがいいかな?
〇:うーん…こっちじゃない?
和:私もそう思う!
無邪気な笑顔で楽しそうに服を見ていく。
和:あ、バケハだ。
〇:最近流行ってるんだっけ?
和:うん、先輩達も持ってる人結構多い。
〇:欲しいの?
和:うーん…私には似合わない気がする。
〇:ふーん…1回被ってみてよ。
自慢の妹だ。そんなわけないだろと確信して和に1つのバケハを勧める。
和:うん…
恐る恐るバケハを被る和。
〇:何が似合わないだよ、可愛いじゃん。
和:そう…?
〇:お兄ちゃんに選んで欲しいんだろ?
和:…
〇:じゃあお兄ちゃんからいつも頑張ってる和へのプレゼントにしよう。
和:いいの!?
〇:もちろん。
和:じゃあお兄ちゃんも同じの買お!
〇:同じの?
和:カップルみたいにペアルック…みたいな、ダメかな?
そんな顔されたらダメじゃないです。
〇:よし、2つ買おう。
和:やった!
買い物していくうちに思いました。
妹をブラコンブラコン言ってるけど…
兄自身もシスコンなんじゃないかと。
ま、別になんだっていいや。
妹の笑顔が見れたら。
それから2人は楽しい休日デートを過ごした。
…
…
…
和:もしもし…
?:あ、和ちゃん?
和:はい!
?:今度お家遊びに行ってもいいかな…?
和:え、是非!
?:じゃあ今度お休み合った時行くね!
和:はい!
和:やった…
…
…
?:ねぇねぇ、〇〇と2人でどっか行ったことある?
?:あ、私あります!
?:私もあります。
?:え…ちょっと、2期生とは行って1期生とは行かないってどう思う?
?:許せない!私が1期生最初に〇〇とデートする!
?:私だし。
〇:…
なんか寒気が…
To be continued...?