ハス探。ちみちみカウントダウンしてた小話まとめ
@hirop573
▼7
「イライ」
「こんにちは。どうかしたかい?」
「神様に貢ぐといいのって何」
「私相手なら隠す必要ないと思うよ…」
「あ、そうか。まぁまぁ」
「…そうだね、一番よくあるのは人間の生贄なんだけど」
「聞く相手間違えた。ありがとうさようなら」
「待って待って悪かった。あの方なら君が作った物なら何でも喜ぶと思うよ」
「そう…だけど。それに悩んでるんだよ…」
「だろうねぇ。そうだ、色んな人に聞きに行ってみようじゃないか」
「イライも来るの?」
「思いつかないお詫びにさ。気になる所もあるしね」
「それが本音でしょ…」
▼6
「ハスターの好み、ですか。貴方が一番よく分かっているはずでは?」
「そ…違うから。分からないから聞いてまわってるの」
(肯定しかけたな)
(惜しい)
「…食に頓着はないようですし…あぁほら、彼が背中に背負ってる呪いの数々あるでしょう」
「あぁ、アレ?」
「えぇ。アレを模型にして差し上げてもよろしいのでは?」
「間に合わなくない?」
「何もあのままの大きさでしろと言ってませんよ。小さくするんです。あの方の部屋には何もないでしょうから、飾るだけでもマシでしょう」
「…分かった。考えてみる」
「と言いつつ決まっていそうだね?」
「…………」
▼5
「む、ぐ……」
「進捗はどうだいノートン」
「最悪だよ。細かすぎて全然進まないや」
「はは。でも昨日よりは進んでいるじゃないか」
「そう?ならいいんだけど」
「手伝える事はあるかな?」
「…話し相手になって」
「集中出来ないのでは?」
「僕は逆。昔の癖かな、話しながらの方がまだ進むんだ」
「なるほど。では適宜話題を振るとしよう」
「お願いします」
▼4
「出来た…!」
「おお、よかった。…まだ余裕があるし、もう少し手を加えてみないかい?」
「どうするの?」
「ここに君の好きな物を加えてみるのは」
「!…でも変じゃない?」
「変なものか。私なら嬉しいけどね」
「あのひとは分からないなぁ」
「ははは。まぁするもしないも君の自由さ」
「うーん…」
▼3
「酷い目にあった…」
「どうしたんだいそんなボロボロで」
「装飾の事で聞こうと思って女の人に聞いたら質問攻めにあった」
「あぁ…誰にあげるのかって?」
「そう。…気になるのかな、誰でも」
「君は良くも悪くも誰かに物をあげる事をしないだろう。だからかもしれないよ」
「日頃の行いか…」
▼2
「ハスター、ここに来て4年目になるだろう。ちょっとした記念品作ってみたんだけど」
『供物か。よく見せてみよ』
「わっ!、ちょ、僕じゃない!こっちだって!」
『存じておる。そなたが見繕ったのであろう』
「そうだけど」
『ならばそなたと共に見ねば意味がない。そう思わぬか』
「!…あなたいつからそんなロマンチストになったのさ…!」
▼congratulation ! Hastur !
「やぁノートン。渡した感想はどうだったかな」
「大層…喜んでくれましたよ…。僕の腰が壊れるぐらいには」
「わぁ。そんなにかい。まぁ、流石に私でも見て分かるからね。ほら、ハスター様を見てご覧よ」
「?」
「後ろの呪い物、色々提げてる中にあるだろう。君が作った小さいのが」
「……!ちょ、何してるのあのひと!?」
「それだけ嬉しいのだと思うよ」
「僕が恥ずかしい!ほら誰か聞いてるじゃないか!ハスター!ハスターってば!」
「…周知の事実なのになぁ」