@skyuw81soiya
水鏡
性別:どちらでもないらしい 光の色:無
羽:無 身長:0.6からリトルの間 極稀に掌サイズ 声:精霊マンタ 立ち姿:通常、腕組
好きな色:青、赤
???の元保護人格であり、現在は思念体。
魂も体も持たない意志(現在は他者の願いに依存している)のみによって成立する存在であり、強く表出するエネルギーがないため一定の方法によってしか知覚することが出来ない。視覚、霊感等で存在を認知することはかなわず、小さな波紋のように響くそれに関わることは難しい。
人格の元である???と同様に面の下の顔はない…が、元の星と違う点があるとすれば面の表情が変わる。???は顔が無いことが当たり前であるため表情を変えるといった事は本来出来ないのだが、水鏡は当たり前が変化したため出来るようになったらしい。
喋り方にややブレがあるが、???と軸を同じくしてはいたとは言えあの星の負の側面の大半を請け負っていた所があるが故に淡々とした語りをすることもある。むしろ身体から離れてからすぐはそれが主だったのだが、現在は思念体として動いている最中はほぼ子供のようなたどたどしい喋りをする。ベースは実はこっちらしい。
本来は主人格のトラウマである「暴風域の岩と共に流されていく友人の手を掴んであげられなかった事」から心を守るために発生した幼い子供のような保護人格。ヒーローへの憧れの中に生き、友人と無邪気に遊び、探さなければいけない友人を代わりに探す素振りを見せるだけのもの。この際は小さな子供くらいの背丈に変化していた。
しかし、主人格である???が手を離してしまった友人と改めて話す機会を得て後悔の根を取り払った瞬間に、必要性を失ってしまった保護人格だけが分離した。本物の体も魂も持たない、自分自身で生きたことのない人格は主人格の「生きててくれてよかった」という、自分ではない誰かへ向けたその言葉を外側から聞いていることしか出来なかった。
分離時に強く感じた「自身は紛い物である」、「水に映る揺らぐ鏡像と同じ」という感情によってか水によく混じるその体を漂わせ、雨林の中を消えるまで誰にも存在を認められず彷徨う……予定だった。
雨林の中をぼうっと漂っていたこれは、心も体もぼろぼろで、失った目では何にも見えやしない筈なのに確かに何も無い自分を視て認めてくれる星と出会い、様々あるが、孤独からは解き放たれたようだった。当時の見つけてくれた星の現在は自ら選んで負った傷しか残っていないし、二度も見つけて貰った思念体は満たされている。
その星は自分の翼で飛ぶ喜びを教えるために自身の身体を思念体の自由に動かせるようにしてくれるらしく、それが当たり前の変化の原因である。思念体は自身を認め、優しくしてくれる彼からの交換条件である「身体を貸す代わりに失った目の代わりをして欲しい」という条件を快く受け入れ、そのどちらもを楽しんでいるようだ。
(要するに身体を借りる事ができる代わりに必要な際は視界を共有し、見えるようにする簡易的な約束事をしている。契約とは違う。)
水鏡、という名前も問われた時に「俺は揺らぐ水のような物だ。呼びたいんなら水鏡とでも呼んだら良いだろ」と滅茶苦茶突っぱねるように言ったことが原因だったと思われるが、後から聞き返された時も「でもおれ、別にもう水も雨林もさみしくないから…」等の発言により確定した。今の水鏡である。
―補足―
水鏡が今も消えずにそこに居られるのは「自身を肯定して存在を望んでもらえているから」であり、これが維持される限りは存在していられる。何も無い所に話しかけているように見えるだろう事を気にも止めず話しかけてくれる当の星のお陰。
水鏡の声は基本その星のような一定の方法でしか届く事は無く聞こえることは本来無いのだが、稀に他の星にも水の音として聞こえることがある。誰も居ないのに何処かに話しかけている星のそばで、水の気配もないのに水の音がしたのなら。もしかしたらその星と水鏡なのかもしれない。