こさかな
@pandanokurage
文化祭が終わり約1週間程経ったある日
今年、受験を控えている〇〇と菜緒は一緒に菜緒の家で朝から勉強することに
AM10:00
ピンポーン
菜:はぁ〜い
〇:おはよ
菜:おはよ〜、待ってたで!
なぜか朝からご機嫌な菜緒
〇:朝から元気だな笑
菜:〇〇と一日中一緒やから楽しみなんや//
〇:でも、勉強するんだよ?
菜:〇〇と一緒なら、なんでもやったるわ!!
勉強嫌いの菜緒が、珍しくやる気を出す
〇:いつまで続くかな((ボソッ
そう思いながら2人向かい合って勉強を始める
AM10:10
〇:、、、カキカキ
菜:カキカキ、、、チラッ
始まって5分ほどで、菜緒がチラチラ見てくる
AM10:20
〇:、、、カキカキ
菜:、、ジーッ
10分後には手が止まっていた
AM10:30
〇:カキカキ、、、チラッ
菜:スー、スー
更に10分後には居眠りをしていた
〇:全然だめじゃん笑
そこで気持ちよさそうに寝ている彼女に
〇:、、、わっ!!
いきなり大きい声を出してみた
菜:うわっ!!、ガタッ
驚き目を覚ました彼女はテーブルに思いっきり膝をぶつけた
菜:いたた、なにすんねん!!
〇:寝てるからだよー笑
少し馬鹿にしたように笑うと
菜:寝てないわ!!考えてただけや!
明らかな嘘をついてきた
また勉強を再開するかと思うと
菜:これも考えるかぁ
そう言って次はしっかりと寝れるようにテーブルにうずくまる
〇:まあ、こうなるか笑
諦めて1人で勉強を進め、しばらくすると菜緒が目を覚ました
菜:ふぁ〜 、えっ!もうお昼!?
時計を見ると1時になっていた
〇:やっと起きた
菜:い、いやぁ、この問題むずいなぁ
目を泳がせながら、必死に寝てないアピールをしてくる
〇:そろそろお腹すいたね
菜:、、、あっ!?
彼女は何かを思い出したかのようにいきなり部屋を飛び出す
戻ってくると
菜:今日、お弁当あるで!
お弁当箱を3つ持っていた
〇:菜緒がつくったの?
菜:うん!〇〇に食べて欲しかったんや!
そう言ってお弁当を広げる
〇:うわぁ、おいしそう!
菜:結構頑張ったで!
〇:じゃ、いただき、、
菜:だめっ!!
僕の言葉を遮り、菜緒がさけぶ
〇:ビクッ、なんで!?
菜:うちが食べさせる!!
〇:いや、自分で食べます
菜:絶対だめ!!
そう言い、握っていた箸を没収される
菜:はい、あーん
〇:モグモグ、、、うまい!
菜:よしっ((ボソッ
隠れてガッツポーズする彼女
〇:じゃあこれも食べよ、、
没収された箸を取ろうとすると
菜:だめやって!
またしても阻まれる
〇:まさか、全部、、、
菜:当たり前や!!
こうして1つの箸でお弁当を食べきるのに1時間かかった
午後の勉強を始めようとすると、
菜:なぁ、〇〇
〇:ん?
菜:少しアルバム見ようや〜
勉強をしなければいけないが、久しぶりに見たくなってしまい、断れなかった
2人並んでベッドに座り、アルバムを眺める
菜:懐かしいなぁ
〇:、、、あっ、これ
目に入った写真は菜緒と2人で公園で撮られたものだった
〇:この時、菜緒泣いてたよな笑
菜:なんで覚えとんねん笑
菜:、、、うちが〇〇のこと好きになったのこの時やねん
〇:そうなの!?
その写真は小学校2年のものだった
1年生の時から菜緒とクラスは同じだったが、
最初は一言も話す機会がなかった
初めて話したのが2年生の時、この公園だった
ーーー
男:おい!そこどけよ!
ブランコで遊んでいた菜緒が男子3人組に言われる
普段から内気な性格の菜緒はなにも言い返すことが出来なかった
その時、
〇:それは、その子が使ってるんだから順番待てよ!!
男:ちぇっ、つまんねーの
その一言で男子は去っていった
菜:あの、、、ありがとう!
〇:気にすんなよ!
これが2人の初めての会話だった
菜:あの時助けてくれてなかったら、こうなってなかったんやな
そう言いながら、肩に頭を乗せてくる彼女の手を握り、
〇:そうかもね
と呟くと
菜:これからもずっと一緒に居てな?
強く握り返してきた
〇:もちろん
菜:フフッ
嬉しそうにはにかむ彼女
〇:そのためにまずは、同じ大学に行かないとね!
菜:よし!勉強するぞー!!
やはり、〇〇のためならなんでもできる菜緒だった
to be continued