こさかな
@pandanokurage
〇:菜緒!急いで!!
菜:わかっとる!!
僕達は朝から全力ダッシュしていた
〇:この新幹線逃したら、やばいよ!!
菜:だからわかっとるって言っとるやろ!!
走ってホームへ向かうと既に新幹線が到着していた
〇:あれだ!
そのまま急いで乗り込む
菜:よかったぁ
〇:菜緒が準備遅れるからだよ!
菜:間に合ったんやからええやろ!
彼女と僕の荷物を上に乗せ、席に座ると、軽い言い合いが始まる
〇:普段からもっと時間に余裕持ってよ!!
菜:今は普段のことは関係ないやん!
どちらも折れずに、言い合いは激しくなっていった
菜:それに、女の子は準備に時間がかかるもんなんや!!
〇:それなら、尚更時間に余裕持つべきだよ!
菜:っ!もう、知らん!!
さっきから正しいことばかり言われ、言い返せなくなった菜緒はそっぽを向く
〇:僕は悪くないよ((ボソッ
当然、悪気のない僕は謝る気もなかった
そのまま2人は気まずいまま新幹線の時間を過ごそうとしていた
しかし、3分もしないうちに
〇:(言いすぎたよなぁ)
菜:(うちが悪いやん)
お互い仲直りしたいという気持ちが芽生えていた
2人とも素直に行動できずにいると、
菜:キュルルル
菜緒のお腹が鳴った
菜:っ//
急いで準備をしていたため、朝食を食べていなかったようだ
〇:あの、、これ食べな
持ってきていたお菓子を差し出す
菜:、、、ありがとう//
彼女が美味しそうにお菓子を食べるのを眺めていると
菜:モグモグ、、、はい、あーん//
〇:、、、パクッ、、ありがと
菜:、、、さっきは、ごめんなさい
彼女が俯いて謝ってきた
〇:いや、僕が言いすぎた。ごめん
菜:いや!でも、うちが遅れたのが、、、
次は2人で謝り合いが始まりそうになったので
〇:もう、おあいこでいっか笑
菜:そうやね笑、せっかくの旅行やし!
無事仲直りした2人は新幹線の時間を楽しく過ごすことができた
そのまま目的地に着くと、
菜:ん〜、やっと着いたぁ!
〇:長かったね
菜:早くお店見たい!!
目をキラキラさせている彼女
〇:その前に、旅館に荷物おきに行くよー
菜:おー!!
テンションMAXの菜緒は走って旅館へ向かう
菜:タッタッタッ、、ドテッ
〇:大丈夫!?
菜:へへっ、大丈夫やぁ
〇:また転ぶから、手繋いで?
菜:うん!
旅館に到着し、部屋に案内される
菜:うわぁ!すごおぉい!!
〇:ちょっと、暴れないでよー
そこは高校生には、豪華すぎるほどの部屋だった
菜:〇〇のお母さんに感謝やなぁ
〇:そうだね
今回の旅館は母親が予約しておいてくれた
〇:先にお土産とか見に行こっか!
菜:うん!行くで!!
一度旅館を出て、みんなへのお土産を買いに街を散策する
一通り買い物を終え、旅館に戻る
菜:〇〇!!温泉行こ!!
〇:おっけー
2人それぞれの荷物を持ち温泉に向かう
〇:出たら、ここのベンチにいるね
菜:わかった〜、また後でなぁ
手をひらひらと振りながら暖簾の向こうに消えていく
〇:あぁ、気持ちぃ
露天風呂でくつろいでいると
菜:〇〇ぅ!
壁の向こうから菜緒の声がした
〇:なにー?
菜:気持ちいいなぁ!
〇:そうだねー
菜:〇〇ぅ!
〇:なにー?
菜:いい湯やなぁ!
〇:そうだねー
菜緒の目的は壁越しの会話を楽しむことだということに気づき
少し無視してみることに
菜:〇〇ぅ!
〇:、、、
菜:おーーいーー
〇:、、、
菜:きーれーるーでー
流石にこれ以上はまずいと思い、返事をすることに
〇:もう出るねー
菜:もっと話そうやぁ〜
彼女の言葉を流し、露天風呂を後にした
ベンチに座りしばらくすると、浴衣姿の菜緒が出てきた
菜:少しのぼせたぁ
ほんのり頬が赤い彼女
〇:大丈夫?
菜:えへへ、大丈夫や〜
ふらふらしながら僕に寄りかかる
〇:少し休んでから部屋に戻ろうね
菜:そうやなぁ
そして部屋に戻り、夕食を済ませると
菜:ボーッ
菜緒は体力の限界がきていた
〇:もう寝よっか
菜:そうやな、、はしゃぎすぎやったか
彼女はよろよろとベッドに行き、そのまま腰を下ろす
菜:〇〇、こっち
隣をポンポンと叩いている
菜緒の隣に座ると
菜:えいっ!
ベッドに押し倒された
〇:えっ!?
菜:今日はこのまま寝るんや//ギュゥゥ
菜緒は僕の胸に顔を埋めてそう呟いた
〇:おやすみ、菜緒
頭を撫でてあげると、菜緒は微笑みながら眠りについた
end
ありがちな恋物語 大学編へ続く!