こさかな
@pandanokurage
今日は大学が始まってから初めての休日
菜:大学って疲れるんやなぁ
〇:まだオリエンテーションしかやってないけどね
お昼ご飯を食べ終え、ソファでゴロゴロしている菜緒は
菜:暇やから、なんかしよ〜
暇で暇で仕方なかった
〇:いいよ、なにする?
菜:んー、そうや!一日チャレンジ!
〇:一日チャレンジ?
菜:うん!
謎のチャレンジをしたがる彼女
菜:一日チャレンジは、一日中何かをやり続けるんや!
〇:縛り的な?
菜:まあそんな感じやな!
〇:じゃあ、一日中なにする?
菜:えーーーーーっとーーー
頭を抱えながら考えている
そこまで考えるほどのことかと思ったが
口には出さなかった
菜:最初やし、手繋ぐとか?
〇:一日中、手繋いで生活するの?
菜:うん!
不便なことではあったが、暇は潰せそうなのでやることに
菜:今から始めるで〜
僕の左手と菜緒の右手を繋ぐ
菜:恋人繋ぎでしようやー!
すぐさま恋人繋ぎにされる
〇:けっこう落ち着くかも
菜:これだけで楽しいやろ!
手を繋いでボーッとするだけでもなぜか楽しい
少しして隣を見ると
菜:うーん、、、
〇:どうしたの?
菜:左手しか使えんから不便なんやけど
左手で携帯をいじりながら菜緒が言う
〇:右手が使えてよかったー
不便なく携帯をいじっていると
菜:ずるい!繋ぐ手変えて!
〇:一日中繋いどかなきゃいけないから無理だよー
自由な右手で彼女の頬をつんつんすると
菜:むぅ、、ガブッ
いきなり指を噛んできた
〇:いたっ!!
菜:そっちからやってきたんやろ!
そう言いながらまた噛みつこうとしてくる
〇:ごめんごめん!
慌てて手を引っこめると
菜:次やったら、もっと強く噛んだるからな
既に少し歯型がついている指を見て
もう二度とやらないと心の中で決めた
しばらく2人でテレビを見ていると
菜:なぁ、1人1回だけ手離していいことにせん?
〇:なんで?
菜:いいから、うんって言ってや!!
〇:えっ、うん
菜緒の気迫に押されて了承した途端
菜:ちょっと離すな?
すぐに手を離し、走ってトイレに行った
洗面所で手を洗い、帰ってくる
菜:よし、また始めるで
〇:フフッ
菜:何笑っとんねん!
〇:いや、かわいいなーと思って
菜:バカにしとったら、指噛むで!!
〇:してません!
菜:、、、許す
危うく、指を一本失うところだった
〇:そろそろ夕飯の準備するよー
菜:パンケーキ食べたい!
〇:おっけー
キッチンに2人で立ち、協力して作業を進める
〇:ちょっと!ちゃんと押えて!
菜:押さえとるわ!早く混ぜてや!
〇:いや、しっかり押さえないと、、、
ガタッ
菜:あー!何やっとんねん!!
〇:菜緒がしっかり押さえないから!
菜:またうちのせいにするんか!!
キッチンを粉だらけにしながらも2人分のパンケーキが完成した
〇:あとで掃除しなきゃね
菜:しゃあないから手伝ったる
〇:先食べよ
〇菜:いただきます!
片手でパンケーキは食べずらい
〇:たまにおいしいなー
菜:ちょっと
〇:なに?
菜:うち左手やから食べさせて
菜緒がパンケーキをボロボロにしながら言ってくる
〇:僕が食べ終わってからね
二口目を食べようとすると
菜:パクッ
横取りされた
〇:あ!
菜:おいしい!もっとちょうだい!!
〇:菜緒の食べさせるから、、、
自分の分が無くなることを危惧し、先に食べさせることにした
2人とも食べ終えるとあることに気づいた
〇:皿洗い、むずくない?
菜:、、、水につけといて、明日やればええやん
珍しく菜緒がいい案を出した
食後にソファでテレビを見ている時に
〇:トイレ行ってきまーす
手を離す権利を使った
しかし、これが仇となった
〇:そろそろお風呂入りたいんだけど
菜:ええよ//
〇:なんで顔赤くなってんのさ
菜:それは、恥ずかしいからに決まってるやろ//
菜緒の異変を不思議に思っていると
菜:一緒に入るやろ?//
〇:いやっ、それはさすがに、、、
菜:ついに、〇〇と、一緒に、お風、、、
いきなり喋らなくなった彼女は
緊張のしすぎで気を失っていた
そんな中、菜緒が目覚めるまでちゃんと手を繋いだまま待っていた〇〇だった
to be continued