こさかな
@pandanokurage
4月下旬
菜:〇〇、昔2人で桜見たの覚えとる?
〇:あー、山の上のとこか
菜:そう!久しぶりに行こ!
ーーー遡ること10年前ーーー
当時8歳だった僕達は近くの山の上にある桜を見に行くことに
菜:はやく!
〇:危ないからゆっくり行こうよー
菜:遅いから先行くで!
子供の頃から落ち着きがなかった菜緒
〇:ころんでも知らないよ
菜:ころぶわけないやドテッ
走り出した瞬間につまずいて転んだ
菜:痛いグスッ
〇:危ないって言ったのに、ほら立てる?
手を差し伸べると
菜:ありがとう
〇:絆創膏貼るから動かないでね
ころんで擦りむいた膝に絆創膏を貼ってあげる
〇:またころぶから手つなご?
菜:うん//
そこからは2人仲良く山を登った
山を登りきるとそこには1本の大きな桜の木があった
菜:きれいやな!
〇:すごいね
桜の木を前に目を輝かせる菜緒に
〇:はい
桜の花を渡した
菜:ありがとフフッ
その後2人は桜の木の前でお弁当を食べたのだった
〇:いいよ、行こっか
菜:じゃあ、うちは明日のためにお弁当作る!
〇:フフッ、楽しみにしてるよ
菜:任せとき!!
そう言って夕飯を作る前からお弁当を作り始める菜緒だった
翌日
菜:うわぁ懐かしい
僕達は朝から桜の木がある山に来ていた
〇:これ登るのきつそうだなぁ
菜:大丈夫やって!はよ行こ!
またまた1人でどんどん突き進もうとする菜緒に
〇:またころぶからだめですー
彼女の手を握る
菜:ちぇっ、もうころばんけどな
不服そうにしていたが少し嬉しそうだった
山を登っている最中
菜:うちに桜の花くれたの覚えとる?
〇:なんとなく覚えてるような
菜:あれ押し花にしてしおり作ったんよ
〇:そんな大事にしてたんだ笑
菜:宝物やからな!
あまり反応をしなかったが、けっこう嬉しかった
〇:もうそろそろだね
菜:そうやなぁ、どうなってるんやろ
そんなことを話しながら目的の場所に到着する
そこは昔と同様きれいな桜が咲いていた
〇:昔と変わってないね
菜:なんか感動するなぁ
何故か少し涙目になる菜緒
〇:なんで泣きそうなのさ笑
菜:そんなん知るか!
一瞬でいつも通りになった
菜:そうだ!お弁当食べよ!
〇:おっ、ついに食べれるんだ
昨晩、菜緒に味見をさせて欲しいと頼んでも一切くれなかった
菜:今回は自信あるで!
〇:珍しいじゃん笑
菜:珍しいってなんやねん!
そんな会話をしながら10年ぶりにお花見を楽しむ2人だった
to be continued