こさかな
@pandanokurage
菜:〇〇ー
〇:なに?
菜:急なんやけど、今から京子先輩遊びに来るからぁ
〇:急すぎておもしろいね
今日は二人とも大学もバイトも休み
朝からまったりしようとしていた〇〇だったが菜緒によって阻まれる
〇:何時くらいに来るの?
菜:11時って言ってたで
スマホを見ると
10:50
〇:ほんとの急だね
菜:別に準備することもないやろ?
〇:それはそうだけど、お昼ご飯とかどうするの?
菜:一人増えるくらい変わらんやろ
〇:それは、、、そうだなぁ
菜緒に正しいことしか返されないため、なぜか負けた気分になる
ピンポーン
菜:きたっ!
急いで菜緒が玄関に行く
その後をゆっくりと追うと
菜:どうぞ上がってください!
京:おじゃましまーす
〇:こんにちはー
京:おっ、〇〇元気?
〇:いつも通りです
京:急にお邪魔してごめんねー
〇:いえいえ、ゆっくりしていってください
京子先輩は菜緒のバイト先の先輩で、同じ大学同じ学部の先輩でもある
履修登録などでたくさん助けてもらったこともある
京:おぉ、こんな感じの部屋なんだ
菜:普通の部屋ですよ?
京:カップルの同棲ってどんな感じか見てみたかったんだよねー
どうやら僕たちの暮らしを見るために来たらしい
京:おっ!これいいじゃん!
京子先輩が見ていたのは旅行の時に撮ったツーショットだった
〇:僕たちの大事な思い出ですからね
菜:だっ大事な、、///
一人で恥ずかしくなっている菜緒
京:相変わらず菜緒ちゃんは照れ屋さんだね
〇:相変わらず?
京:バイトの時も〇〇くんの話すると照れてるんだよ
菜:わーーーーー!!!
京子先輩の声を遮ろうとする菜緒だが全て聞こえてしまった
〇:なんか嬉しいですね
京:幸せにしてあげなよ!
〇:もちろん
ソファに顔を埋めている菜緒をよそに二人で会話を進める
〇:そういえば、お昼ご飯食べてきてないですよね?
京:あー、そうだね
〇:なんか作りますよ
そういった途端
菜:今日はうちが作る!!
走ってキッチンに向かった菜緒
〇:どうしたんだろ?
京:私たちの会話聞いてたら、恥ずかしくなっちゃうからじゃない?笑
クスクスと笑う京子先輩
一方の菜緒は意外と真剣に調理を始める
京:最近菜緒ちゃんとどう?
菜緒に聞こえないように話し始めた京子先輩
〇:どうって、、いい感じですかね?
菜:前に菜緒ちゃん言ってたんだけどさ、、、
少し真剣な表情で話し始める
〇:、、、はい
菜:実はもっと甘えて欲しいんだって
〇:へ?
自分でも恥ずかしいくらい気の抜けた声が出た
京:いつも甘えてこないって言ってたよ
〇:、、まぁ、そうですね
京:たまには甘えて来て欲しいんだってさ
〇:甘えるって言ってもなぁ
自分から甘えようとは思ったことがないため、具体的な内容がわからない
京:いつもは菜緒ちゃんから甘えてくるでしょ?
〇:はい
京:じゃあ、菜緒ちゃんがやってることをそのままやってあげればいいんじゃない?
〇:、、、なるほど
菜緒が甘えてくるイメージはすぐに浮かぶが、自分がやっているイメージは全然湧いてこない
京:できそう?
〇:、、、努力はしてみます
覚悟を決めたところで
菜:できましたよー
料理を持った菜緒がやってきた
菜:何話してたんですか?
京:ちょっと約束したんだ
菜:約束?なんのですか?
京:それは、秘密!
少し意地悪そうな京子先輩
菜:なぁ!〇〇教えて!
〇:だーめ、秘密だから
菜:、、むぅ
少しいじけた菜緒だったが、食事を終える頃にはすっかり機嫌が直っていたのだった
to be continued