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ありがちな恋物語30

全体公開 7 1
2023-03-02 17:30:51

こさかな

記念日

それはカップルにとって非常に重要な日

そして僕たちは付き合ってから一年の記念日を迎えようとしていた

菜:行ってきまぁす

〇:行ってらっしゃい

記念日を3日後に控えた日

菜緒は朝からバイトがあった

眠そうな彼女を見送り、僕も出かける準備をする

今日は記念日に菜緒に渡すペアリングを受け取りに行くのだ

菜緒がたまに付ける指輪のサイズを確認し、特注で作ってもらっていた

お昼すぎには菜緒が帰ってくるので

なるべく早く取りに行く

ついでにお昼ご飯をパン屋さんで買った

菜緒が帰ってくる時間ギリギリに帰宅すると

菜:あ、おかえりー

〇:ただいま!?

菜緒がソファに寝転がっていた

〇:なんでいるの!?

菜:たまたま早く上がれたんよ

〇:、、そうなんだ

菜:どこいってたん?

〇:あのー、、パン屋さんに行ってた

指輪を後ろに隠し、パン屋さんの袋を菜緒の前に差し出す

菜:お!ええやん♪

パンに気を取られている隙に、寝室のクローゼットに指輪を隠す

菜:うちこれにする!

〇:それ選ぶと思って買った

菜:さすが〇〇やなぁ!!

隣に座ると、ご機嫌なのか体をゆさゆさしてくる

〇:さ、食べよっか

菜:うん!いただきまーす!

美味しそうに頬張る菜緒

こんな日常を送れていることを

改めてありがたく感じた


時は進み一年記念日当日

〇:ん、、、菜緒、起きて

菜:はっ!おっおはよ!

〇:、、、

菜:、、そんなに見つめてどうしたん?

〇:いや、、、別に

おかしい

普段寝起きの悪い菜緒が、こんなにすぐ起きるはずがない

菜緒の様子がおかしいのは昨日、僕がバイトから帰ってきてからだった

一言で表すと、挙動不審という感じだ

菜:顔洗ってくる!

〇:、、うん

いくら考えても理由がわからない

気にすることもないのかと割り切ろうと思ったが

〇:どしたの?

リビングに行くと菜緒は

背筋を伸ばし、ソファに座っていた

菜:え、なっなにが?

〇:なんか昨日からおかしくない?

菜:いや!そんなことない!!

〇:、、、あやしい

菜:さっ、朝ごはんつーくろー

問いただそうとするとキッチンに逃げていった

その後も

菜:ウロウロ

〇:座らないの?

菜:、、なんか運動不足なんよ!

ソファに座る僕の背後をウロウロしていたり

僕が寝室にものを取りに行こうとすると

〇:なに?

菜:え!なにが?

〇:なんでついてくるの?

菜:それは、、あかんかった?

〇:別にいいけど、、、

寝室に行く時だけ、絶対についてくる

やっとソファに座ったかと思えば

菜:ブツブツ

一点を見つめて何かブツブツ言っている

よく耳を澄ませて聞くと

菜:落ち着いて、いつも通り

この言葉を繰り返していた

きっと一年記念日で緊張しているのだ

そう解釈して、それ以上の詮索をやめた

時間が過ぎるのはあっという間で

記念日は残り二時間となった

二人でベッドに腰掛けている時も

菜:ソワソワ

ずっと落ち着きがない菜緒

〇:あのさ、渡したいものあるんだけど

菜:ビクッ!なに?

〇:これ、一年記念日のペアリング

用意していた指輪を差し出すと

菜:よ、よかったぁ

安堵の表情を浮かべる

〇:ん?なにが?

菜:あっ!これは、そのー、、、

〇:ジーッ

無言で見つめると

菜:実は昨日、それ見つけてしまって

〇:え!

菜:そのぉ、結婚の指輪やと思ってた//

〇:それでずっと落ち着きなかったのか笑

菜:、、、恥ずかしい//

顔を隠す彼女の手を取り、指輪をはめる

〇:婚約指輪はもう少し先ね

菜:待っとるから//

嬉しそうに指輪を眺めている彼女に最後の質問をした

〇:なんで指輪見つけたの?

菜:あ!それは、、、これを隠そうと思ってたらたまたま

菜緒が差し出したのは一冊のアルバムだった

〇:なにこれ?

菜:これは、一年間の思い出をアルバムにしたんよ!!

開いてみると、二人のツーショットがたくさん貼ってあった

〇:めっちゃいいじゃん!

菜:やろ!?

〇:ずっと見てられるかも

菜:作ってて、うちも思っとった!

ベッドで寄り添って座る二人は

一年の歴史を噛み締めながら

記念日を満喫したのだった

to be continued


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@PCPknrjJUMy85wr
ペアリングが結婚指輪でもよかったぐらい
菜緒ちゃんと〇〇の仲は深まってるなあ
2024-07-19 05:41:13

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