こさかな
@pandanokurage
白LINE:明日も小坂の撮影に同行ね!
〇:またか、、
別に嫌なわけではないのだが
握手会の後から菜緒がいる仕事を担当することが多くなった
なんなら専属マネージャーと言っても過言ではないほどだ
〇LINE:明日、9時に迎えに行く
菜LINE:〇〇が担当なん!?
〇L:うん、じゃあ明日ね
菜L:もっと話そうや〜
鬼早い返信に驚きつつ、半強制的に会話を終わらせる
〇:さっ、そろそろ寝ようかな
ブーッ、ブーッ
なんか、これも慣れたなぁ
スマホを見ると予想通り
幼馴染の名前が表示されていた
〇:なに?
菜:なんで既読無視すんねん!!
〇:もう寝ようと思って
菜:無視せんでもええやん、、、
しょんぼりとした声が聞こえる
〇:明日、会って直接話すほうが良くない?
菜:まあ、、そうやけど
〇:そのために早く寝るのさ
自分で言ってて謎だと思う
菜:、、、たしかに!!
菜緒には通じるんですけどね
〇:だから早く寝よ?
菜:うん!おやすみ!!
プツッ
本当に素直で聞き分けのいい幼馴染だ
将来、詐欺にあいそうで心配でもある
そんな冗談を考えながら眠りについた
翌朝
菜:おは〜
〇:おはよ
菜:今日も眠いなぁ
朝が弱い彼女
目を擦りながら車に乗る
〇:ちゃんと寝た?
菜:電話の後すぐ寝たで
〇:何時間寝た?
菜:11時間くらいやな〜
〇:起きたの何時?
菜:8時半
現在の時刻は9時
朝の準備が早すぎる
〇:寝すぎだよ
菜:もっと寝てたかったんやけどな
〇:女の人って朝忙しいんじゃないの?
菜:起きて、顔洗って歯磨きして終わりや
必要最低限しかしていない
〇:てことは、今すっぴん?
菜:、、、そうやん!!
今更、顔を隠し始めた
〇:全然気づかなかった
菜:あんまり見んといて///
〇:普段とそんなに変わらないよ
菜:でも恥ずかしい//
菜緒の乙女心が見えたところで
撮影現場に到着した
〇:ほら、メイク室行ってきな
菜:言われんでも行くわ//
顔を真っ赤にしたまま走っていった
あれじゃ、チークは必要なさそうだ
ところで、今回のテーマはクールな女性
菜緒の雑誌撮影に付き添うのは初めて
〇:大丈夫なのか?
朝の様子からすると、どう考えてもクールな菜緒は想像できない
菜:〇〇ー
そんな所にメイクと着替えを済ませた菜緒が
〇:え?誰?
菜:いやっ、ひどすぎん?
〇:僕の知ってる菜緒じゃない
菜:何言っとんねん、アホなんか?
菜緒にだけは言われたくなかった
〇:とりあえず、撮影始まるよ
菜:うちの本気見せたるで!
やる気満々の彼女
変わったのは見た目だけで
本気も何もないだろうと思っていた
しかし、カメラを向けられた菜緒は
菜:キリッ
今朝の、のんびりした雰囲気は微塵もなく
ポーズもばっちり
キメ顔はめちゃくちゃかっこいい
まさに別人のような姿だ
そんな菜緒に見とれていたのは秘密にした
撮影の合間、休憩時間
菜:どうやった?
〇:すごかった
菜:少しは見直したやろ!
〇:うん、本当に良かったよ!
菜:、、、そこまで褒めんといてや//
自分から言っといて照れている
〇:別にそんなに褒めてないけどね
菜:は?まじでなんやねん
〇:こわ
菜:うちは、褒められて伸びるタイプなんや!!
そんなの知らないよ
心の中でそうツッコミながらも
〇:実は、今まで見てきた女の人の中で1番かっこよかった
菜:、、どうせまた嘘なんやろ//
〇:ほんとだよ、結構好きだなぁ
菜:す、好き///
〇:どした?
菜:あんまり、褒めんでって言っとるやろ///
〇:まじでどっちなんだよ
〇〇に褒められることで
情緒不安定に陥った菜緒だった
to be continued