こさかな
@pandanokurage
久:ツアー初日、最後まで全力で走り抜けるぞー!
メンバー:おー!!
久:せーのっ!
メンバー:空まで届け!ぽかぽかキュン!1人じゃない、仲間と共に高く跳べ!日向坂46!ヒー!!
〇:おぉ
人生で初めて見た日向坂の円陣
感動したのは言わずもがな、彼女たちの気迫で鳥肌が立った
菜:フーッ
1人、目を瞑り深呼吸をしていた菜緒
〇:緊張してる?
菜:うん、少しな
〇:大丈夫だよ
この言葉、昔は菜緒を傷つけた
でも今は違う
菜緒なら、大丈夫という確信を持っているからこそ言えた
〇:全力で楽しんできな!
菜:うん!
グータッチを交わし、立ち位置へ
僕はライブの間もサポートなどの仕事がある
楽しむことは忘れず、全力で彼女達を支えた
会場は熱気に満ち溢れ、ライブは大成功に終わった
白:みんなめっちゃ良かったよ!!
もちろん、白崎さんも嬉しそうにしている
白:明日からも続くから、この調子で頑張ろう!
メンバー:はいっ!
喜び、楽しさ、達成感
それぞれの表情を浮かべるメンバーの中に
菜:、、、
菜緒だけが暗い表情をしていた
〇:菜緒?
菜:あっ、〇〇
〇:おつかれ
菜:、、うん
〇:ちょっと、あっち行こうか
菜:コクッ
とりあえず、2人きりになるために
人がいない部屋へ
〇:なんかあったの?
菜:、、フリ間違えたんよ
正直ずっと見ることが出来ていなかったため
どこでミスをしたかは分からない
ただ菜緒の落ち込み具合いから、そこそこ大事なシーンだったことは感じられる
〇:切り替えて頑張るしかないよ
菜:、、、
どこか納得のいかない表情だ
〇:じゃあさ、残りのライブ頑張ったら一つだけお願い聞いてあげる
菜:ほんまに!?
〇:うん、頑張ったらだよ?
菜:やったら、頑張れるわ!!
やっぱり、単純だなぁ
〇:何にするかは考えといて
菜:うん!ありがとう!
これで菜緒のやる気がでるなら
僕は何でも言うことを聞く
たった一つの約束をしただけで
一気に気持ちを切り替えることができた菜緒
翌日からのライブはほぼノーミス
ほかのメンバーにも何事もなくツアーは進行していった
白:いよいよツアーも今日と明日で終わりだねー
〇:このまま大成功で終わるといいですね
白:そうだね!
ライブが始まる前、白崎さんと話していると
〇:、、、あれっ?
どんどん視界が歪んでいく
白:どうした?
〇:バタンッ
白:〇〇くん!?
ここで僕の意識は途切れてしまった
〇:、、ここ、は?
目を覚ますと真っ白な天井
それに左手に感じる温もりが
菜:〇〇!?
その方向から菜緒の顔が視界に入る
〇:菜緒?
菜:うぅ、よがっだぁ
涙を流す彼女を見て、何となく状況を理解した
〇:今日のライブは!?
菜:終わったで
〇:多分、ぼく倒れたよね、、
菜:うん、過労だって
〇:ごめん、、
よく考えればここ最近まともに睡眠をとっていない
ライブ中はメンバーのサポート、家に帰れば翌日の動きを確認
平均睡眠時間は3時間といったところか
〇:菜緒、明日のために早く寝ないと、、
菜:全然寝とらん〇〇に言われたないわ!
〇:、、、
何も言い返せない
菜:約束覚えとる?
〇:うん、何にするか決めたの?
菜:映画デート//
〇:いや、それは無理でしょ
菜:なんでや!〇〇は嘘つくんか!?
鬼の形相で迫ってくる
〇:、、わかったよ
了承はしたものの映画館に二人で行くのは無理がある
菜緒がアイドルでいる限り難しい
どうするかは後々考えることにしよう
〇:今日はもう休みな?
菜:うん、、〇〇も休むんやで
〇:ありがと
菜:じゃあ、また明日!
〇:うん、またね
菜緒を帰し、部屋にただ1人になる
〇:あれ?結局ここどこだ?
そういえば、菜緒には何も教えてもらってない
ガラガラ
〇:白崎さん、、
白:おっ、もう大丈夫なの?
〇:はい、ご迷惑をおかけしました
白:僕こそごめんね、気づけなくて
〇:いや、白崎さんは、、、
白:部下の体調管理ができなかったのは上司の責任
いつになく真面目な白崎さん
白:明日の仕事は休み!最終日だし、ライブ楽しみなよ!
〇:、、、わかりました
申し訳ない気持ちはあるが、ありがたい気持ちもある
ここまで僕のことを考えてくれているとは
白:じゃ、明日ライブの時間に会おうね〜!
〇:はい、ありがとうございます!
こうして白崎さんも帰っていった
〇:あれ?ここどこか聞いてなくね?
またしても自分がどこにいるかわからない〇〇だった
翌日
ついにツアーの最終日
僕は特別に関係者席でライブに参戦していた
最初は静かに眺めていたのだが
徐々に盛り上がって、ついには
〇:お〜〜〜!
菜:、、かわいい♡
〇:、、キュンキュン!
合いの手を全力で叫んでいた
最後までライブを楽しんだ僕は
〇:もう声でません
白:ははっ、いい事だよ!
白崎さんとメンバーを待っていた
いよいよメンバーが楽屋に戻ってくると
真っ先に菜緒の顔が目に入った
〇:菜緒、おつか、、
史:〇〇くん!大丈夫なの〜?
〇:あっ、はい、、
美玲:急に倒れたから心配したよ!
〇:、、どうも
菜緒ではなく他のメンバーが駆けつけてくる
明:〇〇さん!めっちゃ声出してましたよね!
〇:えっ!
ひより:ひよたんも見た〜!
ひなの:やっぱりあれ、〇〇さんだったんですね!
〇:あれは、えっと、、
美玖:私も見た!キュンキュンって言ってたもん!
〇:、、、別にいいじゃないですか//
人生で一番恥ずかしい瞬間かもしれません
京:赤くなってるし笑
鈴花:なんか〇〇さんかわいい〜
芽:照れてる♪
菜:なんで照れとんねん!
またまた割って入る菜緒
〇:照れてないよ!恥ずかしかったの!
美穂:あれは、照れてたよね!
陽菜:うん、照れてたね!
好花:照れ以外のなにものでもない!
菜:照れとるやん!
〇:ほんとに誤解だって!
久:でも、なんで照れてたらダメなのー?笑
菜:えっ、
〇:たしかに
ひなの:だから、それは菜緒さんが〇〇さんのこと、、
菜:あんたは喋んなっ!
ひなの:もごもご〜
いつか見た光景と全く同じ
〇:まったく、なんなんだ?
菜:〇〇
〇:なに?
菜:約束、守ってもらうで!
〇:あー、、、もちろん
菜:明日な!
〇:、、、明日!?
〇〇に訪れた最後の試練
菜緒との映画デートはどうなるのか、、
to be continued