おみく
@pandanokurage
〇:投稿完了っと
何十個かのツイートをモーメントにまとめ
そのモーメントをツイートする
しっかり画像が表示されているか確認
たまに表示されないバグは本当にやめてほしい
〇:ふぅ
この一連の流れで投稿が終わる
すぐにいいねが何件かつき
ニヤッとしながら自室を出た
母:ちょうどご飯できてるよ
〇:うん、父さんは?
母:遅くなるから先食べててって
〇:そっか、いただきます
母さんと2人でテレビを見ながら食事をする
正直、テレビに興味はない
どうせならYouTubeを見ながら食べたいまである
それでも作ってくれた母さんへの礼儀として
最低限のマナーは守っているつもりだ
〇:ご馳走様
母:はーい、早めに風呂入りなよ
〇:うん
お腹が満たされとてもいい気分
風呂に入る前に明日の講義を確認し
課題の有無を判断する
有れば少しテンションは下がり
無ければ風呂場ではご機嫌な鼻歌が響き渡るだろう
この日は課題が無く、ご機嫌で風呂に向かった
投稿してから約2時間
ここで一度Twitterを開く
通知欄には、今日投稿した作品への反響
前に出した作品を読んでくださった方や
フォローしてくださった方がずらりと並んでいる
感想は、、、来ていない
そこから少し他の人の投稿を見る
妄ツイを書き始める前に比べたら
読む時間は90%減少したと思う
書く時間にその分費やしてしまうからだ
1作品書くのに、だらだら1時間半かけて
今日は暇だったので2つ分書いた
そして寝る前に最後のチェック
この時に感想が来ていて嬉しかった
その感想に返信して、一日を終えようとした時
1件のDMが
送り主の名前は
〇:ミルクティー、、
ありがちな名前かな
気になるその内容
ミ:初めまして!日向坂46の金村美玖です!のまるさんの作品とても面白いですね!!もし良かったらまた私で書いてくれませんか??
なりすましは今の時代、おかしいことではない
ただこんなにストレートな、なりすましはちょっと面白い
ちなみに「のまる」というのは僕のアカウントの名前
普通の大学生
ノーマルの大学生
ノーマルをのまるにしただけの安易な名前だ
〇:読んでいただきありがとうございます!これからも応援してるので頑張ってください!リクエストがあればどんなものがいいか教えていただけると嬉しいです!
なりすましを信じたフリをして少し流した
ミ:ほんとですか!?ありがとうございます!!お時間よろしければ明日のお昼にお会いできませんか?細かくリクエストしたいので!
偽おすしの返信は早く
しかもリアルで会おうという提案までしてきた
〇:金村美玖さん、本人の証拠とかってありますか?
なりすましを困らせて面会を拒否
この作戦が1番手っ取り早い
先程よりも遅れて返信が
送られてきたのは1本の動画
ミ:のまるさ〜ん!金村です!信じてくださ〜い!!
白い衣服に身を包んだ女性は
間違いなく本物の金村美玖だった
ちゃんと動いているうえに、のまるという名前を口にしていた
もはや信じざるを得ない
ミ:信じていただけたら、明日の1時にこのカフェに来てください!
今までの人生で1番驚いている自分がいる
本物のアイドルからDMが来た
そもそも妄ツイを読んでいることにも驚きだ
明日の講義は一限のみ
10時に終われば、このカフェには余裕で間に合う
行くか行かないか
躊躇しながらも
心の中ではひとつの答えが導き出されていた
翌日
指定のカフェに到着し時間を確認
〇:11時半、、
自分でもわかっている
早すぎるにも程があると
しかしカフェで待つ以外の選択肢はなく
人が誰もいないカフェに入っていった
外見は少し古びた外装だったが
店内は落ち着いた暖色照明にコーヒーのいい香り
マスター:お好きな席へどうぞ
〇:ありがとうございます
このカフェはマスター1人でやっているようで
とても優しい声で案内してくれた
〇:ブラックコーヒーお願いします
マスター:かしこまりました
コーヒーを淹れる音と共に
どんどん強くなるコーヒーの香り
窓の外を眺めていると
すぐにコーヒーがやってきた
マスター:お待たせ致しました
〇:ありがとうございます
軽く会釈をし、コーヒーを一口
普段はそんなに飲まないコーヒー
心の底から美味しいと思ったのは初めてだ
改めて時間を確認するが
まだ11時40分
約束の時間まで1時間20分ある
この時間を何に活用するか
〇:、、書くか
趣味?の妄ツイに時間を使う
恐らく1作品分は書けるだろう
作品メモから、何を書くか決め
妄想の世界へと入り込んでいった
ゴクッ
ちょうどコーヒーを飲みきり
1話分の作品を書き終えた
〇:今日も6時くらいでいいかなぁ
?:今日の投稿ですか?
〇:そうです、、、えっ!?
すぐ隣にはスラッとした身体に小さい顔
マスクでほとんど覆われていても目元から可愛さを放っている
画面の向こうにいるはずの金村美玖さんが目の前にいた
to be continued