こさかな
@pandanokurage
「ブラコンこさか!」
大学生の私には
誰よりも大切な人がいる
それは10個以上離れた弟の〇〇
〇〇がいれば彼氏なんていらない
〇:おねーちゃん!
菜:どうしたん?
〇:ごはん!
菜:少し早いけどお昼ご飯食べよっか!
〇:うん!
お母さんが出かける前に用意してくれた
ミートソースパスタ
一緒に食べるようにと
小さいお皿と普通のサイズのお皿
テーブルに並べて隣に〇〇を座らせる
〇:ここやだ!
菜:やだって、、どこがええの?
〇:おねーちゃんのとこ!!
菜:ええよ〜♪
ほんとに可愛い弟
膝の上に座らせて
〇〇が食べるのを眺めながら食事をする
〇:おいしいね〜!
菜:うん!おいしいな!
口の周りを真っ赤にして
笑顔で振り向く〇〇が愛おしい
菜:ごちそうさま〜
〇:おねーちゃんはやいね!
菜:〇〇も大きくなったら早く食べれるようになるで!
〇:おおきくなる!
もぐもぐと再び食べ始める〇〇
頭を撫でながら食べ終わるのを待つ
〇:ごちそうさま!
菜:じゃあ一緒にお皿持ってくか〜!
〇:うん!
ちゃんと自分の分は自分で下げる
当たり前のことをしっかりやる、いい子だ
〇:おねーちゃん!あそぼ!
菜:ええよ!何して遊ぶ?
〇:かぞくごっこ!
幼稚園児特有のごっこ遊び
男の子はあまりやらないと思っていたが
〇〇は結構な確率でごっこ遊びをしたがる
〇:ぼくがパパでおねーちゃんはママね!
菜:はーい!
シチュエーションが決まり
ソファに並んで座って始める
〇:ままおはよー!
菜:おはよ!
〇:あさごはんちょーだい!
菜:はい!あ〜ん!
おもちゃのハンバーグ
口に運ぶと嬉しそうに口を動かす
〇:おしごといってきます!
菜:いってらっしゃ〜い!
〇:う!
菜:、、ん?
タコさん口で何かをアピール
〇:うー!
菜:なに?
〇:ちゅーは?
菜:えっ//
所謂行ってきますのちゅー
なんでそんなことを知っているのか
〇:うー!
菜:っ//
家族ごっこ
遊びの一部
そう言い聞かせて
一瞬、〇〇の唇に触れた
〇:いってきます!
菜:いってらっしゃい//
恥ずかしいのは私だけ
〇〇は平然とリビングを後にした
ごっこ遊びなので仕事の部分は省略される
〇〇はすぐに帰ってきた
菜:おかえり〜//
〇:ただいまー!
顔の熱が冷めやらぬまま、帰宅
〇:よるごはんは?
菜:うーんとね、ハンバーガー!
〇:おいしいね!
菜:そうやね!
もぐもぐしていた〇〇だが
〇:ねむくなってきたぁ
お腹いっぱいになったのもあり
眠気が〇〇を襲う
菜:少しお昼寝しよっか?
〇:うん
〇〇を膝に乗せると
もぞもぞと向かい合って抱きついてきた
菜:ふふっ、おやすみ
〇:おやすみぃ
小さな手で服を掴んで
心地よい寝息を立て始めた
寝ている〇〇の頭を撫でるのは飽きない
可愛い寝顔を眺めるのも飽きない
たまに柔らかい頬を触るのも楽しい
しばらく寝ている〇〇を堪能していたのだが
不意に頭をよぎったことがあった
それは、いつまで〇〇とこうしていられるのか
いずれ〇〇も成長して大人になる
その過程において思春期や反抗期
難しい時期が訪れることは間違いない
その時、私はどうなるのか
大好きな弟に構って貰えなくなるのか
話しかけても無視されたり
うざいとか言われたりするのか
〇〇の成長は嬉しいが
このままでいてほしいと思ってしまう自分もいた
菜:、、〇〇
思えば思うほど胸が苦しくなり
挙句の果てには涙を流していた
〇:、、ん
菜:あっ
流れた涙は頬を伝って
寝ていた〇〇の頬に落ちてしまった
菜:ごめん、起こしちゃった?
〇:、、おねーちゃん、ないてる
菜:んーん、泣いてへんよ?
〇:なかないで
〇〇の小さな手が
頭をポンポンと撫でてくれた
その瞬間、私の心の中の何かが動き
堰を切るように涙が溢れた
菜:、、ありがとう、〇〇は優しいね
〇:ママにね、おしえてもらったの!
菜:なにを?
〇:すきなこにはやさしくするんだよ!
菜:、、、うちも大好きやで//
〇〇の言葉に将来の不安は消え去り
姉弟としての絆はより強いものになった
ーーー
〇:ここまで出したら、写真をツイートしてモーメントにまとめるの
美:写真はどれにする?
〇:菜緒はどれがいいとかある?
菜:これ!
〇:じゃあこれをツイートして、、モーメントの画像に設定する
陽:ここまででも結構大変だね〜
菜:意外と時間かかるんやな
パソコンを操作する美玖を後ろから眺める2人
やってる本人はあまり感じないが
投稿するにはそこそこ時間がかかるのだ
〇:なんかここに一言入れるの
美:なんでもいいの?
〇:うん、あんまり変なこと書かないでね
美:書かないよ!
美玖が入れた言葉は
「ライブ最高でした!!」
〇:なんで僕の気持ちを、、
美:でも最高だったでしょ?
〇:、、まあね
こうして美玖に作品を投稿してもらった
菜:家に帰ったらもう一回ゆっくり読ませてもらうわ!
〇:ぜひぜひ、またリクエストがあれば呼んでよ
美:呼ぶ!だから予定空けといてね!
〇:、、善処する
ライブに初参戦し
ライブ直後にメンバーと会って
作品の投稿までしてもらった
人生において1番幸せな日を過ごしてしまったかもしれない〇〇だった
to be continued