こさかな
@pandanokurage
「こさかのちょっと大人な恋愛」
私には憧れの人がいる
去年は教育係として私に色々教えてくれて
2年目の今でも優しくしてくれる
でも教育係の頃よりは
接する機会が減るわけで
少しばかり寂しい気持ちもあった
〇:小坂?
菜:は、はいっ!
〇:大丈夫?ぼーっとしてたけど
菜:全然大丈夫です!
〇:ちゃんと休憩は取るんだよ?
菜:はい!ありがとうございます!
教育係じゃなくなっても
こうやって気遣ってくれる
優しすぎるんよなぁ//
この嬉しさを力に変えて
仕事をこなすことに集中
それでも先輩方のように上手くこなすのは難しい
菜:はぁ、終わらん、、
周りは定時であがり始め
外はもう真っ暗
日が落ちるのが早いにしても
こんなに残業するなんてそうそうない
菜:ふぅ〜
肩も背中も腰も痛い
思いっきり伸びをしてもすぐには治らないもの
菜:よし
〇:よしじゃない
菜:うわっ!!
切り替えて仕事を再開しようと画面に目を向けた時
背後から帰ったはずの〇〇さんの声がした
菜:帰ったんじゃないんですか!?
〇:小坂なら無理して残ってると思って見に来た
菜:、、さすが元教育係ですね
〇:今日はもう終わり
菜:でもあと少しだけ!
〇:だめ、飲み行こ?
菜:え、、えぇ!
〇:あれ、お酒苦手だった?
菜:いやいや!行きます!!
2人きりのご飯は初めてじゃない
何度かご馳走になったことがある
それでも
飲みに誘われたのは初めてで
お酒があるだけでただの食事とは違うような気がした
〇:じゃあ、乾杯
菜:お疲れ様です!
〇〇さんは王道にビール
私はOLらしくカシオレ
ビールの美味しさは私にはわからないから
〇:最近頑張りすぎてない?
菜:普通ですよ!
〇:見る度に疲れてそうな顔してるけど
菜:そんなことないです、、//
頑張ってるのは事実
少しだけ無理していたのも事実
そんなことよりも
〇〇さんが気にかけてくれていた、という事実の方が大きい
〇:休みの日は何してるの?
菜:えっと、、、本読んでます
〇:インドア派?
菜:はい、人混みが苦手で、、
〇:俺も一緒、家が1番落ち着くよね
菜:え!そうなんですか!?
〇:なんでそんなに驚くの?
菜:カフェとか行ってそうなイメージありました!
〇:そんなオシャレじゃなくてごめんなー
菜:いやっ、そういう訳じゃないですから!
休日の過ごし方が似てるって
むしろ嬉しい
菜:〇〇さんは何して過ごすんですか?
〇:んー、溜まってる録画見たりかな
菜:ドラマ見ます!?
〇:うん、よく見るよ
菜:最近ハマってるのとかありますか!
仕事中にはできないプライベートの会話
お酒が入ったこともあって
楽しくラリーが続く
自分の知らない〇〇さんが知れて
意外な共通点を見つけたりして
無意識にグラスを持つ回数が多くなってしまった
菜:すみませぇん
〇:飲みまで無理するのかよ
菜:、、ばかにしないでくだしゃい!!
〇:わーかったから、おっきい声出さない
意識はあるものの
しっかり泥酔状態の菜緒
おぼつかない足取りでも歩けているのは
片腕を〇〇の肩に預けているから
〇:家近くてよかったな
菜:うぅ、あたまいたい
〇:もう着くから、何号室だっけ?
菜:20、、3
〇:鍵は?
菜:バッグの左か右のとこれす
〇:ちょっと失礼するよ
バッグの中から鍵を発掘し
身体を支えたまま部屋の中へ
そのまま菜緒の指示でリビングのソファまで
〇:ほい、もう大丈夫だな
菜:、、、
〇:おーい、聞こえてる?
菜:聞こえてます、、//
〇:じゃあ、また明日な?
菜:、、、待ってください!
自分の部屋の匂いのせいか
部屋の中に入った途端
自分が置かれている状況がスっと頭に入ってくる
酔って、しっかり歩けなくて
家まで〇〇さんが送ってくれた
ここまでしてくれたこと、
そしてこの先、こんなチャンスがあるのか
菜:あのっ、、もう遅いので泊まっていきませんか///
〇:いやいや、それは申し訳ないよ
菜:、、帰らないでください//
〇:、、、
菜:まだ一緒にいたいんです、、//
〇:本気にしちゃうよ?
恥ずかしさを噛み締めながら伝えた言葉に
〇〇さんなりの優しい返し
そっと隣に腰掛けてくると
少し大人っぽい〇〇さんの香りに包まれる
菜:わ、私はいつでも本気ですからっ//
〇:嬉しいなぁ、ありがとね
''菜緒''
菜:、、ずるいです//
私たぶん
ちょっとだけ大人になれた気がする
ーーー
美:ねぇねぇ!これ菜緒のリクエストでしょ!
菜:そ、そうなんやけど、、
美:あれ?なんか気に入らなかったの?
菜:そうやなくて、、なんか大人すぎん?//
美:そう?素敵だと思うけど?
菜:ちょっとえっちやん//
美:な、なに言ってんの!?
陽:えっちなの〜?
菜:そうなんよ!
陽:誰が!
菜:みんなや!みんな!
陽:えっ!陽菜はちがうよ!
美:、、、もう訳わかんない
のまるの作品によって
謎の混乱を招かれる3人だった
to be continued