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アイドルのマネージャーってなんですか?2

全体公開 日向マネージャー 7 8 1
2023-03-02 21:35:04

ひなたマネ

僕がこの仕事で1番気が楽なのが

メンバーの撮影の付き添いに行くこと

チーフがいないこの時だけは

純粋にメンバーと向き合える

〇:15時戻りか、、

車の中で今日のスケジュールを確認中

美:おはよー!!

〇:わっ!

菜:朝から声でかすぎ、、

〇:おはようございます

後部座席に

テンションの合わない2人が乗り込んだ

美:〇〇朝ごはん食べた?

〇:食べましたよ

美:菜緒は〜?

菜:食べてない

美:じゃあこれあげる!

菜:なにこれ?

美:昨日暇だったから作ったマフィン!

菜:〇〇、口開けて?

〇:なんで毒味させようとするんですか

菜:ええから

できるだけ小さく口を開けるが

思いっきりマフィンをねじ込まれた

〇:、、、

美:おいしい?

〇:、、、ん

菜:やったらうちも食べる

美:はいっ!

後ろで朝食を取り始めた

その隙に目的地に向けて車を出発

〇:今日は15時に事務所で解散になります

菜:はーい!

〇:、、元気になりましたね

菜:朝ごはん食べたから!

美:私のおかげだね〜!

菜:、、、

〇:、、、

美:無視しなくてもいいじゃん!!

菜:はいはい、そんなに怒らんの

美:菜緒が悪いんだからね!?

騒がしくなってきた車内

2人のやり取りを聞いているだけで

自然と頬が緩む

〇:ほんと仲良いですよね

美:当たり前でしょ!

〇:同い年だからですかね

菜:それはあるなぁ

美:てか、〇〇も同い年なんだからタメ口!

〇:僕はマネージャーなので

菜:美玖はほんま、そこ気にするよなぁ

美:だって壁感じるんだもん!

菜:仕事なんやからしゃあないやろ

美:じゃあ仕事終わったらタメ口で!

〇:、、考えときますね

このタメ口問題はこの先も長く続きそうだ

〇:到着です

菜:行くか〜

美:おー!

元気な2人の後に続き

荷物を持って撮影現場へ

菜:これ充電しといて〜

〇:了解です

菜:うちのバッグにバッテリー入っとるから

〇:それは自分で取ってください

菜:嫌や、任せた

〇:ちょっと、、

美:〇〇〜!!

〇:はい?

美:ブログ用の写真撮って!

〇:、、今じゃなきゃダメですか?

美:はーやーくー!

撮影の付き添い

撮影が始まるまでは忙しい

しかし、始まってしまえば

2人を見守るだけ

普段とは違う表情が見れて面白い

改めてメンバーの凄さを感じる

滞りなく撮影は進み

〇:お疲れ様でした

菜:おつかれさん!

美:お腹空いた〜!!

菜:お昼食べてたやん

美:でもお腹空いたの〜!

菜:太るで

美:、、、〇〇!帰りにどっか寄って帰りたい!

〇:コンビニでよければ

美:決まり!

事務所到着に少し遅れそうだが

今日の仕事を頑張った彼女の要望を

断ることはできなかった

〇:待ってるんで行ってきてください

美:菜緒!一緒に行こ!

菜:え〜

美:好きなおやつ1個だけ買ってあげる!

菜:ええよ

意外とチョロい一面が見れた

美玖に手を引かれコンビニへ

そのまま待つこと5分

〇:、、、

2人が帰ってくる気配がない

遅いと思いながら待ち続けてさらに5分

〇:なんかあったのかな

ほんの少しの不安がよぎったが

店内には笑顔で商品を選ぶふたりの姿

数少ないプライベートの時間を楽しんでいた

そう思うと呼びに行くのは可哀想な気がして


美:お待たせ〜!

菜:美玖がはしゃぐから、、

〇:大丈夫ですよ、とりあえず事務所向かいますね

美:うん!

嬉しそうにお菓子を食べる2人

バックミラー越しに見えたのは

アイドルではなく

普通の仲のいい女の子

美:それ1口ちょうだい!

菜:ええよ、交換な?

美:はい!

行きも帰りも和みまくる車内だった


〇:今日はここで解散になります

菜:今空いてる会議室ある?

〇:多分あると思いますよ

菜:そこ少し使ってもええ?

〇:わかりました、帰る時だけ連絡ください

菜:ありがと!

美:お菓子パーティー♪

どうやら仕事終わりのパーティーが開催されるらしい

会議室までの道中

チーフ:おい〇〇

〇:お疲れ様です

チーフ:今日何時戻りだ?

〇:、、15時です

チーフ:今は?

〇:16時です

チーフ:どこで道草食ってたんだよ

〇:すみません

美:違うんです!私が、、

〇:菜緒さん、美玖さん連れて会議室行ってください

菜:、、、

〇:大丈夫ですから

菜:、、わかった

美:えっ!

チーフ:少し話があるから来い

菜緒さんたちが進む方向と逆の方向

別の会議室へ場所を移した


美:絶対私のせいだ、、

菜:そんな落ち込まんでええって

美:でも〜

菜:〇〇が大丈夫って言ってたやろ?

美:、、うん

菜:ほら、いっぱい食べ

美:んん!

コンビニで買ったポップコーン

一掴みを無理やり美玖の口へ突っ込んだ

菜:ははっ!リス見たい

美:ん〜!!

菜:それ食べとる間に飲み物買ってくる〜

モグモグしている美玖を他所に

会議室を後にする

向かったのは自動販売機

とは反対側にある、〇〇が連れていかれた会議室

良くないと思っていても

ドアの前で聞き耳を立ててしまう

ーーー

チーフ:なんでこんなに遅れたんだ?

〇:自分の仕事が遅いからです

チーフ:遅い自覚はあるんだな

〇:はい

チーフ:なんで遅いかわかるか?

〇:、、効率的に動けないからです

チーフ:違う

〇:違う?

チーフ:お前はメンバーと無駄なやり取りをしすぎるからだ

〇:、、、

チーフ:やれと言われたこと以外話す必要ないだろ

チーフの言っていること

自分の考え

どちらが正しいかはわからない

ただ意見が180度違うことは明らかだった

〇:1つ、聞いてもいいですか

チーフ:なんだ?

〇:チーフにとって、アイドルのマネージャーってなんですか?

チーフ:そりゃあ

「商売道具を上手く動かす仕事だろ」


チーフ:アイドルなんて所詮は金を稼ぐための商売道具だ

〇:、、、

チーフ:売上の数字だけが俺たちの成果、それ以外に何がある?

〇:、、わかりました

身体が熱い

内側から込み上げる感情が

勝手に血液の流れを促進してるみたい

チーフの言葉で

僕の頭はどうにかなりそうだった

チーフ:そろそろ今後の人事でクビも有り得るからな

〇:、、、はい

チーフ:もう少し考えて行動しろ

〇:、、、

そう言い残しチーフは会議室を去った

〇:商売道具、、、か

別に心が折れたり

この仕事を辞めたいと思った訳じゃない

ただわからなくなっただけなんだ

アイドルのマネージャーってなんだろう

to be continued


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2024-11-06 05:57:27

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