@pandanokurage
片腕が使えないって
思っていたより不便だ
〇:おはようございます
史:あ〜!!
久:やっぱり折れてた!
〇:はい
左腕にギプス装着
首からしっかり白い布状の吊るしで支えている
美:あー!
〇:そんなに驚かないでくださいよ
美:〇〇の服装いつもと違う!!
〇:それは、、この腕じゃ着れる服が限られるんです
驚くポイントはそこじゃないと思ったが
ツッコミを入れると長くなりそうでやめた
芽:、、、
京:めいめい、もう泣かないの
〇:芽依さん
芽:、、、
〇:おはようございます
芽:、、、
〇:もしかしてずっとこんな感じですか?
京:そうだよ、目真っ赤だし
服の袖はいくつもの染みの跡
ずっと目を押さえている
〇:芽依さんは何も悪くないんですよ?
芽:、、、でも、うちがあそこにいなかったら、、
遡ること昨日の夕方
冠番組の収録に出向いていた
その休憩時間
番組のセットに座ったままおしゃべりするメンバーや
裏側にあるケータリングに集まるメンバー
意味もなくスタジオ内をただ徘徊するメンバー
陽:おいしい〜
明:どれ食べたの!
陽:教えな〜い
明:あ〜!〇〇!陽菜が意地悪する!
〇:喧嘩しないでくださいねー
陽:大丈夫、丹生ちゃんがうるさいだけだから
明:ひ〜な〜!!
菜:明日のレッスンって何時に終わる?
〇:15時ですね
菜:15時やって!
美:終わったら家おいでよ!
菜:〇〇も来る?
〇:大丈夫です
美:行けるってこと!?
〇:行かないってことです
美:そんなに照れなくてもいいのに!
〇:、、、
美:何か言ってよ!
〇:、、面白いですね
菜:はははっ!おもろいなぁ〜!
京:ねぇ
〇:はい?
京:めいめいどこにいるか知ってる?
〇:芽依さんならさっきまでケータリングの所にいましたよ?
京:いないんだけどな〜
〇:あ、そこの裏のとこにいますよ
隅っこに座って
ボーッと全体を眺めている様子
京:めいめい〜
芽:なぁに?
京:こっちおい、、
京子さんの声と同時に
今後の収録で使うであろう
大型木材のセットがゆっくりと傾き始めた
〇:あぶないっ
一気に駆け寄る僕を不思議そうに見つめながら
彼女の後ろからセットが倒れてきている
バンッ
僕の腕とセットがぶつかり合う音
その下で何が起きたかわからない顔の芽依さん
きっと誰にも聞こえていない
ミシッという音が左腕から生じた
〇:芽依さん、、早く出てください
こんな重さを支え続けるだけの力はなく
芽依さんが移動すると
すぐにセットから腕を離す
ガシャンと音を立てて倒れ込んだセット
〇:いったぁ、、
今までに味わったことのない痛み
左腕が言うことを聞かない
芽:〇〇、、?
〇:芽依さん、怪我してません?
芽:大丈夫やけど〇〇が、、
〇:僕も、、大丈夫です
京:めいめい!
久:ちょっと!2人とも大丈夫!?
〇:一応医務室行ってきます、、
久:わかった、もし病院行ったら今日はそのまま帰っていいからね
僕も、そして久美さんもわかっている
左腕が折れていること
そして
芽:〇〇が、、怪我させちゃった
久:めいめいのせいじゃないよ
芽依さんが悪くないことも
医務室で腕を診てもらい
骨折確定
そのまま病院に行き夜が明けて今に至る
京:めいめい、、
〇:芽依さん
芽:、、、
〇:正直に言います、僕は腕が痛いです
芽:、、やっぱり芽依のせいや
〇:でも自分の行いに後悔はありません
芽:後悔、、
〇:考えればあのセットが倒れてくるのは誰も止められません
京:そうだけどさ、後悔がないって、、
〇:僕は芽依さんより身体が丈夫です
京:、、まあ男の子だからね
〇:これが被害を最小限に抑えた結果じゃないですか?
史:わ!!確かにそうだぁ!
芽:でも、、
〇:でもじゃないです
芽:、、、
〇:こんな怪我、すぐ治しますから
芽:、、ごめんな
〇:謝るのも禁止です、あと芽依さんには1つお願いがあります
芽:なに?
〇:左手が使えないと不便なことが沢山あるんです
芽:うん
〇:だからいっぱい助けてください
芽:、、わかった!
償いではないが
自分にもできることがあれば
少しは罪悪感がなくなるはず
京:てかさ、ほんとに折れてるの?
〇:えっ、今更疑います?
京:ちょっと腕見せてよ
〇:ギプスしてるから無理です
京:ギプス触らせて
〇:、、いいですけど
ギプスに興味津々
少しつんつんする程度かと思いきや
京:ほっ
〇:いって!!
京:あ、ほんとに折れてるんだ
〇:、、、
いきなり叩かれた
しかもグーで
久:京子何してるの!?
京:〇〇が嘘ついてるかもしれないからさ
〇:骨折って知ってますか?ギプスって知ってますか?、、、ほんとに人間ですか?
京:人間だよ〜
悪気がないのが本当に理解できない
〇:久美さん
久:どうしたの!
〇:しばらく京子さんを僕に近づかせないでください
久:それは妥当な判断だね、、
芽:〇〇〜、なんかしてほしいことある〜?
〇:今は大丈夫ですよ
芽:隣におるから、なんかあったら言ってね〜
〇:はい、ありがとうございます
京:めいめいがいるなら私も、、
〇:無理です
京:はぁ!?
久:京子、〇〇が死んじゃう
史:そうだ〜、京子危な〜い
京:私のどこが危ないんだか
危険性を自覚していないのが1番危ない京子だった
to be continued