@pandanokurage
医者:落ち着いて聞いてください
〇:はい
医:〇〇くんは、急性肝疾患です
〇:きゅうせいかんしっかん?
医:そうです、そしてここからが本題なのですが、、
〇:、、、
医:〇〇くんは余命2ヶ月です
〇:、、、2ヶ月
そう、僕はいきなり余命宣告をされた
遡ること2時間前
朝起きた僕は体に倦怠感を感じた
一度体温を測ってみることに
母:あら、熱あるじゃない
〇:なんかすごいだるいと思った
母:念のため病院に行かなきゃね
もちろん学校は休み
母さんは会社に連絡して僕を病院に連れていってくれた
そして診察を受けて、余命宣告をされた
医:お母さんにはこれから伝えます
〇:、、分かりました
診察室を出て、母さんと入れ替わる
待合室のベンチに座っているが朝なので人は少ない
そんな中、聞こえてきたのは母さんの泣き声
母さんはすごい
息子が余命宣告をされたことを理解して泣いている
それに比べて僕は、未だに頭が追いつかない
ガラガラ
医:〇〇くん、ちょっと来て貰えるかな
〇:はい
再び診察室に戻り、泣いている母さんの隣に座る
医:〇〇くん、臓器移植って知ってるかな?
〇:なんとなくわかります
医:もし〇〇くんの肝臓に合うドナーが見つかれば臓器移植ができるかもしれない
〇:でも、ドナーって、、、
医:そう、簡単には見つからないんだ
〇:、、、
医:ただ、ドナーが見つかる可能性も考えて今日から入院してもらいます
〇:わかりました
医:病室は二人部屋になるんだけど大丈夫かな?
〇:大丈夫です
僕はドナーには期待していない
奇跡的な確率でしか見つからないだろう
こうして僕の入院が決まった
看護師:ここが〇〇くんの病室ね
〇:はい
看:そして相部屋の、、
菜:小坂菜緒ですっ!
〇:うわっ!
菜:あははっ!よろしくね!!
〇:鈴木〇〇です、よろしく
相部屋の子はまさかの女の子
僕と同い年の高校2年生らしい
僕の荷物が運ばれて、入院生活が始まった
菜:なぁなぁ
隣のベッドに座っている小坂さんが話しかけてきた
〇:なに?
菜:〇〇くんはなんで入院しとるの?
〇:急性肝疾患、わからないと思うけど
菜:うちと同じやん!!!
〇:、、、は?
菜:うちも急性肝疾患やねん!
話を聞くと小坂さんは二日前に僕と同じように緊急入院になったそうだ
菜:〇〇くん余命宣告された!?
〇:なんでそんなワクワクしてんだよ
菜:ええから!されたんか!?
〇:されたよ、2ヶ月だって
菜:おぉー!!余命も同じやんか笑
〇:、、、もう意味わからん
ここまで同じだと運命を感じる
菜:うちら、仲間やな!
〇:なんでそんなに元気なの?
菜:なんでって、、残りの余生楽しく生きなきゃ損やろ?
やっぱり小坂さんはもう受け入れてるんだ
〇:たしかにそうかもね
菜:やから、うちと仲良くしよな!!
そう言って彼女は右手を差し出した
〇:うん、よろしく
握手を交すと、小坂さんは微笑んだ
ひとまず、僕の課題は余命宣告を受け入れること
残された時間を楽しめるように
to be continued