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余命宣告されたので付き合うことになりました2

全体公開 2
2023-03-02 22:10:37

こさかな

菜:シャーッ、おはよ!

いきなり仕切りのカーテンをあけられる

病院での初めての目覚めは小坂さんのモーニングコールだった

〇:、、おはよ

菜:なんや!元気ないなぁ

それもそのはず

昨日は全く眠れなかった

〇:早起きなんだね

菜:当たり前や!どうせ死ぬんやから寝るより楽しもうや!!

どうせ死ぬ

こんな言葉を軽々しく口に出せるのは彼女だけだろう

〇:朝ごはんの時間は?

菜:もうそろそろやで

〇:じゃあ、それまでは寝かせてよ

菜:だめ!うちと話そ!

仕方なくお話をすることに

菜:〇〇くん、彼女とかおるん?

〇:いるわけないでしょ

菜:イケメンやのに

〇:はいはい、どーも

菜:うちは!かわいい!?

〇:かわいいよー

菜:なんで棒読みやねん!

小坂さんがかわいいのは見ればわかる

〇:早くご飯食べたいなー

菜:なっ!うちと話すのがそんなに嫌なんか!!

〇:嫌じゃないよ、お腹すいただけ

菜:絶対嫌やろ!!

小坂さんがベッドを飛び出し僕の方に向かってきたところで

看:ガラガラ、おはようございまーす

〇:おはようございます

看護師さんが来てくれたことで襲われずに済んだ

菜:チッ、覚えとけよ〜

こわいこわいお隣さんだ

看:朝ごはんですよー

〇:これが病院食か

栄養のバランスが取れてそうなご飯だ

菜:うちの野菜わけたるでー

看:ちゃんと自分で食べてね

菜:、、、はい、パクッ

味は少し薄目だが不味くはない

健康的な朝食を終えると

菜:あーそーぼーっ

〇:、、、いいよ

正直乗り気ではない

まだ自分が余命宣告されたことを整理出来ていないからだ

菜:なんか面白い話してや!

〇:それって遊びじゃないよね

菜:別にええやんかー!

〇:面白い話なんてないよ

菜:えー、、やったらうちの話聞く?

〇:いや、大丈夫

菜:なんでやねん!!

常にテンションの高い小坂さん

それに比べ、僕は昨日から一度でも笑っただろうか

菜:なぁ、なんで元気ないん?

〇:まだ自分が死ぬのが受け入れられなくて、、、

菜:なんや、そんなことかぁ笑

小坂さんのその一言で僕の中で何かが切れた

〇:そんなことってなんだよ

菜:え?

〇:いきなり余命宣告されて、元気でいられるわけないだろ!!

菜:、、、

〇:、、ごめん

感情が高ぶりすぎてしまった

小坂さんに当たっても仕方ないのに

菜:うちだって受け入れられてへんよ

〇:えっ?

菜:でも、それで悩んでる暇あるんやったら何かしたほうがええんちゃう?

〇:、、

菜:うちらは同じ病気で同じ余命宣告を受けた

菜:お互い支え合って、最期まで楽しもうや!!

彼女の言葉は心に響く

気づけば目から涙が溢れていた

菜:こんなんで泣かんといてや笑

〇:っ!別に泣いてないし

菜:改めて、これからよろしくな!

〇:、、うん

昨日に引き続き、再び彼女と握手を交わした

僕たちの関係は同じ病を患い、助け合う仲間になったはずだった

小坂さんがあんなことを言い出す前までは

to be continued


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