@pandanokurage
小坂さんと本音をぶつけ合い、絆が生まれてから一夜明け
菜:シャーッ、おっはよー!!
相変わらず、小坂さんに起こされる
〇:おはよー
菜:おっ!昨日より元気やな!
〇:どうせなら元気に死にたいからね
菜:わかっとるやん!!
〇:それにしても小坂さんは元気すぎだよ
菜:うちの方が急性肝疾患の先輩やからな!
〇:それ笑えないよ笑
菜:笑っとるやん笑
こんな会話ができるようになるまで打ち解けあっていた
看:今日は二人とも元気ね
〇:おはようございます
菜:うちらは仲間やからな!!
〇:僕の方が長生きするけどね
菜:はぁ〜?うちの方が長生きするに決まっとるやろ!
看:はいはい、朝ごはんですよー
〇:ありがとうございます
菜:うちの野菜、、、
〇:いらない、自分で食べな
菜:、、、言われんでも食べますよー
ほぼ昨日と同じやり取りを交し、朝食を終える
菜:〇〇くんは死ぬ前にやりたいこととかないん?
〇:死ぬ前にやりたいことかぁ
菜:そうそう、やり残したこととか
〇:うーん、特にないかなー
菜:なんや、つまらんなぁ
〇:小坂さんはなんかあるの?
菜:あるある!!
早く聞いてくれと言わんばかりに目をキラキラと輝かせている
〇:なっ、なに?
菜:うちな、彼氏が欲しいねん!!
〇:彼氏?
菜:うん!今までできたことないんよなぁ
〇:それは嘘でしょ
菜:ほんとやもん!!
この見た目で彼氏がいないのはなかなか信じ難い
菜:それで、〇〇くん
〇:、、、はい
菜:うちの彼氏になって!!
〇:、、、
ここで了承しても、それは本当に彼氏になるのだろうか
そんなことを考えたが、彼女のやりたい事は叶えてあげたい
〇:いいよ
菜:やったー!!ついに彼氏ができたぁ!!
小坂さんが喜んでいるならいいのだろう
ちなみに僕の人生、最初で最後の彼女になるだろう
菜:早速、彼氏らしいことしてや!!
〇:えぇ、いきなりすぎる
何をしていいか分からない
〇:とりあえず、手繋いでみる?
菜:なんか緊張するんやけど//
〇:やっぱりやめる?
菜:繋ぐ!!
小坂さんは僕の隣に移動する
〇:はい
菜:ん、ギュッ
なんだろうこの感じは
握手は二回もしたのに、手を繋ぐのはドキドキする
菜:なんか落ち着かんなぁ///
〇:じゃあ離しても、、、
菜:落ち着くまで繋ぐんや!!
このまま手を繋いでいることに
菜:うちのこと名前で呼んでみてや
〇:菜緒さん?
菜:呼び捨てで!
〇:菜緒
菜:ええなぁ//
名前を呼ばれただけで嬉しいのか
僕にはあまりわからない
菜:今度、デート行こうや!
〇:僕たち病院出れないじゃん
菜:病院の中ですればええんよ!
〇:病院の中?
菜:そう!コンビニデートとか中庭デートとか!!
果たしてそれはデートと言えるのだろうか
ただのお散歩に過ぎない
〇:菜緒がそれで満足するならいいよ
菜:本当は映画デートとかしたいんやけどなぁ
〇:DVDあればここのテレビでみれるよ?
菜:、、、たしかに!!
〇:気づいてなかったのか
菜:ママに借りてきてもらえばええんや!!
すぐに母親に連絡している
菜:あっ、せっかくやから一緒に写真撮ろ!
〇:いいけど
菜:もっと近づいてや!!
菜緒の顔の真横まで近寄る
彼女の匂いがふわっと香る
菜:はい、チーズ!カシャッ
自分で言うのはおかしいが
画面に映った僕たちは紛れもなくカップルだ
菜:ついでにこれも送っとくで
〇:それ、僕が怒られたりしない?
菜:逆に喜ぶんやないかなー?笑
〇:ちょっと不安だよ
菜:もし怒られても〇〇はうちの彼氏やから!!
〇:、、、ありがと
出会ってから三日目で付き合うことになった僕たち
菜緒の願いを叶えるために付き合ったが
彼女ができて、残りの時間の楽しみが増えたのは言うまでもない
to be continued