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余命宣告されたので付き合うことになりました4

全体公開 2
2023-03-02 22:11:33

こさかな

菜緒と付き合ってから約二週間

菜緒に言われた通り、コンビニデートや中庭デートをしたり

この病室で映画デートだってした

僕らなりに楽しく思い出を作っていたのだが

ある朝、目を覚ますと

〇:、、、

いつもなら菜緒が仕切りのカーテンを開けてくるはずなのだが

今日に限って何もしてこない

シャーッ

やっと菜緒が声をかけに来たかと思いきや

看:おはようございます

菜緒ではなく看護師さんだった

ふと隣のベッドを見るとまだカーテンが閉まっている

〇:菜緒?

菜:なんやー

〇:なんでカーテン閉めてるの?

菜:、、そういう気分なんよ

むりやりカーテンを開けることもできる

ただ、なぜか開けてはいけない気がした

そのまま菜緒と顔を合わせずに朝食を済ませる

テレビを見ているだけの生活がどれほどつまらないか身に染みる

そんな所へ

菜母:〇〇くん、こんにちは

〇:あっ、どうも

菜緒のお母さんがお見舞いに来た

ちなみに菜緒と付き合ったことは報告済みだ

菜母:菜緒ー?

シャーッ

菜:ママ!

やっとカーテンを開けた彼女

菜母:〇〇くんと一緒にいないなんて、珍しいわね

菜:、、、ちょっと眠かったんよ笑

気のせいだろうか

菜緒の顔色が少し悪いように見えるのは

なるべく二人の時間を邪魔しないように

音の出ていないテレビに目を向ける

楽しそうに話している声だけが僕の耳に

一時間ほどたっただろうか

僕はトイレに行くために病室を出た

用を足し、病室に戻ると

菜:グスッ、、うぅ

菜緒が一人で泣いていたのだ

〇:菜緒!?

すぐに駆け寄る

菜:〇〇、、、

〇:どうした!?

菜:、、、怖いよ

〇:怖い?

菜:今日な、朝から具合悪かったんよ

僕の中で全てが繋がった

菜緒は体調が悪いのを悟られないために

朝からカーテンを閉めていたのだ

お母さんの前では元気な自分を演じていたのだろう

菜:うち、もう死ぬんかなぁ、、、

再び涙ぐむ菜緒を優しく抱きしめる

〇:そんなこと言ったらだめだよ

菜:でも、、

〇:でもじゃない、菜緒が死ぬなんて考えたくないんだ

菜:、、、

〇:もっと楽しい思い出いっぱいつくろ?

菜:、、そうやな

菜緒への想いが溢れると同時に

何もしてやれない自分が嫌になる

そんな僕が今できることは

〇:今日は何したい?

少しでも菜緒を元気づけること

菜:ん〜、、お昼寝!

〇:えー、寝るの?

菜:体がだるいんやもん

〇:じゃあ、しょうがないか

菜緒から離れ、自分のベッドに戻ろうとすると

菜:待って!

〇:ん?

菜:一緒に寝よっ///

〇:、、、しょうがないなぁ

弱々しく上目遣いで頼まれると断れない

〇:おじゃましまーす

菜緒の隣に横になる

見た目は僕の枕と全く同じなのに

菜緒の甘い匂いがするだけで

こんなに寝心地のいい枕に感じるとは

菜:もっとくっついてや//

〇:菜緒がこっちに来てよ

菜:、、しゃあないなぁ///

ゆっくり近づいてきた菜緒は

ギュッと僕の腕に抱きつき

菜:、、、おやすみ

そう呟いて目を閉じる

そんな彼女の寝顔は少し微笑んでいるように見えた

to be continued


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