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余命宣告されたので付き合うことになりました5

全体公開 2
2023-03-02 22:12:03

こさかな

〇:、、、だるい

菜緒が感じていた体調不良

ついに僕にもやってきたようだ

今までに感じたことのない倦怠感に襲われる

菜:〇〇〜

〇:なにー?

菜:なんで開けに来てくれないん?

菜緒が開けてくれていたカーテンは僕が開けるようになっていた

だが、今日に限っては

〇:僕も調子悪くなったかも

菜:ほんまに!?

〇:すごいだるい

菜:やっぱりうちらは仲間やな〜

〇:違うよ、カップルだよ

菜:そんなんわかっとんねん//

お互いの顔も見ていないのに朝からイチャイチャしている

看:おはようございまーす

看護師さんがやって来て初めて

シャーッ

〇:おはよ

菜:おはよ〜

顔を合わせることができた

いつものように朝食を食べ終え、

菜:はよ来てぇ

〇:今行く

倦怠感に襲われている僕たちは

一つのベッドに入り、お話をするのが至福の時間

菜:うちな、夢に〇〇でてきてん

〇:どんな夢?

菜:一緒に暮らしてる夢やった

〇:きっと正夢になるよ

菜:天国で暮らすんか?笑

〇:それもありだね笑

冗談を言って笑っているこの時間が永遠に続けばいい

菜:うちらずっと一緒にいような

〇:うん、死ぬまで一緒にいるよ

菜:死ぬ時も一緒がええなぁ

〇:たしかにね

こうして死ぬまで一緒にいることを誓ったのだ

看:菜緒ちゃん、検診の時間だよ

菜:あっ、は〜い

〇:行ってらっしゃい

菜:ちょっと待っとってな

僕は自分のベッドに戻り、菜緒は診察室へ

菜緒がいなくなった病室はとても静かだ

菜緒と相部屋でなければ今頃どうなっていたのだろうか

そう考えるくらい、僕にとって菜緒の存在は大きかった

菜:ただいまぁ

〇:おつかれー

看:じゃあ、次は〇〇くんね

〇:はい

菜:ちゃんとやるんやで

〇:当たり前でしょ

こうして僕の検診が始まったのだが

医:〇〇くん!

〇:なんですか?

やけに興奮気味の先生

医:奇跡が起こったよ!!

〇:奇跡?

医:そう!ドナーが見つかったんだ!!

これが何を意味するか

そう、僕は死なずに済む可能性が出てきたのだ

もちろん嬉しいことだが

だがそれと同時に

菜緒との約束が果たせなくなってしまう

死ぬ時も一緒

ついさっき交わした約束

この約束は僕にはものすごく大きいものだった

〇:少し考えてもいいですか?

医:考えるって、、、ドナーが見つかったんだよ!?

〇:はい、ちょっと時間を下さい

医:まぁ、〇〇くんがそう言うなら、、

この後いつもの検診を終え、病室に戻る

菜:おかえり!

笑顔でそう言った菜緒を見て僕の気持ちは固まった

〇:僕さ、ドナーが見つかった

菜:え!?

菜緒の隣に座るなり、すぐに伝えた

菜:まだ生きられるやん!!

〇:でも、僕は受けたくない

菜:、、なんで?

〇:菜緒と一緒に死ねるなら、、、

バチンっ

乾いた音と共に左頬に衝撃が走った

菜:自分が何言おうとしたかわかっとるんか!!!

菜緒のこんな顔は見たことがない

〇:わかってるよ、菜緒と一緒に死ねるならそれでいい

菜:命を粗末にしたらあかんよ、、

菜緒の目からは涙が流れていた

菜:なんで生きる道を選ばないん?

〇:、、、

菜:うちの分まで生きてよ、、、

そうか

そうだよな

ドナーを断ることが一番菜緒を傷つけることになる

〇:ごめん、間違ってた

〇:僕、ドナー受けるよ

菜:それでええんや

菜緒の優しい微笑み

ずっと菜緒と一緒にいたい

しかし、菜緒のためにも〇〇は生き延びる道を選んだのだった

to be continued


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