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握手会に行ってみたら、推しに一目惚れされました5

全体公開 1 5 1
2023-03-03 11:56:47

ひなちゃん

僕は今、戸惑っている

1つ嬉しいお知らせ

美玖さんからLINEが来た

追加してからお互いにメッセージを送ったりしていなかったが

陽菜ちゃんと会った日の翌日

いきなり連絡が来た

そして嬉しさを戸惑いにまで下げているのが不安

その不安の正体は

メッセージの内容だった

明後日16時、カフェ集合

この文言と共に送られてきたカフェの住所

もちろん既読スルーはできない

了解です!なにかありました?

なんて返してみたが

これ以降、返信が来ることはなく

待ち合わせ場所のカフェに到着した現在に至る

〇:なんだろう、、

呼び出されるということは

僕に何かしらの要件がある

そしてそれはきっと陽菜ちゃんが関係している

思い当たる節があれば

連絡が来たタイミング的にも公園で会ったこと

でも僕は美玖さんに何も言ってない

陽菜ちゃんが美玖さんに言うなんてこと、、、

ありえないと言い切れない

陽:〇〇く〜ん!

推しが僕を呼ぶ声

その方向を見ると手を振っている笑顔の陽菜ちゃんと

もはや睨んでいるレベルの眼光を僕に向ける美玖さん

〇:こ、こんにちは!

陽:2日ぶりだね〜!

〇:こんなにすぐ会えるなんて、、

嬉しさで忘れかけていた

今日は美玖さんに呼び出されたんだ

〇:美玖さん、、

美:なに

〇:怒ってます?

美:うん

怖い怖い怖い

結構本気な目なのがめちゃくちゃ怖い

〇:ごめんなさい!

美:何に対して?

〇:、、、

人を怒らせてしまった時は

とりあえず謝りなさいと教えてくれたおばあちゃん

今だけはおばあちゃんを恨む

謝ったところで許されるとは限らないのだ

陽:待ってよ!金村は陽菜に怒ってたんでしょ!?

美:陽菜にも、怒ってたよ

陽:〇〇くんは悪くないよ!

美:いーや、今回は2人とも悪い

〇:、、やっぱりピクニックの事ですか?

美:うん

〇:なんで知ってるんですか?

美:これ

僕に向けられたスマホの画面

そこには「陽菜」と書かれた相手とのメッセージが写されていた

〇:この写真って、、

美:急に陽菜から送られてきたの

〇:なんで送ったんですか!

陽:えっ!?だって楽しかったんだもん!!

〇:、、、僕もです!

陽:だよね!!

美:バカ2人、止まりなさい

盛り上がりかけた空気を一喝

すぐに冷たい視線が僕を襲う

美:自分がしたことわかってるの?

〇:、、、はい

陽:ピクニック!

美:〇〇はまだ救いようがあるね

陽:陽菜は?

美:もう手遅れ

陽:え〜!!

美玖さんが放つ冷酷なオーラと

それを相殺させるほどの陽菜ちゃんのほんわかオーラ

僕はどんなテンションでいればいいのかわからない

美:もし仮にこの現場を撮られてたら、やばい事になってたよ?

〇:、、たしかに

美:そうなると〇〇が陽菜を追い込んだことになる

〇:、、、

陽:えっ!〇〇くんに追い込まれてる!?

美:ちょっと黙ってて

陽:なんで〜!仲間はずれはだめ〜!

〇:スキャンダルってことですよね、、

美:そういうこと

陽:それは違うよ〜!

美:違わないの

陽:スキャンダルって、付き合ってたらなるんでしょ〜?

美:まあ、、そうだね

陽:〇〇くんとは、まだお友達だから!!

「まだ」

この言葉にこの先の人生が一気に楽しみになった

美:そういうことじゃないんだよね

陽:どういうことなの〜?

美:陽菜はもういいとして、〇〇はわかったでしょ?

〇:わかりました、、

美:これからは公の場で陽菜と会わないこと

陽:〇〇くんと会えないの!?

美:公の場、ではね

〇:それはどういう?

美:人目に付くとこで会わないこと、どうしても会うなら私もその場に居あわせるから

2人きりよりは3人の方が怪しまれない

その考えは否定できない

〇:公の場じゃなかったら2人で会ってもいいんですか?

美:絶対に見つからないところなら、前みたいな楽屋とかね

陽:陽菜の家でもいいかな!?

美:ダメに決まってるでしょ

陽:なんで!人目につかないじゃん!!

美:部屋に入るところ見られたら危ないでしょ

陽:オートロックだから見られないよ!

美:、、、

初めて美玖さんを黙らせた

これはOKの合図なのか?

陽:友達を家に呼んでるのと一緒だもんね〜!

〇:た、たしかに!

美:すぐ調子乗らない

〇:すみません、、

僕にだけ当たり強くないか

陽:あ〜!!

〇:なんですか!?

陽:金村!嫉妬してるんでしょ!

美:嫉妬?

陽:陽菜だけ〇〇くんと遊んで!

美:別に、私〇〇のこと好きじゃないし

陽:そうじゃなくて!一緒に遊びたかったんでしょ!!

美:そうでもないけど

陽:強がらなくていいんだよ〜!

そう言って美玖さんの手を取った陽菜ちゃん

陽:〇〇くんも!金村と仲良くしてね〜!

次は僕の手を掴み

美玖さんの手と僕の手を合わせ

それを陽菜ちゃんの両手が包み込む

僕は今

河田陽菜ちゃんと金村美玖ちゃんと

同時に握手してるようなものだ

幸せ以外の何物でもない

美:これだと、陽菜より私の方が〇〇と仲良くなっちゃうかもよ?

陽:えっ!!それはだめっ!!

美:単純なんだから、、

美玖さんの手が離され

今度は陽菜ちゃんにだけ包まれている

小さくて温かい手

僕はこの温もりを一生忘れない

心にそう誓った

美:じゃ、今後は気をつけてね

〇:はい、お騒がせしました

陽:〇〇くん!今度家に来てね〜!

〇:いいんですか!?

陽:うん!またLINEするからね〜!

美:あんまり会いすぎないようにね

〇:はいっ!

呆れた表情の美玖さんと

天使の笑顔の陽菜ちゃん

2人に向けて発した返事は

今日一の声だったと思う

to be continued


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美玖ちゃんや〇〇は大丈夫だろうけど
陽菜ちゃんは心配やわ
2024-07-29 21:21:09

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